Dec 2001

back


Dec 1

(16:24) まあそういうことですね。

夕方である。つまりそれは茶色くはないということでもない。

なんつーか電話がいまだにビカビカいってますが、まわりの 景色もとくに気にするほどのことでもなきですね。

自分でいってて意味不明。


Dec 2

(15:27) うだうだいってんなら勉強しろってことだよ。

2、3日ヒゲをそらないとすぐにルンペンのような顔 (と言えば言えるようの) 顔になる。まったく困ったものだ。そうでなくても このごろ人生敗北的な顔で歩いていることが…というか、単に 「人生敗北的」って表現が好きなだけですね。つまり、whois, luser! lamer! (山形浩生がこれを「ドキュソ」と訳しててワラッタ) 負け犬! ってことです。な!

(16:19) 教はあまりにもだらけているので、自分自信を罰することにした。 まず時計を上下逆向きに追いて、まだ5字前なのにもう夜の11時であるかのように おもあwせる。そして、漢字変換のまちがいを直してはいけない。 ついでに、書くこと忘れた。とかこんなこと文章のも残しておかなければ いけない。バックスペースbackspaceキーを使ってはいけないことにする。いた。した。 おk ことにした。ことにした。ことに。 おれは。おれは自分自身をばすすることにした(もうなんにがなんだかわからないな こりゃり)。

それからヒゲのはえたアゴを自分の手の甲にこすりぐつけて ぐりぐりこする。これ、メチャイタいよ、マジで、ほとにんに。 地が出るのかと思うくらいだ。それから… とにかく時計を見る。いや、。見よう。うわ! もう11時だよ! おおコワイコワイコワ…。そして目をとじる。ひらく。 ゆuyuわ! もう11時じゃ前じゃん! こわなんでだろ、こわいこおわいいい。 こ。

おうもjyやらだ、もうやらだもうやだbackspacejKキーを た使わせてくれたのむから使わせて

くれ…。。。

そしてこれを保存し残す。こと

終了。


Dec 4

(01:08) ふだんはこういうページに自分の内面的なことをズバリ書くことは めったにないのだが、今日はめずらしくそういう気分になったので書いておく。 もしかするとこれは何かの転換期かもしれないからだ。 我ながらえらく幼稚なことを書くので覚悟すること (自分がね、あとで公開したときに)。

ひとことで言えば「オレはほんとに学者になるべきか?」という 迷いが生じてきた。つまり、オレはほんとに米国で (なんとかして) cs の Ph.D. を取って、そのまま研究者としてどこかに就職すべきなのかどうか、 ということ。

資格はないよりあったほうがいいし、Ph.D. を持っていれば この先選択の幅が広がるというのもわかる。でも、 それを取るには最低でもあと 3年はかかる。ヘマをすると もっとかかるかもしれない。そしてそれがほんとうに必要なのか、 いまいち自信がなくなってきた。

現在の研究環境それ自体は非常にいいと思う。 まわりの人はみんな親切だし、熱心でもある。 少なくとも東工大でやる気のない学生に 腹をたてていたときよりはましだと感じる。 けれども何か寂しい。

これはべつに英語力がなくて友達できないせいとか、 毎日ひとりで作業してるからとかそういう問題ではない。 ようするに、自分の進むべき方向に自信がもてなく なってきたのだ。まあたとえば何年かあとに どこかの研究所か大学で働いている新山を想像してみてよ。 その男ははたして楽しそうか? いや、あまり楽しそうじゃないな。おまえ何やってんの? なんつーか、静かで落ちついてはいるかもしれないが、 イキイキとはしてないように思える。 最近そんな気がしてきた。性格変わったのかもしれない。

そもそもオレが過去にイキイキしていたのは ネットワーク配線をしていたときとか、 たいして意味もないプログラムを異常に凝って作っていたときとか、 そういうときだったような気がする。しかしそれは研究者の本業ではない。 でも本業として研究者をやるからには、 ただ事務的に研究するのではダメで、本当に打ち込めることを やらなくては世間様に申し訳ない…でしょう?

前は、本当にやりたいテーマがあった (いや、いまもあるのだが)。 しかし現在のところをそれをやるわけにはいかない。 そういうテーマを生涯にわたって追及することは可能だろうか? そんなSF映画に出てくるキチガイ研究者のような人間は実際にはこの世にいない。 ここは現実の世界であって、まあ Raymond のおふくろ風に言えば 「あんた、うちらは Fairyland に住んでるんじゃないのよ」 というわけ。そして、いまアプライしようとしているところは この将来的な自分のビジョンとはズレている。 これが現実的な解なのだが、このまま進むと自分の将来は どうしても事務的な研究者になってしまうような気がするのだ。

いや、時間があればべつに多少は回り道してもいいんだろうけど… というか、正直歳を食ってつかれてきたのだと思う。 ようするに 2日に書いた人生敗北的、とはこのことだ。 あるいは焦っているか。けれども自分に何かを課す必要があるとすれば、 それは「やりたいことをやる」ということだ。そして 何がやりたいかをはっきりさせないうちは、余計なことを やってはいけないのかもしれない (時間に余裕があるときは別として)。 あるいは今何もやりたいことがなければ、無理して何かを 始める必要はない。自分がやりたくなるまで待てばいい。 つまり、そういうこと。

我ながらモラトリアムから抜けだせていないと思う。 あるいは疲れてるのか、Ph.D のアプライでプレッシャーが かかりすぎているのか、あとこっちでは景色を見てもあまり落ちつかないし、 ちょっと鬱気味なのかな、とも思う。いろいろ。 ただ単に我慢が足りないだけなのかもしれない (が、ここで我慢すると何が 得られるというのか?)。あるいは挫折しているのか。 でも朝になればまた変わるかもしれないし。 しかしまあ、とにかくこれは残しておくことにしよう。


