Last Modified: Tue Mar 11 11:34:26 EST 2003 (03/12, 01:34 JST)
で、実際にこれがどういうアプリケーションで使われてるかという話だが、 彼は AT&T で働いていたのだが、顧客の各回線の通話記録から 「この回線はビジネス用か、それとも自宅用か」を機械学習によって 判定する問題があったのだという。で、これをさっきの重みつき決定木学習にしたら パフォーマンス激増加。で、AT&T はこれのおかげで年 15M$ 受かせたというから $15,000,000 つまり 1500万ドル = 15億円?? ほんとかいな。 ビジネス回線か自宅回線かを判断することがそんな儲け (あるいはコスト削減) に つながるのだろうか。どうでもいいけどそっちのほうが信じがたいんだが。 それから別の仕事で、顔を認識するソフトウエアをノートパソコンで動けるぐらいまで 軽くできた。これは 6000いくらかの feature を各ピクセルごとに判断しているが (たぶん決定木でやってんでしょうね)、あきらかなピクセルについてはわずか 8〜9features/pixel 程度で判断できるので大幅に計算量が減らせたということである! が…こちらは画像認識についての知識もぜんぜんないので「ふーん、それってすごいの?」 という印象しか持てなかった。まあ全体的には面白いトークだったといえるだろうが、 もうちょい自分が勉強してからのほうが望まれる。
ところで思ったんだけど、理論家にも practitioner な理論家とそうでないのがいるなあ、 ということである。きょうの彼はあきらかに「practitioner な理論家」だ。 なにがいいたいかわかるでしょ。
いやーしかしアメリカの大学が新しく faculty をとるときに かならずこの手の試験をやるらしい、ということは 話には聞いてたんだけど、実際見ると大したもんだわ。 そしてこの適正試験の中には「学生とうまくやっていけるか」 というのも含まれる。だから何人かの学生 (さすがにこれはサシではない) を あいてに喋らなくてはいけない。その相手の一人がきょうは新山だったというわけである。 このまえ Ralph が「新しく AI の分野で先生がくるんだけど、“学生の一人”役やる?」 と聞いてきたので、ふたつ返事で「ハイハイやるますやるます」といっておいたのだ。 でもこの人オレ的には評価高いよ。まずやっている研究は十分おもしろいし、 なにより英語がききとりやすい。 これ重要。ネイティブではないらしいんだけど。 しかし日本の大学がここまでやるだろうか。やんねーよな、やっぱ。
ところで、かれは AT&T で Collins と一緒に 仕事していたそうだ。ああ、どーりで。ちなみに Adaboost の Ada というのは Adaptive のことでプログラミング言語 Ada とは 何の関係もなく「あだぶーすと」と読むんだとさ。 ちなみに「こいつは絶対おすすめだ」と推薦された情報理論の教科書は さっさと amazon で注文した新山。
ところで、きょう鏡をみて気づいたのだが、いいかげん髪の毛ヤバイ。 原始人状態。ボサボサ〜のボサニスト。この単語、気に入った。
google://ボサニスト/ (0件)
勝った!! (←注目)
そろそろ床屋いかなくちゃ。明日はむりそうだけど。
さっき電話がかかってきて、受話器とったらいきなりベラベラしゃべられて向こうの言ってることがさっぱりわかんなかった。 これからはああいうのがきたら「ぷっ、りーーー〜ず、とぉーく、まっち、まっち、すっっろぉーぅりぃい。」 ということにしよう。そうすると相手がどんな反応を返すかたのしみである。しかしできればどんな反応も 返さないでもらいたい、というかかけてくんな畜生め。そういえばまだオレの番号は電話帳に載っているのだったか (なんでも「電話帳に載せないこと」というのは追加料金のサービスとして扱われるらしい、なんてことだ)。 もうとにかくなにもかも嫌い。なにもかも。なもにかも。なもにのか? なにものだ! なにものや!! そういえば国道18号ぞいにあるラーメン屋「なにものや」はまだ健在なのだろうか。 オレはいったことないが、とにかく量が多くておそろしくマズいという評判である。 噂では全部食べればタダとか…。というかニューヨークには木久蔵ラーメンがあるという話だが、 これまたまずいという話なんでそんなところに行きたくなるオレもオレだな。つうかラーメン食いたくなってきたよ。寝よ。
検便の前日にエノキ茸を食べてはいけない、
なぜなら次の日にそのまま出てくるから。
ということです。下品な話終わり。
だいたいほとんど消化されないのになんの役に立つんだかわかんねー。
ほんとうにこんなのがガン防止になるのか。なんかの間違いじゃないか。
まあいいや。しかしあいかわらず日本食は非常にていねいに
食うようになってすごいすごい。サカナなんか身が
すこしも残らないように気をつけて食うからね。歳をとるにつれて
モノのありがたみがわかるようになるっつうのは、いい傾向だ。
ごちそう
様。ゴッつぁノ。
…しかしですなあ。やっぱ食事は日本食に限るよね! まったくさ、いつもピザとかサンドイッチとか食うと なんかぜんぜん食物をありがたくいただく、という感じがしないんだよ。 なんか補給品をむりやり食わされているという感じで、 しかもゴハンじゃないし、この小麦粉野郎! と思っちゃうでしょ? それにひきかえ、ゴハンはゴハンだ。つまりえらいのはそこだよ (やや酔っぱらってる雰囲気、ちなみにアルコール摂取量はゼロ)。 つまりそれはつまり日本文化がいかに優れているかということの、ってことの、 そのうー…アレなわけだ…つまりアレだ…な!!
