2005年 11月 (2)。

文字にならない生活には、いろいろな苦労がある。

Last Modified: Mon Nov 21 01:19:21 EST 2005 (11/21, 15:19 JST)

Nov 20 [Sun]


(12:53)
ネボりました。
(14:40)
.co.jp ドメインから ssh bruteforce 攻撃がきたときどうしてる?
(15:47)
'abc' などの文字列を左からビット列に直したい。
>>> s = 'abc'
>>> [ (ord(s[x>>3]) >> (7 - x&7)) & 1 for x in xrange(8*len(s)) ]
[0, 1, 1, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 1, 1, 0, 0, 0, 1, 0, 0, 1, 1, 0, 0, 0, 1, 1]
もっと簡単なやり方はないのんかなあ。これじゃ C のコードみたいだよ…
(16:55)
日本語で「けっ、悪かったな!」というような意味のことを言いたいとき 英語ではどう表現すればよいのだろうか? "Leave me alone! (ほっとけ!)" が近いかな。
(19:33)
こんな時期に虫にさされた。かっいいーーーー
(19:41)
いまちょっとカッコいい言葉を思いついた。 "無邦人" である。
(21:02)
tood: そういえば今度、日本に帰ったときに免許更新すっこと。もう期限切れてんだ。

ちなみに、新山はペーパードライバーのです。

(22:23)
さいきん見つけた (というか、人に教わった) すごいプロジェクト: それにしても、こういうのをよく作るよなと思うんだよね。 米国にはよく何でも自分で改造しちゃう人がいるけど、 職場などでは分業体制が非常にはっきりしているのに、 こういうところでは自力で専門外の分野にホイホイ手を出すってのはおもしろいよな。 ここはアメリカンのカッコいいところだと正直に認める。 カッコいいというか、こういうふうに素人が専門的な分野に 平気で顔をつっこめるっていうのは、ある意味「健全な技術社会」を 反映しているような気がする (これ、前にも書いたか)。

これに対して、日本では「餅は餅屋」という言葉があるように、 「なーんもわかってねえトウシロは生意気な口だすな!」という 空気が満ちている。専門家は基本的にイバるものだし、 それ以外の人々は黙って恐縮して聴いていることが要求されている。 でも、米国では「生意気」は大目に見てもらえるのだ。といっても、 いっぽうではこうした民主主義っぽさがどうもウソくさく見えるのも事実だけど。

(00:25)
よーーやく、「お仕事」が終わった。計6時間ぐらいやってたと思う。 あれこれとパッチを統合し、スタイルを統一し、 一般化されてない部分があったのでその部分をみつけて修正し、 ほかにもバグをいくつかつぶしていろんな状況 / オプションで何度もテストし、 ようやくリリースした。こう複雑になってくると、ユニットテストのようなものは どうすりゃいいんだろうね。

今週の敗北: (時間がなくって) FreeBSD がインストールできなかった。 まってろよ softupdate!!

どうでもいいが、今年の晩秋はあったかい。 長野はもう霜がおりたそうだよ。

Nov 19 [Sat]


(11:19)
今朝はなぜかいきなり寒すぎだ! まだ零下っすよ。朝がた、部屋の温度が下がりすぎてブルった。 おフロ場の窓はなるべく開けないようにしなければならねい。

どうでもいいが (DDI)、「ボジョれー・ヌーぼー」なるものであんなに大騒ぎするのは 世界でも日本だけらしい。

で、ここにはなにか日本に固有の原因があるのかと考えてみるに、 あれがあんなに (← 非常に“遠い”代名詞的表現だ、自分とはゼンゼン関係ないって感じ) 人気なのは 「洋モノ」「おしゃれ」というもとからのイメージに加えて、 日本人の食生活における「とれたて」「旬のモノ」を重視するという感覚と 何かつながりがあるんじゃないか、と思える。 つまり、日本人にとっては「とれたてのワインですよ!」という売り文句は、 なにか「こりゃ今のウチに食っとかないとトウが立っちまうぞ!」と感じさせる ものがあるんじゃないか。な。つまり「新茶」「新サンマ」と同じような感覚だ。 実際にはこのワインはべつに「とれたばっかり」なわけじゃないし (あ、一応「とれたばっかり」なのか?)、 少々時間が立っても大した違いはない (というかむしろいいくらいだ) のに、 なぜかみんなで一斉に「それーーーーっ」っとばかりに群生する。 とーぜんここには「話題に乗り遅れるヤツ →→ → 阿呆」という 恐怖的心理も働いていることは否定できない。

