May 2002

back

すこしは書架の日ざしです、5月なので、なぜなら、もう5月。


May 1 [Wed]

(12:07)
And now, something completely different.
いやー少くなってスッキリしましたね。スキーリ! スキーリ!

少く? 「すくな」く? 少なく? 「すく」なく?

i.e. We obtained

少 ::= すく | すくな | ショウ

(Q.E.D.)

And now, something completely different.
さて、PATH 9st. 駅の出口付近はいつもチーズの匂いがしている。 上にイタリアンな店があるからだ。

And now, something completely different.
きょうはなにやら 4st. で Strawberry Festival なるものをやっていた。 NYU の学生がみんなして苺ショートケーキや苺シェイクを喰っている。 あれはなんなんだ?

どうでもいいけど苺は漢字で書くほうがいい。 カタカナで「イチゴ」って書くとなんかイナゴみたく思える。

And now, something completely different.
腹減った。(減った、った、tた、た、tぁ、a … (エコーがかかった状態))

(17:14)
And now, something completely different.

また本屋に出かけた。統計の参考書を探しに。 でもなぜか持病の散歩癖が出て気がついたら 23st. まで来ていた。 アホかおれは。Madison Square Park はとてもいい感じだ。ふと、 そういやこのへんは Owen の通っている Baruch College の 近くだったな、ということを思い出し、Baruch まで行ってみる。 ただのヘンな建物。つーことで戻ってきて例の Flatiron bldg. (さいしょこれを Flatrion と検索してさっぱり見つかんなかった) の横を通過し、5av. にもどる。でも 23st. あたりはいかにもって感じな 見どころがいろいろあるね。てゆうかヤッパリーーつうか何つうか しかし専門書はどれもこれも高けーーなあもう。 つまり図書館最高。まったく支離滅裂。これによし。

And now, something completely different.
それにしても、高校・大学あたりでまともな本を読んでおかないと 人間はかくのごとく無教養人間になっておまけに日本語まで きちんと使えなくなってしまうものです。このように。こいつがいい例だ。 このようにね。 このページを見ているみんなはこんなふうになっちゃあダメだよ。 (知ってて言ってる)

(18:00)
And now, something completely different.
どうでもいいけど skk 辞書に「異字体」と「異体字」って単語が 両方登録されているのはこれはワナか何かなのか。

(21:46)
And now, something completely different.
豚肉を焼いていたら、煙が部屋にモウモウと充満しているのに 気づかず、火災報知器を鳴らしてしまった。うっかり。 あわてて部屋じゅうの窓を開けてパタパタする。寒かった。


May 2 [Tdu]

(9:01) 雨だぜ。ちっっ、

(11:10) とにかく今日はもうすごい雨で、PATH の車内では雨もりがしていた。 マンハターンについたらすこしはましになっている。

(14:15) 昼飯を買いにデリへでかけたらどういうわけか途中でピザが食いたくて 仕方がなくなり、方針変更。とにかく、ピザなのだ! あーでもオレってピザ食うと絶対あとでハラもたれるんだよなあいつもいつも。 でもとにかく、ピザ! もうこれ決定!!

(15:01) きょうは17分間昼寝した。人生はバックオフスムージング。

(16:14) 加藤弘一と加藤紘一。似てるようでも大ちがい。

(20:05) 8時すぎなのにまだ電灯 (って懐かしい言葉だ) つけなくてもいい。 目が悪くなるからやっぱやめる。


May 3 [Fri]

(11:34) 昨日走らせておいたPerlスクリプトがじつは非常に非常に遅くて、 結果が出るまでに 1ヶ月ぐらいかかるんじゃないかという代物だということに きょう気づき、止めた。なんかだんだん時間がたつにつれて遅くなっていくのだ。 消費メモリも1MB/時間ぐらいでじわじわと増えていくので もう分割倒置法にしちゃえ。はて? 分割倒置法とはこれいかに??

(15:50) あれはどう考えてもキッシュじゃないよね。これはキャッシュじゃないぜ。

(16:22) 誰だこいつ?

(23:10) きょうは Owen の両親がニューヨークに来ていて、 Owen 一家と Ryan とオレで一緒に夕食を食った。 いや、JC にあんな中国料理屋 (いつものくせだが 「中華料理」というと安っぽく見え、「中国料理」というと 高っぽく見えーる) があったとはしらなかったね! しかしこれは台湾の一般的な風習なのかもしれないが、 Owen 両親はたいへん人に食べさせるのが好きで 「もっと食え、もっと食え」としきりにすすめるのである。 そしてすべての皿が終わったあとでハー食った食ったと 思っていたら、なにげなく彼らは「どの皿が一番よろしかったか?」と 聞いてきた。何も知らないオレと Ryan は「うーん、コレとコレかな」 と答えたら「じゃ、そいつらをもう一皿たのもう」ってことになり、 オイオイまじかよそれは (あとで聞いたら、Ryan もそのとき 「勘弁してー!」と思ってたらしい)。しかもそのあとにデザート。 もう死にそう。

さて、新山はなんとか中国語を話そうと試みたが、 なんしろもう10単語ぐらいしか覚えてないため敗北した。 唯一まともに文らしきものを組みたてられたのは 「今日はニューヨークのどこへ行きましたか?」という質問だったが、 「今天イ尓門去什麼…」まで言いかけて、そのあと「場所」という 単語がどうしても思い出せず、けっきょく英語で「place in New York」 と言ってしまう有様。お前無理すんなっての (place は「地方 (ti feng)」でしたね…)。

さて、家へ帰ったらこんどは Jason 攻撃。 なんかヘンな「ベジタリアン飲料」をもってきて、オレに 飲めというのである。なんか緑色のすごくドロドロした液体で、 バナナとセロリが混じったような匂い。正直、飲めたもんじゃねー。 Jason いわく「これは Vegan (ベジタリアンの中でも厳格な人種、ふつう米国で「vegitarian」といえば、 それは肉を食わないだけで牛乳や卵は食う人々をさすのに対し、 vegan はどちらも食わない人をさす) 用のありがたい特別なドリンクだ、 1リットルあたり $50 はするぞ」そんなの知ったことか。 その後 php の話でひとしきり盛り上がる。でも、なんかこいつ 考えることはデカくてよろしいんだけどほんとにそんなの一人で作れんの? Web サーバと OS の区別もよくついてないみたいだし。 まあそのうちおいおいわかるだろうと思うのでとりあえず今はほうっておく。


May 4 [Sat]

(12:23) 今朝はシャワーを浴びてたら Ryan が来てなにやら Owen と来週野球を見にいく話をしていた。そのあと、おととい買った JC 付近 (Hudson County) の地図をみながらあちこち教えてもらう。 今日は図書館行こっかなー

(23:22) というわけで nypl (トチョカン) へ行く。 出がけにまた Jason に会った。それにしても相変わらずいつもテンション高けーな、こいつ。 Ryan もだけど。こちらに来て思うのは、人間がどいつもこいつもみんな やたらとテンション高いということである。Owen もわりとテンション高いし、 まあたまたま周囲がヘンなだけじゃないかっつー話もあるけど、大学でも テンション高い人が多い。しかしオレはそっちのほうが好きだ。日本にいたときは 新山はわりとテンション高くて周囲から浮いてるほうだったけど、 こっちへ来てからはまるでカスんでしまった。 英語ができなくて口数が減ったということもあるかもしれない。ああ、もっとペラペラ喋れたら、 オレだってまわりの人々に負けないくらいハイテンションになれるのに (なんかテンション高きゃえらいという勘違い図式がこの男には見られるようですが)。 しょうがないからひとりこのページでテンション上げているわけですが。 アホですねおれって。もうどうしようもない。おめでてーな。

で、着いたらとりあえず 42st. の Humanities & Social Science 館 (ようするに nypl では一番有名なでかい建物です) の読書室で Owen と別れ、 あちこちうろうろしてみる。入り口付近には図書館のシンボルにもなっている 2匹のライオン君がいるんだけど、あれってやっぱ、狛犬だよな。

で、じつは nypl 本館には閲覧可能な本はすくない。 てゆーか、建物自体が図書館というよりは博物館みたいな感じだし。 閲覧室の雰囲気などは映画みたいでとてもいいのだが、ほとんど観光地化されていて、 実際には観光客がホイホイ入ってきててうるさい。それに大理石のホールなども無駄にでかい。 こんなスペースあるなら本置けよと思うのは貧乏人の証拠。 ちなみに新山がいつもいくのは PATH 9st. 駅ちかくの 6av. ぞいにある Jefasson Market 分館である。ここもなかなか古めかしくてよいのだが、 やっぱりなんかあまり本はないのね。つーかそもそも大田図書館がありすぎたんだよ。 雰囲気では nypl のほうがいいのだが、閲覧可能な書架の数では やはり積層書庫にまで立ち入り可能なあすこにはかなうまい。さすがカネもち大田区は偉大だ。

で、本がないのはつまらんので、5av. をすこし北上して MoMA のはす向かいにある Donnel 分館に行ってみる。途中、St. Patrick 教会前を通ったらあいていたのでなんとなく撮影。 で、Donnel は中央図書館だけあってしっかり本があった。 閲覧室はそんなに広くないが、本や CD の数はなかなかよい。 2階のインターネット端末では日本人とおぼしき女がメールを書いていた。 遠くから画面を見てもなにが書いてあるかはわからないのだが、 文字の密度が一定でない (日本語はひらがなと漢字が混じっている) のですぐにわかる。 なんかこのへん日本人多いね。 何冊か物色しているといつのまにか時間がたち、ほんとうはセントラルパークに行きたかったのに 5時ごろになってしまった。おまけに本を借りたらすっかり荷物が重くなったので さっさと帰る。

あーもうこんな時間χ(カイ)?


May 5 [Sun]

(11:59) けさはきのうの残り御飯と、玉葱のみそ汁をあっためて 美味しうございました (みそ汁に玉葱を入れるってのは ヘンかもしれないけれど、新山家ではふつうなのだ)。 やっぱり玉葱のみそ汁のあの匂いがいいよな〜。

ところで英語においては「o」も「a」も実際には同じ音で発音されることがある、 ということを(いまさらのように)知った。 たとえば lion も Ryan も最初の L と R 以外は同じ「ai∂n」という音なのだ。 しかし日本人的に考えるとどうしてもこれらはローマ字よみで 「ライオン」と「ライアン」と読みたくなってしまう。 そして「ラ」の部分を同じに発音してしまい区別されない。こまったねー。

(20:06) きょうは午後に Liberty State Park へ出かけた。 まず Montgomery St. をずうっと歩き、Jersey Av. にさしかかったところで 右に曲がる。天気も晴ればれとしていてとてもいい気分だった。

(追記 May 8, 1:55) まず Jersey Av. と Montgomery の交差点には JC の Public Library が あるということを発見。日曜だから閉まってたけれどね。 そのあと LSP に行ったが、なにやら Liberty Science Center とかいう 科学博物館みたいなもんがあんのね。中では展示や 3Dシアターなどが あるという。入場料大人 $10。とーぜん入る気なし。ので、そのまま パスして河ぞいの Liberty Walk (なんでも Liberty ってつければいいってもんじゃ ねえだろ) まで行き、端から恥まで歩く。とーぜん、ワザ(と)ですよ、 ワザ[と]。さて。そのあとなんだっけ。てゆうかいい天気なのに 一人でこんなとこ歩くのは勿体ないなあ、とちょっと思った。ここの道は 下の写真にもあるようにまっすぐダウンタウンに向いていて、 まるでマンハッタンに向かって歩いていけるように思えて気分がよいのだが、 実際にはダウンタウンに行くには水の上を歩かなければならないので、 まあそんなことはキリストとハットリ君 (作曲家のことではない) しか 可能ではないので、 ちなみにNJ-NY間には橋は一本もなく、すべてトンネルであるのことよ、ね、 これ、豆知識。っつーか一体オレは何様のつもりで喋っているのでしょうか、 しばしわからなくなってきたのは眠いからである。あるいは何やつ。 何やっ? ではない。何やつである。何やぅ、など。これはどうでもいい。で、

