2009/7 (a)

Last Modified: Sat Aug 1 22:47:33 JST 2009

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(22:40)
きょうはタナカ先生の告別式に行ってきた。帰りは暑かった。 この2〜3日というもの、頭を振っているか、さもなければ、ため息ばかりついている。 さっさと立ち直らなくてはね。

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(23:25)
メモ: 設計するときには、難しい部分を分散させないこと!

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(21:45)
プログラミング価の測定について。新山は1年間に約3万行のPythonコードを書く。 自分が一生のあいだに書けるコードを100万(Python)行と仮定すると、 「あるプログラムをつくる価値があるか?」という質問は、 ... (続きを読む)
(21:56)
死刑制度について再び。 新山は死刑に反対である。それは前にも書いた。 でもこの前フランクルの「夜と霧」を読んだら、終身刑も ... (続きを読む)
(00:07)
スコットランド的英語発音:

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(07:36)
けさ NYTimes をみたら、またも 日本を代表する典型的な若者の記事が掲載されていた。 もしオレが米国人だったら、どう見ても日本は呪われた国だと思うだろう。ちなみにこれはオオニシ記者の記事ではない。
... At 37, Nisan is already balding, and his remaining hair has gone gray. "I can't eat meat because of my diabetes," he said, chomping on a forkful of lettuce and okra. "I'm just an unlucky guy." As Nisan and I talked, Nemutan stared demurely at her pumpkin soup. It was a national holiday, and the restaurant was packed with young families. Several mothers gave Nemutan inquisitive looks, but the majority seemed not to notice her.

ニイサンは37歳にしてすでに禿げており、彼の髪は白くなっていた。 「糖尿病なもんで、肉が食べられないんすよ」 レタスとオクラをほおばりながら彼が言う。 「ぼくは、運が悪いんですよね」 ニイサンと話しているあいだネムタンは、はにかんだように 自分のパンプキン・スープ (訳注: これは何?) を眺めている。 この日は祝日だったので、レストランは家族連れでごった返していた。 何人かの母親がネムタンに好奇の目を示したが、ほとんどの人はこの人形に気づかないようだった。 ...

オーケイ、このインタビューは真実であるだろうし、 こいつはたしかに不幸な奴かもしれない。しかしなぜコイツなんだ?? どう考えても nytimes はわざわざ bizzare なものを探しているとしか思えない。 しかしべつに NYTimes が悪いというつもりはなくて、オレは 「日本人だっておんなじことをやっている」と言いたいのである。 人のふり見てわがふり直せ。

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(10:07)
amazon kindle の「勝手に削除」事件について。 消されたのが、よりにもよって、あの “1984” だったという上出来さは あまりにもできすぎてて、ヤラセじゃないかと思える。まさに memory hole だ! ちなみに Kindleで買えなくなったときのために、 オレはちゃんとの“1984”を買ってある。 もちろん kindleなんて持ってナイから関係ないケド…。 なんたって “リモートで消される”という気味悪さは個人的には堪えられないもんな。 しかし、それをいえばウェブメールだって、携帯電話のデータだって本質的には 同じ危険性をかかえているのだし、さらにいえば銀行口座だってそうなのだから、 カネを他人に預けるのはかまわなくて書籍や手紙を預けるのはイヤだというのは、 基本的に趣味の問題なんかもしれないが。(なんか今日は頭がサエてないな)
(10:44)
なぜ今日は頭がサエてないかというと暑いからだ。 この暑さ (暑み?) はすべてのやる気を失わせる。 もうエアコンはつけているのだが、ときどきエアコンの効いてないトイレに行くだけで 「うげえ、あぢーーー」となってしまう。今日はパジャマを買いに外出したいのに、 これじゃ暑くて外に出れない。なぜパジャマを買いたいかっつうと、 新山のもってるパジャマのひとつが、スボンのゴムが異様なまでに細くてなおかつ強力で、 とくに締め殺されるほどでもないのだが、暑い寝苦しい夜などは この感覚が気になってしまいムカついて眠れず、寝不足の原因となるからである! ホントだよ。これは決っして新山のハラが太くなったわけではないが、 まあ個人的な好みもあると思う。なぜかっつうと新山は基本的に「ぴったりした服」をあまり好かなくて、 いつも多少ユルい服をひきずって着るほうがいいと思っているからだ。 というか新山のような体格がピッタリした服を着ると、今にもまして乞食くさくなり、 まるでemoかなにかのように見えてしまうに違いない。…