Dec 4

(10:22) 昨日は考えごとをしていてあまりよく寝つけず。きょうも 相変わらず朝からなんかフサギコみがち。本格的な鬱状態なのかしらん。 しかしただの落ち込みと鬱は違うんじゃないかと思うけど、 それとも疲れてるだけなのか、わからん。しかし問題はどのみち 決定にかけられる時間はあまりなくて…いやこの前提がそもそもおかしい。 とにかく我ながら甘えたこといってんなあ、と思う。 おまえ、ここへ来といて何いってんだよ? まあいいや。時々は躁状態のようなものになる。やるだけやるよ。 お、思考が混乱してきたぞおもしれえおもしれえ、こうでなくっちゃな。 ジギャク的。

そういえば昨日ひとつ書きわすれていた理由があった。 しかしこれは今日は書かない。ボ サ ボ サ

あれえ、なんか接続切れてるよ。

(15:15) 大学へ来たら新しいサーバが届いたところだった。 RedHat 7.2 を入れていろいろ設定してたら気分が軽くなってきて (変態だこりゃあ) きのう考えたことはどーでもよくなる。 まあこんなもんだ。 人間ヒマになると悪いことを考え出すので、とにかく今のところは 何かに忙しくかまけていられればそれでいいのだと思う。 しかしまだ結論は出たわけではない。出るかどうかもわからないけど。 そもそも出すべきなのか。

(16:09) すーばらしい (自分に酔っている)。 きょう、また湯沸かし機の給水が切れててチクショウと 思ったのだが、すばらしいアイデアをはっけんした。 こういう場合はふつう自分でお湯をわかすしかないのだが、 ちかくにあったコーメー (コーヒーメーカ) のポットをつかって 水道水を入れ、湯沸かし機の上からジャバジャバとそそぎ込むのだ。 これで水は水道水でマズイんだけどすぐにお湯がわく。 なんとゆー ingenious な発明! …というか今んとこ躁なだけだな、きっと。 でもかんがえてみたらこれって誰かが砒素を入れようと思えば入れ放題な 環境にあるな。こわー。カレー入れたらばれるけど。 いつの話?

(17:20) あーまた弱気になってきたっ。いかんいかん…。 というか、毎日の楽しみが(研究以外に)全然ないってのも これまたモンダイなんだと思う。なんかね。

とゆうかbashといえばふつう2だろ。いまどきbash1を標準にするなRedHat!!


Dec 5

(12:21) しっかしなんでこうもドタンバになるまで放っておく性格なんだろうね いつもいつもおれは。おれというやつは。


Dec 7

(17:53) 弱音を吐くのにも疲れたので今日は1日活発な日…にしたい。 もう夕方だがまだまだやることはたくさんあるぞう。

本音。きのうのGREはひどい結果だった。ただ、それだけ。 家に帰ってベッドにつっぷしもう死にたいとかは言わなかったが、 とりあえずダメだとわかったら急に元気が出てきた。つくづく プレッシャーには弱いらしい。また明日もダメなんかいな。


Dec 8

(16:22) 今日は GRE の Subject Test で、朝 6:30 に起きなければならなかった。 結果はまあまあだったんだけどとにかく行くまでがやったら大変だった。 まず、今日にかぎって PATH が遅れに遅れる。7:30 ごろ 家を出たのだが、駅のホームで電車がくるのに20分以上待たされた (寒いのに…)。 やっと電車がきたと思ったらそいつは Hoboken 経由 33rd 行きで、 なんかトラブルがあったらしいが、なんでなんだよー。 そしたらやがてその電車は Newport を過ぎたあたりで 「この列車は Hoboken から先には行けない、乗り換えてくれ」と アナウンスされ、乗客がいっせいに "sxxt!"。結局 Hoboken で またも乗り換えで待たされる。結局、大学についたのは8:30。 受験票に記されていた集合時刻は 8:30。ところが受験票には NYU の 「Main Building」で開催されると書かれているのだが、 その Main Building とやらがドコにあるのかわからん。 わたくし、これでもここに通勤している身なのですが。すったもんだして ようやく Main Building が判明したが (実はさっき通ってきたところだった)、 GRE をやるなんてどこにも書いてない。 前の試験でもそうだったが、こっちでは日本みたいに立て看を 出してくれたりしないのである。とにかく指定された部屋に行け と言われるが、途中にも貼り紙とか全然なし。で、部屋に着いたときには 8:45で、テストは 8:40にすでに始まっていた -- ガーソ。 でも「電車が遅れた」といったら入れてもらえる。「それでも受けるのか?」 と言われたが、試験は3時間近くもあるし、ちょっとぐらいの遅れは 気にしない。しかしマークシートに氏名住所やらを記入していたら、 けっこう時間を食ってあせった。さて試験も残り 1時間を切るころに なったら、今度はションベンにいきたくて仕方がない。長帳場になると わかっていたから今朝は水分制限してきたのになー。しかしこの場合は むしろ変態なことに頭の回転が速くなり、わりあい余裕をもって 終わらせることができた (もちろん全問完答はできてないんだけど、 このテストは「間違ったら減点」方式なので、わからん問題は 無理に手をつけないほうがましなのだ)。終わったらさっそくトイレに直行。 けどさー、こっちの大学てみんなこうなのかね、とにかく机が 狭かった。イスと机がくっついているタイプ (日本ではみかけない) なのだが、 机の面積なんか 30cm×30cmぐらいしかないんだぜ。しかも 前じゃなくて右の脇にとりつけられているからどうしても身体を ねじる必要がある。足を組んで使用するように設計されているわけだが、 まあいいけどね。

ところで今ふと、中学のときに「トイレのW.C.とは ウォーター(water)とカタマリ(catamari)のことではないか?」などと 議論していたことを思い出したが、結局のところこの略語の意味は 今もって謎のままであった。Googleで検索してみたら こんなサイト がみつかった。 意味は water closet なんだって。ふーん。でもこれって、 知ってしまった瞬間に どうでもよくなる問題のひとつですね。。。

(22:40) ホラあれだよほらあの…なんつったっけかなー、ほら、あいつ! なんたっけ…あの、あのやつだよ、あれ、あれ! あいつ! やつが言っていたのだったか、大切なのはそういうことではなく、 むしろ、そういうことだと。誰もがそっち方面に うどんのつゆを残しているわけではないと、しかも、その、 椎茸、椎茸。ところでオクラとイクラは似てるよね?? つうことはオクラもロシア語起源かな??

