2006年 3月 (3)。

人生をスコーレム化 (skolemization)。

Last Modified: Sat Apr 1 00:56:53 EST 2006 (04/01, 14:56 JST)

Mar 31 [Fri]


(13:18)
ネムイヨーーー。 きのう 5時間しか寝てないのでトンデモネム。 きょうは朝から (といっても 11時半だが) ころきあに出かけた。
Finding Thousands of Bugs in Millions of Lines of Code

Yichen Xie
Stanford University
ってテーマだが、さして面白くなかった。 C などのコードからバグを自動発見するというテーマはそれなりに流行っており、 POPL (Principles of Programming Languages) などでもそれなりに論文が出ている。 しかし、今日のマジメそーなにーちゃん (今年 phd を卒業だっつうから、歳はたぶんオレより若いだろう) は 最初のうちは「バグがこんだけのコストを生み出している (KLOC)」ってところは それなりにスゴそうな内容だったのだが、そしてシステムが「どのようにバグを発見するか」の 説明も丁寧なのだが、肝心の「なにをバグとみなすか」という部分をちっとも説明しないのである。 で、最後のほうになってわかったのだが、この人のいう「バグ」というのは、ようするに なのであった。こんダケ? しかし「バグ検出」と「プログラムの検証」とは分けるべきで、 一般的にこの分野でいうところの「バグ」というのは、ごく簡単な、プログラムについての 内容をほとんど理解していなくてもわかるようなものという合意ができているらしい。 このほかには明らかなバッファオーバーフローとか、ぬるぽ参照だな。 比較してた他の論文でもそうやってるし。ようするに、もっと微妙なバグをどうするかについてはまだ何もわかってないわけだ。 そしたらそのうちに Jinyuan の姉ちゃん (実際、弟に似てる) が手をあげて 「C そのものがダメなのであり、そういうバグを起こしにくいような新しい言語を追求すべきではないのか? あなたの研究は既存のダメな言語をさらに長生きさせるという意味で 間違った方向ではないのか?」というキッツイ質問をしてて、いやーー、拍手! まさにオレも同意見だる。しかし彼いわく「自分もその考えに賛成だが、 まだ既存のソフトウェアを使わねばならないこともある、sendmail とかは書き直すのも大変だ」 という。じゃあ sendmail 使わなきゃいいのに。まあどうでもいいけど、たしかにこの手の 研究で扱われているバグはたとえば Java を使っていたらまず起きないような類のものである。 並列処理の lock/unlock に関しては synchronized を使えばよいし、GC があるので メモリリークも起きない (GC 問題は起きるけど)。新山は Java はデカくて大げさで嫌いだが、 もともとの言語仕様そのものは正しい方向だと思うし、将来的にもああいう言語が 主流になるのはまちがいない。そうするとバグってのはもっとずっと微妙なものになるわけで、 そうなったらこの人々はどうなんだろうね。

まあそれにしても、アメリカンの研究発表はたいてい 最初に「コストがどうたら」とか社会的に自分の研究が有用であるという主張をドカンとやっておいて、 その後しだいに (講演を進めていくうちに) スケールダウンしてきて、最後には「え? 結局これ??」 というケースになってしまうことがたいへん多い。 まあアメリカ人の発表がいつもそうだってことは日本にいたときから聞いてたけどね。

(19:09)
昼飯食ったらあまりにもゲキネムいので、1時間ほど爆睡る (べつに今まで寝ていたわけではない)。 いま新山のオフィスには他に誰もいないので、 部屋の電気を消して、ドアをしめて、「いまこの部屋には誰もいませんよ〜」 って雰囲気にして、中でイスを並べて爆睡。誰にも言うなよワレ! それにしても、いや〜〜学部時代からぜんっぜん進歩してないね、オレの生活って。

そういえば S3 にいたころは、サーバ室 (822 だっけ?) の床にダンボール敷いて寝たことあったな。たしか夏だったような気がするが、 そのころのサーバ室は研究室の図書室も兼ねていたので、 たしか途中でウエキさんか誰かが入ってきて、 床になにか怪しい物体がころがっているのを見て死ぬほどビックリしたらっし。