それはいいとして、なんの話だっけ? そうそう、暑いという話だった…。 いやいや、それよりもオレは昨日、競技用水着が認可されたとか拒否されたとかいう話を読んで 思ったことがあったんだ。まず、あんなドーでもいいニュウスが新聞の乱し見出しになりうるというのが 狂ってるのだけど、しょせん日本の新聞はぜんぶスポーツ新聞みたいなもんだから 別にかまわない (赤旗と聖教新聞を除く)。それよりも、この手の話で興味ぶかいのは 「どこに線をひくか?」とゆう問題である。つまり

(ガス切れ。あとで書く)

(22:26)
きょうは一日中、頭がボーーーッ としていたが、 オレは自分で頭がさえてないと思ってるときのほうが、電波ぃーなことをしゃべって (書いて) 後からみると面白いことが多いようだ。 ウム

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(11:44)
湿度のバカーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

p.s.
ついでに。温度もバカだ。 こんにゃろ</samll>

(12:05)
新しい省エネ法 - 人間のまばたきを検知し、 その瞬間だけ電気を消すようにすれば、すこし電気代が節約できるのではないか?

実際にはこれはムリだな (部屋に一人いるときにしか使えないし)。 しかし、人がまばたきしてる時というのは、その人にとって「視覚が失われている」時なわけだ。 これを応用する方法はほかにもいくつかあるような気がする。

(13:12)
てくるで、てくるで。新しい保険証もらった?

今度のはすごいね! なんたって、ウラに「臓器提供の意志表示欄」がある。 そしてそして、とくにこの中でも注目したい部分は
「○ その他 (         ) 」
という部分だる。 ここはあらゆる類の冗談 (all sorts of jokes) の対象になるだろう。 ちなみにオレは「食用に的する」と書こうかどうか迷ったが、やめておいた。 なぜならそれだけの文字数が入るスペースがないので。

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(23:07)
しばらく日記を書かないと、なおさら書かなくなってくるから、 とりあえずなんか書いておく。

and that's the way it is.

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(01:30)
ときに「サラリーマンは気楽な稼業」と思うことがある。なぜだろう? と考えてみるに、ひとつの理由は、余裕がないことだ (少なくとも、課金されない余裕はない)。 学生のころは余裕があったが、逆にいうと、余裕しかなかった。 学生のころは、自分の“責任”というものはつねにわずかしか与えられず、自分で 変更することはできなかった。たとえば、課題を早く終わらせようと 遅く終わらせようとあまりどうでもよかった。しかし就職してからは、これらすべてが逆転する。 自分の責任も締切も、ある程度は自分でコントロールが可能になり、しかも コントロールしなければいけないパラメータとなる。 だから社会人が「気楽」というのはほど遠い表現で、現実はまったくその逆なのだけど、 にもかかわらず学生のころよりも自由があると感じる。逆説的だって? 実は、学生というのは、自分のワガママを通している状態だと思う。 基本的に学生というのは (義務教育でなければ)、ほとんどすべてが「自分の勉強のため」という ワガママの世界である。しかし社会においては、 ワガママの入りこむ余地はとても少ない (ゼロではないが)。 しかもほとんどすべてのことを考慮したり調整したりする必要があり、 逆に言えばそれらはとても「調整しがいがある」のである。 だから物事の判断で「あれか、これか」と悩むことがずっと多い。 そして新山にとってこれはゲームの選択肢が増えたということであり、 それこそが自由ということなのだ。まあ、ふつう人はこれを「気楽」とは 形容しないのかもしれないが、少なくとも自分はこういう状況がとっても楽しい。