(23:06)

新山の文章の味というのは、いつもながらこの何かネジが 2、3本外れたか締めすぎたかそもそもネジなんか必要ないか というような分裂気味の多少は 文脈不明の日本語以外の部分なんだが、そのよさを理解してくれる人は 少ないようだ (っつうか自分でもそんなものは理解できないが)。

というところで T O D O L I S T :

ということのようであります。ということのよう。 これっていつも違和感を感じる言いまわしなんだけど。 長野も東京もこっから見たらたいした距離じゃないわなあ。 (←いや、じゅうぶんに分裂済で)

(0:34) いつもいつもpackとunpackの使い方を忘れてマニュアルを引くので もうここに書いておく。 Perlでバイト列を16進文字列にエンコードするときは unpack("H12","hoghog") で、逆に16進文字列をバイト列に変換するときは pack("H12","fba2a3cb8299") だ。ふつうのエンディアンでは。


Dec 9

(10:37) おはよ。

ところで人は自分の経験の中で、夢で見た部分と 現実の部分をどのように分けているということに興味がある。 自分の経験からいうと、どうも「パターンマッチング」を やっているみたいだ。つまり、まず目覚める。そして きのうの夜寝た時点での状況を思い出し、「それ以降いま以前」に 経験したことがすべて夢である、と結論するわけだ。 パターンマッチというかユニフィケーションというか。 だいたい夢の中での出来事はほとんどいやな事ばかりなので、 起きた直後 (1分ぐらい) はいつもかなり混乱しつつも落ちこんでいる ことが多い。まあほかにも夢の内容が論理的にオカシイので 「こんなことあるわけない」と結論することもあるのだが。 しかしこのイベントとのマッチングがいちばん強力な方法だわな。 こういう方法はどこで体得するのだろう。ガキのころだろうか? そうすると小さい子供がよく夜泣きをするのは、そういうことが わかっていないからだろうか。でもそもそも赤ガキのころ (記憶のない 2歳以前) って夢なんか見るんだろうか? そのあたりはまだ世界についてのモデルが頭の中で 確立していないから、夢を見るとしても何を見るのだろう。 かなり異常なものが見えるのかな。まあそれなら夜中に泣きだしても 不思議じゃないわなあ。

(12:18) 何をネボケていたのか、 せっかく翻訳し終わったファイルを mv で上書きして消しちまった。 あああああああう。mousinitai.

(19:04) いま出願のために curriculum vitae を書いているのだが、 こうしてみるとなんか自分がスゴい人物のように見えてくるからふしぎだ。 なんつーか、いいのかしらん?

(21:34) さっき晩メシにスパゲッティをゆでていたら Ryan がやってきて「おー? おまえパスタ茹でてんのか、イェーイ!」 と意味もなく喜ぶ。まったく陽気なヤツだ。 「そうだよ、しかもソースはこないだあんたがすすめていた Prego (トマトソースの名前) だ!」とおれ。その後、かれは Owen と 2人で リビングでなにやら話しはじめた。新山のもっとも苦手とする話題だ。 「女っつうのはときどきわかんねえもんだなあ」と Ryan。 2人とももうこの手の話は前から何度もしているらしく、 略語や前提が多くて話のほとんどはついて行けない。 オレは机の端 (といっても丸テーブルだから端もどこもない) に 座ってときどき相づちをうつが、ほとんどは黙っている。 Owen はこういう話になるとちゃんと饒舌になるから大したもんだ、 つうかオモロイ。そしてオレはネムタゲナ顔。 何といいますか、喋れば楽になることってあるんだろうけど、 でもオレはまったくそういうことについて喋ったことは ないなあ。いつそうなるのだか。あーあ。

(00:39) いま急に、そういえば東工大の本館脇に置いた自転車をアノ人はちゃんと 持って帰ったのだろうか、ということが気になったがどうでもいいな。 さてもうネルヨ


Dec 10

(11:32) ゆうべからずっと大貫妙子の 「タイムトラベルは楽し♪ メトロポリタン美術館 (ミュージアム)」 という曲が頭にこびりついて離れないのだが。

(16:07) しかしなんだね…日本にいたときには全然意識しなかったが、 こっちへくるとやっぱ黄色人種ってのはほんとに「キイロいな」 と思うね…ほかとくらべると…

(00:05) 今日は出願書類を書いていたら夜までかかった。まったく、 こんなことでは先が思いやられる。つうかまだあと1か所、今週中に 送らなきゃいけないしー。なんでこんなに文章書くのが遅いんだろ。 翻訳は全然進んでない。ごめんなさい。


Dec 11

(18:51)

$ sync
$ sync
$ sync

(01:01:02 惜しい) きのうあたりからクリスマスの飾りつけが爆発的に 増えだした。大学の 7階あたりにもなんかモミの木で造った メガネをかけたイヌの置き物 (?) とかなんかキラキラした装飾がつけられたし (Lodus がつけたのだろうか?)、village あたりの 道はもうすごいのである。いたるところモミの木のわっかと赤いリボン。 それに松 (あれはたぶん松だろう) でできた綱飾りみたいなやつ。 あれは Hanukaah かそれとも Christmas か? 加えて (今年は) 国旗。 木はいたるところ電球がびっしり飾られているし、 Journal Sq. 駅の前も噴水からなにからぜんぶ電球だらけで ちょっとした雰囲気になっている。加えて、さらにおそろしいことには PATH のトンネルの中にも電飾が!! 下り線 (と呼ぶのか、とにかく NJ 方面行き) の Newport の 手前あたりでは、トンネル内にしっかりと派手なクリスマスツリーが 飾られ、その横には国旗 (ついにこれも電飾化された) と、 その下には "GOD BLESS OUR W.T.C. FAMIRY" も文字がサンゼンと 輝いている。まあトンネル内の作業員もクリスマスは欲しいのだろうが、 いきなりあれに出くわすて結構ビビるよ。