と、このように「おっさん語り」をシミュレートしているうちに ほんとうにそれが現実になる。だろう。いまのうちは。いまのところは。
すくなくとも。
俺-ジャイアン-大将-ガキ。
Owen が朝からナニヤラスープをつくってイルが、 あたりに実にいい匂いがたちこめている。彼によるとこれはインスタントだそうだが、 まさにチャイナタウンの匂いだよ〜! 感激!
とゆーか、資源が極端に不足してる国で 1年間「ふつうの人として」生活したら一体どんなかんじなんだろうか。 そういう体験ツアーってないかなあ。まえにチベットに行ったときはかなり不便だったけどしょせんは観光客だったからなあ。 ああ、なんつういやしい好奇心だ。 自分はそういう生活にどれだけたえられるのだろう (そもそもコンピュータを使う仕事なんて あるんだろうか)。たとえば北朝鮮とかね…もしあそこが共産主義じゃなくなったら、 1年ぐらいは住んでみたいような気がする。マラウイとかでもいいよ。まったく、オレって奴は。 現地で伝染病にかかってのたれ氏ね!
あー、笑った。やはり偉大なる大統領にはアメリカンジョークの素質も必要だということなのか。 前からうすうす思っていたんだけどブッシュのボケ加減ってのは 日本でいう長嶋ミスターに似てると思う。かれも大統領なんかじゃなくて、 野球チームの監督ぐらいだったらそれなりに愛されるキャラになったかもしれないのに。
$ yes y y y y y y y y y y
そして 1040NR-EZ は厚かった。
Owen が電話でなにやら話している。声がでかくてこっちの部屋まで聞こえてくるが、 なにやら怒っているらしい。しかし中国語はただでさえ怒っているように聞こえるので、 本当に怒っているのかはじつはあまりよくわからない。
Content-Type: text/html
として
返してしまうためだった。ちなみに IE ではこれはうまくいく。
そしてまたこんなことに時間を費やしてしまった。ばかめ。
ということでやはり「おふとん」表記が一意に決定!!