(21:14)
Small Moments and Big Pictures

Michael Cohen
Microsoft

Tuesday, April 4, 2006 11:45 A.M.
Room 1302 Warren Weaver Hall
251 Mercer Street
New York, NY 10012-1185

きょうは金曜の夜にセンタク官僚した。 土曜日にワーギャアーやるよりはこっちのほうがずっといい。

Mar 30 [Thu]


(14:30)
研究をすすめたいです。 (こんなふうに思ったのはこの数年間ではじめてだ)

しかし、いや「研究」って呼び方はなんかムカつくな。 「仕事やりたい」って言ったほうがいい。 「研究」というと「これは仕事ではない」というニュアンスがある。 研究は仕事だ。もっといえば、研究とは繰り返し作業である。 「新しいアイデアを発見し、実現するのが研究」などというのは 死にぞこないの大学教授などがよく言いそうだが、 実際には「新しいアイデアを発見する部分」なんてのは ほーんの少ししかない。アイデアを考えてる時間なんて 3分ぐらいだ。 世にいうところの自称“研究者”の時間の 99% 以上は、そのアイデアを 実行するためにうだうだ作業している時間なのである。 それに「新しいアイデアを思いつく」なんてのは“研究者”なぞでなくても 誰でもやっている。そういう意味では誰でも研究している。あたりまえのことだ。 にもかかわらず、なんぜ「研究」という言葉が“研究者”にとっての 「仕事」の意味で使われるのか。おかしい。間違っとる。 むしろ「道楽」って言え。

(15:00)
毎日まいにち web クローラを走らせていたら、いつのまにかデータがたまりすぎて バックアップ用の 70G のディスクがあっぷあっぷしてた。 新しいの買わなきゃ。そして古いディスクはお遊び OS インストール用として 第二の人生を迎える。しかし 500G はまだ高いなあ…。 ちなみにデータは 1日約 200MBytes ずつ増えていく。つまり 5日で 1G。 全部テキストなのに、いったいどうやって毎日こんな大量の文章が生産されてるのだか、 想像もつかない。
(19:28)
いまさらながら、cdb-python のバグってんのを発見 (はっけそ)。
$ python
Python 2.4.2 (#1, Dec 21 2005, 16:27:11)
[GCC 3.4.4 [FreeBSD] 20050518] on freebsd6
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import cdb
>>> a=cdb.cdbmake('a','b')
>>> a.finish()
>>> a.finish()
Segmentation fault: 11
exit 139

MDDI (まあどうでもよろ)。

(02:17)
いや、よくないぞ!! なんとかしろ!!!! ぬんぬく。
(03:50)
ねえ、

なんで人間は寝なきゃいけないんだと思う?

,p>
ふんげa

(いいか、この日記はあくまで「あとで自分で笑うため」に書いているのだ、 後で笑うのはこのオレだ! そして笑われる)

Mar 29 [Wed]


(14:06)
昼飯どさ。きょうは晴れてたので、案の定スッゲ〜混んでいたが、 どうしても dosa が食いたかったので 10分ぐらい並んだ。 今日は非常いいお天気だる。大学に帰ってきて、エレベータに乗ったら 工事のおっちゃんが新山の持っているパッケージをみて大声で「中華料理か?」ときく。 「いやインド料理だよ! ワシントン sq の南に屋台あんだろ? あそこだ!」 なぜかこっちも大声。 「ああ知ってる! いつも行列できてるとこだな !それはウマイのか?」 という具合で、新山はいつも工事のおやじと会話するのが好きだ。 なぜかは知らないが、ああいう人には陽気な人が多いようの気のする。 なぜだろうか。
(18:05)
毎日午後のこの時間になると果てしなくユウウツになる。 もうね、身体が沈むほどに憂鬱。 なぜならまだこんなにヤルコトがあるから。 しかもそれは減っていかない。やればやるほど増えていくように感じる。 ああ、鬱だ、鬱だ。
(22:25)
ヨノナッカ!