ところで今日ビックリしたことはもっと他にあるのだ。 春山さんいつのまに こんなものを… いやそれにしても今回の翻訳といいコレといい、 世の中せまいなよあ、なんか。ワハハハ、こうでなくっちゃ (ひとり意味不明独演)

つうか翻訳しろよ新山。さっさと。 どうでもいいけど実験のスクリプトがノロイので、明日までに結果でるのかなあ…


Dec 13

(15:49) うおおーまだ終わんねえ。いや昨日から走らせている実験スクリプトがね、 まだ終わんないの。いったいいつになるのやら。 とりあえず目算では 20時間ちょいで出るはずなのだが、 途中でやたら時間がかかっているものもある。うーん1個やるのに 10分ぐらいかかることもあるようだな。データは全部で 300個弱あるのだ。 まあいい。

ところできのうはまた火災報知器の誤動作でビルを 追んだされた。まったくもう、これで何回目? Adam によると「試験期間でパニックになった学生が報知器を鳴らすにちがいない」 とのことだが、そんなばかな。前もなんか深夜にいきなり鳴りだして エレベーターも使えないので階段で降りていったら、 報知器の不協和音がひとけのないビル全体にこだましてひどく 恐かった。そしてロビーに降りるとヒゲのおっさんが ひとりで監視パネルをのぞきこんでおり、ケロリとした顔で "no fire?" などと言っていたのだ。ただし今回は 消防車が来て人間は全員外に強制退避させられた。 結果は何もなし。あーもう。昼時だったのでついでに 追いだされているあいだにメシでも食ってこよ、と思って ちかくの韓国レストランへ行きラーメンを注文したのだが、 これがもうこれがもう辛いラーメンにキムチがついていて ものすごくカライ。 しかも水がなかったので (まあ実はあったらしいのだが) ガマンして食っていたら口の中はおそろしい状態になり、 寒気するほど汗が流れ、涙まで出てきた。唇はひりひりするし。 もうね、アホかと。でも意地があるのでおつゆまで全部飲むよ。 その後、すがすがしい気分で退散。 そして大学に帰って水をガブ飲んだ。そして ミーティングが終わるころまではよかったのだが… このあと、大惨事。トイレで悶絶。 しかも今日のはよほどすごかったらしく、何度もきた。 知ってのとおり新山の口というか頭はカラいものが好きなのだが、 新山の胃は大の苦手らしいので、 今日はもろに拒絶反応を起こされたらしい。それでも凝りてないっつーのは、 やっぱ、マゾかしらね。


Dec 14

寝坊したので自分を×するためにマックへ…行こうと思ったが やっぱやめた。ようやくもういっこ出願完了 (やっつけ的だけど)。 今日はあまりまともな仕事してないな。ところで 「ごわす」という接尾辞は「〜でごわす」という風にしか 使わないように見える。だからなんだ? 以下略。

ちなみに、 きのうの夜にもまた警報機が鳴って追い出されたのでそのまま帰ってきた。 いいかげんになんとかしてくれ・・…・。


Dec 15

(09:40) おはyo.

ところできのうはまたおかしな夢を見た。 我ながら感心する。こっちへ来てからやけに夢を見る回数が 多くなっているようだ。東京のときはそんなに見なかったのに、なぜだろう。 まず、どこかの道 (構造は新山の地元に似ているがすこしデフォルメされている、 あれはたぶん大門町あたりだよ) で中学だか高校のときの同級生を見かけたのだが、 なぜかおれはそのまま見ないフリをして 墓地のようなところに入っていった (なぜ上の松川駅のあたりに 墓地があるんだろう?)。 すると「犬が出てきますから注意してください」という木でできた やけに横長の古い立て看板があって、しばらくすると 横のブロック塀の中から茶色の犬が飛び出てきてしきりにほえた。 しかしそいつには鎖がついているのでまもなくそいつは帰っていき、 そのあとオレは草むらに入ったら虫に喰われた。 そして家の近くに戻ってきて (道はループしているのだ)、 踏切があったところまでは覚えている。そのあとなんだかわからない 過程があって、いつのまにかおれはお寺の参道のようなところで (どこだかわからない)、階段の途中にいて、そこでも 喋っている知り合いを見たのだが相手は誰か知らない人間で、 ほんとはもっとまともな奴のはずなのに、そのときは ひどくバカっぽい喋り方をしていてがっかりした。そのあとそいつらは ジャリの敷きつめられた中庭(のようなところ)に降りていき なにか横断幕のようなものを広げて写真撮影をしていた、ような気がする。 なんとなく筋がとおるような通らないようなストーリーだな…。

で、それで1回は目がさめたのだが、またふたたび寝入ったらしく 2回目に見た夢はさらにブっとんでいた。いわゆる映画風の夢。 自分の視点はカメラで (けれどもときどき登場人物自身と入れ変わる)、 状況に応じてBGMが鳴るし、ナレーションも入る (しかし今回は 英語の早口ナレーションでよく意味わからんかった)。おかしなことに 最初はアメリカのよくあるドタバタアニメ調で、 そのあと急にシリアスな実写版の夢に切りかわった。 ストーリーは相変わらず意味不明。どっかの孤島の巨大な宮殿に 閉じこめられていたお姫様だかブチきれて宮殿を破壊し (ドタバタアニメなのでめちゃ怪力なのです)、外に出てくるのだが 外にはながーーーい階段があってそれを走っているうちに宮殿も 崩壊してきて海に落ちてしまい、あやしい船に救われるという話。 どこかで見たような話だよなー。そしたら場面は一転して実写版になり、 そいつは実在するアニメキャラということで (アホなことになぜかこの部分だけアニメが保存されている) どこかの研究所のようなところに隔離されるのだ。 そこではアニメキャラの他に SFX怪物みたいなのも飼っており、 そいつに近づくときは自動的に BGM が怖いのに変わるという凝った 世界になっている。そんで、そいつらのエサやり係か治療係のような やつが出てきて、エレベータ (被験体はその特性ごとに別々の階で 飼われているらしい) に載るとなんか動きが微妙にいつもと 違っていて、そいつはこの建物が乗っとられているのではないか? と推測する (なんだそんなの NYU のエレベータじゃいつものことだよ)。 すると情勢はにわかに金箔したものになり、なんか登場人物が いろいろ出てきてしゃべるのだが、ときどき自分の視点が そいつらのどれかにシフトしたりする。ときどき新山が独り言をいうと 口から出ているのは女の声だったりして、わけがわからん。 しかもそういうときは口調まで変わっているし。 それにしてもこういう夢を無意識のうちに見ているオレって 一体なにもんなんでしょう。オレの脳の中では自動台詞変換モジュールとか BGM選曲モジュールでもあるのかな? こんなことにエネルギーを費やすならもうちょい 昼間眠くならないようにぐっすり寝れよ、と思うのだが。