ああ、朝からひまなことだな、オレは。
で、かれらはこの packet forwarding という複雑なデータ処理過程を、 element と呼ばれる相互接続可能な小さいモジュールに分けることで 高スループット (1.6GHz, Athlon で 700Kパケット/秒というから転送データ量にすると どれくらいか? 数百Mbps か?) を実現した。おもしろいのはこの「モジュール」という発想である。 各モジュールはかなり簡単な動きしかしない。Linux の netfilter の 各モジュールなんかよりも全然単純で「このパケットの何ビット目がゼロか」とか そういった程度の動きしかしないのだが、これを組み合わせることで かなりいろんなことができるらしい。しかし実際にはこれらのモジュールは C++ のオブジェクトとして実現されている。そのため実行時には結合されて一枚岩の バイナリとしてふるまい、この結果パフォーマンスが上がるらしい。 で、「どのモジュールとどのモジュールを接続」というのはかなり 明確なパイプライン構造として視覚的に表現できてわかりやすい。 またモジュールはなにしろ単純なのでデバッグしやすく、再利用も 可能である。さらに経過パス分析 (なんていうんだ正式には?) をすれば コードレベルでの最適化ができ、チューニングも簡単だという。
で、かれらはこのアプローチはなにも packet forwarding だけでなく、 もっと一般的なデータプロセッシングに応用可能だというが、 これって qmail とまったく発想が同じなのだ。小型のモジュールに分けて パイプライン化することで高スループットと高信頼性を同時に得るというやり方。 ただし email 配送ではさすがにサイクルレベルでのパフォーマンスまでは 必要ないので (packet routing なんかは基本的にメインメモリを使わず、 2次キャッシュだけでやっていけるだろうが、email はさすがにそうはいかない)、 djb は手ごろな component として unix のプロセスという概念を 使っているわけだ。でも各モジュールの簡単さという点では似ている。 qmail-send.c は別としても…。
おもしろかったのは「割り込みは非常に CPU 時間コストが高い」ということで、 これも新山は知らなかったのだが、デバイスドライバからの入力待ちに割り込みを 使うとパケットが多量に来たときに CPU が割り込みの処理だけで手一杯になって ぜんぜん context switch もなにもできなくなるのだそうな。 そのため普通の Linux カーネル (netfilterのことか) をルータとして 使った場合は、ある一定以上のパケットがくるとパフォーマンスはガタ落ちになる、 というか文字通り「ほとんどゼロ」になってしまうのである。だから DoS が有効なのだろうけど。したがって高スループットを狙うなら、割り込みは 使うな、ドライバを poll せよ! ということらしい。実際見せてもらった グラフでは一定以上のパケット量だとパフォーマンスは頭打ちになるものの、 下がることはなかった。へえーって感じ。
…が、でも自然言語処理のほうがやっぱりおもしろいよな、結論。
つーか、甘すぎた。(ケーキが)
しかし今回はさすがに最初から 1パック全部食わせるのは刺激が強すぎると思ったので、 半分に分けることにした。三杯酢とからしをかけて挑戦する Owen。 で、感想は? というと、やはり、ウげ、という顔をしていた。 「なにこれ…ぜんぜん甘くないけどなんかオカシイんじゃない??」 でも胃にいいらしいから、というと彼は我慢してちゃんと平らげている。えらい! 新山もトコロテンなんて久しぶりに食ってみたが、やはり自分から 金を出して買う気にはなれないデザートだ。彼はその後もしばらく 甘くすればもうちょっとマシになるんではないか、といっていた。 そんじゃあ今度は黒ミツ入りバージョンを買ってきてやっから期待しろ、 つうか首をあらって待ってろ。
てくるで (ところで)、自分は 1年間にいったい何文字読んでいるのだろう? ということがふと (今朝は) 気になった。が、忘れることにする。
落っこってる。
ところで癇癪と癲癇て似てると思うのデスが…。
おや、ところでひとつ気づいたことがある。 今つかってるフォント (Kappa) の「癇」の字の門がまえは中が「月」になっているが、 東雲だと「日」になってるな。どっちが正しいんだろう。 MSゴシックも「月」になってるから月が正しいのか。
…ところで、けさの nytimes によると米国のカトリック教会が ローマ法王 (戦争反対) につくかお国のため (戦争だいすき) につくかで 悩んでいるらしい。大変ですこと (じつは内心では「ざまーみろばーかばーか」と思っている)。 ちなみにニューヨーク市内で所有地の面積トップ 3 は、公的なものを除くと
あるソフトのパッチを作ったが、作者のメールアドレスがどこにも書いてない。 ドキュメントにはどうでもいい能書きばっかりだし、ダメなやつ。
$ psnup -6 -pletter -l work/meetings/a.ps | lpr
「もう今回は絶対一コしか食わないぞ!!」と私は心に決め、手にとった。
…ぽりぽりぽりぽり…。
「・・・・・・・。」
嵐のような沈黙。
「…あうー、あうー。」
ガサガサガサ… (袋を開ける音)
(つづく)
blockquote.
