2005年 5月 (2)。

Last Modified: Sat May 21 08:44:12 EDT 2005 (05/21, 21:44 JST)

May 20 [Fri]


(09:16)
雨じぇす
(11:19)
さて、今のところほぼ完全に死んでいる OpenBSD の日本語訳ページですが、 翻訳者一同みなさまの「若い力」の結集を心よりお待ちもうしあげております。 募集要項はこちら

… 3.7 になったので、いちおう index.html だけは更新したが、 あいかわらず何の動きもなし。終わっとる。3.7 から SHARP Zaurus が正式サポートになったらしいが、 これ、日本でしか売ってないのに (しかも表示はぜんぶ日本語)、 外人がガンバって日本語解読してインストールしてるのな。すごいよみんな。 それにひきかえ日本のおとなしさは一体なんなんだ。まえに翻訳チーム宛に 「Zaurus サポートしたんだけど、日本人からなんかコメントない?」という通知がきたが、 だれか応答したのかな。日本人がアホなわけでは決してないのに、 あまりにひっこみ思案すぎるせいで、海外からは「奴らは、ただ結果を吸ってるだけ」と思われるとしたら かなしいもんだ。

どうでもいいが、OpenCVS はいつリリースされるん??

(14:19)
いつのまにやら jaist と naist が、 jaist.jpnaist.jp になっていた。 なんか、汎用 .jp はカルそうに見えるんですが…。こいつらは教育機関じゃなくなったのだろうか。 ちなみに新山は jaist には以前いちど行ったことがあるが、 naist には行ったことがない。どちらにせよ、語感だけでイメージを判断すると以下のような感じである。

Naist のイメージ (語感的):

Jaist のイメージ (語感的):

…というわけで、語感的にいえば、「ジャ」のおかげで jaist のほうが naist よりはるかにインパクトがある。 しかし同時にアヤシゲな雰囲気もあるわけで…。 名前があるというのはいいことばかりではないわなあ。 それにしても、「じゃいしょく」というのは数ある Jaist 関連の名詞の 中でもおそらくトップクラスの衝撃度をもつと思われる。 新山はすでに「じゃいしょく」でメシを食った経験があるので、 jaist にはもう行く必要性を感じない。

てくるで (ところで) 奈良を「ナラ」と呼ぶのはじつはほんとうに 渡来人がつけたからという説があるらっし。おおいにアヤしいが…

(18:36)
プログラミングをしていて電車をのりすごすなどというアホなことは すまいと心に誓っていたオレであったが、ヤッテシマッタ。

あしたの予定:

なんだかつかれてるようだ。つまりカタカナが多い。

May 19 [Thu]


(13:00)
しかしオレは C++ を使うくらいだったら CMUCL を使うぞ。はやいし。

(さいきん某所での影響が顕著に現れているような気のする、そういうオレは Python ユーザ)

(17:05)
「某所」なんて言葉をつかうやつは死んだほうがいいよね。 それで責任が軽くなるなら苦労はしない。
(22:20)
ここ 2〜3日、このページにほとんど書かないほうがマシなようなことしか書いていない (まあ、いつもそうだって)。これは論文がヤバくてずっと「研究に没頭」状態のためで、 翻訳もできてないし、よくないなあ。

てくるで (ところで)、次世代 DVD の規格まで米国様のご決断をうかがう日本人は よっぽどアメリカン (とあめりか映画) が好きなんだね…。

(01:06)
google://墓穴に入らずんば/ (103件)

May 18 [Wed]


(12:38)
とりあえず書いとく。理解不能だが
(15:38)
某所から「STL で fscanf を使うにはどうするの」という質問がきたが、 オレに聞かれてもなああ。知ったこっちゃねーよ。 整数を読むならべつに問題ないが (それでも醜いが)、単語を読みたければ 一度 char* に落とすしかないんじゃない? Boost には tokenizer があるようだが、 たいして楽にならなそうだし、STL でも word << string; とかいう操作が できたらいいのだが、どうやらそんな仕様はないらしい。 C++ におけるこの手の非一貫性にはうんざりだ。三流言語。 C++ でなによりも謎なのは「デバッグ過程」である。テンプレートと pthreads と例外を 使いまくった C++ のコードを gdb でデバッグできるやつはこの世にいるのかね。 (地獄にならいそうだ。)