で、ここからさらに拡大解釈すると、日本人はこの「新しいほどいい」 「若いほどいい」って感覚を何事にも拡張しすぎなんじゃないかと思える。 基本的にみんな新しもの好きで、新しいものが出るたびに流行が急激に変わるのもこれと 関連があると思うし、ほかにもどっかで読んだ話だけど日本人のスチュワーデスは若づくりにする傾向があるが、 同じアジア人でもシンガポール人スチュワーデスは子供っぽく見られないように わざと老けた (というか、自分の年齢より上に見える) メイクをするんだそうな。 それはありそうだな…。新山にはまったく理解できないが、 どういうわけか日本には「若い!」「ウイウイしい!」という属性を異常に重視する人々がいるような気がする。 おそらく、日本ほどロリコン趣味に“理解のある” (あるいは“同情的な”) 国は 世界のどこをさがしても他にないだろう。つまり、

ってことになる。

ああまた朝からこんなことで貴重な時間を。というオレはいま洗濯中。

(13:33)
一時期「改悪された」と思っていた ごおgるのレイアウトがまた復活した。 ヘンなの? それから firefox で google を使うと、ときどき横幅が 画面の 80% ぐらいしかないレイアウトが返されるときがある。 こいつらはちゃんとサーバ間で同期できていないのか? それにしてもヘンだ。 というか、連中はマシンがありすぎて把握できなくなっているんではないかと思われる。 あんだけの (おそらく場所的にも分散している) マシンをちゃんと監視・同期するのは 大変な仕事だろうが、新山はけっこうそーいうブルーカラー的な仕事に親しみを感じている。

ゆうべは新たに買ってきた HDD 2基をバックアップ用の古いマシンにとりつけ、 そのうちの 1基は別のマシンから移動したのだが、あっちこっち分解したので 終わったときはヘトヘトだった。でも研究したくないときにはこういうのは ヒジョーーに楽しいのよ。その後、夜通し NFS 越しにコピーしてようやくこの状態:

$ df
Filesystem           1k-blocks      Used Available Use% Mounted on
/dev/hda6               381139     63722    297739  18% /
/dev/hda1                46636     10334     33894  24% /boot
/dev/hda2             26889532    760380  24763228   3% /usr
/dev/hda7               256667    102518    140897  43% /var
/dev/hdf1            288451232 134649732 139149020  50% /backup3
/dev/hdg1            288451232 139235560 134563192  51% /backup4

このあと cron をセットアップして差分ダンプがちゃんと動くようにし、 チェックしてうんたらかんたら。こーゆー部分が神経つかうんだよねー。 上司より「週末にやっといてね」との お言葉をいただいております。フンだ。

月曜日の todo: 確認、あと wiki に反映する。

(18:50)
検索エンジン学と経済学の擬似科学性。すこし前に、 「検索エンジンの存在はバイアスを拡大しやすい」という講演を聞いた。 ところ (てくる) が今日 slashdot で紹介されてた別の人の論文を見たら正反対の結論が書かれていてビックリ。 「検索エンジンは逆に web を平等にする」んだって。どっちなんだよ? オレは絶対バイアスを拡大するほうだと思うが、 さしあたっての安全な結論は「むずかしくてよくわからん」というものだと思う…。 これを見て思ったのだが、検索エンジンの「公正さ」に関する議論は もはや工学ではなく経済学で扱われるべき雰囲気 (ふいんき) だ。なんしろ人間の集団的な意思決定が入っているからね。 検索エンジンのユーザは実際の経済よりはずっと単純化しやすく、 したがって学術的に扱いやすいような気はするが、結局 これって経済学者が「金本位制はいい!」「いや、悪い!」とかいっているのと 同じじゃん。そして明らかに発表する側にもなんらかの意図が入っている。 原子力や環境問題に関する研究とも似ている。 やはり巨額のカネがからむ分野はみんなこうなるんだよ。怖いね。

ちなみに、東工大にはかつて水俣病のときに「原因は有機水銀じゃない」と主張したことで有名な 某名誉教授がいたが、この大悪人とされる人物について知っている人は学内でも少ないと思う。 オレもよくは知らない。

