2003年 3月 (1)。

Last Modified: Tue Mar 11 11:34:26 EST 2003 (03/12, 01:34 JST)

Mar 11 [Tue]


(11:33)
象だゾウ。

Mar 10 [Mon]


(08:48)
いやあ、朝は広いね。
(12:52)
きょうの colloquium は機械学習について。 いくつかの機械学習アルゴリズムを純粋なブラックボックスとして 外から評価して、それを組み合わせることでパフォーマンスの向上をはかろうという試み。 機械学習の「メタアルゴリズム」と本人はいっていた。まあ、一種の高階関数のようなものだな。 で、これが statistics が generator でないということとどういう関係があるか ようわからんのですが…。で、そのような「高階関数」のひとつとして、boosting があると。 そもそも新山は boosting と co-training の違いがよくわかっていなかったのですが、 boosting とは基本的に「例に重みづけして再学習する」という話で、 あとでわかったんだけど、ぎっこんばったんにお互いを学習しあう (?) co-training とは 違うらしい。AdaBoost はたしか Collins の論文で使われてたのを読んだが、 よく理解してるとはいいがたい。それによれば学習データは +1 か -1 なのだが、 weak learner によって得られる解答は 1 (predicting) か 0 (not sure) であらわされるそうな。 (ハァ?) で、boosting はこれによって関数 F(x) の項をすこしずつ重みを変化させながら 追加していく (つまり F(x) はぞろぞろ長くなる) のだが最終的にとるものは F(x) の値 そのものではなくてその sign なのだ。これが boosting ね。これを応用すると ただの離散的な decision tree を重みづけにすることでより柔軟にできるというのだが、 どうやってそれをやるかはわからなかった。だいたい新山は decision tree の学習方法も よく知りません。いちばんアレな(?)ノードを split するとかいっていたなあ。 まあそれはなんとなくわかるけど。C4.5 とかってアルゴリズムは公開されてるんだろうから、 それを読めゃあいいんでしょうがね…。で、その後の数学の話はわからんから虫。 そすると話はすこし跳んで、機械学習に単純に yes/no と答えさせるのではなく、 「not sure」という信頼度をつけた解答を可能にさせる話。しかしあいかわらず 最初でいってた statistics と generator の関係がどう保持されているのか疑問である。 最後は online learning (ようするに「ぶっつけ本番学習」) のおはなし。 でもこれは時間オーバーでほとんどスキップ。

で、実際にこれがどういうアプリケーションで使われてるかという話だが、 彼は AT&T で働いていたのだが、顧客の各回線の通話記録から 「この回線はビジネス用か、それとも自宅用か」を機械学習によって 判定する問題があったのだという。で、これをさっきの重みつき決定木学習にしたら パフォーマンス激増加。で、AT&T はこれのおかげで年 15M$ 受かせたというから $15,000,000 つまり 1500万ドル = 15億円?? ほんとかいな。 ビジネス回線か自宅回線かを判断することがそんな儲け (あるいはコスト削減) に つながるのだろうか。どうでもいいけどそっちのほうが信じがたいんだが。 それから別の仕事で、顔を認識するソフトウエアをノートパソコンで動けるぐらいまで 軽くできた。これは 6000いくらかの feature を各ピクセルごとに判断しているが (たぶん決定木でやってんでしょうね)、あきらかなピクセルについてはわずか 8〜9features/pixel 程度で判断できるので大幅に計算量が減らせたということである! が…こちらは画像認識についての知識もぜんぜんないので「ふーん、それってすごいの?」 という印象しか持てなかった。まあ全体的には面白いトークだったといえるだろうが、 もうちょい自分が勉強してからのほうが望まれる。

ところで思ったんだけど、理論家にも practitioner な理論家とそうでないのがいるなあ、 ということである。きょうの彼はあきらかに「practitioner な理論家」だ。 なにがいいたいかわかるでしょ。

(15:33)
前野さんのメールに返事をかいてたらへれんが来て邪魔された (というほどでもないが)。 けっきょく、10行程度の文章をかくのに 2時間ちかくかかっていたことになる。
(16:32)
ほかの学生らと何人かで、さっき講演した彼としばらく話す。 じつはこの人、NYU コンピュータサイエンス学科の新・教授候補で、きょうは さっきの講演もふくめてすべて「教授としての適正試験」なのだった。 彼のきょうのスケジュールをみると驚く。 この人、きょう一日はほとんど“市中引きまわしの刑”に近い多忙ぶりなのである。 まず最初にホストの教授のところへ挨拶にいき、 つぎに学科の人をあつめて講演をやり、 そのあと教授3人と昼食、各教授への挨拶まわり、 学生と懇談し、そして夜は夜で別の教授数人と夕食に行かねばならない。 よーするに研究能力だけではダメで「人づきあい」が上手くないとダメ、 ということらしい。しかも自分の専門分野だけではだめで、 学科のすべての先生を相手にそれぞれ各1時間ずつぐらい時間をとって サシで相手しなくてはだめなのである。そしてこの試験は明日も続く。

いやーしかしアメリカの大学が新しく faculty をとるときに かならずこの手の試験をやるらしい、ということは 話には聞いてたんだけど、実際見ると大したもんだわ。 そしてこの適正試験の中には「学生とうまくやっていけるか」 というのも含まれる。だから何人かの学生 (さすがにこれはサシではない) を あいてに喋らなくてはいけない。その相手の一人がきょうは新山だったというわけである。 このまえ Ralph が「新しく AI の分野で先生がくるんだけど、“学生の一人”役やる?」 と聞いてきたので、ふたつ返事で「ハイハイやるますやるます」といっておいたのだ。 でもこの人オレ的には評価高いよ。まずやっている研究は十分おもしろいし、 なにより英語がききとりやすい。 これ重要。ネイティブではないらしいんだけど。 しかし日本の大学がここまでやるだろうか。やんねーよな、やっぱ。

ところで、かれは AT&T で Collins と一緒に 仕事していたそうだ。ああ、どーりで。ちなみに Adaboost の Ada というのは Adaptive のことでプログラミング言語 Ada とは 何の関係もなく「あだぶーすと」と読むんだとさ。 ちなみに「こいつは絶対おすすめだ」と推薦された情報理論の教科書は さっさと amazon で注文した新山。

(23:26)
オコラレタ。。。
(00:11)
きょうは ESB が青く光っているのをみたらなぜか落ちこんだ。 それはとてもうつくしい青だった。まるでガスコンロの炎を思い出させる。 そしてあともうひとつのこと。どうかそれは…。

ところで、きょう鏡をみて気づいたのだが、いいかげん髪の毛ヤバイ。 原始人状態。ボサボサ〜のボサニスト。この単語、気に入った。

google://ボサニスト/ (0件)

勝った!! (←注目)

そろそろ床屋いかなくちゃ。明日はむりそうだけど。

Mar 09 [Sun]


(12:00)
おきたら昼だった。
寝坊するという行為は予告可能なはずである。
にもかかわらず、わたしは予告しなかったということになる。
これはテロ行為だ。
なぜ改行するのかといえばそれはテロだからだ。
テロだからテロ!