簡単に構築・運用できるサーバ、というのは絵に描いたモチではないと思う。
簡単に構築・運用できる高機能なサーバ、というのは絵に描いたモチだが。
どうでもいいけど PyCon に行きたいけれど、 Registration fee が高すぐりので行かぬい。$250ってなんだ? いったい何くれるんだ? Proceedings が 5kg ぐらいあんのか? それとも GuidoVanRossum の特製等身大ポスターでもつくのca? つうか明らかに学生はお呼びでないって感じだし…。なんかむかつく。
google://等身大ポスター/ (約3,190件)
ところで「等身大ポスター」って呼び方にはなんか非常に屈折したものを感じるのだが、 こういうのって日本以外の国でもあるんだろうか…。このへんではみかけないなあ。 ただオレが気づかないだけかもしれない。
ドキュソ英語。
親からメールがきて、また日本人が大挙して ニューヨークにおしかけるようになるかもよ、とのこと。 ふーん。まあいいんじゃないすかね。 あいかわらず煽られてるとは思うけど、テロ以降観光客は減ってるんだから たっぷりおカネを落としてくれればいいんじゃないでしょうか。 NYUの英語学校もお得意さんだった日本人と韓国人客が激減して苦しいらしいよ。 しかしオレはとっても観光で東京からニューヨークに来る気にはならないなあ。 だいいち飛行機が長すぎる。あの苦痛の柔軟時間を費やしてまでここに来て それに見合う楽しさがあるか、といわれれば、疑問だ。
インターナショナル。
ところで (またところでだ! こいつは一体何回使うのか) 日本語モードにしたまま "debugger" と入力すると「でぶっげr」になって大変想像力あふれる言葉になる。 この最後にとり残された「r」がもう致命的である。いかにも「r」って感じ。 促音が入ってるのもよくない。もうどうでもいいんだ。
ところで…。
いつも表面的には必死で明るくふるまってるんだから、 ここぐらい陰鬱なことを書かせろ! ぷんすか ぷんすか p
はて、何をオレは怒ってんだろ?
(ヤク中: ノドモターとはノドモト人生を遅る入のことである、 ノドモト人生とは [新山, 1998] に詳しいが、「ノドモト過ぎれば暑さを忘るれ」という 古い諺的な語句を元にしている、なぜノドモトがカタカンで表記されているかは 諸説さまざまであるが現在のところ定かではない、つまり終了)
そういやー
そういやーこのところずっと研究日誌を書いてなかったな。帰ったら書くこと。
今日は
そういやー
いや、あなたのことじゃないよ、あなたことじゃ。あなたのことでもない。あーだこーだ
嘘をつくにも限度というものがあります。
とっ、こっ、ろでー! ?
http://www.google.com/intl/ja/ を みたときは「Google 日本語」とでるのに、 http://www.google.co.jp/ を みたときは「Google 日本」とでるという違いにきょう気づいた。
人々は make a difference という。べつの人々はおまえは普通の人間なんだという。
もちろんそうさ。 でも頼むから、そのことを思い出させるのはやめてください。 それよりも「お前友達いないだろ」とか言いましょう。 そのほうがずっとましです。
つうか RedHat はデフォルトで sendmail 起動すんのやめてほしい。迷惑だから。 というか、RedHat をインストールしてまずやること:> CVSROOT: /cvs > Module name: www > Changes by: jufi@ 2003/03/03 18:19:27 > > Modified files: > de : errata.html errata31.html security.html > > Log message: > another sendmail "remote root" bug. > How long 'til we can celebrate the > "100'th sendmail remote root" ?