ああもうなんか殺人的コレスレロール・フリーな感じだが… このコーヒーはいささか粉っぽくないか? まあいいもんな、粉だもん! 、な。 コーヒーなんざ所詮。コロイドだもんな。チンダル現象。 どうでもいいけど壊れて記憶をなくす前にすっかりバッファを フラッシュ (frush あるいは flush) しておかねばならない。 えーとえーと、それでそのあとはひたすら歩いて終わり。 でもこれだけでけっこう距離があった (2kmくらい)。 帰りは Hudson-Bergen LightRail に乗ってみる。Newport 経由。 6〜7km は歩いたかなあ。でも東京にいたときに比べると あきらかに体力が落ちているような気が。ハラへってたってのもあるけど、 そんなのは言い訳にはならない。ねむい。

で、そういやーその公園はむかし、まだ NY-NJ 間トンネルができる 前の時代にフェリーが使われていた発着場になっていて、 そこまで来ていた鉄道のターミナルが保存されていたが、 名前なんつったっけ。なんか TRRCJ とかそんなやつだが… (May 9 追記) いま調べたら CRRNJ (Central RailRoad of New Jersey) だった。 ぜんぜん違うじゃねーか。聞いたところによると、いまは 米国の長距離鉄道はほとんど AMTRAK に独占されている状態だが、 むかしはいろんな鉄道会社がごった返していたのだという。 まあ NewPort のあたりもむかしは大陸と NY との拠点として かなり重要だったのだろうと想像するが、いまや再開発ばっかりだね。

ちなみに夜は Jason の元彼女の家になぜか夕食に呼ばれたのだけど これについては省略。

(追記 May 8, 2:12) まず夕方ごろいきなり Jason がやってきて 「コークくれ。ところでオレはあしたドキュメンタリー撮影があるんだけどな、 まえにお前に見せた Poetry Cafe をとりに行くんだ。おまえもくるか?」 という。面白そうなので行くといったら、じゃあ明日の 5時に NYU の Tisch 前で待合わせだがまだ今は時間に自信がない、 あとでまた来る…と言いのこして、オレはまったく信用していなかった。 あいかわらず日本語へんです。つーかどうせまた Jason おとくいの 「言っといて忘れる」ってやつでしょ? と思ってたら、夜また来て 「おい yusuke、おまえメシ食ったか? 食ってないなら オレの元彼女の家にメシを食いに行くからおまえも来い。 おまえは No とは言えないはずだ、なぜならこれは invite されているんだ…」 などとやや論理の飛躍したことを言う。 はあ。元彼女の家にメシを食いに行くって、どういう関係なのか よくわかんないけど、でもまあいいや。 てゆうかいまこれを書いてるあたりで眠いので文章めちゃくちゃ。

その Jason 元彼女 (Fey) は最近こちらの近くに越してきて、 いま JFK Blvd. に住んでいるのだった。いちおう Jason は 気を使うらしく行きがけに近くのレストラン VIP でデザートを 買っていったりする。なーんかここでも Drought Alert が 出てたやね。今年は水不足が深刻らしい。レストランのおねーちゃんいわく、 今年は雪がほとんどなかったからだそうだ。 それはいいとして、Fey はなんか知的で気がきく女性で Jason とはなんか不釣合いだった。聞けば彼女は日本に興味を 持っており、今日はタタミ (まあゴザですね) を買ったとか、 この小説 (The World of Geisha とかいう本) は知ってるか? 日本の歌手ではカヒミカリイってのが好きなのよね、 などとあれこれ聞かれた。つうか、それってだれ。 と言う顔をしたら CD 聞かされる。すみません名前しか知りませんです。 まあそれはいいとして、とにかく彼女の家で食事を すませて帰ってきたが帰り道すがらまた Jason の妄言に つきあわされるはめに。こいつはまったくいい奴ではあるんだけど あいかわらず confused で confusing な奴だよな。ねむい。いいかげん。 というかオレは眠いときのほうがきっとへんてこな文章が 書けるはずだ、つうか書いてるはずだ。どうでもいい。ほんと寝る


May 6 [Mon]

(8:37) ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。

(11:30) そういえばこの間…と思うのはやめた。


May 7 [Tue]

(11:40) きのうは Jason と NELLS とゆー ナイトクラブに行ってきた。といってもべつに飲みに行ったわけではなく、 Jason が作っているドキュメンタリーの撮影につきあったのである。 以下略。

(May 9, 00:24 追記) まず5時に Jason と TISCH 前で待合わせ。 そのあと先に夕食をすませる。 「yusuke、おまえ…Falafel 食ったことあるか?」 「なんだその? フラフェー? ってのは??」 「ないのか! 信じられない! Falafel てのはナイスな ベジタリアン向けの食事だ。しかもたかだか $2 かそこらだ。 ベジタリアンのくせに Falafel を食わないとはけしからぬことだ」 お前いつオレがベジタリアンだなんて言ったよ…

で、6st. のちかくにある食堂に入って、いちおうつきあいで Falafel を注文 (好奇心から)。$2.3。 なんかと思ったら、ただの野菜しか入ってないサンドイッチじゃん。 そこはベジタリアンが集まる有名なところらしく、 店内にはボディビルダーの写真などが飾ってある。あやしーな。 メシを食いながら Jason としばらく (いつものごとき) 不毛な あまり進展しない会話をしていると、奥の薬局 (つうか、ベジタリアン用の 食品を売っている部分が奥にあるのだけど、栄養剤とかが並んでいるので ほとんど薬局のように見える) からインド人らしい女性が現れた。 Jason とは知りあいらしい。Jason が最近の体調を報告し、 彼女が「タマゴはとったほうがいい」とか「その食事はまずい、 どれそれを摂取せよ」などとアドバイスする。ははあ、コイツが Jason の One of ベジタリアン教の教祖か? 「ベジタリアンになってから体調はずっとよくなったんだ」と Jason。「でもオレは Vegan にはなれない、あの食事はちょっときつい」 しかしオレに言わせれば、アメリカ食の範疇でベジタリアンになったところで なんつーか不幸なだけって感じなのだが。日本へ行って日本食を食え! と言っておく。その後彼がアメリカの成人病などを語りはじめるので こっちまで心配になった。

で、そのあと 14st. まで歩き、NELLS の前へ。開店は 7時からなのだが われわれ取材班(藁)は先に中へ入れてもらう。入口に現れたのは 怖そうな2人の黒人兄ちゃんで、なにかえらく神経質だった。 中に入ってビックリする。入口に空港とかで見かける金属探知ゲートが あるじゃんかよ。おいおいココはそんなにヤバいところなのか? 店内はかなりクラシックだった。たぶんあれは古いままなのだと思う。 家具もえらく古い高そうなやつばかり置いてある。中は暗い。うわーこれが ナイトクラブってやつか。Jasonもそこは はじめてなので2人していささか緊張。そのうちJasonのもう一人の仲間が 照明を持ってやってきて、2人でなにやらセットアップしている。 オレは一応「Jasonの撮影助手」という名目で入ってることになってたけど、 別にやることは何もなく、ただコードを引くのを手伝うぐらい。

そのうち客がそろそろ入り始めたがショーが始まったのは 9時すぎだった。 最初は人がほとんどいない。前座だ。詩の朗読にもランクがあるのである。 最初はいかにも素人、って感じのおっさんやねーちゃんが 舞台に上がって朗読。詩っていっても、おとなしいふつうの詩じゃなくて これはパフォーマンスアートの一種らしく、 みんな原稿とかは持たずに壇上でひたすら激情的にまくしたてる。 人によってはジェスチャーつき。 やっているのはみんな黒人で、政府や社会に関するグチ不満、 そして自分の決意表明のようなものを話すのだが なんしろ早口でスラングばっかりで (fxxk とか sxxt とかいう 単語がやたら出てくる)、しかもこういうときにありがちなことだけど 英語の文法なんか無視して時々ナンセンスするので、こっち来て数ヶ月の 日本人なんかが全部理解するのは無理っすよ。 細かいテーマはいろいろで、なんか聞いてて恥ずかしくなるような内容から、 「こないだのデパートの店員の態度がもうメッチャムカつくんだよおおおおう!!!」 的なとにかく不満ブチまけ系など。なんかダジャレが効いててかなり 周囲が爆笑しているのもあった (のだが新山には細かいところはわからず)。

10時半ごろになって、その日のメインイベントであり Jason ドキュメンタリーのターゲットである有名な詩人が壇上に登る。 つーか、それまでも彼は客の一人としてカウンターで飲んでたんだけどね。 Jason によれば彼はいま全米でもこの手の Poet として ツアーを組んだりしているのだという。音楽とともに登場。 そういえばオレは DJ ってのもこのときはじめて見たんだよね、 あのレコード回すやつ。ちなみにこの DJ も詩人で、 なにやら韻をふんだセリフをつなぎに叫んだりする。 なんつーか、お囃子のようなもんですね。 で、その有名な Poet だが、 あきらかに他のよりうまいと感じた (と、わかったような口をきく新山)。 喋り方や全体的な動きはかなり演技がかっていて、 ボキャブラリーも他の人より豊富だ。 何も見ないで怒涛のごとく早口で喋りつづけるのはかなりの体力と訓練を 必要とするように思える (実際終わったとは汗だくになっていた)。 内容はこれまた早くてよくわからんが、いくつかのテーマについて 言及していて、最後は「でも誰もオレが飛びたつのを止めることはできないのだ!」 と叫んでポジティブな終わりかたをした。まあ最後はこうするのが ウケるのだろう。

そのあとも何人か撮影して、終わって、帰ったらもう午前1時ちかく。 たしかに貴重な経験をしたが、もう疲れたよ…。

(1:50) なんか最近、 自分がヘンな迫観念にとりつかれているのではないかと思う。 つまりだね、自分は日々学習しなければならないとか、 日々新しいことを経験しなければならないとか、 日々成長しなければならないとか、そういうことをつねに 意識しているような気がする。でもそれってとってもつまんない。


May 8 [Wed]

(13:27) ふつう人は何カ月もおんなじことを考え続けると疲れてしまうものだと思うのですが?

(15:31) きょうは 58秒だ。
つまりそれはずっと逆コサイン変換…。

これが何かを描いている文章だと思ったらおおまちがいだ! ところで新山はいつもいつも現実頭皮しているように見えるのですが、 奴がこちら側へ帰ってくる時ははたしてあるのでしょうか?? (しかも、そのことが楽しいらしい事さえあるという奇妙さ)。 今朝の夕食は、サンマさ。

ところで「サンマーメン」って絶対サンマが入ってなきゃおかしいと思う。 まあ入ってないわけなんだが。

まだ食ったことはない。 ちなみに、ニシンソバは食ったことある。

(23:20) いや、正確にはきのうの残りものですませた。

(1:13) ネコの死体写真をwebに載せただけでトップニュースになる国は平和だあ。

nemukunarimashita.


May 9 [Thu]

(12:24) 雨でそして寝坊した。

さいきん、2時前には寝るようにしているのだが、 床についてもなかなか寝つかれないあるいは寝つけない。 そして夢をあまり見ない。でもこれは鬱病ではないと思う。

あと日本に行ったときに買ってくるもの追加:

Duane Reade で「母の日」カード選んでいたら時間をくった。

ところで、誰だ? よく7階のトイレ個室でラップトップをいじってるのは? ちなみに Roman ではないことは分かっている。

(13:36) いまさらながら サイコロ本 を 入手した。きのう届いた。Amazon の古書ストアで $30 ちょっと。

(19:34) なぜ今日はこんなに口調がぶっきらぼうなのだろう?