さっき電話がかかってきて、受話器とったらいきなりベラベラしゃべられて向こうの言ってることがさっぱりわかんなかった。 これからはああいうのがきたら「ぷっ、りーーー〜ず、とぉーく、まっち、まっち、すっっろぉーぅりぃい。」 ということにしよう。そうすると相手がどんな反応を返すかたのしみである。しかしできればどんな反応も 返さないでもらいたい、というかかけてくんな畜生め。そういえばまだオレの番号は電話帳に載っているのだったか (なんでも「電話帳に載せないこと」というのは追加料金のサービスとして扱われるらしい、なんてことだ)。 もうとにかくなにもかも嫌い。なにもかも。なもにかも。なもにのか? なにものだ! なにものや!! そういえば国道18号ぞいにあるラーメン屋「なにものや」はまだ健在なのだろうか。 オレはいったことないが、とにかく量が多くておそろしくマズいという評判である。 噂では全部食べればタダとか…。というかニューヨークには木久蔵ラーメンがあるという話だが、 これまたまずいという話なんでそんなところに行きたくなるオレもオレだな。つうかラーメン食いたくなってきたよ。寝よ。

(13:25)
さて…「サップロ一番」をまた一袋消費したあと、 そしてまたタイプミスをやらかしたことに気づいたあと、いつものように サップロをまちがえて打ってる奴 はどれくらいいるのかと検索してみる…。あまりいなかった…。 このように『…』べかり使っていると全然なんだここれの持つ雰囲気 (ふいんき) に 圧倒され頼りすぎてしまうような気がして…。 ところでまたタイプミスして思いついたのだが「桂べかこ」って女みたいな名前だけど男だったんだな…。 「べかこ」って名前すげー気にいってたんだけどな…。なんで改名しちゃったんだろ。ちなみに 大辞林によれば「べかこ」というのは「アカンベー」の意だそうだ。 だからどうってこともないが。なんかきょうは“…”を使いすぎてるような 気がする…、なんで『』と“”はちがうの?? どう使いわけてるの?? とゆーか、イラク! 話は戻るが…イラクというのはつまりイクラとは 南野関係藻内わけで…イクラとオクラも関係ない。ってこれどっか前に書いた。 からいいとして、たしかミヤザワケンジがどこかで「ぺかぺか光っております」という 語句を使用せていた気がするのだけど…なんだっっかかな。
(18:17)
Donnell でまた本に囲まれて数時間をすごした。 やっぱりオレにはこういうのが一番あっているらしい。 か、今日はたいへん暖かく、五番街は人でごった返していた。
(21:00)
夕食はアジのひらき (今度こそ鯵だ! まいったかサバ野郎!!) と 大根おろしとエノキ茸のみそ汁。それとメカブ。 ふつうみそ汁にエノキ茸を入れるのかどうか 知らないが、うちではとにかく入れていた。中野市が 全国一のえのき茸産地だからだろうか。このパッケージにも 「信州」とデカデカ書いてあり、ああきっとこれは農家の小林さんち (つこれを作った農家がほんとに小林さんなのかどうかは知らないが、 長野県は「小林」姓がメチャクチャ多いので、苗字がわかんなかったら 「小林さんですか?」ということにすれば 5% 以上の確率で当たる) からはるばるここまで空輸されてきたんだなあと思うと泣かせる。 しかしここで下品な話をいたしますが、

検便の前日にエノキ茸を食べてはいけない、
なぜなら次の日にそのまま出てくるから。

ということです。下品な話終わり。 だいたいほとんど消化されないのになんの役に立つんだかわかんねー。 ほんとうにこんなのがガン防止になるのか。なんかの間違いじゃないか。 まあいいや。しかしあいかわらず日本食は非常にていねいに 食うようになってすごいすごい。サカナなんか身が すこしも残らないように気をつけて食うからね。歳をとるにつれて モノのありがたみがわかるようになるっつうのは、いい傾向だ。 ごちそう
様。ゴッつぁノ。

…しかしですなあ。やっぱ食事は日本食に限るよね! まったくさ、いつもピザとかサンドイッチとか食うと なんかぜんぜん食物をありがたくいただく、という感じがしないんだよ。 なんか補給品をむりやり食わされているという感じで、 しかもゴハンじゃないし、この小麦粉野郎! と思っちゃうでしょ? それにひきかえ、ゴハンはゴハンだ。つまりえらいのはそこだよ (やや酔っぱらってる雰囲気、ちなみにアルコール摂取量はゼロ)。 つまりそれはつまり日本文化がいかに優れているかということの、ってことの、 そのうー…アレなわけだ…つまりアレだ…な!!

と、このように「おっさん語り」をシミュレートしているうちに ほんとうにそれが現実になる。だろう。いまのうちは。いまのところは。

すくなくとも。

(21:20)
そういやー明日は早く (10:30)大学にいかねばならないので注意スルコト。

Mar 08 [Sat]


(10:40)
あいでぃっど。

俺-ジャイアン-大将-ガキ。

Owen が朝からナニヤラスープをつくってイルが、 あたりに実にいい匂いがたちこめている。彼によるとこれはインスタントだそうだが、 まさにチャイナタウンの匂いだよ〜! 感激!