日々こんなとこしか書けない自分がナサケなくなるようなことは、 ないかい? ないね。いやない。断じてない。な。

てくるで、ことしから NYU に来た新しい助教授は Jinyuan の姉ちゃんであるらしい。 それにしてもだな…弟のほうは現所在地がスタンフォードとはいえ (メールアドレスも stanford.edu を使ってるらしい)、籍は依然として NYU 学生なわけで、

ややややこしーーー!

いやそれにしても姉弟そろって優秀でござ。

Mar 28 [Tue]


(14:05)
昨日の Theo様いわく、 「商用システムで OpenSSH を使って何億円も浮かせてるくせに、 びた一文よこしやがらねえ“恥知らずベンダ一覧表”をいずれトップページにつくってやるかんな」 とのことです。いいぞー、やれ、やれ! しかし、だいぶ資金が不足してんだろうな。 これまでのところ OpenSSH に寄付してきた企業は一社もないそうだ。 みんな Theo様が怖いのか、あるいは Theo様が怖いのか。
(16:44)
しまった、図書館 (とそかん) の本の返却期限が過ぎていた。 NYPL では、本の滞納は罰金を課せられる。 といっても 1日に 1冊 25セントというものだけれど、 今回は 3冊を 3日間滞納したので 3×3×0.25 = 2.25 ドルだった。 やっぱり英語の本は読むのがハゲしく遅い。とくに古典だとなおさら。 "Pickwick Papers" は 1/3 も行かなかった。 他のはアメリカ裁判所の歴史とかサルでもわかるラテン語入門とかだが、こっちはそんなに面白くもなし。 いつか時間ができたらまたチャレンジすっぞ。
(19:39)
pricegrabber サイコーーー!
(21:51)
きょうも 使われ疲れ ましたわ、綿櫛 (わたくし)。

Mar 27 [Mon]


(12:47)
すんげー面白いページをもつけた。 これである。 とくに市町村別ランキングは必見。 東京とか大阪とかでは「鈴木」とか「田中」とかよくある苗字ばっかりなのだが (北海道もそうだ…たぶん全国からいろんな苗字が集まってきたので、ある意味ここはかなり平均化されているといえそうである)、 地方にいくとあきらかに偏りがみられる。 沖縄の苗字って一発でわかるのが多いよね。ちなみに長野県では「小林」の圧倒的勝利である。 長野に住んでる人間に「よくある苗字は?」と聞けばほぼ 100% 「小林」という答えが返ってくるだろう。 小学校や中学では、どのクラスにも 3人ぐらい小林がいた。トカイの住人 (東京や大阪などの出身者) が 長野のような田舎に来ると「名前を聞いただけで住所が推測できる」という現象に ビックリするらしい。たとえばうちの近所では「大宮」とか「押鐘」とかいう苗字は ある特定の地域に集中しているし、特徴的なので覚えられやすい。 ちなみに「新山 (にいやま)」はそんなに珍しい苗字だとも思わないが、 「新山 (しんやま)」はけっこう珍しいとは思う。 オレは今までに親戚をのぞいて同姓の人間に会ったことがない。
(14:17)
コクハッツ (告発) !
(23:41)
さいきん、「自業自得」の意味をつくづく思い知っている。<br>
つまり、短くすれば、ジゴジゴ。まあそれはいいとし。て。

それにアレだよ、アレ。

ところで今日あるシステム系の論文を読んでいて思ったのだが、 じつは「頻繁にリブートする」という Windows の正式な運用方法は正しいんではないか? と思い出した。なぜなら人間だって眠りが必要なのである。 眠らないと人間だってメモリリークしたりバッファオーバーフローしたり するではないか? まあこんなこと考えているのは、ほかでもなく いま自分が激しく疲労しててネムイからなのだが、 「マシンを連続運転しなければならない」という考えはそもそも 本当に正しいんだろうか。たとえば人間にとっての睡眠の効能は なにも疲れを取るためだけではないと思う。たとえば目が覚めたときに 「自分はじゅうぶん休んだ」という確信が持てることは重要なんではないか。 なぜならこの確信がないとだんだん人間は自分の行動に自信がなくなってき、 ついには精神的におかしくなると思うから。それに、 人間は眠っているときも情報を処理しているが、 これは起きているときとは別のタイプの情報処理である。 まあ、人間の比喩に頼りすぎだけれど、たとえば システムの外部からの入力をいったん止めて、なんらかの「内省的」な 検証処理、ログのクリーンアップのようなことをおこなうフェーズを導入したら それはどんなものになるのか? …とか考えた。わけよ。ねむい。

(00:42)
さいきん (さいきそ)、オラホの「ねこかぶり度調整機構」がけっこう、 発達をとげてきたようの気のする。

もちろん長く会っている人に対してはムリだが、短期間だったらけっこういけるような気がするのだ (?)