なんか目がつかれるので hilit19 を本格的に使ってみる。 余計につかれる。

;;  Python
;;
(autoload 'python-mode "python-mode" "python-mode" t)
(setq-default py-indent-offset 2)
(if window-system
    (hilit-set-mode-patterns 
     'python-mode
      '(("\\s #.*$" nil comment)
	("^#.*$" nil comment)
	("'''.*\\(\n\.*\\)*'''" nil string)
	("\"\"\".*\\(\n\.*\\)*\"\"\"" nil string)
	("\"[^\n\\\"]*\\(\\\\.[^\n\\\"]*\\)*\"" nil string)
	("'[^\n\\']*\\(\\\\.[^\n\\']*\\)*'" nil string)
	("^\\s *import.*$" nil include)
	("^\\s *from.*$" nil include)
	("^\\s *def\\s +\\(\\w\\|[_']\\)+" nil defun)
	("^\\s *class\\s +\\(\\w\\|[_']\\)+" nil decl)
	("\\b\\(if\\|else\\|elif\\|for\\|while\\|break\\|continue\\|try\\|except\\|raise\\|return\\|in\\|print\\|global\\)\\b" nil keyword)
	)))

(00:42) たしかに前と比べると英語力は成長しているような気がするが、 それはあくまで「気」でしかないわけで、 もしかすると気のせいかもしれないわけだし。

さてまた音楽の話だが、こないだの Oliver Mtukudzi に気をよくして またアフリカンな Ange'lique Kidjo も買った。 なかなかよかったので安心。いつも CD を買うのには思い切りが必要だ。 本はかなりの分野で、まずあらかじめ図書館で借りてから、 そのあと買うかどうか決められるけど、 CD はそうはいかない。ケチ生活の身としてはつらいところだ。 そしてもうひとつ嫌なことは、ものを買うと場所をとられる… そろそろ本棚を買うことを考えなきゃいけないのだろうか。

あらためて自分の部屋を見回してみる。 ひとひとりが生活するのに、ほんとうにこんなに物が必要なのだろうか。 ふと「こんなにたくさんものがあるのに、 それを使うのは、たったひとりきりなんだわ。 わたしが死んだら、いったい、誰がつかうのかしら」という台詞を思い出す。 そしてすぐに「死ぬなんて、とんでもない。わたしは、死にっこないんだから」 といって忘れる。

…と、ここまで考えて 「いまごろ社会人やってる奴はニッポンで優雅な暮らししてるんだろうなあ」 などと考えるとえらく落ちこむのでやってはいけません。 いや、べつにたいして落ちこみゃーしないんだけどね。 オレはおめでたい奴ですよ、まったく。ほんとに


May 10 [Fri]

(23:56) 研究でつかうプログラムのバグがやっととれた。まだまだやることはあるけど。
与えられた集合の要素すべての組み合わせを求めるプログラムを Python でかくと、このようになる。

与えられたベクトル v 中の要素からなる集合の族 2^|v| を返す:

    def combination_2n(v):
      if not v:
        return [[]]
      else:
        c = combination_2n(v[1:])
        return c + map(lambda c1: [v[0]] + c1, c)

与えられたベクトル [v1, v2, ..., vn] 中の集合 (ベクトル) の直積 (各集合から要素をひとつずつ取り出した組み合わせ) v1 × v2 × ... × vn を返す:

    def combination_nm(v):
      if not v:
        return [[]]
      else:
        c = combination_nm(v[1:])
        return reduce(lambda r,x: r+map(lambda c1: [x]+c1, c), v[0], [])

ほとんど Scheme と同じ構造をもちながら、 字句的には Scheme よりもずっとすっきりしていることに注目。 結論: Guido van Rossum えらい。

TODO:

hilit のパターンが不完全でときどきヘンなところが色付けされるとひどくムカつく。


May 11 [Sat]

(10:38) いい天気だ。風が強いよ。

そういやー昨日の夜 Owen が自分の部屋で壁をドカンドカン叩いていたので、 気でも狂ったのかと思ったら、蚊が出たんだってさ。

(20:05) ぼくはスポーツ全般にとんと興味がありません。 とりわけ野球なんかルールもほとんど知らないくらいです。 でも、きょうはなぜか Shea Stadium に野球を見に行ってきました。Ryan と Owen といっしょにね…。

ここは New York Mets の本拠地で (オレはぜえーんぜん知らなかったのだが)、 きょうの対戦相手は Colorado Rockies であった。外野席 $12。 ビールをのみながら感染。ホットドッグに。Ryan は Mets ファン。 オレはルールもほとんど知らないので、あれこれ Ryan に解説してもらう。 でもやっぱり野球を見るのはむずかしいよ。 ルールが非常に文脈依存なところもまたアレである。

きょうは 5回裏に Joe の 3ランが出て、4-3 で Mets の勝ち。 まずゲームが始まる前に全員起立脱帽してアメリカ国家斉唱。 7回中盤になぜかまた全員起立脱帽して「God Bless America」斉唱。 とにかく野球はアメリカンなゲームでなければならないらしい。 フォアボール (米語で「Walk」) のときスコアボードに表示される アニメーションが笑えた。NY の信号が「DONT WALK」から「WALK」に変わるの。 なんか球場全体の雰囲気も庶民的でいいよね。 勝ったためか帰りはみんな機嫌よかった。でも疲れた。

ところでいい加減に画像が増えてきたんだけど、 unixuser.org のスペースをあんまりアホなことに使うのは悪い (いまのところ www.unixuser.org/~euske/ 以下の使用量は 23M ちょっとで、そのうち画像は 15M ちかく食っている)。 このまま増えつづけるとどうしようか? どこか他に画像置き場を考えるか、あるいは画像をけずるかだ…。

(00:19) なんか日に焼けて腕ひりひりします。

(00:34) 他に書くことがあったような気がするんだが。


May 12 [Sun]

(10:48) いま使ってるプロダイバー は 月 $10 たらずで非常に安かったのだが、 「今月限りで当社は ISP としてのサービスを中止する」 という通知をよこしてきた。儲からなかったのかな。 新しいところを探さねばならぬ (大学のダイヤルアップ接続を 使うという手もあるのだが、NYC 市内まで電話しなければいけないので NJ からでは高くつくのだ)。しかしあまりに安すぎるプロダイバーだと やっぱりいろいろ不便だよ (つながらなかったり、いきなり接続が切られたり 電話番号が勝手に変わったりした)。もうすこし大手のほうがいいかなあ。 AOL は論外として、 やっぱ earthlink とかか? 料金は倍になるなあ。そんなら思い切ってもう Verizon DSL とかにする? いや、月 $50 は高すぎる。やめ。そんなのは社会人になってからで、 まだ学生のうちはドケチ主義に徹さねばならぬ。 しかしとにかく代わりのプロダイバーは探さねば。ふげー

(12:51) きょうは朝からしとしとと雨が降っているので 清潔さ、という概念について考える。 清潔さというのは、なんにもないということではないか? あるいはそれがよく整頓されているか。どちらも違うような気がする。 自分のしたことの結果がすぐにわかったら世の中は きっと恐しいことになっているだろう、とも。 衛生的な、ということばは、参照等価性をもつこととは違うのか? ただしくは参照透過性 (Referential transparency)。 たとえばここに時計があってそこから時間を覗き見るときなど…あ、 晴れてきた。

暑くなったり寒くなったりだな。

(15:26) C-TOWN (なぜかこのリンクは mozilla で開くと固まる) へ食料品の買い出しに出かける。なんか名辞矛盾してるような。 そうでもないか。

そういえば東京にいたころは最初のうち下宿にパソコンも 電話もなかったので(結局、電話は最後までなかったが)、 ほとんど大学でしか日記が書けなかった。 いま考えるとずいぶんもったいないことをしたものよ。 いや、紙の上の日記らしきものはあるのだが… こんなヤバい代物はいつか処分しなくてはならない!

(16:51) 新山 祐介 とかいう人物の日記みたいなものを読んだら、 なんかこいつ変に格好つけてるような気がしてすごくムカついたので寝る。

「うひゃあ、
 じぶん
 ごろし!
 (by ドラえもん)」

(23:14) あー元気ないです。。。

それにしてもオレって元気なときとそうでないときで えらく態度に差があるなあ。考えることもちがうし。 いま自分がさっき夕方に書いたものを見ても、 なにふざけてんだか、としか思わない。 いつも楽しげにしてないと、 扱いづらいと思われてただでさえ少ない友達がなおさらいなくなるぞ。


May 13 [Mon]

(9:36) きょうは何の間違いか朝7時に起きてしまった (ふつうじゃん)。 そういえばちょっと前まではアメリカ国旗や歌を聞くと非常にナニな 感じがしたのだが、いまではなんかだいぶ慣れてしまっている。 オレは洗脳されてしまったのか。

ちなみに長野県というところはなぜか教員の組合だかなんだかが 異常に強いところらしく、小中高とも卒業式のときに 君が代が流れたことは一度もない (ちなみに高校のときは日の丸もなかった、 たしか日の丸を挙げるか否かで生徒の間に論争が起きたと思う)。 だから新山は一度も君が代を歌ったことはない… にもかかわらず、God Bless America とかもう何度も聞いてるから 歌詞覚えちゃってるし。考えてみればアノ日以降、 この国は右傾化の一途をたどっているんだもんな。考えるの中止。

(10:34) まあなにはともあれ。

レッテルを貼りたくてしょうがない奴には、貼らせておけばいい。 ペタペタとね。 ペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタと
ね。

右翼化じゃなくて右傾化だった。馬鹿

(15:08) 今日のミーティングは客観的な説明ができずにボロボロだった。 「具体例は?」「考えてません」「解決策は?」「まだ曖昧です」 返す言葉なし。これじゃダメだよ。 何事も客観的に資料を示して相手を説得できなければダメなんだよ。 でなきゃただのアホくさい妄想になってしまう。 これは研究の世界でなくてもいえることだろうが。 ところで「手」という文字はちゃんとハネ(亅)を書かなければ中国人には 理解されませんのです。こんなことくらいで落ちこんでたまるか。

(16:35) あー落ちこんできた………

(18:13) OpenOffice のミラーはいつになったらつながるの?

(21:40) きょうは雨がふっていたので、サッサと帰ってきてしまいました。 夕食は Spam Turkey を使った超お手軽サンドイッチとスクランブルエッグ、 エスプレッソですませる。当然イソスタソト。ほんとうは 野菜をもっととらなくてはいけないのだが、 昼に菜食主義な弁当食ったからいいや。 そろそろいーかげん床屋だなおい、こりゃ、ほんとに。

(23:25) なんか、オレって自己愛人格障害ではないかという気がする。 これまでに新山の書いた日記を読むと、 どうにも「わざと自分がこうであるように新山が自分自身に思いこませたがっている、 あるいは見せかけたがっている」ように見えて仕方がない。 自分に酔っているとでも言うのか。日記はそのための手段でしかなく、 自分のなかに「自分の憧れている理想の自分」像があって、本当は そんなものはないのに、それに無理して近づけようとしているように 見える…自分の中でのステレオタイプに。主語が省略。 すべてここで言っていることは「ふり」にすぎないんじゃないか、 こんなものは本物じゃないと思うと、 ときどきこんなみっともないものをwebで 公開するのは今すぐにやめよう、と考えるときがある。 にもかかわらず続けているのは… なにかマゾっぽい感覚があるからか、あるいは罰則に関する 規定のようなもの? しかしそれも自分のイメージにすぎない。 語っている人間が自分自身でその循環過程から抜けだすことはできなそうなので。 わざと日本語になっていない? あるいは思考の低下。 するとここで思考にレベルはあるのかという問題が。 そういえば近くでも遠くはないという位置関係に同心円状、固定系。

まったく、こんなことを自分で言うのはどういう魂胆だろうね。

「わかっててやってる」という怖さ。 それもまたわかってることにすぎないのか? いや、言い訳っぽい。

すくなくとも一人は確実にそう思ってる。どうって? いまさら、それを否定してどうすんの?

しかし、ねむいのが一番の原因だと思われる。


May 14 [Tue]

(9:56) きょうもふつうに起きらえた。そのまま、そのまま!!

(14:25) うわー 20分も昼寝したあっ! なんか寝ちがえて左腕がおかしい。しかも夢つき。どこかの屋外だった…。 それにしても起きた瞬間からもう忘れ始めているという この感覚は何なんだろう。

(00:50) 床屋行きそびれた。もういや。

今宵は Thirteen で ``evolution'' という番組を放映してて、今回は ダーウィンの危険な思想 とかいうやつ。全部見てしまった。番組そのものは大変完成度がたかく、 なんかドラマ仕立ての部分とドキュメンタリーがまじってて、 Steven Jay Gould とか Daniel Dennet とかの大御所が出てきて コメントしたりもするのだが、なんかどうしても 「ダーウィニズムとキリスト教的価値観の衝突」というところに 焦点を置きたいらしい。ドラマでも宗教と科学の間で悩む ダーウィンが描かれてるんだけど、なんかそれってムカつく。 いかにも西洋からしか物事を見ていないというか。 仏教徒としてはキリスト教の価値観が崩れようが何しようが そんなこたー知ったこっちゃないんで。そんなことよりも オレはあの時代のアカデミズムに興味があるぞ。 新山のような卑しい階級の人間はああいう時代に 生まれたらぜったい研究者になる見込みなんかなかったもんね (いまもないかも)。聞くところによるとダーウィンは かなりのおぼっちゃんだったそうだが、禅と ダーウィニズムと道教とアボリジニの自然崇拝についての 親和性はかなり水和性かどうかについて、それはそれは 電波っぽく、だれかでてこい! 畜生! 以下ryaku.