(11:41)
Macromedia Flash にも穴がみつかったんだって。ばーかばーか。 つうか今時 Flash なんて見てる奴は新打法がいいです。ほんとに。 いやほんと…。
(14:29)
pfaedit はどーやったら動くんじゃバカヤローーー!! かならず XChangeWindowAttributes で落ちる。gdbしてもなんか xlib.so の中でおかしくなっているらしくわからない。 たぶん XCreateWindow のときにおかしなパラメタを渡しているように 見えるが、そこまで追いかける気はない。そして結局なにもしていなかったことになり、 すべて時間のムダになる。というか、あまりにも多くのことに分散的に 手を広げすぎじゃないかと自分でも思う。 ちなみに、けさはまず Eclispe を ダウンロードして遊んでいた、そのあとは JUnit の ドキュメントを読み、つぎに pdb のよくできたリファレンスをさがしていた、そのあと英語版 wikipedia を読みあさる (これらはどれもまったく脈略なし)。 まったく休日だのに何やってんだか…。
(19:23)
な−んか新聞みてたら鬱になってきた。。。
(19:51)
まあオレが戦争に行くわけじゃないから別にどうでもいいし、 しょせんは他人事だ、とここに書いておこう。 というか、正直な話どっちの立場もかなりムカつく。 まず、戦争支持の連中に対しては単に人殺し反対! といえばいいだけだからムカつくのは簡単だ (?)。 しかし反対してる側のほうもこれまたムカつく。 お前らホントに石油がヤバくなったらどうせあっさり賛成に回るんだろ? 貧困生活に戻る覚悟なんてないんだろ? と思ってしまう。 新山にもない。そんなことはわかりきってるのに、なぜそんなにうれしそうに (?) 反対できるのだろう。 そんで戦争しないとなればどうせまた何も考えずに浪費するわけでしょ。 とりあえずアメリカ人 (在米邦人もふくむ) のほとんどは反対する資格なしだと思う。 連中の資源浪費はすさまじいから。つうわけで新山は賛成も反対もせず、 ひたすらドケチ生活 (≒省資源) だけに徹するようにします…。

とゆーか、資源が極端に不足してる国で 1年間「ふつうの人として」生活したら一体どんなかんじなんだろうか。 そういう体験ツアーってないかなあ。まえにチベットに行ったときはかなり不便だったけどしょせんは観光客だったからなあ。 ああ、なんつういやしい好奇心だ。 自分はそういう生活にどれだけたえられるのだろう (そもそもコンピュータを使う仕事なんて あるんだろうか)。たとえば北朝鮮とかね…もしあそこが共産主義じゃなくなったら、 1年ぐらいは住んでみたいような気がする。マラウイとかでもいいよ。まったく、オレって奴は。 現地で伝染病にかかってのたれ氏ね!

(22:54)
http://www.bushcartoon.com/bushisms.html

あー、笑った。やはり偉大なる大統領にはアメリカンジョークの素質も必要だということなのか。 前からうすうす思っていたんだけどブッシュのボケ加減ってのは 日本でいう長嶋ミスターに似てると思う。かれも大統領なんかじゃなくて、 野球チームの監督ぐらいだったらそれなりに愛されるキャラになったかもしれないのに。

(01:05)
どうやって記録を抹消すればよいかを、あなたは知っている。 ただ単に yes とタイプすればいいだけだ。
$ yes
y
y
y
y
y
y
y
y
y
y

そして 1040NR-EZ は厚かった。

Owen が電話でなにやら話している。声がでかくてこっちの部屋まで聞こえてくるが、 なにやら怒っているらしい。しかし中国語はただでさえ怒っているように聞こえるので、 本当に怒っているのかはじつはあまりよくわからない。

(03:21)
なぜ Phoenix や Mozilla でスタイルシートが無視されるかわかった。 ローカルではうまくいくのに、サーバから読むとだめなのだ。 publicfile が拡張子 *.css のファイルを Content-Type: text/html として 返してしまうためだった。ちなみに IE ではこれはうまくいく。 そしてまたこんなことに時間を費やしてしまった。ばかめ。

Mar 07 [Fri]


(09:35)
「布団」というより、「おふとん」という呼び方のほうが好きだ。 この場合、「ふとん」はひらがなでなければならない。 でもほんとにそうかな? 比べてみよう。

ということでやはり「おふとん」表記が一意に決定!!

ああ、朝からひまなことだな、オレは。

(13:39)
きょうの colloquium は効率のよい router の実装について。 Click という ルーティングソフトを開発している人の話。なかなかおもしろい。 というのは、新山はぜんぜん知らなかったのだけど実はルータというのは かなりのデータ転送速度が必要で、さいきんの gigabits クラスの ネットワークで packet forwarding をしようと思うと GHz レベルの CPU でもあっぷあっぷになるのだという。もちろん CISCO なんかは そのためにバカ高い専用ハードウエアを売っているわけだが、 いわゆる普通の PC で高パフォーマンスを出すには CPU の サイクルレベルで最適化が必要になるのだそうな。そのためかれらは device driver の呼び出しでかかるサイクルとか、割り込みでかかるサイクル、 さらには分岐予測やキャッシュヒットに失敗したときの消費サイクルまで 計算に入れていた。しかし、そのうえでどうやって柔軟に調整可能な システムを作るか? という話。そんな状況下ではアセンブラレベルで チューニングしないかぎり無理ではないのか、と普通は思う。 しかもそのタスクというのが非常に複雑だ。 たとえばこれは見てびっくりしたんだけど、 CISCO ルータのパラメータ設定なんかはまさにひっくり返るほど沢山あって、 あれを見るとこりゃたしかにルータの設定なんか個人にはできねーわ、 こりゃ専門資格も必要だ、といいたくなるようなしろものである。

で、かれらはこの packet forwarding という複雑なデータ処理過程を、 element と呼ばれる相互接続可能な小さいモジュールに分けることで 高スループット (1.6GHz, Athlon で 700Kパケット/秒というから転送データ量にすると どれくらいか? 数百Mbps か?) を実現した。おもしろいのはこの「モジュール」という発想である。 各モジュールはかなり簡単な動きしかしない。Linux の netfilter の 各モジュールなんかよりも全然単純で「このパケットの何ビット目がゼロか」とか そういった程度の動きしかしないのだが、これを組み合わせることで かなりいろんなことができるらしい。しかし実際にはこれらのモジュールは C++ のオブジェクトとして実現されている。そのため実行時には結合されて一枚岩の バイナリとしてふるまい、この結果パフォーマンスが上がるらしい。 で、「どのモジュールとどのモジュールを接続」というのはかなり 明確なパイプライン構造として視覚的に表現できてわかりやすい。 またモジュールはなにしろ単純なのでデバッグしやすく、再利用も 可能である。さらに経過パス分析 (なんていうんだ正式には?) をすれば コードレベルでの最適化ができ、チューニングも簡単だという。