(21:06)
uwa, この鮭かれーーーー
(03:50)
旧いものを毀(こわ)そうとするのは無駄な骨折だ。ほんとうに自分等が新しくなることが出来れば、旧いものは既に毀れている。
-- 島崎 藤村
(04:45)
ようやく vnc2swf関連でたまっているメールや送られてきたパッチを整理できた。 なんか小規模ではあるが、いちおうコミュニティらしきものができつつある感じだ。 メーリングリストの講読者数は現在 56人。 ユーザ数がどれくらいいるのか把握してないんで、これが多いんだか少ないんだか知らない。 でも、こういうときに、主任開発者 (かっこわらい) としてどれくらい“リーダーシップ”を 発揮すればよいのかわからない。というか、そういうのは苦手なんよね。 しかもソフトウェアが有名になったんでいまや次から次へと feature request がくる。 しかも個人宛てに。たのむからメーリングリストのほうに出してくれ! (そうすりゃ誰かがフォローしてくれるときがあるから)

新山はこういうときミョーに完璧主義者であるので、 なるべくテストを沢山してからリリースしたがる傾向がある。 自分としてはこういう地道なプロセスこそが重要だと考えているんだけども、 これがもうめちゃ時間がかかるようになってきた。 だいたいオレは Windows 機をもってないので、わざわざ vmware を立ち上げてテストしてるのよ (つうか、もはや vmware はそのため「だけ」のマシンになった、あと pygame実況中継の録画用)。 使っている vnc の種類やバージョンやプラットフォームが分散してくると もう趣味というより「お仕事」っぽくなってくるんだわ、これが。 もう ESR のいうような「バグがあろうがなんだろうが、とにかくしょっちゅうリリース」という ポリシーに切り換えるべきだろうか? でもそうすると、いずれ自分でコードの全体像を把握できなくなってしまうことは目に見えている。 オレはなるべくきれいに整った、コンパクトなコードを維持したいんだよ。 多くのセキュリティ的に欠陥のあるコードというのはそれができてないために起こるものと思う。 これはまだセキュリティにあまり配慮する必要のないローカルなプログラムだからいいのかもしれないが、 でもなんかやだな。オレが潔癖症すぎるのだろうか。

ちなみになんでこんな時間に起きとるかというと、 晩メシくったあとに中途ハンパな時間に寝たからです。そろまた寝ようかな。

(06:00)
ふと。ラーメンが食いてぇーー

Nov 18 [Fri]


(11:02)
今日の目標: ちゃんと日記を書く。

まず最初に、けさ地下鉄の中で見かけた太ったゴスに告ぐ: ゴスがデカい口あけて菓子パン食うな! カッコ悪いから。 そもそもこの車内は飲食禁止だ!

それから、話は変はるが、自分の間抜けさについて。 4年もこのビルに勤務しているのに、いまだにトイレの 洗面所にとりつけられている「ペーパータオル引出し器」の 開け方がわからない。まあこれはふつう掃除の人が開けるもので べつに新山は開け方を知らなくてもいいのだが、このペーパータオルは アホなことにときどき中でローラーが紙づまりを起こしてしまうのだ。 こうなるともう押しても引いても出てこないんで、開けて直すしかなくなるのだが、 新山はいまだにその開け方がわからない。説明書きもついてないし、 周囲の人に聞いても誰も知らない (ま、当然だわな、こんなコマカイこと気にするのオレぐらいのもんだ)。 ちなみにこのフロアに 2箇所ある時計の電池換えと時刻合わせ (および夏時間 ←→ 冬時間の手動変換作業) をやっているのは新山だ。 もっとも誰も気づきゃしないだろうけど、そういう裏方作業が人生には大事なのよ。

(11:31)
ソニーの rootkit 騒ぎを見ていて思うことがある。

現代の消費者がインチキ詐欺やらに騙されないために理解しておかねばならない 科学の根本的な法則 (というか“常識”) というものがあると思う。

  1. エネルギーの保存則
  2. エントロピーの増大則
  3. チューリングの定理 (ま、不完全性定理でもいいが、新山は計算機屋なのでチューリングのほうを好む)