(追記: もしかして、strstream を使えばできるかも? と思ったが、飽きたので無視)

(16:53)
今年は例年よりカフンショがひどく、今日は 2回目の薬をもらいに行った。
(18:09)
ぜーんぜん関係ないが、なんで JR 東日本は jreast.co.jp なのに、 JR西日本は westjr.co.jp なんだろう?
(19:45)
あいかわらず、世の中にはのぞき見の好きな方がいるもので… オレには想像もつかねいケドね。
(00:05)
DNS ML に流れていた話。
$ dnsq ns visa.co.jp a.dns.jp

あやしかりける。

May 17 [Tue]


(09:33)
Readability counts.

てくるで、うちの駅前で毎朝配られているフリーペーパーには以下のものがある:

さて仲間はづれはどれでしょう。
(09:58)
きのうの Slashdot だが、来週あたりから始まる Hackathon について Theo様のお言葉が記載されている。 以下引用:
「数回前の hackathon からスローガンをつけたんだが、 それは『黙ってハックしやがれ』というものだ。だから hackathon はふつうのカンファレンスとは違う。 人々はぺちゃくちゃおしゃべりするために集まるんじゃない。プロジェクトがすることをするんだ。 他のプロジェクトではディスカッション会議をするところもあるが、俺ならそんなのは talkathon と呼ぶだろうね。 俺たちは議論はしない。ただやるだけ」

いまさらな話だけど OpenBSD はきわめて体育会系っぽい、汗くさいコミュニティだと思う。 この「とにかくひたすらコードを書け」というのは部活の夏期強化合宿と変わんない。 しかしこのストイックさにはある意味惹かれるものがある。 ほかのプロジェクトじゃこんなことやんないもんな。 Theo は実際に会った人間しか信用しない (cvs アカウントをやらない) という噂もあるし、 OpenBSD がかなり団結しているというのもうなづける気がする。 そして毎年これでほんとうに OpenBSD が強化されるので、まさに強化合宿というにふさわしいのである。

(14:03)
くっ...、 ス... を ト... で ア... ら、
ユ... に オっこ... !!

)このペエジをこれ以上バカらしく見せないために一部削除しました。(

(14:28)
ピザが救急車よりもはやく届くのはアメリカだけ!!
-- UrbanDictionary/America
(22:12)
今日の nylug-talk でかわされたやりとり (実話):
「それで、John Dvorak って一体誰なんだ?」
「Dave Qwerty の有名な競争相手だよ」
(23:29)
なんか酔ってまふ。

あー今日はもう翻訳できないな。頭ボケてて

May 16 [Mon]


(06:06)
おそらく何度も何度も元の場所に戻る必要がある。
(11:31)
しょうしょう涼しい今日。
(12:42)
Python 2.3 用のプログラムを Python 2.2 上でなんとか動かすための緊急用パッチ:
from __future__ import generators
False = 0; True = 1
def enumerate(seq):
 i = 0
 for x in seq:
  yield (i,x)
  i+=1
 return
ひさびすりに from __future__ なんて使っちまったぜ。

どうでもいいが、このペえジで「ひさびすり」という言葉に慣れてしまったために、 いまや実生活でも思わず「ひさびすり」って言いそうになる。自分の掘った穴に自分で落ちるの図。

(15:46)
ようやく firefox-1.0.4 をビルドする。
$ cd /src/net/mozilla
$ nice make -f client.mk MOZ_CO_FLAGS=-PA MOZ_CO_TAG=FIREFOX_1_0_4_RELEASE