で、かれらはこのアプローチはなにも packet forwarding だけでなく、 もっと一般的なデータプロセッシングに応用可能だというが、 これって qmail とまったく発想が同じなのだ。小型のモジュールに分けて パイプライン化することで高スループットと高信頼性を同時に得るというやり方。 ただし email 配送ではさすがにサイクルレベルでのパフォーマンスまでは 必要ないので (packet routing なんかは基本的にメインメモリを使わず、 2次キャッシュだけでやっていけるだろうが、email はさすがにそうはいかない)、 djb は手ごろな component として unix のプロセスという概念を 使っているわけだ。でも各モジュールの簡単さという点では似ている。 qmail-send.c は別としても…。

おもしろかったのは「割り込みは非常に CPU 時間コストが高い」ということで、 これも新山は知らなかったのだが、デバイスドライバからの入力待ちに割り込みを 使うとパケットが多量に来たときに CPU が割り込みの処理だけで手一杯になって ぜんぜん context switch もなにもできなくなるのだそうな。 そのため普通の Linux カーネル (netfilterのことか) をルータとして 使った場合は、ある一定以上のパケットがくるとパフォーマンスはガタ落ちになる、 というか文字通り「ほとんどゼロ」になってしまうのである。だから DoS が有効なのだろうけど。したがって高スループットを狙うなら、割り込みは 使うな、ドライバを poll せよ! ということらしい。実際見せてもらった グラフでは一定以上のパケット量だとパフォーマンスは頭打ちになるものの、 下がることはなかった。へえーって感じ。

…が、でも自然言語処理のほうがやっぱりおもしろいよな、結論。

(15:57)
学科のイベントで「おやつパーティ」ナルモノガあったので、 某13階にいってケーキを好きなだけごっそり取って、食う。 でも周囲にいた人はみんな違う学年らしく知らない人ばかりなのでさみしいなーと思っていたら Roman が現れ、しばらく話す。彼は「おまえいま一年だっけ? 去年もいなかったっけ?」という。 いや、今年から学生なんですよ。「いまは必須の theory がなくなった」と 話すと「そりゃ気の毒なことだ、あれで鍛えられるんだよ、あれを必須じゃなくすなんて 甘すぎる、信じられない」といわれた。Hubert も参加してきて「オレもあれは好きじゃなかったがね、 あれは必要だよ」という。そうすか…。たしかに楽して Ph.D がとれるようになったのは 好きではない。過程が重要なわけだから。とかいいつつもいざ試験があったら もう氏にたいとかひーひー言うんでしょうがね。

つーか、甘すぎた。(ケーキが)

(20:54)
おふとんが冷たい。 。 。
(21:35)
…ふと見ると、並んだ郵便受けの間になんと一頭のラクダが立っているではないか。 形はどう見てもヒトコブラクダだが、身体じゅうが白い毛でおおわれている。 オレは一瞬ギョっとしたが、思わずとっさに口をついて出た言葉が 「どうしたぁー…?」であった。ラクダはすこし首を持ち上げると、多少こちらのほうを 見て、じっと白い息を吐いていた。そのときオレの頭で考えていたことは、 何でこいつがこんなところにいるのかということではなく、 こいつはこんな寒い所で一体無事にやっていけるのだろうかということであった。 大家が見たら何と言うだろうか。オレは薄暗い通路から出るときに フェンスを閉めるかどうかちょっと迷ったが、結局閉めることにした。 なぜって、来るときはもともとこのフェンスは閉まっていたのだし、 たとえもしこのフェンスが閉まっていたとしても、かれが何事かによって 自力で出入りできたのだとしたら別に問題ないと思ったからである。 階段を上がりながらずっと、はたしてやつはどうなるのだろうか、 ということばかり考えていた。部屋に着くと彼のことはきれいに忘れていた。
(23:35)
Owen がなにやらどでかいポスターを買ってきたので、見るとそれは 特大 "Shawshank" ポスターだった。主役のなんとかいう白人と黒人 (名前忘れた、レッドだっけ?) が座って話している場面である。お前この映画そうとう好きなんだな。 そのあとなぜかトコロテンを買っておいたことを思い出し、Owen に食わせた。 これにはワケがある。こないだ Ryan たちとメシを食いにいったときに、 なぜか日本食の話になった。すると Ryan ママいわく「むかし、 ある日本人の家族に夕食に招待してもらったことがあるんだけど…食事そのものはよかったのよ、 でもそのあとのデザートが…なんか… (ウげ、という顔) …透明な…キョトキョトしたモノが… しかも酸っぱいの!…あれは一体何!!」という。Ryan ママはかなり苦労して始末したらしく、 その後日本食恐怖症になったらしい。たぶんそれはトコロテンだな。 あれは日本人でも好みが分かれると思うのに (新山も進んで食う気にはならない)、 外人相手にいきなりトコロテンを出すとは酷な日本人だ。 だいたいあれって匂いからして結構独特だし、おまけに酢なんかかけたら とても普通の外人は食えたもんじゃないと思う。そもそも今はトコロテンを デザートに食う人なんてあまりみかけない。どっかの地域ではメジャーなんだろうか? しかしまたここで「なんでもチャレンジ」精神まるだしの Owen が 「それ、食ってみて〜!」とぬかすので、「よしよしそんならオレが買ってきてやる」と 前に買っておいたのである。

しかし今回はさすがに最初から 1パック全部食わせるのは刺激が強すぎると思ったので、 半分に分けることにした。三杯酢とからしをかけて挑戦する Owen。 で、感想は? というと、やはり、ウげ、という顔をしていた。 「なにこれ…ぜんぜん甘くないけどなんかオカシイんじゃない??」 でも胃にいいらしいから、というと彼は我慢してちゃんと平らげている。えらい! 新山もトコロテンなんて久しぶりに食ってみたが、やはり自分から 金を出して買う気にはなれないデザートだ。彼はその後もしばらく 甘くすればもうちょっとマシになるんではないか、といっていた。 そんじゃあ今度は黒ミツ入りバージョンを買ってきてやっから期待しろ、 つうか首をあらって待ってろ。

Mar 06 [Thu]


(07:31)
また雨かい…。

てくるで (ところで)、自分は 1年間にいったい何文字読んでいるのだろう? ということがふと (今朝は) 気になった。が、忘れることにする。

落っこってる。

(08:20)
いきなり目覚し時計がなりだして氏ぬほどびっくりた。お前、おどかすんじゃねーよ! と思いつつパッシと叩いて止めることにする。

ところで癇癪と癲癇て似てると思うのデスが…。

おや、ところでひとつ気づいたことがある。 今つかってるフォント (Kappa) の「癇」の字の門がまえは中が「月」になっているが、 東雲だと「日」になってるな。どっちが正しいんだろう。 MSゴシックも「月」になってるから月が正しいのか。

(11:19)
いつのまにか雪がドッサリコッサリ降っていて、外へでたらあたりは白く覆われていた。 温度の高い大きな雪である。すべるのでやだな。マンハッタンについたら雪は 小粒になってより温度が下がっていたようだが道は塩カルがまいてあるので歩きやすい。 毎回考えるんだけど、これって凝固点降下ってやつだよね。 新山の乏しい化学の知識は予備校で習ったことからすこしも増えていないので、 なぜ塩をまくと凝固点が下がるのか詳しいことはわからない。ファントホッフ!