しかしこのように複雑な夢を見た (と記憶している) ことには もうひとつの考えられる原因がある。夢の記憶はあいまいなものが多いので、 もしかするとオレは起きてから夢の筋が通るように自分で都合よく 記憶を改変しているのかもしれない。でもこれも無意識にやっているのだと すると、やっぱりおれかなり変。

それにしてもあの不気味な海の色は、Windows のデフォルト背景色を もっと暗くするとあんなかんじだよ。

(もちろん他人に理解されることを想定していませんから、この文章)

(11:53) やべー もうネミーヨ。


Dec 16

(10:49) きのうはコートを買うために午後になって出かけた。 よせばいいのに 33rd で降りてみる。 そこはクリスマス商戦まっただ中のマンハッタンであった。 とりあえず話のタネにMACY'Sへ 行ってみると、そのまわりはまともに歩けないほどの混雑。 ここは例年クリスマスシーズンになると、ショーウインドウにからくり 人形みたいなのを出してくるので、その回りにも大量の人だかりが できていた。救世軍が入口の横でトランペットで「きよしこの夜」を 吹いていた。いざ中に入ってみても混雑度は同じ。 いったいこりゃどうなってんの。1階はフロア全体がクリスマス的ド派手な 装飾になっており、人でごった返している。 あわてて地下に逃げるがそこも大して変わらない。 トイレに行こうと思ったら、長い行列ができていた。 基本的に新山は服飾には興味ないヒトなので、 まあ見て回るには地下フロア (雑貨類) がいちばんおもしろいかなーと 思ったんだけど、それにしてもなんでこんなに広いのか。端から端まで 歩くのに (混んでるので) 10分ぐらいかかる。 しかもなにぶんこのデパートは古いので、フロアの 設計があまり効率的じゃないのだ。たとえば日本の池袋東武などと 比べるとはるかにややこしい。エレベーターはどでかいフロアの真中に 何台も位置していて、そこにエスカレータも併設されていたりするが、 そのエスカレータでは行けない階 (1.5階) があったりして、 売り場もなんか配置に規則性がない。それでも 1時間ぐらい見て回っていると だいたい構造はつかめてきたが、もうヘトヘト。MENSのフロアは おもに3階なのだが、基本的に高級品が多いので買う気は起きない。 とりあえずカシミヤ使用 $700 とかいうコートをさわって 「へー、へー!」といっただけで出てくる。もうこの時点でかなりグロッキー。

それでもがんばってあちこち 34th 周辺を歩き、結局 MACY'S を出た道の向かいにある OLD NAVY に入った。 まあここはユニクロみたいなもんだと思う。 中はこれまた人でごった返しており、地下のバーゲンフロアでは いわゆる“バーゲンおばさん”達が争奪戦をくりひろげていた。 つーか、客の品物の扱いが日本よりもぞんざいですごい。 さんざ悩んだあげく、安いダウンジャケットを買う。$42。 でもサイズが最低でも XLARGE しかなかったので、 あとで着てみたらちょっと大きすぎたということに気づく。 まあいいか。

その後、ちょっと大学に寄ってから、そのあと帰って自炊。 メシはこの前 SUNRISE MART で買ったジャポニカ米 (でもカリフォルニア産) だったので非常に幸せである。 やっぱ白米にするならこのコメじゃないとね! ついでにおかずは豆腐と長ねぎのみそ汁にシャケを焼いたものと 目玉焼。久々に素朴な日本の夕食でありました。 食ったら即、やる気がなくなったので寝る。 翻訳は進まず。夢も見ずにぐっすりと。

(23:11) ひどく不愉快なことに疲れてきた。 よく「おれってなんで人間に生まれたんだ メシも食わず睡眠もとらないで生きていければ便利なのに」と 思うことがある。そんなことはないって? 第一それは人間の活動のなかでもっとも幸せな瞬間 (= メシ食うことと寝るとこ) をスポイルしていることに なるではないか! という反論。ああ、そうだよ、それはやりすぎだ。 というか、考えすぎだ。しかし自分の態度をどのようにするべきか 正直なところ今は決めかねている。

これは何やら脅迫観念めいたものが存在しているからだろうか。 いや、つくづく思うのだが、えーと、いまここまで書いて、 トイレ行っている間に書くこと忘れました。以下略。

こっちへ来てからオレは性格変わったろうか。 まだわからない。でもまあ…なんつうか、いや… (やっぱり口をつぐんだほうがよいような表情をしだす)、 やめとく。


Dec 17

(11:50) AT&T の Long Distance Call の CM はいいよね。

(17:03) えーーっ!? ケッコン式だってええ? しかも明日!