でもこれ、cvs-mirror.mozilla.org が偽装されてたら元も子もないよな。 ssh 経由じゃなくて pserver だし。

仕事に戻りましょう。。。

(16:57)
暇さえあれば (理論的にいえば、 暇などないのだが!)、 このあいだ買った草夾竹桃をながめている。これはなかなかおもしろい。 こいつには花がいっぱいついているので、毎日どれかの花がすこしずつ咲いていく。 速いヤツは数時間で咲いてしまうが、のろのろしてるやつもいる。 だから咲く途中の過程をいろいろと見られるわけだ。 花が咲くところを見ていると、「なんでこんなもんが開くんだろう?」と興味津々である。 ってオレはまだガキみたいだ。しかし見ればみるほどこのメカニズムはおもしろい。 たいていの花は、つぼみの時には渦巻き状に格納されているのだが、ある時こいつの 裾がほどけてクルクルと回転しながら同時に持ちあがっていくのである。 よくできてるよなあ。すげえよ。すっかり開いてしまうと、じきにしぼんでカサカサになるので 手で摘みとる (= GC する) のだが、しぼんだ花は指でつまんでスッとぬけるのに、 まだ生きている花はなかなか抜けない (強引に抜こうとすると、プツっ、という感覚がある)。 このぶんだと、まだしばらくは楽しめそうなかんじだ。
(18:17)
某所からデンワがかかってくる。1ディレクトリの中にファイルをつくりすぎて身動きできなくなったらしい。 だからそう警告しといたじゃねえええか! ばーかばーか。向こうさんがどのファイルシステムを使ってるんか 知らないが、NFS ごしに何万ものファイルをつくればトロくなるのは目に見えている。 なんでこーも無謀な奴が多いわけ? この世界は。ほかにも O(n) ですむところを 平気で O(n^2) のコードを書いたりとか (しかもデータはでかい!)、 すげーー効率の悪い行列計算のアルゴリズムを組んで「メモリが足んない (すでに 10GBytes ぐらい積んでいる)」といってる奴とか、そんな例はいくらでもある。 べつにちょろっと実験するぐらいならいいけどよ、大規模なデータにそれを使ってるっつうのは、 かれらに「CS の最低限の知識」を要求するのは酷というものなのか? べつに分散ファイルシステムをつくれとかいってるわけではない (新山もそんなのどうやるか知らない)。もしかして自然言語処理は 「プログラミングができなくてもできる分野だ」とか思われてんじゃないだろーか。 それって高校のころ「数学が苦手だから文系行きます」っていってたやつと同じだ。 ナメんなと言いたい。

(追記: しかし、たまにプログラミングのできるやつがいると、 ただの「実装君」になってしまうのだそうな。なんでこう両極端なんだ)

May 15 [Sun]


(11:34)
ゆうべさー、なにげなく cartoon network をつけてみたら (aqua teen やってるかと思って)、 手塚治虫の「メトロポリス」をやっていて、よせばいいのに、思わず最後まで見ちゃったほ。 そのおかげで今日はド寝坊。

乾燥を書いておくと、たいして面白くなかった。途中から見たので ストーリーがよくわかっていないのだが、にもかかわらずなぜ最後まで見れたかというと、 絵が本当にスゴかったからである。だから絵画鑑賞としてはオッケー。 でもスゴいのは絵だけだった。 あいかわらずじつに日本的というか、細かい技術力はトンでもなくすごいのに、 全体としてみるといいモノをつくれてないよね。「人間がロボットを差別する」というネタもいかにもお約束的だし。 でも手塚治虫はある意味そういう「お約束」を世の中で最初に確立した人かもしんないから、 ここでお約束をくり返してみるのは (彼へのオマージュとして) 意味のあることなのかもしんない。 なにがオマージュだ笑わせるな馬鹿野郎。菓子の名前か? DDI (どうでもいい)。 で、人間とロボットは結局和解したわけ? しかし根本的な問題は何も解決されておらず、 あんなんじゃまた 30年後ぐらいには同じことのくり返しだね。 …この手の差別というのは、差別する側にとってみれば人種差別とまったく状況は同じである。 そして人種差別が永久になくならないように、ロボットへの差別も (かりにできたとして) 永久になくならない。人間というのは学習しないのだ (たかだか数十年ぐらいしか生きられないうえに、毎年なーんも知らないガキがぽかぽか生産されてくるんだから、 どうして長いスパンでの「学習」が可能だろうか?)。 しかし、学習しないところが大事だとも思うのである。 かりに「記憶が遺伝する」種族というのが存在して、前世の記憶をすべてもって生まれてくるとしても、 そんな人々はきっと生まれたときから世の中のすべてにおいて達観していて、 恋愛とか結婚とかもしなそうな気がする。だから種としては長くは続かないんではないか。 結局、人間というのはいつまでも学習しないから、日々、車輪の再発明したりして楽しく生きていけるのだ、 ということになる。オレはこれからも絶対に学習なんてしねえからな。