…ところで、けさの nytimes によると米国のカトリック教会が ローマ法王 (戦争反対) につくかお国のため (戦争だいすき) につくかで 悩んでいるらしい。大変ですこと (じつは内心では「ざまーみろばーかばーか」と思っている)。 ちなみにニューヨーク市内で所有地の面積トップ 3 は、公的なものを除くと

  1. カトリック教会
  2. NYU
  3. Columbia University
だそうだ。そしてこれが何か?
(12:22)
ぶんぶく降ってるなあもう。。。
(13:43)
つうか本当は誰でもいいのだろう。 それがそうでないような気がするのは、頭が固くなっているしょうこだ。

あるソフトのパッチを作ったが、作者のメールアドレスがどこにも書いてない。 ドキュメントにはどうでもいい能書きばっかりだし、ダメなやつ。

(15:13)
$ psnup -6 -pletter -l work/meetings/a.ps | lpr
(15:25)
詩を書いた。
「もう今回は絶対一コしか食わないぞ!!」

と私は心に決め、手にとった。

…ぽりぽりぽりぽり…。

「・・・・・・・。」

嵐のような沈黙。

「…あうー、あうー。」

ガサガサガサ… (袋を開ける音)

(つづく)

blockquote.

(18:58)
ほうほう、BIND にも大穴ですか。やけにおもしろいぞ。

簡単に構築・運用できるサーバ、というのは絵に描いたモチではないと思う。
簡単に構築・運用できる高機能なサーバ、というのは絵に描いたモチだが。

(21:03)
典型的な Ruby 厨房を発見。「中立的に」って書いてあるのに…。

どうでもいいけど PyCon に行きたいけれど、 Registration fee が高すぐりので行かぬい。$250ってなんだ? いったい何くれるんだ? Proceedings が 5kg ぐらいあんのか? それとも GuidoVanRossum の特製等身大ポスターでもつくのca? つうか明らかに学生はお呼びでないって感じだし…。なんかむかつく。

google://等身大ポスター/ (約3,190件)

ところで「等身大ポスター」って呼び方にはなんか非常に屈折したものを感じるのだが、 こういうのって日本以外の国でもあるんだろうか…。このへんではみかけないなあ。 ただオレが気づかないだけかもしれない。

(23:42)
but still i have kind a of problem for you know so called generating sentences in our field because it sounds verbs sound very remote when i am talking about something complex like because in japanese everything is back on front you know so i have to think like backward you know and always something i want to say is at the end of sentence because it is normal way of thinking like japanese way right not only verbs but also but yeah even though i am gradually getting used to this still sometime i feel very awkward like like ah here i get off i have to anyway okay see you bye you too

ドキュソ英語。

(00:13)
きょうの授業はなかなかおもしろく。あった。 まず形態素解析のまちがいを直すをしてるときに「…というわけで nonstop は 形容詞で、afternoon は名詞なわけだ」と Ralph がいうと、 最前列にいる Ben が質問して「でも afternoon nonstop flight とも 言おうと思えば言えるよね、そうすると名詞-形容詞-名詞つながりになってヘンだよね」という。 この議論はたいへん説得力があったので、かれはよどみなくしゃべった。 すると Ralph は教室のスミッコに行って「うう〜コーナーに追いつめられた〜」という。 爆笑。ほかにも PCFG の説明で、確率をふることで曖昧な木の確からしさを 比べることができる…と言おうとしたら、かれがてきとーに考えた文法の 2つの木がなぜか 同じ確率になってしまい「あれま、同じじゃないの〜 (oh gee, we got the same number)」といって 落ちこんでたりした。ほかにも名詞か形容詞かはどうやったら区別るのか? とだれかがいいだして、「more をつけても OK ならば形容詞」と Ralph は答えたのだが、そしたら別のやつが「でも“妊娠した (pregnant)”は 形容詞だけど more pregnant とはいえないよね…」とかいいだして… 個人的にはこの受け答えが今日一番のヒット。 しかしあの先生のキャラクターはいいよなあ、とっっても。 身のまわりに見習うべき人物は多い。
(01:40)
こんなアホな生活でいいのか。 ということを人に言うと、いつもたいてい 「いやあ新山はそんなふうでいいんだ、いいんだ、ワハハハハ」としか 言ってもらえないので (明らかにバカにされてる! 畜生)、 誰か「お前そんなことばっかやってたんじゃダメだよ」といってくれる人がほしいです。 しょうがないからいつも自分で言ってるわけだけど。

Mar 05 [Wed]


(09:46)
雨じゃ。そういえばあれから一年たったんだなあ…。 この一年間に自分はどれだけ成長したことやら、とか考えると鬱になるからやらない。 というか、「このウン年間にどれだけ成長したか」などという考え方は やるだけ無駄なのであきらめたほうがいいと思う。そのような曖昧な世界に 科学的態度はやめましょう。きょうは朝おきてのろのろと skolemization について 考えていた。「のろのろと」というのは、フトンの中で「ん゛〜〜〜〜」とかいいながら もごもごと右を向いてみたり左を向いてみたりしながら考えたということだ。 そしてこれまたネムタゲな顔をしてのろのろと起きてきて、 トイレに行き、「しかし general quantifier が2コになったら その場合変数のスコープはどうなりゅんじゃ」ぬどと考うれ。 すして母音のふつおんがうめくでけねくんるのはこれは口を閉じているせい。