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(21:31)
泣ける動画シリーヅ。 まえに日本の外国人斡旋業者を紹介したのと同じシリーズの al-jazeera の番組である : これは刑務所に入っている親が (刑務所内で) お話を読んで聞かせたものを録音させ、 それを本と一緒に子供に届けるというプロジェクトである。 あなたがもし人の親であるなら、これはなおさら泣けるだろう。 小さい子供をもつ親が懲役20年とか30年になったら、いったいどうすんだ! この番組に登場する囚人はまさにそういう状況である。 まず経済的な問題があるし、教育のこともある。なにより、 精神的な支えなしでは、子供がグレる率は高い。このプロジェクトはそういう親と子を 「読み聞かせ」という行為によって支援しようというものらしい。 同時にこれは、子供の識字率を保持させようという試みでもある。 ほとんどの刑務所では、そこで録音させたものを外部に持ちだすのはきわめて難しいらしいのだが、 それにしても世の中いろんなアイデアを考える人がいるもんだ。

しかし、アルジャジーラのこの手の報道を見ると、新山はいつもきまって
「(ポカーん)」
「一体オレは、このニッポン国で、ナニをやっているんだ??」
「(ポカーん)」
…という気分になってしまう。しかし、こんなことに感情移入している場合ではない。 自分には自分の遂行すべきアジェンダがあるのだ… (ような、気がする)。 それにしても。

統計というのは、ある意味、世の中の見たくない部分を手短かに見るための方便だる。

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(07:47)
昨日は冷房つけちゃったよ。

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(07:44)
ねぶそく。

きのうは夕方ごろは涼しかったのに夜中になってからまた温度が上がり、 そのことでアッタマに来てたらムカついてますます眠れなくなってしまった。

(19:04)
あつい。 これからまたオレにとっては地獄のような季節だ。 冷房つければいいとか、そういう問題だが、そういう問題ではない。 それにしても話は変わるけど、さいきんコンビニで売ってた 「低カロリーアイスクリーム」は本当にまずい。 なんじゃありゃ。食わないほうがよかった。 デカフェのコーヒーにしろノンファットのマフィンにしろ、 世の中とにかく「洋風のもので、健康志向のもの」はまずすぎる。 もう買わない。

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(11:15)
日本に帰ってきてからはじめての (ようするに、8年ぶりぐらいの) 投票に行ってきた。

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(09:18)
新山は「なんだこれは」という語句をよく口にするのだが、 だいたいそういう独り言は口をあんまり開かずに言うため、 「なんこゃ」あるいは「なんこぇぁ」のように聞こえる、 らしい。
(10:42)
てくるで、正直な話、オレの世代で本当に(公的)年金もらえると思ってるやつっているのだろうか? いまは単純にうちの親戚がもらっているから「筋を通すために」払っているが、 自分がもらえるとはまっったく思っていない。たぶん新山はのたれ死に覚悟だね。
(11:52)
じつは新山がアメリカンなトークショーは結構好きであることについて。 アメリカンなトークショーといえば、何をおいても Johnny Carson を抜きにして 語るわけにはいかない (らしい)。ある意味、Carsonの番組は 米国の「トークショー」というスタイルを確立した、といってもいい。 新山はもちろん Carson の番組を生で見たことはないが (彼の番組は 1992年まで続いた)、 この手のスタイルの番組は米国では半世紀近く続いている。 新山は Letterman はけっこう好きなのだが、彼の番組スタイルは 30年以上たった今でも かなり意識的に Johnny Carson を踏襲しているのがわかる:

比べるとすんごい似てるよね。まずビッグバンドの演奏からはじまり、 バンドリーダーとホストとの掛け合いがあって、毎回ゲストを呼んで喋る。 ジョークのあとで必ず「お囃子」が入るところとか、 最初の節回しを間延びさせるところまでそっくりだ。 雰囲気的には日本の「笑っていいとも」と似ているが、これが夜のゴールデン枠で、 しかも30年間続いていたというのが怪物的。Lettermanももう20年近く続いてるらしいが、 はげ頭のポール・シェイファーとのかけ合いがいい味だしてるよな。 それにしても、新山は Carson の喋り口がかなり好きである。 こういう番組が生で見られなかったのはとても残念なことだ。 それにしても、いまの日本でこういう番組ってあるのかね? ニュースを除けば、いまの日本ではオトナがテレビを見る理由は何もないように思える。