科学や技術においては、人間は本当に「進歩」しているのかというと、 ま、これは新山の周囲だけの話かもしれないが、学会などの状況をみるにつけ、 この言明もあやしくなってくる。文学や哲学は「進歩」したのだろうか? 言語学は? 科学や技術が進歩したからといって、すべての人間がそのステップを 理解しているわけではない。消費者の立場でみれば、鎮痛剤を飲むのと祈祷師に頼むのに どんだけ差があるというのだろ。

(13:00)
さて話はここで自然言語処理にシフトしてくるが、新山はいつもセキネさん相手に 文句たれてるのだが、現在のほとんどの研究は、「論文書いたらそれで終わり」であり、 具体的な成果物 (プログラム) が残らないか、あるいは残ったとしても しょせんソフトウェアを知らない研究者ばかりなので、ショボすぎてほとんど他人には 使えないようなものばかりだ。結局、どこでもみんな同じようなことをやって 時間を無駄にしており、これのどこが工学なんだかと思う。最近の「言語処理」の巻頭言で、どっかの先生が 「juman が発表されて、それまで日本語につきものの文字列処理やわかち書きのことを 考えなくてよくなり、perl で手軽に研究できるようになって非常にありがたかった」 というようなことを書いていて、かなり脱力した。これはいまでも変わってなく、 日本語の分野ならいまだに juman + knp + perl レベルを使って、 あとは流行のナニカをちょっとふりかければ飯のタネにできるのである。 で、ここ 15年での自然言語処理の主要な成果物って何ですか?? 哀しすぎる。 そもそも、人間は形態素解析や構文解析なんてそんなにきっちりやってないよ。 にもかかわらずいまだに人々は「レイヤーの精度」に血道をあげている。 いやー学者ってほんとうにいいもんですね。
(18:14)
あぢーーーーー。ぬんで (=なんで) 今日はこんぬに (=こんなに) 高気圧ぬぬ? (=高気圧なの?)  きょうは冷凍餃子を買い出しにチャイナタウンへ行き、ついでに小龍包を食う。 ふつうは英語で注文するのだが、きょうは「しょーろんぱお?」と言ってみたところ、 いつものオバちゃんに中国語でベラベラとまくし立てられた ("English please?" というと "No English!" と返されてしまう)。焼くまでに時間がかかるから待っていろ、 というような意味だったらしい。どうでもいいが、ここのメニューにはなぜか 焼餃子は「鍋貼」と書いてある。そして小龍包は「小煎包」と書いてある。 冷凍餃子は「冷凍水餃」。べつに焼いても食えるのだが、よくわからんね? まあいい。そのあと、例の「東京市場 (Tongin Market)」で桃屋のつゆと海苔を買う。 ここでは日本の商品はホコリをかぶっている。さすがにナマ物はヤバそうなので、 乾物しか買わない。今日は韓国海苔にしてみた (なんて書いてあるのかわからんが、 とにかく海苔であることはたしかだ)。ここは店がひなびていて好きというのもあるが、 店員がのんびりしてて愛想がいいのも気にいっている。安いものにまじって高い商品を買うと 「これ 19ドルだけどいいの?」とかわざわざ尋いてくるし、こっちが日本人とわかると 「アリカト」とかいってくれる。ここの人々は中国系ではないのかもしれない (中国人はいつも非常に無愛想です)。そのあと Little Italy を歩いて帰ってきたら、 暑すぎてギョウザがとろけるのではないかと思った。なんでいきなりこんなに暑くなんだよー