親からメールがきて、また日本人が大挙して ニューヨークにおしかけるようになるかもよ、とのこと。 ふーん。まあいいんじゃないすかね。 あいかわらず煽られてるとは思うけど、テロ以降観光客は減ってるんだから たっぷりおカネを落としてくれればいいんじゃないでしょうか。 NYUの英語学校もお得意さんだった日本人と韓国人客が激減して苦しいらしいよ。 しかしオレはとっても観光で東京からニューヨークに来る気にはならないなあ。 だいいち飛行機が長すぎる。あの苦痛の柔軟時間を費やしてまでここに来て それに見合う楽しさがあるか、といわれれば、疑問だ。

(14:37)
ところでコミュニケーションをコミニュケーションと間違える人は多いし 新山もその一人なのだが、どういうわけか「コニュミケーション」とか 「コニミュケーション」と間違える人はいない。ニとミは似ているはずなのに どうしてこうなるのか? 英語でも n と m は似ている。 おまけにキーボードでは隣だし…。個人的な感覚では、日本語では母音は保存されることが多いが 子音はそうでもないと思う。

インターナショナル。

ところで (またところでだ! こいつは一体何回使うのか) 日本語モードにしたまま "debugger" と入力すると「でぶっげr」になって大変想像力あふれる言葉になる。 この最後にとり残された「r」がもう致命的である。いかにも「r」って感じ。 促音が入ってるのもよくない。もうどうでもいいんだ。

(15:46)
午前中の雨もふっかりはせて、きょうは 10℃ちかくまで上がった。 あったか ので外を歩くにも上着がいらないくらいである。 東京ぐらしが長かったせいかずいぶん寒さに弱くなったという印象があるが、 こっちに来てからまただいぶ鍛えられたように感じる。つーか、 氷点下じゃない日は「あったかい」の範疇に入る。んまあ、そんなとこ。

ところで…。

いつも表面的には必死で明るくふるまってるんだから、 ここぐらい陰鬱なことを書かせろ! ぷんすか ぷんすか p

はて、何をオレは怒ってんだろ?

つうか、ここも表面だな。
(20:35)
またノドモターな宿題が完了した。帰ろう。
(ヤク中: ノドモターとはノドモト人生を遅る入のことである、 ノドモト人生とは [新山, 1998] に詳しいが、「ノドモト過ぎれば暑さを忘るれ」という 古い諺的な語句を元にしている、なぜノドモトがカタカンで表記されているかは 諸説さまざまであるが現在のところ定かではない、つまり終了)

そういやー

そういやーこのところずっと研究日誌を書いてなかったな。帰ったら書くこと。
今日は

そういやー

(21:27)
ふう、今日は誰にも落ちこんでいるということを悟られずに過ごせた。 …あなた以外には。

いや、あなたのことじゃないよ、あなたことじゃ。あなたのことでもない。あーだこーだ

嘘をつくにも限度というものがあります。

(22:34)
たまに落ちこむのは自分が悪いのではなくて、 ただたんに疲れているせいだと思いたい。思いたい。そう思い鯛。

とっ、こっ、ろでー! ?

http://www.google.com/intl/ja/ を みたときは「Google 日本語」とでるのに、 http://www.google.co.jp/ を みたときは「Google 日本」とでるという違いにきょう気づいた。

人々は make a difference という。べつの人々はおまえは普通の人間なんだという。

もちろんそうさ。 でも頼むから、そのことを思い出させるのはやめてください。 それよりも「お前友達いないだろ」とか言いましょう。 そのほうがずっとましです。

(22:52)
うげー。新しく買ったコーヒー豆が非常に質わるい。 てゆーか、香りが全然なくてただ苦いだけ。 やっぱり columbia にするんだった。ああ。

Mar 04 [Tue]


(08:25)
今日もどっさり。
(10:21)
やーい、また sendmail でリモートホール見つかってやんの。ばーかばーか。 いまだに sendmail なんか使ってる奴は新打法がいいです。以上。 きょうの某 cvs のログから:
> CVSROOT:        /cvs
> Module name:    www
> Changes by:     jufi@   2003/03/03 18:19:27
>
> Modified files:
>         de             : errata.html errata31.html security.html
>
> Log message:
> another sendmail "remote root" bug.
> How long 'til we can celebrate the
> "100'th sendmail remote root" ?
つうか RedHat はデフォルトで sendmail 起動すんのやめてほしい。迷惑だから。 というか、RedHat をインストールしてまずやること:
(17:16)
あーもう頭がふがふがして考えらんない。
(20:51)
はあ。よーやく AI のしゅくだいが (ほぼ) おわった。ふう。 途中で計算がぜんぜん合わなくてかなり敗北だと思ったdes. そのあと DP 法のコードを書いたら1時間もせずに完成。 こういうのは早いんだけどなー。
(22:22)
なぜかロシア語で書かれたページを必死こいて読み始めるという意味のない 遊びをはじめて時間を無駄にする。ムダなことを…。 新山はロシア語の知識に関しては韓国語と同程度しかない。 つまり文字は読めるけど単語をほとんど知らないのでまったく理解できない状態。 まあ第二外国語なんてそんなもんだ。
(01:09)
あー Wikipedia にハマっていたらまたこんな時間に…

Mar 03 [Mon]


(時刻を書きたくないので書かない)
なんとはなしにひどい落ちこみがやってき、 もういいかげんに文字を見たりキーボードを打ったりするのがばからしくなるときがある。 リビングのかたい椅子にすわって、ぼんやりドアごしに自分の部屋のルータのランプがチカチカするのを見ていた。 Owen が通って「おまえ病気か?」という。いや、なんでもないよ。このかたい椅子が好きでね。

これは自分の部屋にキャスターいすを買ったときにこちらへ持ってきたものだが、 こっちに置いておいたほうが合うと思う…というようなことをぶつぶつ言うと、 かれは、どうもわからん、といって自分の部屋に入っていった。

自分が頭を使う仕事につかねばならない、というのはひどい思いちがいだと思う。 だいたい頭なんてのはどんな仕事をするにもかなり使うんであって、 自分だけが考えなければならないわけではない。むしろ研究者などというのは 何も考えてはいないものだ。