そんなきしない?

こんな子いるかな? 食いしんぼうのモグモグは… (以下略)

Mar 26 [Sun]


(14:03)
木曾殿と背中合わせのサム魚
-- 芭蕉
(00:37)
あ”””〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜もう!!

(現在、かなりです)

今月は 300回ぐらい頭をカベに打ちつけたくなるような月だった。 誰も助けてくんないし。 今月の traiss 翻訳がまったく更新できていないのは、飽きたからではない。 来月はどうかこの苦しみから解放されますように。 うつ病って、こういう状態が続くとなるんだろうか? いやいやオレがマジメすぎるんだ。うだうだ。

「忙しい」ということは、自分の頭が働いているときには ひどく結構なことなんだが、自分の頭が働いていないときに忙しいと これはもう苦痛以外の何もんでもない。 目の前にヤルコトがどかんどかんと積み重なっていくのを、 ただうらめしそうに眺めているしかないというのは、 かなりこたえる。

こういうときに「おっしゃあ!」と一年ホッキできる人というのが きっと「有能な人」なんであろう。オレはそうじゃない。 だが、あんまり自分の無能ぶりを気にしないほうがいいんだろうよ。 とはいえ、このような心理的な動きは記録しておくに値する! 日記ってそのためにあるんだかんな。 たしか 4年ほど前にもこういう状態になったが、あのときは セキネさんにケツをはたかれたので (物理的にではない、トーゼン) なんとか論文を提出することができた。まあ今回もなんとかなるだろーと思う。 (とはいえ、本気でそう思ってたら一生なんともなんないので、本当はそう思っちゃイケないのだが。 しかしそう思っている自分の中にも「メタ-思考」があって、それはなんとかだ。 なんやら)

そして、こういうときは、世の中のありとあらゆる細かいことが自分の気分を「おし下げる」要因になる。 たとえば、唇が乾燥してカサカサしているのが気に入らない。 ディスプレイ上のホコリが気に入らない。髪の毛のハネてる部分が気に入らない。 鼻毛が伸びてるように感じる (実際にはそうでもない) のが気に入らない。 リケンのふえるわかめちゃんを切らしているのが気に入らない。 洗面所が微妙にカビくさいのが気に入らない。 こんなどうでもいい日記ばっかり長く書けるのが気に入らない。

Mar 25 [Sat]


(11:54)
日本語の資料が少ないと、どうしても繰り返しがちになるのは仕方のないこと
で…。

まだセンタッキあかない。くそ。

(19:31)
くそ。こういうどうしようもないバカな悩みで悩むのははじめてだ。 もうちょい人間らしい悩みはないの?
(20:42)
ぜんぜん関係ないが、信仰とはそもそも一体何か?

たぶん「自分で気づいていないこと」だと思う。 「オレはこれを信じている」などと自分で意識できているのは信仰ではない。 それはしょせんシステムの内側の話ではないか。ほんとうの信仰は 自分の「外側」にある。だからヒトは自分の信仰を自分で知ることはできない。 ただし、他人と食い違ったときに、その差異を認識することはできるのかもしれない。 ひどく不快だろうけど。でも、全体像はおそらく永久にわからないだろうね。

Mar 24 [Fri]


(13:20)
「おれはお前を遠くへ連れていくことにかけちゃ、どんな船よりも速いぜ。」
-- サン=テグジュペリ 「星の王子さま」 内藤濯 訳
(18:59)
コーヒーコーヒー。