ほんとはコンプレックスの複雑性について書こうと思ってたんだけど ねむくなったのでまたあした


May 15 [Tue]

(13:36) 爆笑しました:

【アンパンマン、違法改造で逮捕】

神奈川県警は15日、「街のヒーロー」とされ、少年少女の間で人気の アンパンマン(32)を道交法違反(整備不良車運転・違法改造)の疑いで 逮捕した。調べによると、アンパンマン容疑者は、車両を自らの容姿に 似せて方向指示器などを備えない状態に改造した上、「アンパンマン号」 と称し、信号無視や速度超過を繰り返していた疑い。また同容疑者には 暴行や航空法違反などの疑いもあり、同時に取り調べが行われる模様。

「方向指示器などを備えない状態」ってところが細かくて笑える。

こいつじつはオレより年食ってたのな。同い歳ぐらいかと思ってたよ。 たぶんむかし (5歳ぐらいのとき) 「こどものとも」に 連載されてたと思うんだけど、あの漫画は何がおかしいのかぜんぜんわかんなかった。 今考えてみると「自分のカオを人に食わせる」というマゾっぽいところが なかなかいいと思う。でもあんなもんでよかったのになぜアニメ化なんかしたのか? 何年も後になってアニメ化されたアンパンマンを見たら ただの勧善懲悪ものになっててがっかりした。

(13:50) やっとのことでダウンロードした OpenOffice 1.0 は 落ちまくって使えない。なにこれ?

(15:57) sysctl(8) などというものを今さら知りました…。

(18:06) 床屋!!

(22:57) ということで無事床屋へ行ってきた。 いつもの Astor Hair Salon で下の階に降りる。 さて、今日の担当おやじだが、ダブダブの格好になぜか 青いハットをかぶっていた。丸い黒縁メガネをかけて髭をはやしており かなりきったならしい。もともとここは誰も制服なんか着ておらず、 普段着で仕事しているのだが、それでも帽子かぶって仕事してるのは さすがにヘンだと思う。で、最初の印象から、 どうもどこかで見たことある顔だなあ…とずっと思っていたのだが そのときは思い出せなかった。帰りがけにいきなり気づく。 こいつは手塚治虫に出てくる アセチレン・ランプ にそっくりなのである。実際にはこんなに悪人ヅラではなくて 愛想よかったけど、いやー気づいてたら絶対吹きだしてたわ。 あのとき思い出さなくてよかった。

さて、きょうのランプ氏は今までの中でもとびぬけていい加減だった。 まず英語がすげーわかりにくい。そしておそろしいダミ声。 それがまた風貌とよくマッチしていて、これはこれで面白いのだが なんしろ言ってることがよくわからん。 「出身はどこ? 母国語はなに?」ときくと、 「ドミニカだ、母国語はスペイン語だ!」と答える。 あの会話はとてもスペイン語には聞こえなかったが、 修行が足りないのだろう。で、注文を聞くやいなや、 やおらバリカンをとりだし、後髪を切りはじめた。 髪をとかしたり、水をつけたりは一切なし。オイオイ大丈夫か? と思ったがひたすら相手を信じきることにする。 なんかカミノケひっぱられて痛いんすけどそんなことは この国では気にしてはいけない。ちなみにこのおやじは ハサミをほとんど使わなかった。最後に前髪を切るときに ちょろっと使っただけ。もーえらく大ざっぱなカットで、 10分かかったか、かからないかというくらい。

で、終わったあと鏡を見てみたら、 オヤジなんかこれ左右非対称になってない? 右側のほうが横幅があるような…。 でも下手に文句いうとまた面倒くさいことになりそうなので さっさと帰ることにする。最後にチップを渡すとランプ氏は 非常に上機嫌で名刺を渡し「See you again!」とのたまった。 こちらでは床屋はみんな個人の名刺をもっている。 次回来たときはオレを指名してくれということらしい。 個人の評価は会計とは別に払う $1〜3 のチップによっても来まる。 実はこれは最近知った。それまではオレはチップを払っていなかった。 鬼だね! でも知らなかったんだからしょうがねー。 そしてこれまたいつものごとく、首すじに大量の髪の毛が 入ってきもちわるい (今日は袖にまで入った)。

帰ってきてシャワーをあびたら、また Jason が来たよ。 コークよこせ攻撃。なぜか今日は途中で Ryan もやってきた。 以下、2人の会話…

Ryan 「へーい yusuke、Owen はまだ帰ってないんか… (Jason を見て) 何だありゃ。 お前ここで何やってんだ?」
新山 「コークだよ」
Ryan 「またか…お前いつもコークもらいに来てんのか? オレはカフェイン取ると夜眠れなくなるからこっちにする… (といいつつ、自分は冷蔵庫からジンジャーエールを取り出す)」
Jason 「ああカフェインはじつは身体に悪いが頭を活性化させる… (中略)…ところでお前イスラムとユダヤ問題についてどう思う?」
Ryan 「何だいきなり? いったい何の話してんだ?」
Jason 「おれの意見は、イスラム氏ね! ってことだ」
Ryan 「(新山に向かって) Jason は戦争君 (war baby) だからな、 オレはそういう議論するつもりはないよ」
Jason 「つまりアラブにつくか、ユダヤにつくかということだよ、これは 重要な問題だなぜなら…」
Ryan 「オレはとくに意見はねーよ、だいたいなんで この国はアラブ・ユダヤの戦争にそんなにチョッカイ出すんだ?」
Jason 「(…なにやら喋り続けている…)」
Ryan 「(さえぎって) だから勝手にやらせとけっての。 内戦なんか他でいくらでもあるだろーに。 これというのもどうせ変なところで金が余ってるからだ… とにかくオレはもう行くからな (去る)」
Jason 「(急激に脱線) ところで yusuke, なんで Apache を NT で動かしちゃいけないんだ? それとおまえは Apache の 発音が間違っている…」
以下、略。

ちなみに Jason は口だけ達者で小心者なので、彼のいってることは かなり割り引いて考える必要がある。つーか、彼の 93% くらいは冗談なのだが。

(00:07) 日記かいてたらこんなになった。

今日は sarari-man の概念蚊について書こうと思ったが眠いのでやめとく


May 16 [Thu]

(12:51) けさは Washington Sq. を通ったら交通規制していた。 なんだまた事故かい? と思ったらちがってて、 ガウンを着て角帽をかぶった連中が大量にたむろしていた。 ようするに卒業式。ガウンはいわゆる「NYU色」で、 遠くからみるとそれなりにカッコいいが、近づいてみると やつらガウンの下は半袖タンパンにツッカケだったりする。 まあそんなもんか。 セキネさんのときはカーネギーホールだったらしい。 それにしてもすげえ人数いるなあ。なんか学部ごとに ガウンの色が一部違うのだが、School of Law が 一番かっこいいね。ちなみに新山は日本にいたときは 大学の卒業式にも大学院の卒業式にも出なかったが、あんなもんは 出なくて正解である。ところで東工大の同窓会費とか その後はらってないけど、催促がこないってことは オレはめでたく除名されたのだろうか。どーでもいいね…ホント。

(14:04) OpenOffice がスグ落ちるのは skkinput のせいだったと判明。 こいつの喋るプロトコルはなんかおかしいのか?

(15:28) 眠すぎて眠れません。人間、寝れば寝るほど眠くなるものです。 つまり起きると、寝る。

(16:55) うへぇ、粉ばっかりだ。

(17:41) C のプログラムを見て (あるいは書いて) いつもムカつくのは 「なんでこんな部分をわざわざ作らにゃならんのだ?」 ということである。ちょっとしたメモリ管理からエラー表示から コマンドラインオプションの解析、設定ファイルの解析まで ほとんど定型処理ばっかりなのに、標準ライブラリでは あまりに使い勝手が悪いものが多い。おまけに、たいていは 日本語で問題あるし。読むときはもっとうんざりする。 みんながみんな、互換性のない自前のライブラリを作っている。 もうオマエらアホかと。 C++ にすればすこしは楽になるのかもしれないが、これはこれで またクラスライブラリがいろいろありすぎて互換性がないのは一緒。

C++ といえばどーーにも許せないのが 画面にモノを表示するのに二項演算子を使うというあのセンス。 堪えられない。 あんなのを何の疑問もなく使えてしまう人々がうらやましい。 とかいいつつ Perl とかも使ってる新山。節操あるんだかないんだか。

いや、ない。

(00:54) 本屋で時間をつぶしすぎてまた帰るのが遅くなった。 しかも今日は 4階の Fiction のコーナーではまってた。 あそこにはしょっちゅうどっかの著者がきて 講演会やらサイン会をやっている。 今日もやっていた。神保町の三省堂みたいだ。

なんか Noam Chomsky の「9-11」という本が新刊コーナーに出ていて、 表紙は例の瞬間の写真だ。 これはチョムスキーへのインタビューをまとめたものらしいのだが、 最初のとこだけ読んだらこんな調子:

-- ブッシュはこれはテロリストとの戦争であるといっていますが、 あなたはこの戦争には勝ち目があると思いますか?

チョムスキー それは考え方によりますね。 まず最初に、世界のほとんどの国々にとって、アメリカという国は テロ推進国家であるということです。…

これを買う人はみんなチョムスキーの本職が何だか知ってるのかな。 それとも、いまはもうあっちは本職じゃないのかな…。


May 17 [Fri]

(8:56) 民主的な夢を見た。非常に民主的だった。

ところで、きょうは夢の中でバカ笑いして苦しかった記憶があるのだが、 ああいうことをしていた場合、現実世界でオレはどういう行動を とっているのだろうか。やはり布団の中でニヤニヤしてたんかなあ。

(10:40) 仕事だ仕事だ! それにしてもいつも必ず英語版より一日遅れてしまう。 なんとかしてよ。

(11:56) ユトレヒト条約とユトランド半島の区別がつかないんですけどどうしたらいい? あとついでにユカタン半島も。

(12:12) GNU screen があまりにも便利になりすぎたため、ついに Emacs を X で上げるのをやめて、kterm 一枚のみの環境になった。 なんかまた回帰してるような気がするけどいいや。 Emacs-21 からは端末でも色が出るので、hilit を使うために Emacs を 21 にバージョンアップする。これでもう何も怖いものなし。 というか仕事しろお前。

(13:43) きょうの google: google://IPv5/ (44件)

(17:52) あー鼻の調子が悪い。 きょうは4時ごろから本をもって出歩く。 なんか、雨がふりそうな雲行きだったけど、無事やりすごした。 STERN の前にはいつも古本屋の屋台が出ていて、 きょう見たら吉本ばななの英訳とかを売っていた。 いろいろ悩むが買わずにすませる (ばななの本じゃねーよ、念のため)。 だいたいオレは読書スタックというのが嫌いだ。 古本とはいえ物が増えるのはよろしくない。 すぐ読まないんなら買うなよ、と思う。 その後コーヒーを買って Wa.Sq. で読書をする。 フリスビー犬が練習をやっていたけど、 あれって結構すごいのね。最初、投げると 圧倒的にフリスビーのほうが速いのだが、じょじょに犬のほうが 追いついてきて最後に減速したあたりでジャンプしてバシっと くらえる。そして一度くわえたフリスビーは主人の 言いつけがあるまで絶対に離さない。なかなかいいものを見た。

あそこは後のほうで誰かがトランペットの練習をしているので、 まるで東工大のスロープにいるように感じる。あたりは木があるし。 1時間ほど読書をして戻る。なにしろサイコロ本は厚いので、 毎日すこしずつでも消化せねばなるまい。 途中で飽きたらそれは本が悪いのだ。

(00:12) 今日は帰りに携帯電話のストラップをさがしたが見つからなかった。 携帯電話屋をのぞいてみても電気屋とか文房具屋にいってもなし。 こっちでは日本で使うようなストラップってのは使わないらしい。 ちなみに新山は携帯電話なぞ生まれてこのかた一度も持ったことが ありませんが、あのストラップはあることに流用できるのです。 諸般の事情により帰りは雨がふってきて、おまけに PATH の中はなぜか冷房が 入ってなくて死ぬほど暑かった。なんだありゃ。 帰ってきて洗濯。夕食はパンとスープで適当に。 なんか日本にいたころと比べると食生活変わったよ本当に。 こんなことでいいんだろうか?