あしたは平安がやってきますように。

(08:59)
なぜか朝起きて最初につぶやいた言葉が「ふあふあのもこもこ〜」だった。
(10:29)
それを「本質的な問題」と名付けよう。 そうすれば、放置しても誰も文句を言わない。
(11:37)
サブかった。激サムイ。さいきん、氷点下 10℃かどうかを見分ける方法がわかった。 風が吹いて耳が痛くなればそれは氷点下 10℃以下である。 -15℃ぐらいになると何もなくてもイタかったような気がする。 まあ何はともあれ帽子は必要だってこったな。
(12:32)
(よく見てる)
(16:29)
きょうはサムイので散歩にいったり古本屋や図書館をチェックしているヒマはない。 つーか、いつも画面ばっかり見ていて「こんなんじゃダメになる、 たまには気分癲癇しなきゃ!」とおもって行くところが本屋とか図書館じゃ、 これじゃ終わってる。終わってる? これじゃあーなおさら目が悪くなるいっぽうだ。 というか最近思うのですが… この街にはなんかもっと面白い娯楽とかがあるんじゃないですか?? しかしとにかく目が疲れているときは目は使いたくないし耳も使いたくない。 頭も身体も使いたくない。とすればあとは寝るしか ないではないか。でも寝るとコレマタおかしな夢を見て頭を 必要以上に酷使するので、結局、寝るな。 つうかお前は休んじゃいけない。休むくらいならさっさと氏ねよ。決っっして。
(17:17)
newyorktimesnohtmlhanantekitanainda...bukutukusa,bukutuksa.
(20:27)
気がついたらこんな時間かよ! ちなみに何をやっていたかというともう聞くも涙、語るも涙、という、 いわばアレなアレのアレだった。つうか全然関係なくて本当は ある Unicode の文字集合が与えられたときに既存の charsets で 安全に変換できるものを探すコードを書いていた。たぶん emacs には 似たような関数が含まれてるはずなのだけど、あれは unicode base じゃないからな。 でもってぜんぜん研究とは関係ない。

サンドイッチを書いにいったら店のおやじにおまえ今日は遅いな、と言われた。

(22:46)
あーやべえ、のろのろしてた。もう帰らなきゃ。

オフィスでとなりの部屋にいる博士2年の jinyuan がきて、 最近調子どうよ? とかちょっと話す。かれは引っ越したらしいが、 Bleecker St. (大学のすぐ近く) で $600 だあ〜〜?? なにそれ。破格! まあ部屋は狭いらしいが、それだけ近くだとどこにでも行けるなー。うらやましい。 ところでかれの研究ではカーネルモジュールを書いているのだろうか。 プログラミングが大変というが、プログラミングよりも評価とデータ作成で 鬱になってる身からするとちょっとうらやましい。

(00:04)
きょう Courant の図書館から本を借りてきたのだが、ふと巻末の貸し出しカードをみたら 一番てっぺんに手書きで「Sokal」と書いてある。 この名前はあまり一般的ではないよなあ…うん…。

ま、どうでもいいことですが。

Mar 02 [Sun]


(05:04)
なんでこんな時間に起きているかといえば、徹夜したのではなくて 早く寝すぎたという原因にある。

ところで、コレをみて笑った:

『たかがバロウズ本。』を買った人は、こんな商品も買っています
なんだこりゃ。1つをのぞいてバロウズと関係ないじゃん! ほとんど山形ファソによる荒らしだな、これあ。 しかし amazon.co.jp で注文すると計 4,300円 (本体 2,800円 + 送料 1,500円) もかかるうえに 着くまでに 1ヵ月ちかくかかるという。僻地だなあオラッチは…。 かといって10日ぐらいでつくエクスプレス便を洗濯すると 送料 3,000円もかかってこれじゃ本体より高けーーよ! ざけんな。fujisan.com であつかってくれないかなあ。 あすこは送料がまだちょっと安いのに。紀伊国屋に頼むという手もあるが これも 1ヵ月程度かかるうえに本体の 1.5倍するから似たようなもの。 けっきょく amazon を使うしかないのか…。 あまぞんあまぞん! あまぞん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!! (気力がでる AA は略)
(06:04)
uwa-----------n ハジかいたーーーーーーー
(12:26)
雨がぶっさり。きょうはまた一日ヒキコ森な非になるのかそれはいやだなあ

ざんねそ

(13:36)
ポルトガル語はまったくわからないが、「イパネマの娘」は歌えるようになってしまった、という人は多いはず。。。
(14:55)
久々にノートパソコンを開けたら、いきなりレジュームしだした。 いったい何か月眠っていたんだ? こいつは。
(18:26)
いうまでもなくこの軽薄さにはうんざりしつつも、 それでも自分は自分だよ、とはいいつつも、 にもかかわらず、わざわざこんなところに書いてみせたり、 締め切り間際まで仕事をやらないような奴は信用しない、されない、 何はなくとも。日本語しゃべれ!

ところできょう、mutt の優秀さにびっくりした。中国人の留学生が Yahoo のアドレスで ML に投稿していたのだが、末尾のシグネチャは中国語 (Big5) でかかれている。 なのにこっちは kterm で日本語フォント (Kappa) を使ってるにもかかわらず、ちゃんと Big5 のコードを EUC-JP に変換してそれなりに表示しているのだ。こんな感じ:

Do You Yahoo!?
登記免費的 @yahoo.com 中文電子郵件 @ http://chinese.mail.yahoo.com
すげー。中身を unicode ベースでやってるんだろうな。
(21:44)
ときには、戦略的に怒ってみる、とか、戦略的にムカついてみる、という手法も必要である。 しかしこれをやると新山は本当に怒ってる状態と区別がつかなくなって失敗することが多いんだよなー。 まあ別にいいか。いや、よくないか…。

思うに、口喧嘩や文章上の喧嘩にも「ケンカ慣れ」が必要だ。 あまりケンカ慣れしていないとやりすぎて収拾のつかない事態になってしまう。 まあ、そういう意味でも普段から「ばーかばーか」と言いあうことは大事なのだと思う。 安心してバカにできる人間というのはだいたい人間的に魅力あるやつばっかだ。

(22:18)
一般論をここに書いて悦に入ってってるようじゃおしまいデスヨネ。

Mar 01 [Sat]


(09:45)
なんだか夢の中で授業を受けていたのだが、教授(だれだったか忘れた)に 「しんちゃん」と呼ばれてびっくりする、という夢を見た。

そういう病気は危険である。

(13:01)
むー & くわっく。

そういえば「クワコ」「クワッカー」という言葉を思い出した。 これは速くしゃべらねばならない。そうするとだんだん 「クワコ!」→「クぁコ!」→「カァコ!」というふうに聞コエルふうになってくru. つまりそういうことだ。むー & くわっく。