(22:47)
It's like, it's like, it's like, it's like, it's like, it's like,
it's like, it's like, it's like, it's like, it's like, it's like,
it's like, it's like, it's like, it's like, it's like, it's like,
it's like, it's like, it's like, it's like, it's like, it's like,
it's like, it's like, it's like, it's like, it's like, it's like,
it's like, it's like, it's like, it's like, it's like, it's like,

May 14 [Sat]


(10:07)
土曜の朝から電話で起こされる。
(14:17)
またも Google で検索内容がおそろしく (以前と) くい違っている例を発見。 たぶん多数あるインデックスのうち、いくつかはかなり古いのだと思われる。 彼らが「データベースの replication はうまくいってない」というが、 まさに今もその問題が続いているというかんじだ。 Google のうまいところは、最初からある意味一貫性をあきらめていることだ。 それでアホみたく多重化することによってスピードを稼げている。 つまり彼らはデータベースにおける ACID 特性の "D" (durability) しかサポートしてないが、 それでも許してもらえるのだ (これは P2P の特性とも似ている)。 これは Amazon とか eBay の扱っているスケーラビリティ問題とはぜんぜん違う。 これらのサイトでは、結果の A・C・I 特性のなさは顧客を失うほどの深刻な問題になりうるが、 しょせん web がゴミだらけなのはみんな知っているので、web 検索に関しては もっとテキトーーでいい。 ニュースサイトとか人気ある一部のサイトに対しては最優先で検索する必要があるが、 それ以外の「ゴミページ」で検索結果に多少の inconsistency があっても 「ま、しゃあないか」と思ってもらえる。GMail なんかも個人個人のデータベースは 独立しているが、これらは一度に 1人しかアクセスしないんだから簡単。 逆に考えると、彼らは今後にわたっても大規模に並列化できるような アプリケーションしか作らない、ということだ (ついでにいうと、広告が出せそうなものしかやらない)。 オチなし
(15:18)
気づいたこと。日本語では、宗教のメジャー度によって信者の呼び方が変わる。たとえば 「仏教徒」とはいうが、 「仏教信者」とはいわない。 同じように、 「キリスト教徒」とはいうが、 「キリスト教信者」とは (そんなに) いわない。 しかし、 「オウム真理教徒」とはいわずに 「オウム真理教信者」とよぶ。 創価学会はその名前からして「教徒」とは呼びにくいが (内部では「ガッカイ員」と呼んでいるのだろうけど)、 「創価学会信者」と呼ばれる。 どうも「信者」というとカルトっぽいひびきがするが、 「信徒」だとその感じは薄まるようだ。 このためか、天理教では「天理教徒」という呼び方をしているように見える。 これは語感にもよるのではないか。「しんじゃ」はどうも最後の部分が悪っぽく、 なにやらハングリーな精神を感じさせる。 これにたいして「シント」はなんだかおとなしい感じがする (なんだかアイヌ語の地名のようなひびきもするが、とりあえず先へ進もう)。 イメージ戦略にあたって、語感のもつ力をあなどってはいけない。 だからこそ、英単語をそのままもってきて「ブログロ」とかいってる人々は まるでわかってないと思う。
(20:56)
匿名について。

アメリカ人のいう匿名と日本人 (=とくにツウちゃんねる) の匿名はじつは まったく質が違っている。アメリカンのいう匿名とは「身元はわからないが、 なにか強烈な意見を言う」という使い方だ。これに対してツウちゃんねるの場合は、 匿名でなにか新しいことをいうわけではない (99% の場合は)。 つまり、アメリカ人は匿名でも他人と区別されることを望むが、 日本人は逆に匿名を「みんなと区別がつかないようにする」ために使うのである。

たとえば、アメリカ人 A 氏の匿名投稿というのはこんな感じだ:

これに対して、日本人 B 君の匿名投稿はこんな感じになる:

ようするに他人との差異を強調するのではなく、 他人との差異のなさを強調する。 はっきりいって、ここではべつに B君は書きこんでも書きこまなくても あまり世の中に与える影響に違いはないんだが、なんだろうね、これは。 目的が「情報の伝達」ではないと考えればそれはオッケーだ。 いや、きっとたぶん目的は心中だ。 (もうワケわかなんくなってきたのだで意味冥府)