ところでいま、ニッポンでは 「さかなさかなさかなーを食べるとーー」 という歌が流行っておるらしい。 だからなんだってわけでもないんだけど、 そういえば昔「だんご3兄弟」という歌があったなあ、と思い出した。 あれも案の定、あっという間に消えたね。 もはや誰も覚えてない死語になりつつある。チョベリバ! でもけっきょくオレはあの曲を聞いたのだっけ? サビの部分だけは知っているような気がするけど、 それはうちの母親や某ハシモトさんが歌っていたからで あって、直接聞いたことはなかったような気がする。 どうでもいいんだけど。ちなみに「さかな」の歌だが、 新山はいまだに曲を聞いたことがないのだが、 某2ちゃんねるでモララー君が「さかなさかなさかなー」と 歌いながら踊っている絵を見たら、急に頭の中に曲が勝手に浮かんできてしまった。 でも絶対本物とは似ても似つかぬ曲だろうな。 新山が思いついたその曲とはなにやらインド民謡風で、 シタールがバックに流れることになっている (「さかなさかなさかなー」という部分が、字面だけみると まるで呪文のように繰り返されているため、そう連想した)。 オレは一体なにを馬鹿なことを書いているのだろう。 さいきん、まいにち日記をえらく書くようになったが、 これがいいことなのかどうなのかはわからん。


May 18 [Sat]

(8:00) 窓をたたく雨の音で目がさめる。休みの日なのに早く起きてしまった。 外はすごい雨と風で、今日は外出したくない。まあこういうときに 家の中にこもってぼけーっとしてるのがオレみたいなのには 一番いいのかもしんないけど、よくわかんない。 晴れは晴れで、雨は雨で楽しめる性格っつうのは幸せなもんだなと思う。 でも今朝は目がさめた直後にかなりいやな事を思い出してしまい また落ちこんだ。夢は覚えておらず。朝起きていきなりこんなものを 書いているやつはかなり頭オカシイと自分でも思う。 つまりそれはある種の言い訳でもあるのだ。言い訳! ときどき人は言い訳をするために生きているのではないかとさえ 考えさせられることがある。つまり言い訳、重要。 どうでもいいけどなんでオレの言語はこうも片言(助詞の省略)が 多いのか。いや、これもたぶん話し言葉でいえば 「なんでオレの言語こうも片言多いの?」という感じだろうな。 考えてみると「の〜」「で〜」以外の 助詞は、ほとんど省略できるのではないかという気がする。実験君。

窓たたく雨の音で目さめる。休みの日なのに早く起きてしまった。 外すごい雨風で、今日外出したくない。まあこういうとき 家の中こもってぼけーっとしてるのがオレみたいなの一番いいのかもしんないけど、 よくわかんない。晴れ晴れで、雨雨で楽しめる性格っつうのは幸せなもんだな思う。 でも今朝目がさめた直後かなりいやな事思い出してしまいまた落ちこんだ。 夢、覚えておらず。

うん、いかにも新山の話し言葉的だ。 するとやはりオレは書き言葉のときは助詞を入れているので すこし丁寧ということか、な…。

(23:34) きょうは Jason と Fey と Owen と 4人で、なぜか Lincoln Park 近くにある 某日本食レストラン「芦屋」で夕食。はっきりいってマズかった。 なんかいかにも安っぽそうな内装。味噌汁もインスタントっぽいし。てゆーか、 彼らにはあれが日本食だと思ってほしくないな。 やっぱまともな日本食を食おうと思ったらマンハッタンへ行け、 ということなんだろう。 Owen は寿司を注文していたが、あとで会話してたらショックを受けていた。

新山「あそこの店員は中国人だったみたいだね」
Owen「マジで!? カモ〜ン! そうならそうと言ってくれよ yusuke!」
新山「だってさっき中国語っぽいの話してたでしょ? ありゃ日本人じゃない」
Owen「気がつかなかった、sxxt!! あーもうダメだうだうだ…」

彼の主張によれば、中国人は日本人ほど衛生的ではないので 彼らが扱った刺身は信用できないという。「もしオレに何かあったら頼む」って、 大げさなやっちゃ。まあたしかに刺身の切り方が下品だったので怪しかったんだが。

きょうは Jason 本人を目の前にして、3人でいかにこいつが ヘンなやつかを延々と話しあった。食事からの帰りに、Jason の携帯に 誰かから電話がかかってくる。で、Jason が電話に出たら「Hey, daddy!」 Jason のオヤジからだった。が、やつは自分の親に対しても普段オレや Owen に 話すのとまったく同じ口調および勢いで喋っていた…。 でも考えてみればオレも親に話すのと友達に話すのは同じ口調だなあ。 これは何か共通することがあるのか、もしかして Jason もひとりっ子なのか? そうだとするとこれは他人事ではない。いずれこのことは聞いてみなければ。


May 19 [Sun]

(10:26) 緑茶のみすぎたからっておまえ緑茶だぞ!

(11:24) このあいだある人から 「ニホンには sarari-man という単語があるそうだが、 sarari-man とはいったいどんなニュアンスを表すものであるのか?」 と聞かれた。そのときは 「会社に人生を捧げているような人のことだよ」 と答えておいたが、じつはこれは新山の本心に反する。 じっさい多くはそうかもしれないが、例外もいるのであって、 真の意味でカッコいい生き方をしているサラリーマンをオレは数人知っている。 てゆうか、ああいうのを見ると 「おお、サラリーマンってカッコいいじゃん、オレもああなりたいもんだ」と思う。 新山はつねに少数の例外で物事を判断するので、 メジアンはどうでもいい。少数の例外がいれば希望はあるのだ。 その他おおぜいは一生つまんない顔していやがれ。 どうでもいいがサラリーマンという用語は PC (パソコンの意ではないよ) じゃないわな。 正しくはサラリーパーソンと呼ぶべきだ。 さて毎度のことではありますが、これと同じことを考えた奴は はたしているのでありましょうか? ということで、今日の google:

マジでいましたね…。

(19:2%) 今日は急に Hoboken に行ってみたくなって Hoboken に行く。 なんじゃこの日本語は。その後なぜか大学に来てサイコロ本のつづきを読む。

(00:39) しまった、こんな時間だ…。


May 20 [Mon]

(11:17) またおかしな夢を見たが非常に落ちこむ結果となった。 どこかの女の人と話していた。でも彼女の顔には見覚えがない。 彼女はこのページを見たことがあるらしく、いきなりオレに 「あのページを見ているとムカついてしょうがない、 結局あんたは自分に酔ってるだけなんでしょ、なんだかんだいって 写真載せてたりして、あの文章からはそういう雰囲気がプンプン匂ってきて 鼻もちならない、おまけに自分でもそれをわかってやってるんでしょ」と言ってきた。 うわーすげえキツい物言いだなあ、とそのとき思ったが、 なぜかオレはそれには答えず周りをきょろきょろ見ているとそこはなんか 古くて暗いコンクリートの建物で、どこか地下深くのような気もする。 出口がどこかわからない。しかもなぜかオレはなるべく早く外へ 出なければいけないと思っており、うろうろする。いつのまにかその女は消えた。 かわりに誰か (性別不明) が「こっちじゃない!」というようなことを叫んでいた。

いまこうしてあらためて文字に書いてみると、 自分の想像の産物とはいえよくあんなセリフを考えた! という感じ。 でも、彼女のいったことが正しいかどうかは自分でも不明。 夢の中の人間に反論してもしょうがないんだが。あれは誰だったんだろ? しかも向こうはこちらのことは何もかもすべて見抜いているという 感じで (そりゃそうだ、自分の夢なんだから)、怒っているというよりはむしろ 嫌悪されていた。相手が誰であれ見知らぬ人からいきなりこの仕打ちは ショックだぞ畜生。さて、この場合オレは自分自身に腹をたてるべきなのでしょうか? なんかこういうフィードバック機構はあまりよろしくない。自傷行為っつうか、 本物のキチガイになるよ。どうでもいいけどこんなことを わざわざここに書くっていうポーズは、いわゆる“自称霊感が強い人”とか、あるいは “自称精神病の人”に似たものを感じる。我ながらつまらん人間。

(16:34) この時間帯はネムくて駄目です…強制的に散歩してくるか、寝るか。

(17:37) なんか今日は時間のたつのが異常に早いか、あるいは遅いかだ。

ああああああ。オマエは頭皮してばっかりじゃないか。 それにしても最近は暑かったり寒かったりで、 いつになったらジャケットといいかげんにおさらばできんのよ? つうか夏になったらなったで今度は冷房から身を守るものが必要になるし、

(19:30) まあ人はいろいろ自分にないものにコンプレックスを感じるわけで、 それはいろいろとみぐるしい。たとえばその例:

ここで実際に人を理系・文系などと分類するのはただの冗談に すぎないのだが、とにかく共通するのは「自分があまり得意ではないもの」に 対する妙なこだわりだ。それらに関する記述はいつもどこか空回りしていて、 ウソくさい。もちろん新山も例外ではなく、つまりこの日記で 目立つ部分がそのままコンプレックスであるということができる (そして、それがどこなのか自分ではよくわからない)。 こうしてみると、とにかく自分の属性を裏返せばいいわけで 判定アルゴリズムは非常に簡単だ。でも自分自身でそれを認識している場合、 答えはきっとそれではない。だからつまり 本当の自分とはつねに自分の「認識のとどかない部分」にとどまっており、 それにはいつまでたっても気づかない。 というか何いまさらガキみたいなことを。 自分で書いてて意味わかんないよこの文章、なにこれ。 しかしあいかわらず、なぜ 「が」「は」「を」「へ」「に」といった助詞は省略しても 自然にきこえるのに対して、「で」「より」「から」などの 助詞は省略すると不自然になるのだろう。 文法的に格の提示を行うという点では同じなのに。 こんなことはきっと国語学では基礎の基礎なんだと思う…。

(22:47) そういえば帰り道、コンプレックスの表現方法には饒舌と寡黙の 2種類があることに気がついた。だからなに? ったくなにをオレはこだわってんだか。つまらん。

きょうはひさしぶりに自炊した (ここでは定義どおり メシを炊く場合しか「自炊」とは呼ばせない)。 シャケの切り身と焼き海苔と豆腐とワカメのみそ汁。 まあワカメはリケンのふえるわかめちゃんだけど、かたいこというな。 久しぶりにまともな日本食をいただきまして (このあいだのはまともではなかった)、非常満足。 そしてあとは緑茶を飲む。そして眠れなくなる。 そして翌朝大寝坊→大遅刻→大往生。

まぁ〜ったく、なあ?


May 21 [Tue]

(11:23) なんか今日はおきたらまぶたが二重になっていた。 ちなみにふだんのオレのまぶたは「1.5重」である。 つまり日によって一重か二重かが変わるという意味 (でもよく観察するとうっすらスジがついている)。 でも大学に来てみたらいつのまにか左目だけ一重になっていた。 左右非対称なのでひどく変態的。この変態野郎が。

(12:40) ウンコは一日一回ですませたいんですが。

と、ときどき意図して下品なことを書いてみる。 が、べつに新鮮な驚きなどは何もなかった。

(13:57) くりかえすが、この落ち込みは生理的なものにすぎない、 と言い聞かせて自分を安心させる。うるさ型。

ところで「うるさ型」って自分はいままで間違いで、 「うるさ方」が正しいと思ってたんですが、実は逆でした。 大辞林と Google を両方見てみたけど、でもけっこう間違ってる人もいるんだな。

新山の場合、次のパターンがみられる:

これは朝型 (これは「型」です、まちがいなく) か夜型によっても 違うのかもしれない。

ところでいまここに「フギャー」って書こうとして、 そういえば「ギャフン」と「ぎゃふん」はカタカナで書くほうがよいのか ひらがなで書くほうがよいのか、ということを疑問に感じたので、 だ。

ふーん。 &docdate;

(15:41) サイコロ本を読んでいるとワサワサとインスピレーションが湧いてき、 これは良書の証拠だ。読んでいる最中にしばらく考えこんで、 「なるほど、その通り!」とか言ってる。 それにしても、マンデルブロートってフラクタルの前はあんなことやってたんかい。

いつか自分もある種の分野に関してこうした introductory なものを 書いてみたいもんだと思うけれど、それにはまずもっとエラくなんなきゃ ダメだろうな。いろんな意味で。