これらはただ暗記するだけじゃなくてそこから導かれる帰結を理解しておかねばダメだ。 つまり 1. から導かれる結論は「永久機関は存在しない」ってことになるし、1. と 2. を合わせれば エネルギーは保存されていても「使えるエネルギー」は有限である -- したがって熱効率が 重要だ、という結論になる。(あとはインチキ宗教やインチキ健康ブームから身を守るために 「オッカムの剃刀」とか「大数の法則」もあっていいかな。) これらにくわえて、コンピュータを使うこれからの消費者が 絶対に知っていなければならないのが 3. だ。ここから導かれる結論は 「プログラムの危険性を前もって完全に予測する術はない」 → 「プログラムの実行はそもそも本質的に危険」 → 「CD 入れただけで勝手に実行すんな!」ということだからだ。 そもそも新山は機械が頼まれもしないのになにかを勝手に実行するのが大キライである。 しかし世の中にはこのことをそんなにイヤだと思わない人々が多いのだろう。 だから MS やソニーのような陰険な企業がつけ上がるんだよ。 消費者として、こういう仕組みには積極的に文句をつけるべきだと思う (オレは今のところ Windows もソニーの CD も「消費者」じゃないんで、とくに文句をつける資格はないけど)。 だが、これは「表面的には便利」に見えるところがいやらしい。 「便利なんだからいいじゃないの」と人はいうかもしれない。 同じように、60年代あたりにも人は「便利だからいいじゃないの」といって 石油を使いまくっていたわけだしな。結局のところ、本当にヤバい状況に陥らないと 人は気にしてくれないのだろう。しかし個人のコンピュータのトラブルが本当に 世界規模でヤバくなるような事故って、いったいどんなんだ。 そういう瞬間にはできれば直面したくないなあ。

(12:57)
google-talk で勝手にログアウトしてしまう問題は 5分に 1回 Presence を送るようにしたら起こらなくなった。 ほかにもいろいろバグがあったので直して jacus.py を 0.2 にする。 とりあえず、今んところコレでいいや。こんなクダランことに時間を費やしていてはいけない。
(16:41)
某パーザのコードを直していたらまたこんな時間に。不毛じゃ。

Nov 17 [Thu]


(22:36)
超伝導」と「超電導」って、 もう結着ついたのかと思ってたら、まだついてないのな。
(01:05)
今日のバカ特許: 重力ドライブ宇宙航行

これを翻訳するのにかなり苦労したよ。

Nov 16 [Wed]


(11:25)
なんで今日はこんなに暑いん? 以上気象だな。異常起床。
(13:26)
ZipZoomFly で買った 320GB のハードディスクが届いた。 送料込みで 124ドル。チョーーお解読と言わねばらならい。 これでどうするの? FreeBSD を入れるのである。 今度こそ! これで生活する覚悟だからな。 というか、こんな大容量ははっきりいってぞんぞん必要ないのだが、 あまりに安かったので衝動買いしてしまった。

ちなみに新山がはじめて使ったハードディスクは Mac SE/30 についてきたやつで、 Jasmine の 40MBytes のモデルだった。すんげーうるさいやつ。 15年前の話だ。あのころから比べると容量は 8000倍になっている。 15√8000 ≒ 1.82 なので、ムーアの法則的にいえば 1年間にハードディスクの容量は 約1.82倍ずつ増加していることになる。しかもあのころの Jasmine のドライブはもっと高かったはずだ。 いま state-of-the-art のやつだと日立かどっかが出してる 500GB って容量があるから、 これと比較すると 12500倍か? つまりいまから 15年後にはさらに 10000倍の容量のドライブが 出てるってことか? それは 5PB (ペタバイト) ってことだが、それって後楽園球場の 何倍なんだか見当もつかない。

(02:36)
Google Talk であそんでしまいました。

jacus.py (8kbytes)

さる事情によりこのサービスを使わざるを得なくなり、クライアントをさがしたが、 Gaim とか Adium (OSX) とかのメチャクチャ不細工なクライアントしかない。 こんなプログラムに画面の一部を占領されることは許しがたい。 おまけにこいつら、メッセージがくると勝手にウィンドウを raise しやがる。 ウザいっての。といって、新山は画面全体をただひとつの kterm (+screen) で埋めつくしているので、 ウインドウが下にあるままだと今度はメッセージが来ても気づかない。 ようするに、端末で動かないソフトはダメってことである。 Emacs で走る Jabber クライアントはあったのだけど、 なんかうまく動かない。そのうち Python で書かれた Jabber用のライブラリを めっけたので、ためしてみたらあっさりつながった。ということで、このクライアントは そのライブラリについてきたデバッグ用サンプルを改造しただけのものである。 アホみたいに単純だが、欲しい機能はひととおりそろっている。 なにより screen の一枚で動かしておけばまったく邪魔にならないのがいい。 しかしまだバグがあって、なぜだか知らないがしばらく操作しないでほうっておくと 数分後に自動的に接続が切れてしまう。たぶん keep-alive に相当するメッセージがあるのだろうが、 ライブラリをちょっと見てもわからなかった。めんどくさいので明日におあずけ。 この実装はまだ甘い。将来的には完全にシェルと統合できるのが望ましい。 つまり、コマンドプロンプトの出る直前に "New mail." って出るのと同じように IM を出してほしいのだ。たぶん bash の prompt_cmd を使えばできるだろうけど、 それはまた今度。