Dec 18

今朝は Owen の「ウギャーーア」という悲鳴で目が覚める。 ネズミがでたらしい。目をこすりながら行ってみると、 なるほど、たしかにねずみだ。リビングの絨毯の上で死んでいる。 しかも彼はそいつをフンズけてしまったのだという。あーあ。 まあ数日前にも同じアパートの住人が「あんたたちの部屋、 ネズミいない?」と聞いてきたのでなんとなく覚悟は していたが、やっぱ実際にみるとこういう奴が食器棚とかに 入られたらやだね、オレは。病気とか持ってんじゃないだろうか? これならゴキブリのほうがいいな (いや訂正、どっちもどっちだ)。

午前中はあっさり時間が経過し、午後は ケッコン式に出席する。日本から 1枚だけ持ってきた (唯一フォーマルな) シャツとネクタイ。でも足が スニーカーなので全然カッコついてないけど。 おまけにズボンはこないだボタンがとれたやつを ベルトでごまかしつつだった。いやーそれにしてもすごいね。 これがアメリカンな方式なのかとやけに感心してしまう 新山であった。行きはタクシーだったが、 帰りは歩いて来る。それだけ。

(21:17) RoboCup の授業を見た。 ああいう先生が来て授業してくれるというのはうらやましい。 学生もなかなか活発でよろしい。 でも日本であれやったら、やっぱダメだろうなー、と思う。 あんなふうにさわやかな雰囲気にはならんだろうよ。 たとえば東工大でやったらどうなるか。だいたい想像はつくわな。


Dec 19

(12:07) なんか badlands のサーバがおかしいぞうー。 いつのまに ssh2 になったんだコノヤロウ、 入れねえじゃねえか!

(15:44) 米国に来て驚くのは、New York TimesFedEx、そして CitiBank Online などといった サイトのすごさである。 NYTimes は読む記事をカスタマイズできるし (他のニュースサイトも これは多くやってる)、FedEx に至っては 発送票の印刷をしてくれるし (こいつを専用FedEx封筒に入れてポストに投げるだけ)、 自分の住所にいちばん近いポストの選択までしてくれる。 タワーレコードbn なんかの店舗さがしも 住所を入力すれば行き方を絵に描いておしえてくれたりするし。 しかも大事なのはこれらが unix上の netscape でも動く ということなのだ。もちろん日本にいたときもこうしたサイトは見れたのだが、 利用はしなかった。…それに比べて日本のサイト、たとえば 東京三菱ダイレクト の 使いにくさはなんだ? しょっちゅう落ちてるし。 おまえらやる気あんのかと言いたい。 この差はどこからくるのか?

(20:29) つーか、そろそろ床屋だろ。 また今日もいきそびれた気配。


Dec 20

(13:52) 今日は冬らしい天気だ。風がつよいし、雲も冬っぽい、 湿気をふくんだ灰色で綿状の雲が多い。さっき 8st. を歩いていたら ビル風がすごくてフキとばされそうになった。 このあいだ来たシャツとセーターをクリーニングに出す。

ところで米国の通常郵便は United States Postal Service なんだが、これって完全に民営化された企業なのだろうか? ま、それはいいとして、このサイトもそれなりによくできている。 日本の ゆうびんホームページ と比べると、その差は歴然。なんでかなあ。 日本人のほうがインターフェイスの設計は得意そうに思えるんだけど。

(14:59) 限界に挑戦!!

(15:26) 新山のプログラミングでは、大抵の場合、 過度の一般化をしようとしてドツボ という失敗が 非常によくおこる。 これはなんとかしなければいけない。 ちょっとした定数が可変になっているくらいならまだいいが、 プロトコルの部分を派手に抽象化しようとして時間がかかっている 場合が多い。けれども一般に、どの部分を抽象化して、どの部分は おざなりの ad hoc なやりかたでいいのかという感覚を 身につけるのはむずかしい。 天然の直感とでもいうべきものかもしれない。

さて実験結果がまあ出たのでそろそろ論文にとりかかることに。

(17:44) このあいだ買ってもらった $15 のキーボードには、 いわゆる「いんたーねっときー」がついている。 こいつは X でもちゃんと反応するのだが、 なんかキーコードがえらくへんてこだなあ。 まあいいけど。とにかくこいつに何らかのシンボルを わりあて、ウインドウマネージャを設定すれば 実際にブラウザを立ちあげさせたりすることもできるわけだ… まあここでは誰も必要としていないが。ところでこの Scroll Lock キーとか Pause/Break キーてのは いまどき一体何に使うんだろね?

(22:55) 床屋へいってきた。 今日もまたこないだと同じところで、あいかわらずえらく適当で $12 だった。 しかも今日はめちゃくちゃカミノケが沢山シャツの後から侵入し、 帰りはもうカユくて仕方がなかった…。 夕食はもうめんどうくさいので駅前でピザを買って、 あとキャンベル・スープですます。


Dec 21

(10:01) 今朝はいきなりパソコンの電源を入れようとしたら静電気バチ。 乾燥してるからね。いやはや

まあまともに動いているみたいなので気にしないことにする。

(18:50) ところでいま石川セリの曲を聴いたらいきなり Crossfire のことを思い出した。この変態的なつながりはなぜかというと、 むかしこれを聴いているときになぜか同時に Crossfire にはまっていたのだ (もう 3年も前かあ)。両者はぜんぜん関係ないのだが、 なんとなくこの Scorn の街や、アヤしい(やる気ない) デザインのドット絵や、サーバがバグってて某T氏と一緒にデバッグしながら やってもときどき落ちて全世界が初期化されたりとか、そういう 記憶が音や匂いなどの外的な刺激によってまざまざと呼びさまされる。 ついにバージョン 1.0 になったのねえ。 Crossfire といえば思い出すのは某T氏は元気でやってるのか。 んで、これをチェックしたみたらなんと ftp.cs.titech.ac.jp ってまだ Secondery FTP サイトをやってる。これって誰か管理しているのだろうか。 バージョン古いんだけど…

と考えていたらなんか哀しくなってきたので書く。 ftp.cs も、むかしは学生の管理による良き伝統があった (などと若僧のオレが書くのはおこがましい) ものだが、 今は誰もほとんど管理しなくなって、衰退してる。 管理者会議もまったく活気がなかったし、学生は Windows しか 使わなくなってきてるし。落ちぶれたものよのう。 かんがえてみればオレは koudai.cs による一元管理の 最後の時代を経験したわけだ。どっかの研究室の管理者が yp を おかしくして全学科ログインできず、なんてのも今となっては 昔の話。でも現状の cims.nyu の管理はそれに近いと思うんだよね。 管理しているのは学生じゃないからちがうけど。

(21:04) ところでラウンジに置いてある duck はなんだアレ?