ところで、それにしても。

(比喩的に言って) ほんとうに。

(17:45) 今日はなぜか昼寝してない。 多変量解析の本をぱらぱらとめくって、思う。

翻訳したからって実は読みやすくなるわけのであるとは限らない。

(00:17) なぜか買ってきたピクルスのびんづめを意味もなく食いすぎました。 まあ人がものを食うのにもともと意味などないですが。

「ピクルスはからすぎて、おじさまには毒だわ。 おなかがはれつして、いっぺんに死んじまうわよ」
「休暇中は死なないことになっているのだ」

いつみてもすげー会話だよなあこれって。


May 22 [Wed]

(12:40) またおかしな夢をみた。 なんかどこだか知らない地下鉄の駅をひとりで探検しているのだが、 それが PATH だ思いこんでいるのだ。でも起きてから考えてみると あんな駅 PATH にはなかったよな。なんか建物が大理石とかでできていて PATH にしてはキレイすぎる。 そして新山はその中をひとりであちこち歩きまわり、 ふつうの一般客が入らないようなところに勝手に立ち入って 「ここは何するところかな」「このドアは何だ、おッ開くぞ」 などとやっていた。オレってこういう夢が多い。 じつは夢だけでなく実生活でもよくこういうことをする (なぜか公民館とか図書館とかどうでもいいような場所をやたらと探検したがる)。 だからなのか何なのか知らないが、きょうの夢はじつによく覚えていた。 でも起きたら「何をオレはまた夢の中でまでバカなことを…」と思い、 ひとりで落ちこむ。きょうはそういう日。

さいきん、朝方のニューヨークは雲ひとつなくスコーんと 晴れていることが多い。こういう天気は東京ではめずらしいと思う。 お昼ごろになるとすこしずつ雲が出てくる。腹へった。

いつも思うのだが、 言ったことでスゴイと思われるのではなく、 行動でスゴイと思われなければならない。 でもそれはむずかしい。必要以上に言わない, こと。

(17:22)

なんか今日一日は雑用ばっかで終わってしまったかのような予感と空間。
余談と偏見。

(21:05)

Jason の時間。

トイレにいるとドアをガンガン叩くやつがいる。
「コニチワー!(日本語のつもり) What's up? ハイ!(日本語のつもり)
うんざりした顔でドアをあける新山。
Jason「メシ食いにいくか?」
新山「もう食ったよ…」
Jason「じゃあコークくれ。なんでオマエ今日はそんなにご機嫌ななめ (cranky) なんだよ、ええ? いいかオレは明日から 5日間親戚に会いにいかにゃいけないんだ」
新山「good!」
Jason「good ってどういう意味だよ? 明日から 5日間会えなくなるんだぞ?」
新山「がらがらがら… (流しで口をゆすいでいる)」
Jason「流し台で口をゆすぐのはアメリカンなやり方じゃない。ふつうは洗面所でやる」
新山「黙らっしゃい (shut up) !」
Jason「そうだそうだ今日オレの部屋にこい。なぜならこのあいだ買った blender がこわれちゃってな、お前なら直せるかもしれない…」
新山「blender ってなんだ? …ああミキサーのことか、直せねえよ!」
Jason「なんでそんなに今日は態度悪いんだよ?」
新山「雑用ばっかで疲れた」
Jason「ああそういうことはオレもあるぞ明日はミーティングがあるしな、うだうだ、 いいからおれの部屋にこい! ナントカカントカいう栄養たっぷりの バー (スナック) もあるぞ」
新山「そんなもんはいらん! とにかく行くとしても洗濯が終わってから!」
Jason「あーそれじゃ 11時に会おう、今日の夜中に会おう、じゃあな!」

たぶんオレもかなり悪いのだと思うが、とにかく Jason は タイミング悪いときにきて時間を占領する。よって彼が悪い。

(22:43) そういやー今日はようやく IAP-66 が更新されてほっとしました。 これがないと 5月末で米国の滞在期限が切れて、6月以降に 入国管理局に見つかったら日本に強制送還させられるかもしれないからね (まあ 1ヶ月は猶予があるらしいけど)。さいきんはこの手のことが 厳しくなってきて、一度この手のポカがあるとその後何年も米国に 入れないことがあるそうな。まあなによりほっとした。 健康保険もなんとかなりそうだし、医者も行ったし、雑多な仕事は これでほとんどおわりだな。それにしても結局こうなるのね。


May 23 [Thu]

(12:10)

こんなもんなんですよ、世の中って。

てゆーka書くこと忘れた。。。

(14:04)

ほらほらまたこの時間になると 鬱になってきたほ〜ら鬱になってきたぞーおもしれー…・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・。

フテ寝したい。

(17:05)

時間をかけても仕事をしたことにはなりません。

(20:42)

なんか 東工大のペえジ が いつのまにか変わっている…でもべつにカッコいいわけじゃないし、 見やすいわけでもない。ちなみに他の国立大を見ると、 京大のトップページがいちばん見やすい。 阪大なんか Flash 使ってるし論外。 イメージだけで売ってるどっかの私立みたいだ。

(22:09)

オレは一体誰に謝っているのだろう?


May 24 [Fri]

(12:42)

なぜか h4 タグを閉じるコードにバグがありました。お詫びして訂正いたします。

(14:42)

うわーケンカ売ってるなあこいつ。

(15:22)

いま、かすかに動いたような…

(17:34)

なんとなくネットワーク流量モニタスクリプトをつくってみる。 実行してみる。すぐに飽きたので消してみる。無駄な時間。

#!/usr/bin/perl
$|=1;sub get(){open(IN,'/proc/net/dev');<IN>;while(<IN>){
if(substr($_,2,4)eq'eth0'){split(' ',substr($_,7));return($_[0],$_[8]);}
}} ($i0,$o0)=get();while(1){($i1,$o1)=get();
printf"\r        \r%2d/%2d",($i1-$i0+512)/1024,($o1-$o0+512)/1024;
($i0,$o0)=($i1,$o1);sleep(1);}

(21:07)

文脈の考慮を考えないといけない。
考慮を考える。腰痛いてえ。過半数を、超えた。

すこしつかれたので、SOHO のあたりを散歩してくる。 最近は 8時すぎまで明るい。

いまだに外国に住んでるって意識は全然ないけど、 こうしてみると、つくづくオレは都会のド真ん中に いるんだなあ、と実感する。あるいは観光地。ほんとに不釣合い。 そして自分はそのことに何の疑問も抱かない。保証もないのにさ。 何の保証?

きのうのよるまた Jason がきて (彼はその夜の夜行列車で親戚の家へ行った)、 NYC よりも JC や Newark がいかに危険かをえんえんと話していった。 ある意味では Harlem よりも JC のほうが危険なのだそうな。 まあそういう話はわかる気もする。でもだからどうしろって? 別にどうする訳でもない。彼は自分がパラノイアではないと主張している。 どーーだか。 でもとにかく注意したほうがいいとは自分でも思う。 でも、まあ、場合によっちゃ、防ぎようがない場合もあるもんな。

何も考えていない場合…。

(22:03)

コピー機がジャムっているのを横目で見る。 もちろん、見ないふり! そして帰る! なぜならもうこのフロアにはオレしかいないから!


May 25 [Sat]

(15:56)

きょうは (実はきのうから) 研究の調子がいいので、 「調子がいいときはつっ走れ」の法則により、朝から大学に来る。 ひさしぶりに Michael を見た。

(18:14)

あああ。もうこんな時間。また一日を無駄にしたような気がする。 いや、ちゃんと研究進めてたんだけどさ。 なんか休日はもっと別のことシロっちゅうか。

本屋にでも行ってくるか。

できるだけ視野を広げなければならない。 できるだけいろんな分野に精通しなければいけない。 そういう脅しがいまはいたるところにある。自分の中にも。 そしてとらわれすぎていると思う。でも絶対そんなのおかしい。 学際とか新しく統合化された教育とかそのための学校とか。 いずれボロがでるに決まってる。

(19:13)

12st. にある自称「世界一でかい古本屋」の strand books は いつ行っても混んでいる。おまけに自然科学系の本も言語学の本もあまりない。 にもかかわらずなぜか本に囲まれているのが好きで来てしまう。 考えてみればここは本に関してはかなり恵まれているといえる。 図書館はいくつもあるし、本屋もでかいのがいくつもあるし、 古本屋もいっぱいある。でも語学力の問題はやはりハンディキャップと いわねばならない。

(20:33)

いつもそれは「一人の問題」に縮約されない。 あるいはしようとする。それが問題。問題というか本質的な飢え死にというか。 うえじに。うえにじ。

いつか何年後かに、自分がこの時期に書いた文章をあらためて 読みなおしてみて、いったい何%意味が通じるのか謎。 おそらくほとんどは。

(20:37)

どうにも許せないもの。 konaida買った CERTS の Freshmint Drops (緑色のやつ)。買うんじゃなかった。 どう考えたってこれ正露丸。1粒食ってもうやめ。 佐藤がまかれているので歯につめてご使用することもできない。 また食い物を粗末にしてしまった。 つーかなんだってこんなのが売れるの。 もう信じらんない見てらんない、ほんとに、自分自身が。

どうにも許せないもの。体言止めで書く自分。 これでは詩的なものがカンチガ^Eいっぽく見えてしまう、あるいはただの雰囲気バカ。

(22:12)

うわー! ↑キチガイ。↑キチガイ。今日の文章はほとんどキチガイ。 ああやべえ。しかもポリシーとして、いまさら消すのはゆるせない。 しかもいつのまにかこんな時間だし!


May 26 [Sun]

(12:32) なんか、あめがふりそな気配。

(15:56) おかしな妄想。

いまから 50年ぐらいしたら、オレのまわりの友達は何人ぐらい生き残ってるかなあ… と考える。もしかしたら自分もそのときにはもういないのかもしれない。

だから何だというんだろ。こんなこと考えてる暇あったら勉強しなきゃ。

(23:55) 一日は長いはずであっという間に短い。またきょうもこんな時間だ。

それにしても、なんでオレに neural information processing の call for paper がくるんだろ?


May 27 [Mon]

(16:16) 今日はなんとかいう祝日で休みである。 お昼まえにマンハッタンに来て、SOHO のあたりをぶらぶら歩いた。 途中、某通りの某古本屋で某言語学者のなんとかとかいう本 (特定の名前を言うといかにも知ったかぶってるみたいなので 絶対言わない、チョムスキーではないよ念のため) が $9.45 で売っていたのを見る。 こりゃ、買いでしょ。そして SOGO (おっとまちがえた… GとHはちかくにあるのでまちがえやすいのだ…でも直さない) のカフェで軽く昼飯でも食おうかなと思ったのだが、 なんかおしゃれなカヘはどこも高いので、またここで 極度の貧乏人根性が顔を出し、結局何も食わずにもどってきてしまう。 ちなみに 3st. 以南の通りの名前は下へ行くにしたがって Bleecker → Houston → Prince → Spring → Broome → Grand → Canal。 きょう覚えた。まあとちゅうに Great Jones St. とかもあるのだが無視。 Bond St. ? 無視。しかしわかんないのはこれまた縦通りが あっちこっちとぎれてて、Mercer → Greene → Wooster → La Guardia あるいは West Broadway → Thompson → Sullivan とくるのだけど Greene なんかは途中でぶった切れてるし、Wooster は Houston の下から はじまるし、なんかややこしいなあ。

けっきょく hatten みたいなあやしい アラブ・エジプト系の音楽に吸いよせられて、village のきったならしい サンドイッチ屋で昼食する。shish kebab (シシカバブーね) のサンドイッチが $4.00。 ちょっと高いけどニクが入ってるからこんなもんでしょ。 でも「辛いソースつけるか?」と言われて「うん」といったらすげー辛かった。 シャレんなんない。この店、看板に Sam's Falafel って書いてあるのだが、 falafel という単語を Jason に教えられなかったら 気づかなかったな。彼の知識もたまには役に立つのであった。

そういやーオレまだ Tribeca とか Lower East Side は 行ったことないや。何があるんだろ。

(23:26) きょうはその後、East Village もぶらぶら歩いて暑かった。 そろそろ夏物を買わねばいかんなあ、と思い出し、14st. 界隈で散財する。 といってもてきとーに買ったので、半袖だと思って帰って来てみたらじつは 長袖だった! ビックリ! てな状態もあって、でもまあ秋になったら使えばいいやとか 思うのでどうでもよく、まあそんなとこ。


May 28 [Tue]

(08:35) なぜか今朝はひどく落ちこんだ気分で目覚める。 きのうのあの楽天的な思想はどこへいってしまったのだろう? というわけで、久しぶりに弱音でも吐くかな。 「もー日本に帰りたい。」声にだして言ってみよう。ますますおちこむよ。 帰ったところで何も問題が解決するわけでもないのだが。

(10:49) 大学来たら落ち込みは直っていた。 やはり布団の中でぐだぐだしていると落ち込みは増す一方だ。 というか寝ると悲しくなるのか? 悲しくなるから寝るのか? まあどうでもいいや。とにかくそんなことをしている暇はない、 まだまだ先は長いのだから!