(16:16)
トイレのためにいったん大学に寄りました。さようなら。
(19:38)
まあ、まあ。まあまあ。

きょうは例の博物館に行ってきた…が、やっぱり Hoboken はちがう。 まず、歩いているのが白人ばっか。黒人やヒスパニックがほとんどいない。 駅前にホームレスがたむろしてる JSQ とくらべるとかなりアレである。 階級の差ってヤツですよ。店も基本的におしゃれなものばかり。Starbucks もあるし。 このへんは高級住宅街で、街並もきれいだし家も古めかしくていいわけだ (hoboken は米国の中ではそれなりに歴史ある街らしい)。並木もきちんとしてるし、 田園調布みたいだね。 そしてなぜかいたるところバーというバーに四葉のクローバの絵がはってあって、 「Happy St. Patrick's Day!」と書かれていた。そしてどのバーにも 大量の若者どもが並んでいる。しかもみんな緑色のなにかをつけている (St. Patrick のトレードカラーは緑だそうだ)。ド緑の帽子やら、 緑のシャツやら、緑のネクレスやら。なんだこいつらは。なんでこんな時間 (午後の3、4時) からみんなして飲み屋に並んでるんだ。どのバーにもいるから 街全体では相当な人数である。なんか St. Patrick's Day に特別な行事でもあるのだろうか。 つーか St. Patrick's ってきょうでしたっけ? なんか違うような気のするのですが… ま、異教徒のオレにはどうでもいいケドね。

しかしきのうあんなことを書いから書くってわけでもないが、 どう考えてもこいつらの人生ってよさそうに見えない。 新山の想像する典型的なニューヨーカー (白人) というのは、 基本的にてきとーな収入があって、今日はイタリアン、明日はヴェトナム料理、 あさってはインド料理…というふうに毎日 East Village のレストラン街をぶらつき (でも一番好きなのはやっぱりハンバーガーとステーキだね!)、あとは週末はこのテの パーティーに顔をだすか、ライブあるいは美術館にでも行くとか、B&N で 新刊をあさって表面的な話を聞きかじる…というものである。 あるいは暇つぶしにチベット独立を支援してみたり、 健康オタクになってビタミン剤屋の常連になってみたり (こういうのは沢山いる、ホントに)、 暇つぶしにイラク国民の人権について真剣に心配してみせたり、 これまた暇つぶしに趙州 (禅の導師らしい) とかイタロ・カルヴィーノとかについて 知ったよーなことを論じてみたり (あとはパソコンオタクならslashdotに投稿する)、とかとか、ね…。 そんでそのうち結婚して離婚してみたり、「精神的に病弱」とか騒いで カウンセラーをとっかえひっかえしたり。しまいにはスペースシャトルを肴に国全体で壮大なお涙頂戴ワイドショーを 演出したりとか。どれもこれも等価な暇つぶし。 こいつらの人生はすべてがこの手の暇つぶしでできているように見える (ちなみに新山、この分析にはかなり自信あります)。 てゆうか、もうほかにやることないからだろうね。まあ日本でもそんな感じかもしれませんが…。 でも別に暇つぶし人生が悪いとはいいませんが、とにかくオレは黒人のほうが まだずっと共感できるのだった。白人と黒人を見比べると活力があるのはいつも圧倒的に 黒人なのだが、やっぱりこれはかれらが社会の下のほうにいるからじゃないだろうか。 かれらはいつも怒っている。

(20:33)
またオレはどーでもいーことをうだうだと書いたような気がする。死んでしまえ。

ちなみにきょうの Hoboken Museum の展示はそれなりにおもしろかった。 なによりびっくりしたのは、この PATH 路線 (の前身の Hudson Railload) の工事が 始まったのが 1874年だった ということである。おいおい19世紀末かよ? まだデンキもないぜそんな時代? いまちょっと調べてみたらロンドンに地下鉄が誕生したのが 1863年だからそれよりは後だが (ちなみに日本初の上野-浅草間が開通したのは 1927年らしい)、 こんな時代にハドソン河を掘って渡ろうと思ったキチガイがいたらしい。 写真をみるとなんか印象派な格好をした人々がヒゲなんかつけてすまして列車に乗ってたりして 笑えるのだが、最初は蒸気機関車を走らせる予定だったらしい。おまけに掘削工事がかなり 大変だったらしく、なぜかよくわからんがエアコンプレッサーでトンネル内の気圧を 上げて掘っていたのだが、soft silt (やわらかい地層?) にさしかかったあたりで トンネルが欠壊し、18人が死んだ (以下、この 18人のヒーロー達の名前と出身地のリストが続く、 このへんがアメリカっぽい)。すごいと思ったのが、このときのエアコンプレッサーもエレベータも すべて蒸気で動いていたということで、そんな設備でよくやったよ…。 で、この最初の計画は頓挫して以降しばらく放っておかれていたのが、20世紀初頭になって McAdoo とかいう弁護士が「ハドソン河を渡るフェリーが遅れて会議に遅刻した」ため、 アタマにきてなんとしてでも列車を通したがった。そして彼は Hudson Manhattan Railload を 設立して資金を集めはじめ、最終的に電化した列車を通すことに成功した。これが 1908年。 しかしこのときにできた最初のマンハッタン側の駅が Christopher St. で、その建物はいまも 現役の駅として使われているという。どうりで古いと思った。しかしこんなに古いトンネルで 大丈夫なのかという気もすこしする。保守してるんだろうけど。

ところで展示品のなかで一番新山の気を引いたのは、 19世紀末にトンネル工事がはじまったころの Scientific American であった。 そもそもこの雑誌がこんな昔からあったということに驚く。 しかも、まだカワラ版である。新聞みたいな。 それでもイラストはかなり丁寧に書きこんであり、 ハドソン河を横断する新しいトンネル掘削メソッドについて特集していた。 すげえな、当時はまだ SF みたいなもんだったろうに。 今でもどうやったらあんなトンネルって掘れるのかオレには全然わかりません。 そういやー「root から / へのメッセージ」ではそんなことが書いてあったな。脱線。

(22:29)
あーそういえばいま、すごくムカーつくことがひとつあるのです。 こういう推論です: おかしいのはどこでしょうか? どこにもない!! というか、ぜんぶだ、ぜんぶ!! 「概念」などという言葉を使うのはやめるんdaaa!!!!

はて、それがどうかしましたか??


Yusuke Shinyama