(23:00)
(01:06)
うう、いいかげん traiss のソースを公開したいのだが…

こないだの lispnyc で聞いた話を思いだした。 あるプログラムを開発して、自分ひとりで使う労力を 1 とすると、 それをオープンソースで公開するまでの労力は 10倍以上になる。 ドキュメント整備やらなにやらが大変だからだ。新山の場合はべつに 共同開発をするわけでもないし、ただ「webページに置くだけ公開」なので さすがに 10倍はかかんないかもしれないけど、それでも気をつかうことはたしか。 とくに cgi のような本質的に危険なコードを公開するのは気をつかう (できればやりたくない)。

かうもの todo: めんつゆ、バター、乾燥パセリ、海苔、オリーブ油

May 13 [Fri]


(10:28)
ゲーム機の進歩ってなんであんなにすごいの? そのうちつぶれそうな (= 大手だけが生き残り硬直化する) 気がするんだけど、 もうなってるのか… しかしこのように大企業の台頭を心配するとは、オレもアメリ化されたもんだ。
(12:38)
今回は Phlox にしてみたよ (和名: 草夾竹桃、桔梗撫子)。 群青いろの花にきみどり色の葉っぱがよく映えていて、結構いい。 でも、いつまでもつんかな? この苛酷な環境では、こういう葉っぱのでかい植物は弱そうだ…。

てくるで、sentence splitter の性能がよくなき。"〜" で囲まれてるところがマズそうだ。 それと、文頭にある余計な地名を取ってしまう。これはその前の preprocessor の問題。

てくるで、大井競馬で 1300万円の大穴が出たそうだが、 大井競馬ジョーってまだあのキッタならしいところなんだろうか。 ところで「馬番より枠番連勝のほうが配当が高くなる」という奇妙な現象は、 仲間うちで「大井った」と呼ばれていたが、これが地方競馬で一般的に見られる現象なのかどうかは不明。 ちなみに学生および未成年者の馬券購入は法律により禁じられています。 でもギャンブルが好きな人って、あんまし理解できんよ、ホントに。

(15:00)
すてきな日々だ (はて、1日しかないのに「日々」とは何だろう??)。

空はカラリと晴れわたり雲ひとつない。 気候は乾燥していて涼しく、こんな天気がずっと続けばよいのに…と思わせる。 まあここには梅雨がないからしばらくはこんな感じでじょじょに暑くなっていくわけだけど。

.
いやあ、秘密を持つって大変なんですね
(急にダークなことを話し始めるまでの間が大切)。

(16:11)
  1. オレはわかっている。
  2. オマエはわかっていない。
  3. オマエはわかっているかもしれないが、オマエはオレではない。
  4. どっちでもいい。
(17:26)
MUSIC IS NOT TOO LOUD.
YOU ARE TOO OLD.
(19:13)
問題:

じつは、
この四角 → ■ は
この四角 → ■ よりも、画面の奥にあります。このことを照明してください。(50点)

(23:11)
キタック! (帰宅)

ほんたぅーは (本当は)、 もっと早くにかえるつもりだのたっがだ (もっと早くに帰るつもりだったのだが)、 某所から電話がかかってきて 1時間ちかく愚痴につきあうはめに。 いやーー、向こうも大変そうだなあ (人のこといえないが)。しかし新山は、もともと 「大企業というのは優秀な人を集めてバカなことをさせるところだ」 という印象をもっていたが、最近その印象はますます強まる。 やばいなあ。社会に出る前にすでに社会不適合になってしまうよ。 なてしまうよ。なてしまうあるね。ゼンジー上海。

May 12 [Thu]