Dec 22

(18:33) けょうはまた寝坊して頭痛して夕方治るといういつものパターンじゃ。


Dec 23

(01:42) とにかくアイデアだけは沢山あって困る。 「こういうソフトを作ったら絶対オモロイ! 売れるかどうかはともかくとして (たぶんぜんぜん売れない)、 とにかく作ったら絶対オモロイ!」というアイデアが沢山ある。 けれどもそのどれもがほとんど実現させる時間がない。 おまけに、そのどれもが (あまりにも茫漠としすぎてて) 新山以外にはとっても実現不可能だと思われるので、人に言って 理解してもらうわけにもいかない。あくまで、自分が作らねばだめなのだ。 いくつかは、やりだしてるけど、それでも他にやることが 沢山ありすぎる。もともと新山がオープンソースに興味を もつのは、あくまで単純に実用主義的に「ものを作る」ためであって、 自由がどうとか民主主義がどうとかセキュリティがどうとかいう 話はあまり興味がない (付随的にしか)。 コンピュータのセキュリティといえば、正直な話、 周囲からはそういうことが好きそうに思われているようだが、 真の心の叫びをいわせてもらえば本当はそんなのどうでもいい。 てゆうかそんなこと自分の生涯をかけて追及するテーマじゃないよ。 そんなことよりオレはモノを生産するほうをやりたいのだ! 余計なことで時間は使いたくない。残された時間は限られている (せいぜいもってあと70年でしょ?)。 まあここで思う存分グチる分にはいいだろう…ケっホケっホ。


Dec 24, Mon

(16:15) お。いま見てみたら Google の絵に灯がついている。 けさ見たときはまだ変わってなかったのに、 わざわざ夕刻にあわせるところがニクイ。

今日はアパートのほうで火災報知器が鳴った。結果的に追い出される。 だってスゲーうるせえんだもの。なんでも地下室にあったセンタク機が ぶっこわれて煙が出たらしいが、こわいな。その後ドライクリーニングに 行って買い物をちょっとして、 しかし論文を書くフリをしつつ実はマンハッタンに来たのは 何のためではないわけでもあるかもしれなくもあらざりければ。

きょうの PATH の車掌はいたる駅で have a nice day と アナウンスしていた。

ところで今日は太田さんからなにやら荷物が届いた。 あけてみてビックリ。なんと、○○○の○○ですよ! それから○○の○○○○○ (○○○○)。まーこんな高いものをどうも… つうか、日本にいたときでも食ったことないよ、こんなの。 まあそれはいいとして、とにかくお礼状を出さねばならないと 思い薬局 (カード類はたいてい Duane Reade などの薬局で沢山売ってる) へ 行ったのだが、なんかカードを選び出したら楽しくなってきた。 たぶんたいていの人は知るまいが、むかし電子メールがまだ なかった頃には新山はよく手紙を書いていたのだ。 このカードは新山の手紙好きを刺激する。 しかも何百種類とあるので、ギャグでいろんなのを選べるというのが 素敵。「よしこいつにはこれを送りつけてやろうヒッヒッヒ」 というワザも可能なのだ。すばらしい。クリスマスにはもう間に合わないけど、 新年に向けて何人かに出してみよっかな。

(2:00) いま帰ってきたとこ。 とりあえず向こうを出たのは 22時半ごろだった。すこし酔っている。 そのご Rockefeller Center にある、デッカいクリスマスツリーを 見てみたかったので出向く。Brooklyn からは地下鉄 R 線で 1時間近くかかった。42st. Times Sq. で降りたがあたりは 人気ない。なぜか東西を間違えて、7av. を北上。このあたりと いえども夜中は暗くて人気が少なくてルンペンも増えてきて コワいので、なるべく明るい通りを選んで歩く。しばらくして 49st. あたりにつき、B'way をつっきって Rockefeller Center へ。 そしたら混んでたよ。めちゃくちゃ人多い。あと屋台もたくさん 出てる。23時45分ごろに着いたのだが、日付が変わってもとくに イベントもないので、0時5分ごろにそろそろ帰ろうか、 ということで 49st. 駅へ。そしたら電車がこねーー。 20分ぐらい待たされて、8st. へ。べつにわざわざここで 降りる必要はないのだけど、慣れてるもので。 Union Sq. 近くのイギリス風教会に寄ってみたが もうすでにミサは終わったあとらしく、中は空っぽで 掃除のおじさんしかいなかった (Ro.センター近くの教会 (St. Patrick って いうらしいよ) は 混みすぎて覗くことすらできず)。大学近くのデリで コーヒーを買って帰る。さみーーー。このところえらく風強い。 PATHでは1/3ぐらいの乗客が寝ていた。そしていま帰ってきたわけだが、 もう寝る。文章変だけどもとから変。


Dec 25

(23:01) 今日は元旦のごとき祝日なのでふつうの店はどこもやっていず。 あきらめて家でひきこもっている。でも夕方出かけてみたら 韓国食料品屋 (魚屋) はやっていたので、鱈とハクサイを買ってきて 味噌で煮てみる。ついでに余っていた長葱とうどんも加えたら、 寄せ鍋風のなかなかゴジャースな夕食になった。cod! cod!

そういえば書きわすれてたけどこないだ Owen を連れて Astor の日本食料品屋に行ったんだった (彼いわく「あそこは東京」)。 新山の目的は、カワタさん夫妻のおみやげの博多ラーメンに入れる ネギとチャーシューを買うことであった。そのあと家に帰って ラーメンを作ったら Owen はえらく気に入っていたみたいだ。 たしか 2、3日まえの話。

追伸。ところでひろちゃんてこのページ見てたのね。 いきなり何かとおもった。

(ひろちゃんから届いたメール、全文をここに無許可で掲載)

Date: Wed, 26 Dec 2001 14:00:01 +0900
From: Hiroyuki Suzuki
> 
> >クリスマスにはもう間に合わないけど、新年に向けて何人かに出してみよっかな。
> 
> 出してもいいよ!