# rpm -e sendmail fetchmail
これは自分の部屋にキャスターいすを買ったときにこちらへ持ってきたものだが、 こっちに置いておいたほうが合うと思う…というようなことをぶつぶつ言うと、 かれは、どうもわからん、といって自分の部屋に入っていった。
自分が頭を使う仕事につかねばならない、というのはひどい思いちがいだと思う。 だいたい頭なんてのはどんな仕事をするにもかなり使うんであって、 自分だけが考えなければならないわけではない。むしろ研究者などというのは 何も考えてはいないものだ。
あしたは平安がやってきますように。
サンドイッチを書いにいったら店のおやじにおまえ今日は遅いな、と言われた。
オフィスでとなりの部屋にいる博士2年の jinyuan がきて、 最近調子どうよ? とかちょっと話す。かれは引っ越したらしいが、 Bleecker St. (大学のすぐ近く) で $600 だあ〜〜?? なにそれ。破格! まあ部屋は狭いらしいが、それだけ近くだとどこにでも行けるなー。うらやましい。 ところでかれの研究ではカーネルモジュールを書いているのだろうか。 プログラミングが大変というが、プログラミングよりも評価とデータ作成で 鬱になってる身からするとちょっとうらやましい。
ま、どうでもいいことですが。
ところで、コレをみて笑った:
『たかがバロウズ本。』を買った人は、こんな商品も買っていますなんだこりゃ。1つをのぞいてバロウズと関係ないじゃん! ほとんど山形ファソによる荒らしだな、これあ。 しかし amazon.co.jp で注文すると計 4,300円 (本体 2,800円 + 送料 1,500円) もかかるうえに 着くまでに 1ヵ月ちかくかかるという。僻地だなあオラッチは…。 かといって10日ぐらいでつくエクスプレス便を洗濯すると 送料 3,000円もかかってこれじゃ本体より高けーーよ! ざけんな。fujisan.com であつかってくれないかなあ。 あすこは送料がまだちょっと安いのに。紀伊国屋に頼むという手もあるが これも 1ヵ月程度かかるうえに本体の 1.5倍するから似たようなもの。 けっきょく amazon を使うしかないのか…。 あまぞんあまぞん! あまぞん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!! (気力がでる AA は略)
- 『暗闇のスキャナー』 山形 浩生 (翻訳), フィリップ K.ディック
- 『CODE ― インターネットの合法・違法・プライバシー』 ローレンス レッシグ (著)
- 『新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち』 山形 浩生 (著)
- 『ゴンゾー・マーケティング』 クリストファー ロック (著)
- 『コモンズ』 ローレンス・レッシグ (著)
- 『裸のランチ』 ウィリアム バロウズ (著)
ざんねそ
ところできょう、mutt の優秀さにびっくりした。中国人の留学生が Yahoo のアドレスで ML に投稿していたのだが、末尾のシグネチャは中国語 (Big5) でかかれている。 なのにこっちは kterm で日本語フォント (Kappa) を使ってるにもかかわらず、ちゃんと Big5 のコードを EUC-JP に変換してそれなりに表示しているのだ。こんな感じ:
すげー。中身を unicode ベースでやってるんだろうな。Do You Yahoo!? 登記免費的 @yahoo.com 中文電子郵件 @ http://chinese.mail.yahoo.com
思うに、口喧嘩や文章上の喧嘩にも「ケンカ慣れ」が必要だ。 あまりケンカ慣れしていないとやりすぎて収拾のつかない事態になってしまう。 まあ、そういう意味でも普段から「ばーかばーか」と言いあうことは大事なのだと思う。 安心してバカにできる人間というのはだいたい人間的に魅力あるやつばっかだ。
そういう病気は危険である。
そういえば「クワコ」「クワッカー」という言葉を思い出した。 これは速くしゃべらねばならない。そうするとだんだん 「クワコ!」→「クぁコ!」→「カァコ!」というふうに聞コエルふうになってくru. つまりそういうことだ。むー & くわっく。
きょうは例の博物館に行ってきた…が、やっぱり Hoboken はちがう。 まず、歩いているのが白人ばっか。黒人やヒスパニックがほとんどいない。 駅前にホームレスがたむろしてる JSQ とくらべるとかなりアレである。 階級の差ってヤツですよ。店も基本的におしゃれなものばかり。Starbucks もあるし。 このへんは高級住宅街で、街並もきれいだし家も古めかしくていいわけだ (hoboken は米国の中ではそれなりに歴史ある街らしい)。並木もきちんとしてるし、 田園調布みたいだね。 そしてなぜかいたるところバーというバーに四葉のクローバの絵がはってあって、 「Happy St. Patrick's Day!」と書かれていた。そしてどのバーにも 大量の若者どもが並んでいる。しかもみんな緑色のなにかをつけている (St. Patrick のトレードカラーは緑だそうだ)。ド緑の帽子やら、 緑のシャツやら、緑のネクレスやら。なんだこいつらは。なんでこんな時間 (午後の3、4時) からみんなして飲み屋に並んでるんだ。どのバーにもいるから 街全体では相当な人数である。なんか St. Patrick's Day に特別な行事でもあるのだろうか。 つーか St. Patrick's ってきょうでしたっけ? なんか違うような気のするのですが… ま、異教徒のオレにはどうでもいいケドね。