…わお、vnc2swf を mpg 出力にするパッチを送ってきた人がいる。

Nov 15 [Tue]


(09:23)
すべての人の卑怯者度というものは生まれたときからすでに定められているよう
だ。

よう
か???

プスっ
(10:46)
ぼくの名前はユウスケであって夕菅ではありませんよ。

「ぼく」だって?

ボクダト??

ddy.

(16:06)
なぜ Adam とはいつもいつも「便所で長話」が多いのだろう? 彼とトイレで会うとかならずその場で話しはじめ、終わらない。 外で話せばいいのに。
(20:45)
実行が全然終わんない。3時間で 20分の1。つまりあとこの 20倍。60時間。つまりあと 3日。

アホか??

(00:20)
なんだかよくない。

この数週間というもの、なんだかあまり「心をこめて」仕事をしていないような気のする。 とかいうと古くさい表現だが、「ていねいさが足りない」といってもよい。いや、ちょっと違うな。 静かに考えて細かい部分までこだわった仕事をすることがあまりないという意味だ。 文章もそう。この日記もそう。 新山の仕事というのはもっぱら「プログラムを書く」か、あるいは「文章を書く」ということなのだけど、 自分であきらかに「ぱぱっとやっている」という雰囲気を感じる。 こういうのがいいときもあるのだけど (とくに何かの霊感を得て一瞬のうちにキチガイ的な アイデアを試したくなるとき、 そういうときはウダウダ考えていると逆にいつまで立っても進まないので、サッサとやってしまうのがよい)、 やはり継続してなにかを洗練していくプロセスは落ちついている時でないとできない。 といって、あんまり落ちつきすぎるとネムーーくなってしまうので、 落ちつきすぎてもいけない。やや紅葉高揚していなければならない。 でも最近そういう時間があきらかに減っているようの気のする。 これはよくなき。なぜだろう? 一日はたくさん時間があるというのに、 自分はその多くを無駄にしているようだ…。

新山は独善的な人間なので、自分で自分の仕事に満足できるかどうかが 結局のところ (ケッキョキ、) いちばん重要である。人からホメられることには関心がない。 といっても、無理に自分を落とすようなことはしていないつもりだけど…。 本当をいうと「どうせ他人にはわかりっこねーや」と内心では思っているのかもしれない。 当たり前だ。オレは他人とは独立した人間なのだから (もちろんこれはオレだけでなく、ほとんどすべての人にあてはまる。もっとも いまだにそのことがわかってない人も結構いるようだが…)。でも、だからどうし

た?

基本的に、新山は「盆栽的な人生」が好きだ。 少数の限られたものだけを身の周りにおいてつつましく末長くやっていくような生活が好きである (だから“盆栽言語”である Scheme も、ただ愛でているだけでいいならば好きな言語だ)。 オレは開かれた人間ではない、と思う。

「支配する側」の人々がみんな破滅的な人々なので、

Nov 14 [Mon]


(10:53)
今朝、べっくらしたこと: スト、まだやってる

いやあ、ガンバルねー、君達。 ところで (てく)、前を通る車がストを応援するときはクラクシぉンを 鳴らすもんだということを知った。トラックなどが通るとパフパフやっている。 もともとマンハッタンには通勤用の車はほとんど走っていない。 走っているのはタクシーを除けばトラックのような運搬車両か工事車両だけだ。

てくるで (とこr)、鳥インが大流行の昨今 (サッコン) だけど、SARS はもういいんかね? サッコン! サッコン!