(14:44) ところでここはメモなので、そういえばメモらしいことを最近なにも かいてないな (つながりが変)。なので書いてみる。日本語変だけど これは自分しか見ないメモだから気にしない。

F-1。ACL の学会予約必要? それとそろそろ日本に帰る日程を決めて航空券。 休暇の申請しなければならないがいつまでなのか。

きょう気づいたことだが「Precision を上げる要素と、 Recall を上げる要素は厳密に分けて考えなければならない」ということだ。 当たり前のことなのかもしれないけど、これが以外と混乱しやすい (というか前は混乱していた)。 システムを拡張するときでも「精度を上げる拡張」と「カヴァレッジを上げる拡張」は 分けて考えなければならない。すると、どうなる? たとえば類似表現まわりの context を見るというのはいいとしても、 それに決定木的なルールを追加するだけではダメだ。それでは 「より多くのものがみつかる」だけで、精度の向上にはつながらない。 精度を向上させるためには、なんらかのやりかたで context を refine しなければならない。必要なのは modification であって addition ではないのだ。 とりあえずはまず精度の向上を 最初は手動で、つぎに自動学習 (co-boosting など) でやれるようにすること。 ほかになにがあるだろうか? lexical な情報も使うというのは? それは coverage にもつながるし、precision にもつながる。 ああそうか。重要なのは、ある属性によってあるものを 「新しく選ぶ」か「すでにあるものを落とす」かができるかどうか、ということ! つまり lexical な情報を考慮すれば別の候補を「新しく選ぶ」こともできるし、 すでにある候補を「落とす」こともできる。そして当然ながら 「新しく選ぶ」は coverage に貢献するし、「落とす」ほうは precision に 貢献するわけだよね。だから lexical な情報は両方につながるというわけ。 もちろん同じ基準で落とすか選ぶかをやっていたらいつまでたっても 終わんないので (!)、それぞれは別の基準をつかってやらなければいけないわけだが。 ようは、その、基準の選び方である (なんとなく読点がいっこ余計雰囲気)。 これは precision と coverage のトレードオフ関係をも 体言しているいや体現している。こういう考え方はあまり教科書には 書いてなかったような。だからなに? それにしても自分の思考過程をこうやって 書いていくとまるで…

しかしあんまり細かいところまで書くと先を越されるよ? つっても競争相手はどうせここを見てないだろうし、 見たとしてもどうせわかんないだろうからいいや。。。

(15:14) なんとなく使用フォントを -kappa-fixed-bold* にしてみたらすげー見やすくなった。 英字のフォントがどことなく Sun をほうふつとさせてよい。 画面の解像度は 1024x768 なので端末は 101x33 である。

(15:25) しきりにテロの可能性が放送されてるなあ。 まあ何が起ころうと最後は自分の運 (ごっつぁん度) を信じるしかないわけだが。

(17:55) こないだ借りた図書館の本がそろそろ賞味期限切れそうだったので、 あわてて更新してくる。extend ではなくて renew という。 その後コーヒーをのみながらサイコロ本をまたすこし読み進む。 3章はだいぶん英文法の復 (「わすれられた骨のふくしゅう」よ) っぽくて勉強になるなあ。しかし読みながらも頭は別のことを 考えていたのであまり進まなかった。

いま、あるものを作ろうと計画している。それはソフトウエアで、 自分が欲しいから作るのだが、それができれば自分のような人間には なかなか便利だ。でもまだ理論的な問題点があって、本当にできるかどうか (あるいはできたとしても使いものになるかどうか) はむずかしい。 具体的には:

  1. アレがアレを満たしているかどうかを調べる。
  2. アレが正しく一致しているかどうかを調べる。
ことができるかどうかというわけなのだが、 いくつか必要なものがある…。まずアレでしょ。それからアレ。 ちなみに適用範囲は今のところ狭いところに押しこめられるだろう。 でもそれでも十分かどうかは、わからないなあ…。うーん。

もちろん、人をビックリさせるのが好きなので、具体的なことは何も書かない。 ウヒ!

ところで Jefferson Market はなんで Market てゆうのか知らないが、 あすこの図書館はいい。図書館として建てられたのだが、 まるで教会のようなつくりで、時計塔があり、 2階の閲覧室はステンドグラスから光がさしこみ、 (ここから妄想) BGM でピアノが静かに流れ…略。

(20:07) あるところであるものをみて、ああ、人生はドラマなんだなあと思う。 誰かがいっていたように、 物質的に充足した社会では、これからは妄想こそが人生の目的になるんだろう。 もしかするとこれは自戒かしらん?

(20:21) "From the dean (学部長より)" とかいう Subject でスパムまくな! つうかいかなる場合でも! スパム! まくな!! 馬鹿!! …と書いたらきゅうに spam が食いたくなってきたのでもう帰るか。

いやあと関数いっこ作り終わってから…。

(23:58) ああ今日はなんでこんなに一日テンション高かったんだろう。 いますやすやと落ちこみつつこの日記を書いている。 はっきりいって落ちこんでいるときの自分のほうがより安心できるような 気もするが、それはもうほとんど音楽を聴いて支えられているようなものだ。 きょうはくもっているので星が見えないか、あるいはもとから見えなかった。

そして、けっきょき (結局)、きょうは spam は食わなかった。
アパムは映画。


May 29 [Wed]

(11:46) 今朝もはげしく鬱な状態で起きる。 布団の中でなにかいやなことを思い出したということだけは覚えているが、 あまりさだかではない。夢は見たような見なかったような。 まただれかに見くだされていたような気がするが、それは べつに夢の世界だけでの話ではないし。で?

起き上がろうとしたら左上腕がハゲしくつって痛かった。なぜだろうか。

もはや Waverly のベーグル屋おじさんにすっかり顔と 「いつものやつ」を覚えられている今日この頃。だからなに? そうかわかった。つまりオレは「だからなに?」とか「ようするに結論は?」 という設問が多すぎるのだ。結果のみ重視の生活は人を落ちこませる。 いや、そういう問題でもないんだが。

自分が人よりバカだからって落ちこむことは何もない。 人生は長いんだぜ。

(12:22) 助詞は省略するが、ひとつだけ好きになれない省略がある。それは 「〜って言うな!」を「〜言うな!」と略すヤツ。あれ[は]嫌い。 同格の助詞[は]略すな! なんでか知らないけどなぜ同格の助詞を 略されるとこんなにむかつくのだ? そういえば昔、高校のときに 某国語教師が「『むかつく』っていう言葉は下品で嫌いだ」といって[い]たのを 思い出す。そのセンスにはまあ同意する。ところで ますむらひろしの漫画によると米沢弁で[は]「ムカつく」というのを 「ごしゃぎたくなるぺした」 っていうそう[だ] (微妙に違っているかも)。 本当[なん]だろうか。[だ]としたらこの語感は なかなかカッコイイ[よ]、しかも、長いし…。こんなの覚えてるっつーことは よほどインパクト[が]あったんだろうなこれ[は]。だいたい「〜ぺした」っていう 断定詞がすごい。ほかにも彼の漫画には「〜してやるぺ」などという 表現がでてくる。米沢弁[って]カッコいい!。「ぺ」で終わる単語なんて 他に[は]オノマトペ (言語学で擬態語、擬音語などをひとまとめにした呼び方) ぐらいしか思いつかない[よ]。それにしてもオノマトペというのも これまたすごい響きのある単語[なの]だ[った]。フランス語源。 ああこんなこと書いてるといつまでたっても妄想がとまらないのでやめよう。

ちなみにまだ新山はトーホグには一度も行ったことがありません。 関西もないですが。ああしかしこんなこと[を]仕事中に考えてるオレって やっぱ日本[に]帰ったほうがいいんだろうな。わかっている。 結局そのためにいま身につけられるべきものを身につけておかねばならないということ。 つまり現実頭皮はやめて考察に戻れ。

(15:12) また火災報知器のスットコドッコイな誤報で追い出される。 非常階段に出てみると上からつぎつぎと人が降りてきていた。 ついでに昼飯を買いに行く。戻ってきてみたら、こんどは隣のビルで 火災警報だった。古いビルばっか。ここは NOHO Historic District

(17:40) なんか xcruise の開発を受けつぎたいって人からメールがきたよ。 それはいいんだけど、ソースについて質問されても今さら忘れている。

(18:58) くだらないバグでつっかかっていたらいつのまにかこんな時間じゃないか!! チキショウ、きょうはあんまり進んでないや。KWIC のできそこないみたいなのをつくって、 文脈の判定のどのへんがおかしいのかを検査した。 でも端末出力にカラーを使ってもあまりうれしくないと判明。less で見れないからだ。 いわく、文脈の間にある「余計なNE」を penalize するようなスコアづけを考えなきゃなんない。 これは数式をいろいろ試行錯誤するしかないだろう。そういやー difflib を使っているのだが こいつのアルゴリズムがまだいまいちよくわかってないので学習せる。 あと、いずれ手でNEタグづけしたコーパスと正解データももっとつくんなきゃいけない。 なぜなら現在のNEは精度がいま一つ…それに照応もされてないし。 これはシステム全体の精度にかかわるよな。

べつにそんなことを知っても面白くもなんともない。

…と思ってる方いませんか? 私はそれです。

(00:19) なんか今日はみょうに悲しくなる日だった。 つーかあのことを考えてしまったのがすべてまずいの原因。 家に帰ってきてからもなんにもできない。 電車の中で途中まで読んだ文章も早いとこ復習しないと 忘れてなくなってしまうぞ。 ああ、そういえばメールにも返事書いてなかった。もう最悪。 ひとつの心配事は、もしかするとオレは落ちこんでいる自分が 好きなんじゃないか、ということ。ああそれだったら救いようがないよ、 たのむからそれだけはよしてくれ。ところで

は自然だが、 は自然じゃないなあ。さらに というのも少々変だ。この例を考えると、「自分」は英語における 再帰代名詞 (reflective) に似ているように思える。 まあ相手(二人称)のことを「自分(ワレ)」と呼ぶ場合もあるけれど、 それは無視するとして…

来月からは順番変えようっと。


May 30 [Thu]

(11:44) 起きたら8時すぎだった。 なんかまた寝坊ぐせがついてきているような気がする。 寝坊するとそのぶん遅くまで大学に残ろうとして寝るのがさらにおくれてしまう。 悪循環だ。

きょうは暑い。出がけに駅前の予報によると 83°F だ。 86°F == 30°C だからこれは結構なあつさである。

今月はこのページの 100kbytes 超えを狙っているんだけど、無理かな?