(07:13)
なぜか今朝は早く目がさめてしまった

LATimes のレイアウトが変わったので、きのうからずっと webstemmer を走らせていたが、 2,400ページをクラスタリングするまでに 10時間以上かかった。quadratic の悲劇。 まあ、こんなことはそう頻繁にはないだろうと思うんだけど…。 Webstemmer の弱点は、サイト全体がレイアウトを一新したときに まったく何も取れなくなってしまうことだ。そして、この一ヶ月は改編期だったらしく、 じつに多くのサイトがデザインを変えた。NYTimes も変わったし、Washington Post も変わった。 NYPost はログインが必要になったし、Boston Globe も変わった (つまり新山はこれらのサイトから毎日記事を集めているわけです)。 Google News や Columbia の Newsblaster などは 「どのページが記事か」を判定するのに 絶対 TDT っぽいやり方で記事ごとのクラスタリングをしているに違いなく、 オレもそれをやればいいのだが、今のところめんどくさくて実装してない。 だいたいクラスタリングっつーのは面倒くさいんだよ。論文が沢山出ているが、 結局のところ、ここからわかるのは決定的な方法が存在しないということだ。 だからアプリケーションごとにあれこれ違うやり方を試さねばならず、 オレにはそんな暇はないのである。 奴ら (Columbia の連中) はあれ自体がでっかいプロジェクトだし、 おまけに専門のプログラマーまで雇ってるじゃないか。別に新山は あれと同じことをするわけではないけれど、一人でぜんぶやるのはきついよね…。 誰か手伝ってくれるっつうなら話は別だが。うちのグループの誰も いま新山のやってることの全体をわかってなさそうなので、 それはあきらめている。まあ博士学生らしいといえばらしい。 にもかかわらずあんまりオレが悲哀を感じないのは、適度に狂っているからだろう…。 (おそらくほかの人は新山を見て「痛ましい」と思ってるのかもしれないガ)

(14:13)
晴れてよかったっすね

てくるで、最近自宅の 80/udp に PlanetLab からよくアクセスがくるんだけど、なんでだろう。 udp なのよね。 それとここ数日になって、53/udp に (おそらく) DNS 問い合わせがくることが異常に多くなった。 うちでは DNS を出していないのにである。なにか新手のワームだろっか?

(17:44)
ここ数日どうもハナの調子が悪いと思ったら、いつのまにか NY の花粉がどえらいことになってて "Very high" 警報が出ていたよ。どうりで。 つうことで、こないだアレルギーの薬を処方してもらったのだが、 昨日うちに請求書が届いた。これは保険でカヴァーされてるはずなので請求額はゼロのはずなんだけど…。 と思って、保健管理センターの会計課に文句言いに行ったら、やっぱり向こうのミスだった。 「あー、学期の変り目にはよく起こんのよ」だって。そういや前にも同じことあったな。 この国じゃそんなことはしょっちゅうある。まったくもう。 (それでも、ロシヤとかインドとかよりはかなりましだと思うぜ)

で、思ったんですが…。

きょう、ある新聞記事で、「『国が公表したデータなのに、誤りがあるのはおかしい』と怒る会社員(30)」 という一句を発見して、非常にアレだと思いました。なーんか、コイツのほうがおかしいよな。 「国が公表したデータ」 = 「絶対に正しい」という思いこみはどこからくるんだろう? そりゃ国が公開したんなら正しい確率が高いだろうが、 お役所だってミスはするだろうに。ときどき思うのだが、日本人はよく 「相手が絶対にミスをしない」という仮定を置いて行動しているように見える。 日本の完璧主義に慣れてるとそうなるのは理解できるけど、これはとても危険ですね。 日本人の平和ボケというのは、他国に攻めてこられないという「国際的平和ボケ」もあるけれど、 すべてのものが完璧に動くと思いこんでいるという「日常的平和ボケ」もあるわけです。 いざというときに全員パニックしそうだよなあ。もともと日本人つうのは集団で パニックしやすい国民性なんではないかと思える。