(00:44)
nycbug で話題になっていた「マッチ箱大の Linuxマシン」 EthernetもUSBもシリアルもついてて、わずか 4500円。 しかし、どうやって使うんだ?

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(19:03)
ゆうべは、泥のような夜であった。。。

てくるで、例の発表が Linux界隈でかなり評判悪い受けとられ方をしていることに驚く。 もはや誰もアノ会社を善人とは思っていないらしいよ? アノ会社が自家製のOSを出すんではないか、 という噂はずっと前からいわれていたが、この話は誰もが注目する「切り札ネタ」のはずである。 それをこの時期に使っちゃうというのは、つまりあの会社はもうそれほどネタが尽きているということなのか? 個人的な予想では、おそらく今回の発表が Googleにとって大々的に衆目を集める 最後の機会になるだろう。あと残っているのは、究極の音声認識システムを開発して 人々の寝言や、道端で盗聴したささやき声などをテキスト化して、 検索可能にすることぐらいしかない。この発想の貧弱さを笑うべし。

(19:16)
どうでもいいけど (ddy)、 "Sotomayor" ってのは「そとめいやー」と読むんじゃないんだね…。
(20:16)
システム設計の掟: 「関数は、すると決められていることを、そしてそれだけをすべきである」

どういうことかって? たとえば、以下のような手続きがあるとしよう:

PowerOnLight()  # 明かりをつける
UseMicrowave()  # 電子レンジを使う
一見、これはお互いに独立した2つのことを実行しているように見える。
ところが、この順番を変えると動かない:
# 動かない例
UseMicrowave()  # 電子レンジを使う
PowerOnLight()  # 明かりをつける
なぜでしょう?

答え: じつは電灯をつけるためのスイッチが 電子レンジ用のコンセントと連動していて、先に電灯をつけなければ 電子レンジは使えるようにならないのでした!

こんな問題、ズルい、と思うだろう。 ところが現実のシステムでは、こんなことはしょっちゅうある。 問題は「関数の名前が、その体を正確には表していない」ところにある。 やるべきことをやっていないケースはもちろん悪いが、 「想定された以上のことをやっている関数」というのもまた 同様に悪いのだ。こういう場合、もとの関数 PowerOnMicrowave() は 以下のような名前に変更されるべきだろう:

PowerOnLightAndMicrowaveTap()  # 明かりと電子レンジ用タップをつける。
Useicrowave()    # 電子レンジを使う

もちろん、関数の名前なんかで判断せずに仕様やコードを きちんと見るべきだ、というのは正論だが、あんたは毎回それをやっているか? もし yes なら、おそらくあなたは非常に仕事がトロいプログラマとして知られているだろう。 たとえ最終的には中身まで見るのだとしても、名前によるフィルタリング (いわゆる“偏見”) は通常かなり重要なのである。

さて、そうすると、なにが重要になるかっつうと、 「名前をつける能力」あるいは「名前となる単語を選別する能力」である。 それも、対象となるモノ・動作の性質をひとことでピッタリ言い表すような単語を選ぶ能力が必要なのであり、 つまりはこれは“語彙力”ってことなのだ。たとえば、似たような動作をするが 使われる状況はまったく違うような関数には、「似たような意味をもつが、 ニュアンスはまったく違う名前」をつけなければならない。なかなかいい例が見つからないが、 たとえば、なにか部分木のパスようなものを表現するオブジェクトを、"path" とか "thread" とか呼ぶと、ほかの意味と間違えて混乱するから "strand" と呼ぶことにするとか、 そういうことだ。ほかにも監督役のオブジェクトを擬人化した名前で、たとえば "chairman" と 呼ぶとか、クリエイティブな工夫が必要になる場面はいくらでもある。 しかし同時に“一貫性”を保たねばならず、あまり用語をつくりすぎるとかえって ワケわかんなくなるのでバランスが必要といえる。