(15:07) なんか、書けば書くほどダメになっていくような器がする。

書けば書く。

(15:31) そういえば、きのうのこと。

Owenがシャワーを浴びようとしてシャツを脱いでいる。
Jason「おい、おまえ首から何ぶらさげてんだ?」
Owen「お護りみたいなもんだよ、母親からもらった」
Jason「ハァ? (新山に向かって) 奴はいつもあんなのつけてんのか?」
新山「知らん!」
Jason「邪教だな、いったい何のために?」
Owen「幸運のお護りだよ」
Jason「奴はいったい何を喋ってるんだ…? ヘンだよあいつ!」
新山「(待ってましたとばかりに!) オマエモナー(You, too)!!」

まあなぜオレがニヤついてたのか二人にはわからんだろうと思うが…。

(17:38) おお、プロジェクトができとる。 にしても sourceforge って読み込みがとろいなあ。 ページもごちゃごちゃしてて使いにくいし。画像なんかいらんから速くしてくれ。

今日やったことはきのうの続きで文脈解析の精度向上だが、 なんかいろいろ試してたら意外にうまくいくホーホーを発見 (って書くとなんかバカみたい (いや、バカなのだが) )。まだウインドウサイズやパラメータを微調整する必要があるだろうが、 なかなかおもしろいやつもとれてる。 これは後生大事にノートにメモって、あとは次のミーティングにそなえて評価だな。 ところでこの CS 業界でウインドウというと、 パタパタ開くやつよりスライド式で横にガラガラ開くサッシをイメージする (サッシが sash という英単語からきていたことは今知りました)。そういえばむかし 「引きドボン」のことを「引きド」と呼んでいた。それが新山には 「引き戸」といっているように聞こえた。だから何だ。まあそれはいいとして、 しかしいずれ文脈解析はトレーニングさせることができるようにしたいと思っているのだが、 手続きをトレーニングさせるためにはそいつがあまり離散的では ダメだろうと思う。その原理上 (って何だ?)、調節できる *連続な* パラメータをなるべく多くしなければならない。しかしいまんとこ調節できる パラメータって 2、3個しかないのよね。するとやはりパターンの規則をなんらかの 数値であらわして、そいつを学習させるという手法が必要か。Co-Boosting では Feature のベクトルを沢山とってそいつを学習させていた。とにかくベクトルらしい (意味不明な議論)。なんかうまい方法を考えなきゃいけない。あと現在とびとびに とっている文節でアナボコがあいた部分のNEは無視してんだけど、そこも 考慮にいれるような方法を考えること。ってこれ自分以外にはぜんぜんわかんねえ 日本語だ。ざまあみろ。でも今の状態ですでに精度はけっこうイイよね。

ところで、ある人間が一日にやった研究と次の日の方針について 数式とかまで詳細に記したページかなんかを作るとあとあとの人にとって参考になるかも しれないと思うのだが、いかんせんリアルタイムでそんなものを公開するのは ちょっとやばい (パクられるから?…というより、論文の内容を先にバラすってのは モラル的にまずいだろう…)。でも一年ぐらいあとに、 もう論文とか書いちゃってから公開するってのはいいのではないだろうか。 しかし公開したくない理由は「パクられる」という以外に もうひとつあるかもしれない。そして、こっちのほうがでかいかもしれない。 それは「おまえ、これだけ日数かかって結局やったことはこんだけかよ!」と つっこまれる、ということだ…しかし企業の研究所では 進捗報告は大学のそれなんかよりはるかに厳しい (と思う、はず) ので、 大学とはいえこっちもそれなりにやってるっつーところを見せないとな。 それでもこの国では大学といえども日本より全然厳しいんだけど。

あと実験用のコードがジョジョに汚なくなってきたような予感と直感がせれので (するので)、オブジェクト思考とはいえ、そろそろちょっと整理しないと…。 研究で使うプログラムの問題は、途中から新しいアイデアを思いついて、 最初のシステム設計段階では考えもしなかったようなデータ構造や手続きを ブチぬきで導入するので要するに仕様変更の嵐となることである。 つーかソフトウエアの研究なんて仕様を決めることが成果というようなもんだし。 まあいいんだがどうでも…

ところで、python 用の pretty printer はないのんか? と思っていたら、じつは GNU a2ps がその機能をすでに持っているということが判明。 今まで perl 版ばかり使ってたから知らんかった…。 そしてインストールしようとしたら、 じつはすでに RedHat には入っていたということが判明。むだぼね。 そしてさらにさらに、再帰んのバージョンでは日本語も使えるということを判明。

結論: 「〜を判明」って日本語ヘン。

なんか冷房で手がかじかみます…

(19:17) 目がつかれたので散歩。 閉店まぎわの Orens Coffee でコーヒー買う。 きょうは La Minita Costa Rica だよ (La Minita は農場名らしい)。 なんか苦めで後味のこるヤツだ…。そのあと nyu 図書館まえに 並んでいる青空古本屋をみてまわる。この人たちは毎日いるけど どこから来てんのかな。あるところではナヴォコフが目立った。 あと遠藤周作と三島由紀夫。"Silence" って「沈黙」のことですね。 「金閣寺」はてっきり標識どおり "Kinkakuji Temple" と訳されてるかと思ったら "The Temple with Golden Pavilion" となっていた。考えてみりゃ いきなり Kinkakuji Temple と言われてもわからんのだろう。 とっちもまだ読んだことないので、いきなり翻訳から入ってみるっつうのも いいかもしれない。が、専門書以外は買わない主義なのでそのまま通過。 ぜったい図書館で借りるほうがいいよね。

日本にいるときはクレジットカード (あるいはデビットカード) なんか 豚と (トンと) 使わなかったのに、こっちへ来てから クレジットカードなしでは不便だと思うようになってしまった。勝手だな。 ところで店でカードで買いものするといつもきまってレシートに カード番号と有効期限が印刷されてるのだが、こっちの人は こういうものをどうやって処分してるのだろう (オレはいつも 家に帰ってからビリビリ破いて捨てている、でも、めんどくさい)。 いつか誰かに聞いてみなければ。でも、あまり気にしてなさそうだな。 いつぞやの乾電池の件をまた思い出した。

(20:04) 田中康夫のThinkPadを強奪してFreeBSDを入れる会 発足。

こういうバカな話っていいね。

(20:50) こういうふうに容量を増やして喜んでるオレってば 我ながらなかなか人でなしっぽくて好きだ。

(23:45) きょうは帰りにふと 9st. のとあるビルをみたらアメリカ国旗が かかっていたのだが、そのデザインがなんかひっかかった。 星が 7×6 の格子状に並んでいて、全部で 42個しかないのだ。 これはおかしい。現在これは 50州(=50個)のはず。それに星の並び方も 格子状ではなくメッシュのはず。だとすると、 アメリカ国旗の星の実際の配列は何行×何列だったっけか? という問題が気になってしまった。現在の国旗は横に一列ならんだ 星が短い行と長い行あって、それぞれ個数は 1つだけ違うから 横一列の星の数は短い行を n 個、長い行を n+1 個と定義できる。 このくりかえしが m 回あるとすると、星は合計で m (n+(n+1)) 個、 さらに最後は長い行なので (n+1) をつけ加えると、星の個数は結局:

m (n + (n+1)) + (n+1) = 50
という式をみたしているはずである (n, m は自然数)。

つまり、式を整理して、

2mn + n + m = 49
という関係をみたすような自然数の組 (n, m) をみつければよいことになる。 で、ここまでは駅まで歩きながら暗算でできたのだが、 いざこの解を探そうとするとなかなかむずかしいことがわかった。 まあそのへんに山ほど生えてる国旗を見て数えればいいんだけど 意地でも計算でやっちゃる。 図柄をよく覚えていなかったので、最初は 7 とか 8 とかデカい数を 入れようとして失敗した。電車が動きだしてからしばらくたって、 ようやく (n, m) = (5, 4) という解を発見。 (6+5)+(6+5)+(6+5)+(6+5)+6 = 50 というわけね。しかしよく考えてみると 上の式は n と m が対称になっているので、値を交換してもいいはず。 よって (n, m) = (4, 5) もなりたつ。この場合、星のパターンは (5+4)+(5+4)+(5+4)+(5+4)+(5+4)+5 = 50 となるわけだが、 これは明らかに縦長になってしまうのであの国旗には合わないだろう。 というわけで正解は横6個の長い列が縦5行、というパターンが正しい。 あとは家に帰って答え合わせするだけね。 しかし (n, m) の値を交換するということとパターンの 関係がしばらく直感的につかめず、混乱する。 やっと帰ってきて確認。正解!

それにしてもこんなくだらないことが気になって結局 論文がよめなかったオレは、ダメな奴。

(02:22) ほんとは寝たはずなのだが、なぜか床についてからも 目がさえて、おまけになぜか神が降臨していきなり研究のアイデアを 思いついてしまった。しょうがないので起きてきていまノートに 書きつけたところ。ああこんなことではまた明日も寝坊確実ではないか。 眠れないので音楽でも聴くか、あるいはいっそのこと 眠くなるまでプログラムでも書く? どうしたものだろう。 ところでついに 100kbytes 超えた。ほんとに今月は書きすぎだ。 なにがここまでさせるのだろう。つーか何にも考えないで ただ書くとこうなるのだ。35語かかるところを 7語まで縮める、 というある人の性癖を見習わねべねれねい。


May 31 [Fri]

(13:32) 案の定、激しく寝坊しました。 100k は超えましたが、敗北感がつのりますね…。 きのう思いついたアイデアも今日になってみるとあんまりすごいとは思えないし、 なんか。

そして今日はまたおかしな夢を見た。 今日の夢は非常に鮮明で、なぜか起きたあともよく覚えていた。おかしい。 銅色のカールした針金を手でまっすぐに伸ばしながら結び目をつくっているんだけど、 女性の歌声 (日本語) が流れていた。あるいは自分が女声で唄っていた? この部分ははっきりしない。でも、まちがっても新山の声ではない。 そしていつもはこういうとき曲をよく覚えてないのだが、 今日はしっかり覚えていた。そして一番おもしろいのは、 今日は夢で流れていた曲が特定できたということだ。 じつはそれは単一の楽曲ではなかった。 基本的にはむかし聞いた (実家にレコードがあると思うんだけど) どこかの 映画音楽 (名前は知らない) がベースになっているが、サビの部分だけ ちがう。朝おきてシャワーをあびながらこの部分は何で違ってるのかなあ… と思っていたらふいに気がつく。この部分だけは別のある曲 (あるTV番組のテーマソング) から借りてきているのだ! 拍子はどちらも 4拍子。 継ぎ目の部分は微妙にアレンジされて、そこそこ自然になっていた。 オレはこんなことを寝ているあいだにやっていたのだろうか? いったい何のために? わからん。

そしておそろしいことに今日は歌詞まで覚えていた。 内容は「親は自分のことをキチガイだと思っている、でも自分はそうじゃない、 そして親は自分をどこかに幽閉しようとしている、もうだめだ助けて」というような ものである。あいかわらず暗いけど、じつは「親が子供を幽閉する」という テーマにはわりとなじみがある (決して新山の幼児体験とは関係ありません)。 そういやーこないだ読んだ Paul Auster の小説もそんな内容があった。 しかし、なぜ、それなのか。しかもあの曲。わからん。そんなことに CPU 時間割くなら そのぶん深く寝て早く起きてくれればいいのに、まったく、オレってやつは。

そういえば最後の一句はかなり意味深長な内容だった。でもここには書かない。

ところで今朝みたパンフレットによると、いま Downtown では River to River Festival というのをやっているらしい。Sheryl Crow って誰。

(14:26) やはり、こっちの人はクレジットカード番号の 書かれたレシートなどは気にせず捨てるらしいのです。 ほほんがほん、ほほんがほん。

オレって猛共は新打法が増。

(17:24) うげー開けてからずっと食ってなかったら、いつのまにかOREOがしけってて鬱。 この国にきてからいろんなビスケットをためしてきたが、 結局 OREO が総じて (味と値段を考えると) 一番まともだということがわかった。 Ryan いわく、コークのみながら OREO を食うのはアメリカ人のこころのふるさとだよ! というが、ホントかいな。でも残念ながらそれらの組み合わせはあまりに甘すぎる… 苦いコーヒー (アメリカンじゃだめ) 飲まないとやってらんない。 ところで今ふと「しけってる」ってこれまた方言じゃないだろうな… と考える。めんどくさいので google 検索はしない。

(20:11) ああーやっと終わったあ。 きょうは一日なにをしていたかというと、評価のための正解データを作ってたのだ。 これはよーするに 800個ぐらいのデータを手で分類していくわけだが、 これで一記事分。よーするに今日やったのは一記事だけ。 こういう単純作業は目はショボショボするし手がいたくなるし眠くなる。もういや。 材料も結果もあらかじめ両方手で作っておかにゃならないというのが この分野のきついとこだね。これであとは評価用のスクリプトを書かにゃなんない。 ところで今日考えたのだが Precision と Recall って、昔やった化学実験の純度と収量の関係に似ていると思う。 どっちも100%取れるってことはほぼ無理なんで。

やはり取り出された表現の表現がおかしい (おれもおかしい)。 なんか日本語の文末とかその他をノーマライズするソフトウエアが ほしいのだけど、そういうものはないのかもしれない。 いや、あるいは余計な部分をぶった切ってくれるだけでもいいんだが、 接尾辞とか助動詞にはけっこう情報が含まれてる場合もあって あなどれない。

(01:18) いま今月分を読み返してみて愕然とした。 今月は限界に挑戦したとはいえ、もう来月からはこんなに書かない。 だいたい、バカに限って自分のことを喋りたがる。手に負えない。 (お察しのとおりまた落ち込み期に入りました)


Last modified: Sat Jun 1 01:20:25 2002

Yusuke Shinyama