(19:06)
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、また他人の書いたコードのバグが発生しやがる。もうアッタマきたからフテ根してウチ帰ろ。
(00:17)
今日かなしかったこと。行きつけの (お気に入りの、例の学割をしてくれる) スーパーがちかく閉店するということを知ったこと。 まあ、マンハッタンは店の回転が速いのだが (秋葉原ほどではないが)、 なんか気に入ってるところ (= 食い物関連) がつぎつぎに閉まってしまうのはやるせな i。 もっとも、今日の大学の卒業式の残骸を見て、なんでも楽しいことが永遠に続くわきゃねーよな、 としみじみ感じたことも確かである。NY に来てから、新山がいちばん好きだった 「学生」としての時間というのは、友達と試験範囲についてあーでもないこーでもないと 言いあってるときとか、夕刻の授業で休み時間にいちど建物を出て別のカフェテリアへ行き、 そこで人と喋りながらコーヒーを買って教室に戻るべく歩いているようなときだった。 もう夜なのだけれど、まだ道は混みあっているのである。 しかし今学期でもうほとんどの試験は終わってしまい、授業もとる単位がなくなったので、 これからはホントにあの退屈な「研究だけの生活」に なってしまいそうである。まあ、なんとかそこを耐えないと。でも不安だな。ほんとに。

TODO: 花かうこと。先週の花は失敗だった。やっぱ、あんまりパッパラパーな雰囲気の (= 枝分れが多いということ、一本差しには向かない) 花をかうべきじゃない。

(00:56)
いつのまにか新山の知らない間に、 「セットトップボックス」などという新しい日本語ができていた。 なにこれ? 知らn

May 11 [Wed]


(09:52)
どっかの
本屋の
夢をみた。
(11:24)
おもしろい spam がきた。
Subject: Dissertation Assistance

Dear Yusuke:
Please allow me to introduce myself. I am writing to let you know that I
have been providing thesis and dissertation support services for graduate
students in the social and other sciences for over 20 years. 
...

ようするに「あなたの博士論文をお手伝いします」というものだ。 このアドレスは博士学生の一覧から取り出しているのだと思われる。 ばーか、手伝えるもんなら手伝ってみやがれ!

てくるで、 AbiWord-2.3 には文法チェッカがついたらしい。 Link Parser というのは妥当な選択に思える。 こいつはためしてみる価値があるな。

誰かが Slashdot で言っていたが、自然言語処理をやっている人間は こういう実用的なオープンソースプロジェクトはほとんどやらない、という。 思うに、言語処理家 (あれ、誤変換だ) というのは工学屋じゃないと思っている人が 多いためじゃないかと思うが、かといって連中は科学者でもないんだよな。 中途半端な存在。

どうでもいいが、日本ではなぜ risks や crypto-gram のような 記事をかく日本人がいないのか (Risks に投稿してる有名人 2人はのぞく)? crypto-gram については日経 ITPro が翻訳しているらしいが、 ごく一部しか訳されてないし、しかもセンセーショナルな記事だけを翻訳している

(12:31)
そういうものかも。
(01:07)
きょうは午後ずっと某所にいて、夕方ごろ大学に戻ってき、 「学期終了やったねパーティー」に顔を出す。1時間ちかくおくれたが まだ食い物はすこし残っていて、なぜかチーズフォンデュとチョコレートフォンデュ (とろけたチョコレートにイチゴ等をひたして食べる) が出ていた。 腹がへってたので適当にむさぼり食う。しかし、知ってるやつぜんぜんいねー。 ほとんど数学科のやつばっかなんじゃねえか? オフィスに戻ってみたら CS のやつはみんないたし、そもそもパーティーがあることすら知らないやつも いるんではないかと邪推する。

そのあと家へ帰ってきて夕食は久しぶりに肉じゃが。 …のつもりだったが、なぜかダイコンが余ってたので、それを入れたら 肉じゃがとは別のシロモノ (だいぶつ) になった。どちらも煮るとあまり区別がつかず、 ジャガイモかと思って口に入れるとダイコンだったりするので、なかなかマルコフ連鎖 (意味不明)。そぅーーいえばむかし東工大で 「だいぶつ先生 (大佛先生)」って読まれてる (べつに呼ばれてるわけではない) 先生がいたなあ。 どーーー−−でもいーけど。

さらにどうでもいいが、SOHO の AppleStore にある「天才バー」は いまや 6am 〜真夜中までオープンするようになったんだそうな。 Apple はなんでこなに必死なのだろう? それほど Mac はブっこわれるってことだろうか。まあ、正しいけど。

きょうの写真:


Yusuke Shinyama