一見すると、こうした能力はプログラミングとは何の関係もないことのようにみえる。 が、じつはものすごく重要だ。国語ができないやつは、決してまともなプログラマになれない、 というのはおそらくこういうことを指しているのだろう。 …ちなみに、悪い例はいくらでもあるが、とくに全世界的に被害が大きい例は Win32 API だ。CloseWindow が実際にはウィンドウを最小化させるだけで、 実際に閉じるのは DestroyWindow だとか、ShowWindow はあるのに HideWindow はなくて、かわりに ShowWindow(hwnd, SW_HIDE); を 実行しなければならないとか、まるでギャグの世界だ。 まあ、終了するのにも「はじまり ("スタート")」メニューを開かなきゃいけない OS だから仕方ないか。

...NO!!

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(08:05)
きのうの教訓:
  1. 技術的な話をさせるとチャランポランだが、政治的な話をさせると、 びっくりするほど正論をいう人がいる。 こういう人には、やはり政治的な話をさせておいたほうがいい。
  2. 乞食払い。

てくるで、 openssh 0day説はどうやらハッタリらしい。 (一説によるとどこかの管理者が自分のミスで侵入されたのを openssh のせいにしたとか…) ネットはいいかげんな噂が広まるのが速くて怖いよ。

(08:11)
MSがgoogle化し、googleがMS化する今日。敵の敵はべつに見方でもないし、 そもそもこいつらもともと敵どうしでもなんでもない。プロレス的だ。
(00:36)
今週はやけにいそがしく、あっという間だった。 ねむいのでもう寝る。なんか書きたいことあったんだけど忘れた。

それにしてむモし暑いね。

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(09:47)
けさは選挙カーに起こされた。むかつく
(17:47)
いま新山がなにをしてるかって? …腹がへったので、スーパーで買ってきた 「おさかなソーセージ」をむさぼり食いながら、この日記を書いているよ。 それがどうした! そういえば、魚肉ソーセージって日本独自の食品だよな…。 「日本のSPAM」ともいえる。どっちも庶民のチープな保存食として機能してきたのだが、 なぜか世界的にはSPAMばかり有名である (でも実際に消費してるのは米国と英国だけらしい、 Javierがスペインでは見かけないと言っていた)。世界に誇れる商品なんだから もっと広まってもいいと思う。

さて、最近また画面キャプチャーを youtube かどこかに投稿しようと思って (pygame講座もまだ終わっていないし)、vnc2flvなる新プロジェクトを始めている。 なぜならvnc2swfでFLVに変換するのはどうしようもなく面倒くさいし遅いから…オレは難しいことはキライなんだよ! Linuxのデスクトップを直接 FLVに録画できるのが欲しいんだよ! てなわけで作り始めたのだるが、VNC (RFBプロトコル) の解析を大幅単純化して、 ついでにいままでの制御構造を根本的に変えることにした。 いままで、RFBとかのプロトコルの解析は、なるべくプログラミングが楽なように 「制御を完全にあっち側に渡す方法で」設計していた。どういうことかっていうと、 parser がつねに必要なだけデータを読み、きりのいいところまで進んだら返ってくる、 というやりかたである。いわゆる XML でいうところの "push parsing" である。

てくるで、この「push型」「pull型」という用語は XML 以外でも一般的に使うものなんかね? XMLにかぎらず、一般的なストリーム処理 (おもに文字列処理) のアーキテクチャとして、 push型とpull型の区別というのはかなり重要なんだけど、これまでもこの用語で呼ばれていたのかどうか 自信がない。まあいい。一般にいって、push型の解析というのは以下のようなものである:

### push型のパーザを使う。

# ファイルを開く。
fp = open(filename)
# parserにファイルを食わせ、解析結果を取得する。
result = parser(fp) 
# (この時点で、fpは最後まで到達している)

この方法の利点はとにかく簡単だということである。 パーザを設計するのも簡単だし、使う側のコードも短い。 しかし、この方法は「パーザの制御がきかない」という欠点がある。 いったん、パーザが始まってしまったら、ファイルのどの部分をいつ、どのように読むのかは 完全にパーザまかせになる。そして解析が完了するか、 あるいはエラーが発生するまで、こっちには制御が返ってこない。

この状況を、新山の頭の中でイメージすると、以下のようになる:


(いわゆるpush型のパーザを使う場合)

…こうしてみると、新山の頭の中ではこの方式は "push型" というよりも むしろ "pull型" といったほうがぴったりくる。なぜなら、ここでは パーザがユーザを「引っぱっちゃって」いるからだ。ともあれ、 この方式の問題点は、データが巨大になってきたり、データをネットワークから取得してきたり、 あるいはより厳密なエラー処理をしたいときに非常にコントロールしにくいことである (不可能ではないが、基本的にスタックの一部を保存しておかねばならないため、 ものすごくキタナいし、バグも出やすい)。 そのため、新山はわりと次の "pull型" (でもオレの頭の中では "push型"と呼ばれている) の 設計を好むことが多い:

### pull型のパーザを使う。

# まず、Parserオブジェクトを作成する。
parser = Parser()
# ファイルを開く。
fp = open(filename)
# parserにデータを食わせる。
while 1:
  data = fp.read(BUFSIZ)
  parser.feed(data)
# 解析結果を取得する。
result = parser.finish()

解析結果は途中でイベントとして取得される場合もあるし、 あるいは最後に一気に受けとる場合もある (だからこの区別は必ずしも DOM や SAX といった差異とは関係ない)。

新山の頭の中では、この状況は次のようにイメージされている:


(いわゆるpull型のパーザを使う場合)

というわけで (? どんなわけだ)、VNCの場合も、ネットワークからの 入力が中途半端な場合、そのあいだクライアントが止まっちゃうよりは 中途半端なりに解析ができたほうがいいので pull型のアーキテクチャにしたわけである。 ブラウザの HTMLエンジンなども、pull型のほうがたぶん一般的だろう (Gecko がどっちかは知らないが)。 しかし、pull型の大きな欠点は、状態管理をぜんぶ自前でやんなければいけなくなるために、 パーザを書くのがかなり大変になるとゆうことだ…。とくにVNCの場合は分岐が多いのである。 VNCは「次のバイトが 0x01 だったら、その次には 32ビット整数がくる、そうでなければ 8ビット整数+その長さだけの文字列がくる」といった感じの文脈依存なプロトコルになっていて、 終端が簡単に決定できない。Twisted を使ったらラクになるんだろうか? …と思ってみてみたが、Twistedもやはり行ベースのプロトコルであれば 簡単に deferred を使えるようだが、VNCのような不均一なものは大変みたいだ。

とはいえ、もう実装は終わったのだけど。

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(07:55)
LHB経由で、Munich Linux Watchと呼ばれる サイトを発見。ミュンヘンが数年前に市の情報システムをぜんぶ Linux に移行するって 決定したの覚えてる? 通称 "LiMux" 計画とよばれ、 当時これは結構でかいニュースだったような気がする (新山もナントナく記憶してる)。 ここはその失敗を観察・記述するためのサイトだ。それによると… なんだこりゃ。まるで米軍のイラク撤退計画か? しかも移行コストは Windows XP を選んでいたとき (推定1900万ユーロ ≒ 25億円) よりもはるかに多いらしい。 そしてそのコストは現在も増え続けており、いまは 3500万ユーロ ≒ 45億円と見積られているそうな。 端末1台あたり 30万円以上か。このサイトの最初のほうに、 「LinuxのほうがTCOが安いという議論は、移行が現実問題として可能ならばの話だ」 って書いてある。まさしくそのとおりで。