どうでもいいが (どうでもよr)、 「クラクション」を「クラクシぉン」と書くと、 なんだかフランスを喋っているように見こえ
る。(見える + 聴こえる の造語)

(23:59)
きょう、日本語で「美意識」って言葉は、決して使ってはいけない言葉だということを知った。 理由は後述。簡単にいえば、幻聴である。幻聴トハ。
(00:42)
あ〜〜〜〜。一度日本語で書いちゃったドキュメントを、英訳するのは ホントーーにむずかしい。自然に見せるためには、 そもそも日本語と説明の順番を変えなくてはならない。ように、思える。 しかもその英語がほんとにわかりやすいかどうか自信がない。 こんなこと始めるんじゃなかった。 最初から英文で書いて日本語に訳したほうが、翻訳口調にはなるけど まだ「最悪な説明」は避けられる。しかし自分で書いた英文をまともな日本語にできないって敗北だよな。 結局、説明文を書く場合 (いや、説明文でなくても一般に) 日本語の 1文と英語の 1文というのは 一対一に対応できないもんなのである (最善な文章を書こうとすればね)。 段落と段落すら対応できるかどうか、あやしい。つまり日本語で考えている場合と 英語の場合ではアタマの動きが微妙に違うのだ! しかし、これっていったいどうゆう事なんだろうね? 今日はアタマが働かないのでもう寝る。

Nov 13 [Sun]


(11:21)
「あちらを立てればこちらが立たず」の法則には、 じつは恐るべき副作用があった。 「こちらを座らせると、あちらが立ってしまう」のであった。 きのうテンションが高かったせいか、今日はその反動で朝からなにもやる気がない。 けさは 9時半ごろのろくさと起きてきて、飯 (=ゆうべの残り物) を食い、 お茶をのんだらまたネム〜くなってきて、もう、おやすみっ。 (ばたっ)

(ガバっ)

いやこんなことしている時間はない! 今日はやらなきゃいけないノルマがあるのだ!

(ばたっっ、)

…ときどき思うのだが、一日の生活にノルマがあるというのは、おかしい。 同時に人生にノルマがあるというのも、ばからしい。本来それは 「ある」から「やる」のではなく、「やる」から「ある」ようになるのだる。 一体なにがナン?? わけ不明。(よのなか的゛゛)

[[ ここから先は信仰の世界になります ]]

(20:08)
また髪の毛がだいぶ伸びてきた。そろそろ床屋かな。 しかしオレは少し長めの髪型のほうが気にいっている。 なぜなら前髪がかってに下がるから。新山は剛毛で、オデコのすぐ上につむじがあるため、 前髪が短いとどーーしてもその部分がアサッテな方向にハネてしまうのだ。 かといって前髪が下がってきたころには 後がボーボーになってしまっているので、この状態はあまり長くは続かない。 床屋に行くと否応なく中国人的髪型にされて前髪ピョンピョンになるし。と、いうか、 彼らになにか注文をするとたいてい自分の希望とはまったく異なる結果になるため、 今ではあまり言わないようにしている。つうか、通じてないのかmo? それはありうるな。もうすこしカールのかかった髪質だらば、 伸びてきてもこんなにジャマになることもないと思うんだが…。 どっちにせよ、オレが髪型を気にするのはもう 10年遅い (か、あるいはまだ 20年早い)。そういうこと。
(02:03)
  1. 日本は絶滅にひんしたクジラをとっている。
  2. 日本は世界でもっとも多く調査捕鯨の名目でクジラを殺している。
  3. 調査捕鯨は実際のところ商業捕鯨だ。
  4. 世界中の知的な人々はみな野蛮な風習として捕鯨を嫌っている。
  5. ただ調査するのにクジラを殺す必要はない。
  6. タンパク源が他に豊富にある現在では、クジラを殺す必要がない。
  7. 現在のクジラの肉は水銀で汚染されており、人体に害がある。
  8. クジラは頭がよく、特別な動物だ。
  9. クジラの調査なんか本当はされていないので、日本は何も学術論文を出していない。
  10. 日本は国際捕鯨委員会で途上国から金で票を買っている。
  11. とにかく日本は謝罪と賠償せよ。

自由の国ってすばらしいね。

正直なところを言えば新山は、ホゲ〜問題についてはなんの意見もないので (鯨の肉だってとくに好きじゃないし)、上のような主張に対して ムカつきはするけどとくに賛成も反対もしない。どのみち日本人だって他国の文化とか 全然理解してないし。

どうでもいいけど、いま日本人が馬肉を食うことも批判されてるんだそうな。 一部の人々にとっては、牛はバカで生命としての価値がない物体なので 何千匹殺そうが闘牛場でなぶり殺しにしようが許されるのだけど、 馬は知的な動物なので殺すのは 非人間的・非倫理的なのだそうだ。もちろんクジラと同様にイルカも知的な 動物なので、米軍はこいつらを兵器としてトレーニングしているわけだよね。

なんでオレが突然こんなこと言いだしたかって?