Dec 27

(11:45) はやいもので今年も残すところあと 3日? 4日? こういう場合の基点はどこにおくのか。

(16:07) んがー、グリーティングカードを書いていたら 非常に時間が経過なさりました。まず JSQ 近くの Rite Aid にいって カードを選んだのだが、これがすげー時間かかった。12〜3枚選ぶのに 1時間以上。

まず、もうシーズン過ぎたので、クリスマスと新年用のカードは あらかた売りきれていていいのを探すのに苦労したこと。 もうちょっと早く行っとくべきだったね。 といっても別に時候のあいさつにはこだわらず、 ウケそうなやつなら別にクリスマス向けじゃなくてもいいんだが。 当然ながら、新山の選択はおもにウケねらいである。

グリーティングカードは 基本的な用途別だけでも何種類にも分類されていて、 誕生日(これが一番多い、年齢別のもある)から 記念日、お見舞い、お悔やみ、引越し、結婚、礼状、あるいは 単なる友達用と、とにかくありとあらゆる冠婚葬祭が サポートされている。しかもカテゴリによっては、さらに 細かく分類がされていて、「母あて」「父あて」からはじまって、 父母両方、祖父母、曾祖父母、息子、娘、孫、ひ孫、兄弟姉妹、 名付け親(godfather)、名付けられ子供(godchild, なんていうんだ、日本語で?)、 恋人、友達、先生、上司、郵便屋さん(米国では郵便配達人に感謝する 習慣があるらしい)、そしてベビーシッター宛まである。さらにさらに、 それぞれのカードは「標準」「宗教色強(religious)」「ジョーク」 「女どうし向け (Girl Talks)」などに分けることができる。 たとえば「娘の20歳の誕生日向け - 宗教色強」とかいったぐあい。 もちろんすべてがこんなに細かくはないけど、まあカード類だけで 売り場を 2列も占有してるんだから、それくらい種類はあるわな。 つうか一度「クリスマス - 恋人向け - 宗教色強 (Romantic - Religious)」とかに 分類されているカードをどっかの野郎に送ってみたかったんだけど なんか冗談がキツすぎるのでやめとく。

その後、書くのに1時間 (もうめんどくさいから文面は どれも 5秒で書けそうな簡単なのばかりなのだけど、住所とかに 時間がかかるのだ、しかも昔使った住所データベースが どこにあるかわかんなかったのでなおさら)。投函するまでに30分。 その間遅い昼メシを食ったり、紅茶が服についたのに激怒して 発作的にお湯洗いしたりしてたから実際にはさらに時間がかかっている。

っつーか、だいたいこのカードってなんでこんなに 高いんだよ! 1枚 $2 とかはザラだ。 チャリティー寄付とかが入っているのかもしれないが、 10枚買ったら $20 をかるく超えてしまった。 あー、ちなみに郵便代はケチってますので、 そっちに着くには時間がかかる予定です。

(?:??) 夕食は Ryan を呼んで餃子 (dumpling) を食った。Owen が チャイナタウンで仕入れてきたものだが、食ったのはほとんど餃子。 つうか、餃子。とにかく餃子。とりあえず boiled 餃子はうまくいった。 しかしその後焼き餃子を作ろうとしたら、彼はやり方をよく 知らなかったらしく、鍋をこがしてフライ返しをいっこダメにして あげくのはてに皮がげそげそになった。中華民族のくせに何たることだ。 見るに見かねて「オレが(焼くのを)やろうか?」といったところ 「なんだ yusuke 知ってるなら最初から言ってくれ!」だって。 そりゃないよ。食後、Owen がやたらと聖書に興味を 持ち出していることについて議論したが、どうやら Jason が 吹きこんだらしいということが判明。この Jason がまた Ryan にいわせれば (2人はルームメイトなのである) 聖書については「イッチャッテる (out there)」らしく、 「奴には聞くな、聞くが最後何時間も喋りつづけるぞ」とのことで、ハア。 なんつうか、面白い人達だわ (ふくむ俺)。 その後 Owen が後かたづけをしている間うだうだしていたら いつのまにか真夜中になっている。おいおい今日は 一体何をしたんだ? ギョウザを食ってカードを書くことしか してないんじゃないか、と思いつつも、こないだ衝動買いした MYTHICAL MAN-MONTH を読みつつ寝る。その予定。


Dec 29

(2:26) ちょいサムいデスヨネ。

(12:33) あーーーーーもう!!!!!!!!!!
家に忘れものしたあああああああ!!!!
もう死にたい。死ねba~? もういや

つーか、

つーか

家出てくるときに持ってくるって書いといただろうが! ここに!

ここに!! あ?????? l

おまえなんでわすれるんだよおおまえなんでわすれるんだ

ばか

もうやだ。オラへーもうやだ。もうやだやだだやだdぢゃだだだぢゃdyや


Dec 30

(19:07) きのうはその後、大学を出たあとカギまでなくしたことに気づき (たぶんオフィスに忘れたままロックしたのだろうが)、もう最悪な日々。 はて、1日しかないのに「日々」とは? そんなこたどーでもいーんだよ。それより、それより。

今日家に戻ってみたら Roger と Daniel がいた。 あれ、いたの? って感じ。もしかしてこの人々ハコレカラ 年越シマデココニ居続ケルノダロウカ。oioi?

(23:43) …と思ったら彼らは帰っていった。 つーか、Roger はまたうちのトイレでゲロ吐いてったらしいよ。 つくづく酒に弱いのねえ。いま思ったが、酒に『強い』とか『弱い』という 表現はなんとなくサケ至上主義を感じさせる。


Dec 31

(14:07) あけおめ!


Last modified: Mon Dec 31 14:07:53 2001

Yusuke Shinyama