…てくるで (ところで)、似たような議論に「ipv6 に移行するのに日本は今までいくらカネを費やしてきたのか / これから (少なくともマトモに使えるようになるまでに) いくらかかるのか」ってのがある。 おそらくこうしたコストをきちんと見積れる人は、日本にほとんどいないに違いない。 なぜなら、これに関わっているあらゆる人間にほとんど正常とは思えない バイアスが存在してそうだから。

ちなみに 米国 商務省の IPv6移行コスト試算 では、まだ未確定要素が多すぎてよくワカランらしく、非常に曖昧な結論になっている。 ちなみに、中規模程度の企業 (システム管理者が3人いて、スイッチが 150台ほど存在する) の 移行コストは、最終的に2億円以上になるらしい (Appendix A)。米国の企業全体の移行コストは 今後25年間で 250億ドル (≒ 25兆円) と見積られているが、ipv6 によるコスト削減も 100億ドル程度と見積られているから、差引で 150億ドル程度になるんだと。 しかし、これがお役所の見積りであることを忘れてはならない。 つうか、お役所にせよ民間にせよ、いままで IT関係の 見積りが当たったことってあるのかね? かすりでも?

しかし、米国ではこうした資料がネット上で見つかるからいい。 日本ではオレはまだ寡聞にして知らない。ipv6を「国策」で推進しておきながら、 この手のオープンな議論がまったくないってのは、そももそ 日本人にはネットは高すぎるオモチャなんじゃないかと思うのはオレだけか?

(22:07)
いま新山が unixuser.org で公開しているファイルのうち、もっとも古いものは?
godot~[13301]$ cd ~/Site/unixuser.org
godot~/Site/unixuser.org[13302]$ sortbytime.py | head
1998/04/26 15:18:58 ./doc/kanjicode/jiseuctab.gif
1998/04/26 15:18:59 ./doc/kanjicode/sjistab.gif
1998/12/14 11:27:14 ./doc/semnet/fig1.obj
1998/12/14 11:35:38 ./doc/semnet/fig2.obj
1998/12/14 11:56:58 ./doc/semnet/fig4.obj
1998/12/14 12:03:55 ./doc/semnet/fig5.obj
1998/12/14 12:41:44 ./doc/semnet/fig6.obj
1998/12/14 13:02:23 ./doc/semnet/fig7.obj
1998/12/14 13:08:17 ./doc/semnet/fig8.obj
1998/12/14 13:16:59 ./doc/semnet/fig10.obj

おお、コレか…。 たしかこれって SuperPaint で描いたんだよな。もちろんフォントは Osaka だ。 いまでは「漢字Talk」という言葉も死語になったんだね… (遠い目)。

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(19:54)
ネボりました。反省。

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(08:27)
そういえば新山にはまったくカンケーないことだが、 去年11月 (つまり、オバマが選ばれた選挙と同じ選挙) におこなわれた 米国ミネソタ州上院議員選の結果が、いまになってようーやく確定したらしい。 これは有効290万票中たった 300票差という、ものすごい僅差で、 いままでずっと Franken-Coleman の裁判争いをやっていたのである。

なんでこんなドーでもいいニュースに注目してんだか自分でもまったくわからないけど。

(23:30)
こないだの健康診断の結果がもうきた。そしたら、なんか“LDL値が高い”って書いてある。 この値が高いと動脈硬化になって、100年ぐらいたつと死ぬんだと。 しかしオレの生活のどこに問題があるってゆうんじゃ! 普段からアホな食生活をしてれば 対策のしようもあるかもしれないが。新山はすでに自分の生活習慣は100%、正しいという 意味不明な自信がある。だからこれでダメならべつに死んでも結構。 世界はつねに必ずしも正しいわけではないが、オレはいつだって正しい、 困ったことに。
(00:43)
冗談について。 あなたがユーモアをまったく解しない人の場合、何が起こるかっていうと、 新山のような人間はあなたに対して決っっして本音を言わなくなる。 これは言葉がわからないよりひどいよ。

Document ID: c54993845317894dc0d2a0924f0c2f6b

Yusuke Shinyama