Nov 12 [Sat]


(11:30)
ちょっとのつもりぐぁ大寝坊〜〜♪

土曜日の朝でいちばん気にぬ (=な) ることは「センタク機が空いているかどうか」ということである。 なんせ、コインランドラーな日々なので。いつも朝早くに行くとだいたい空いているのだが、 今日はネボったから、どうかな〜〜と思った。ら、空いてた。ので、「カルトチャンス!」と思って (この言葉の意味がわかるやつはこの世界に 3人ぐらいしかいまい、しかも彼らがこのペえジを見ているとは 思へないのだが、したがって書く) 一目散で洗濯物をツッコミ。これでもう今日の仕事は 73% 終わったようなもの。 ひと安心じゃ。

ところで、大学の RedHat 7.3 をようやく gcc-3 (3.3.6) にした。 新山にとっては 2.95 で十分なのだが、一部のアホな C++ のコードがコンパイルできないらしいので。 それにしても C++ の互換性のアホさはすさまじいばかりだ。 おととい、すごいことを発見したんだよ。string::compare の引数の順序が、 libstdc++ のバージョンによって違うのである。これには戦慄が走った:

しかも、これ、上位互換じゃないんです。 完全に非互換なんですよ。これでは両方で動くコードが書けないじゃないか、 まったく。アホか? C ならばこれほどひどいことにはならない。 新しい機能は極力使わないようにして、K&R の原始的なスタイルで通せばまだ warning は出るけどコンパイルはできる。それに C の標準ライブラリは C が有名になったころからすでにあった (これがバッハオーバーフローの諸悪の根源なのだけど)。 ところが C++ はそもそも最初のころ STL 自体がなかったから、 「原始的なスタイル」というものが存在しないまま拡張されちゃって、 いまでもまだその混乱が続いている。Boost にしても、いつになったら安定するんだかな。 あと 10年ぐらいしたら普及するのかもしれないが、boost が標準になるのが先か、 それとも C++ が滅びるのが先か? という大変に興味ぶかい (ウソ、オレは興味なんかない) 問題が存在する。いやはや悲劇だね。とにかく、オレは今までこの言語にあまり手をふれる 必要がなくて暮らしてきたので大変に幸せだと思う。できればこれからも人生こうありたいもんだ。
(13:51)
せーん、たーく、完了。

きょうはキッパリした青空でとてもイイ天気なので宇宙が落ちてこないうちにサッサと出かけるの
じゃ!!

(なんできょうはこんなにテンション高いんだろう??)

(17:42)
こえっ。冬時間になったと思ったら、あっというに陽が暮れるようになっちまった。 もう外はまっくらだよ。漆黒の闇だよ。 夜って早いね。

これは何かの罰ゲームか何かか。

(20:43)
うっかり、また djb のページを読みふけってしまった。 この Talks ページ にある PDF のスライドは素人にもわかりやすく、おもしろいのが多い。 たとえば 並列計算のもつ力 (The power of parallel computation)83 が素数であることの証明 (A new proof that 83 is prime) などを見る。 うまいよなあ、この問題の認識のさせ方。
(22:49)
どうでもいいけど英語の "leap year" ってのは「うるう年」だが、 日本語の「うるう (閏フ)」っていうのはもともとどういう意味なんだらう? 辞書を引いても「暦などで日数が一日多いこと」という語義しか書いてない。 絶対なんかオリジナルな意味があったはずなんだが。 これに比べて、英語の "leap" は「跳びこす」って意味なので ずっとわかりやすいよな。
(01:47)
はあ〜〜。見知らぬ人にいきなり英語でメールを送るのはホントーーに気をつかうよ。 今日はもう寝よう。

Nov 11 [Fri]


(10:35)
さむいのね。

(いきなりテンソン上昇) てくるで (ところで!!)、君はココナツ入りマカロンを知っているかっ (ジッサイニハマカロントイウカタカナハタダシクナイ)。 これは名前がマカロニと似ているが何か親戚動詞のやうな関係がありなさるのだらうか???
??? l

<うl>

<り> gpg (ぐぷぐ)

ul>
きょうは &gr; ストなのでころきあも休みなのかと思ったら、 いまごろになって通知がきた。おそすぎ(ル)

(12:46)
きょうも風が強いのよ!