しかしきのうあんなことを書いから書くってわけでもないが、 どう考えてもこいつらの人生ってよさそうに見えない。 新山の想像する典型的なニューヨーカー (白人) というのは、 基本的にてきとーな収入があって、今日はイタリアン、明日はヴェトナム料理、 あさってはインド料理…というふうに毎日 East Village のレストラン街をぶらつき (でも一番好きなのはやっぱりハンバーガーとステーキだね!)、あとは週末はこのテの パーティーに顔をだすか、ライブあるいは美術館にでも行くとか、B&N で 新刊をあさって表面的な話を聞きかじる…というものである。 あるいは暇つぶしにチベット独立を支援してみたり、 健康オタクになってビタミン剤屋の常連になってみたり (こういうのは沢山いる、ホントに)、 暇つぶしにイラク国民の人権について真剣に心配してみせたり、 これまた暇つぶしに趙州 (禅の導師らしい) とかイタロ・カルヴィーノとかについて 知ったよーなことを論じてみたり (あとはパソコンオタクならslashdotに投稿する)、とかとか、ね…。 そんでそのうち結婚して離婚してみたり、「精神的に病弱」とか騒いで カウンセラーをとっかえひっかえしたり。しまいにはスペースシャトルを肴に国全体で壮大なお涙頂戴ワイドショーを 演出したりとか。どれもこれも等価な暇つぶし。 こいつらの人生はすべてがこの手の暇つぶしでできているように見える (ちなみに新山、この分析にはかなり自信あります)。 てゆうか、もうほかにやることないからだろうね。まあ日本でもそんな感じかもしれませんが…。 でも別に暇つぶし人生が悪いとはいいませんが、とにかくオレは黒人のほうが まだずっと共感できるのだった。白人と黒人を見比べると活力があるのはいつも圧倒的に 黒人なのだが、やっぱりこれはかれらが社会の下のほうにいるからじゃないだろうか。 かれらはいつも怒っている。
ちなみにきょうの Hoboken Museum の展示はそれなりにおもしろかった。 なによりびっくりしたのは、この PATH 路線 (の前身の Hudson Railload) の工事が 始まったのが 1874年だった ということである。おいおい19世紀末かよ? まだデンキもないぜそんな時代? いまちょっと調べてみたらロンドンに地下鉄が誕生したのが 1863年だからそれよりは後だが (ちなみに日本初の上野-浅草間が開通したのは 1927年らしい)、 こんな時代にハドソン河を掘って渡ろうと思ったキチガイがいたらしい。 写真をみるとなんか印象派な格好をした人々がヒゲなんかつけてすまして列車に乗ってたりして 笑えるのだが、最初は蒸気機関車を走らせる予定だったらしい。おまけに掘削工事がかなり 大変だったらしく、なぜかよくわからんがエアコンプレッサーでトンネル内の気圧を 上げて掘っていたのだが、soft silt (やわらかい地層?) にさしかかったあたりで トンネルが欠壊し、18人が死んだ (以下、この 18人のヒーロー達の名前と出身地のリストが続く、 このへんがアメリカっぽい)。すごいと思ったのが、このときのエアコンプレッサーもエレベータも すべて蒸気で動いていたということで、そんな設備でよくやったよ…。 で、この最初の計画は頓挫して以降しばらく放っておかれていたのが、20世紀初頭になって McAdoo とかいう弁護士が「ハドソン河を渡るフェリーが遅れて会議に遅刻した」ため、 アタマにきてなんとしてでも列車を通したがった。そして彼は Hudson Manhattan Railload を 設立して資金を集めはじめ、最終的に電化した列車を通すことに成功した。これが 1908年。 しかしこのときにできた最初のマンハッタン側の駅が Christopher St. で、その建物はいまも 現役の駅として使われているという。どうりで古いと思った。しかしこんなに古いトンネルで 大丈夫なのかという気もすこしする。保守してるんだろうけど。
ところで展示品のなかで一番新山の気を引いたのは、 19世紀末にトンネル工事がはじまったころの Scientific American であった。 そもそもこの雑誌がこんな昔からあったということに驚く。 しかも、まだカワラ版である。新聞みたいな。 それでもイラストはかなり丁寧に書きこんであり、 ハドソン河を横断する新しいトンネル掘削メソッドについて特集していた。 すげえな、当時はまだ SF みたいなもんだったろうに。 今でもどうやったらあんなトンネルって掘れるのかオレには全然わかりません。 そういやー「root から / へのメッセージ」ではそんなことが書いてあったな。脱線。
はて、それがどうかしましたか??