ニューヨークの冬で一番つらいのは気温の低さではなくむしろこの風である。 この風さえなかったら、零下10℃の世界だってべつに平気なのだ (-20℃近くになるとさすがに風が吹いてなくても平気じゃなくなるけど!)。 まだこっちの冬を知らない日本人のひとが「今日は寒いですねえ」とかいうので、 「こんなの、まだ序の口ですよ」といっておいた。べつに嘘ではない。 ホントーにこんな寒さはまだ序の口なんだから。すでに手袋は欠かせない。 でもまあ、長野もこの季節はこんなもんだった。問題はこちらでは冬は 雪がたいして降らないかわりに (それでも東京よりは降る)、気温がずっと下がることだ。 (ことだ)。そしてそれは我々の意志ではない (意味が不明)。

(14:49)
今日の nycえぬlp のトーク:
Better k-Best Parsing, Hypergraphs, and Dynamic Programming

Liang Huang
University of Pennsylvania

Friday, November 11
2:30PM
Room 102
Weaver Hall
251 Mercer Street
NYU, NYC, NYS

そしてなぜオレはトークが行われているこの時間に日記を書いているのか? 答え: 確信犯的にサボっているから。

面白くなさそうなテーマであることも理由だが、なにより一番の理由は、 「いま調子いい時間なんだから、邪魔すんな」ということだ。 新山には他人の講演を聞きたい時と、聞きたくない時があるのである。 行きづまっているときはどうでもいい話でも聞きたくなるが、 ノっているときに (ましてや構文解析の話なぞ) 聞いていられるか? いや、いられない。つうことで欠席。しかし自然言語処理に関する話じゃなかったら、 聞きに行っていたかもしれない。最近つくづく思うのだけど、 オレって自分に対してまじめすぎだよな。 こんなことではいかん! もっと自分自身を騙さなければ。

(19:14)
きょう一番の疑問 (モンギ):                                                    
              </ul>                                
どうだろうね?
  </a>

どうなんだろうね?

(21:22)
さいきん、djb のページの文章がかなり増えている。 前からためになる文章が多かったのだが、しばらく見ないうちにさらに増えていた。 エッセイのようなものもある。

djb のドキュメンテーションは杓子定規な文章で知られるが、これらの文章をみると あきらかに違う。ドキュメンテーションはわざとああいう文体にしているのだろう。 この人、じつは淡々としているけどおもしろい文章を書く。 まあ、オレは djb“信者”だから、なんでもよく見えても仕方ないけど! ちなみに UIC には、 この人が講演している映像が公開されている が、新山には非常にカッコよく見える (カメラがいくら引いても画面からハミ出してしまう djb には笑った!)。 なんせオレは“信者”だからね。

ところで (てくるで)、JSQ駅前はもうすでに年末のための電飾がかざられていた。 もうそんな季節かね。

(00:04)
こないだの停電のときに一時的にメールが受け取れなくなっていたので、 NYUHome のほうでメールを転送するときに残す設定にしておいたら、 あれまあ、気づかないうちにウン千通とたまっていた。 しかしこの web メールには何千通ものメールを一括して消すという機能がない。 くそったれ。

(00:31)
すごくひさびすりに Gmail にログインしたので また isnoop.net に 10個ぐらい寄付してみっか、と思ったら すでに例のサービスは閉鎖されていた。Google に禁止されたらしい。 このアイデア好きだったのになあ。「誰が誰を invite したか」という情報は ある意味かなり重い個人情報ともいえるので、これを迂回する方法があるのはいいと思った。 ちなみに、夏休みのときは大学から gmail にアクセスすると「NYUの学生」であることを 証明すれば invitation なしでアカウントがつくれるようになっていた (いまはもうやってないので、どういう要求だったかは忘れた)。 このようにして No-Evil社はアカウント名と実在のプロファイルをくっつけようと いろいろ努力しているわけである。

べつに google に対してとくに恨みがあるわけではまったくないのだが、 なぜいつもこういう話題になってしまうんだろう? 火のない所に煙は立たないと申しますが、いや、ほんとに…。

(02:34)
おっ。ようやく実験でおもしろい結果が出てきた。 明日はこいつをもうちょっと分析してみよっと。
Yusuke Shinyama