ふと鏡をみると、そいつがしゃべった。 そこにはおそろしい形相のバケモノがいる。

(20:52)
会計検査院の「きっずぺ〜じ」を見る。 アイデアはいいのだが、実装がなっとらん。 こんな説明じゃーガキはわからんじゃないか! いや、正確には、オレもわからん。 どうせ簡略化した (= 厳密ではない) 説明を考えるだけの度胸と時間が ここの役人にはなかったんだろうが、マンガでもっと簡単な例をあげて説明しろと思う。 ついでにいうと、「だめだゾウ」はもっとコワそうな奴のほうがいい。 サングラスをかけさせて皮ジャン着せるべきだ。 それから「違反したやつにはレッドカード」とかいう用語でごまかさないこと。 レッドカードじゃどんな効果があるのかわからない。もっと即物的に 「吹き矢で攻撃する」とか「先生に言いつける」ぐらいの比喩は使え。 どうでもいいけど水戸黄門で風車の弥七が「風車で攻撃する」ってのは 実にわかりやすい。つまりあそこでは風車は「無垢で善なイメージ」 という比喩で使われているわけだ。

ちなみにこの手のものをたくさん見たい方は google://キッズページ/ をどうぞ。とくにいきなり出てくる「参議院キッズページ」には笑える。 なんたって「国会のひみつ」だぜ。そりゃあもうスゴそうだ!! しかしいつも思うのだが、こういうページでガキどもにちゃんとした知識を与えようとしている ところは非常に少ない。まさに「子どもだまし」でごまかしている組織の多いこと。 お里が知れるってもんだよ。

(22:32)
なんでそんなこと書かなくちゃいけないんだ。 さいきん、この日記にあまり自分のことを書いていない。よくなき事。 いや、もともと自分のことなんて書かないのだが、それでもあれだ。あれ。
(00:04)
帰り道、ハナミズがやたらと出てきてまいったのだが、 なぜか気分は軽かった。いつもこの時刻は疲れているためか落ちこみがちなのだが、 きょうはなぜか「自分がいかに自由であるか」というアホなことを考えて ヨロコんでいたのである。つまり、オレは基本的に何を言ってもいいし、 たとえばこのページにどんなことでも好きに書けるんだな〜って意味で。 もちろん、書かないことはある。が、何を書くべきでないかについては、 基本的に「これを書いたら迷惑だろう」という自分の常識的な良心にのみ従っていればよく、 他人から理不尽な制約 (たとえば、今朝の朝飯について話すなとか) を受けることはない。 それ以外のことは、なんだって書けてしまうのである。 これはよく考えたらおそろしく恵まれている。

で、その後、家に着いたら留守電がきていて、その内容にオレは震撼した。

「NDA顔」というものを見たことがあるかい? NDA (秘密保持契約) でがんじがらめに縛られている人間の顔だよ。 ああいう人間は、そんなにしょっちゅう見るもんじゃない。 なにか伝染りそうだからね!

(01:46)
こんど、うちのママンに WebSudoku を教えてあげようと思う。 あの人はきっとアホみたいにハマるにちがいねえ。うっひっひ。 ちなみに新山はどうしても平均よりぜんぜん遅く、Easy で 10分ぐらいかかっちまう。 なんでみんなあんなに早くできるんだ? オレはマインスイーパも大の苦手である。
(02:51)
むかしツウちゃんねるで「スレ名を合成してみよう」というスレッドがあったことを思い出し、 きょうの新聞記事のタイトルをランダムに合成してみたらこんな結果に。

悪天候で中止  松本被告の弁護団
ライブドア粉飾、 1382人に学位授与
NYダウ上昇、 覆面パト、手帳も
民間人校長:大阪府立高校を辞任  志賀原発2号機運転差し止め経営戦略に影響
富士重工がディーゼル乗用車  大関昇進が決定的に
マークなしの販売認める  マークなし販売後に自主検査 経産省が一転容認
滝沢さんの公演が再開  一転受け入れ
名古屋の南山中、 武見議員らは介入自重を…武部幹事長
常磐線電車内で痴漢、 女性2人の軌跡描く
偽メール:4日にも西澤氏の証人喚問  正社員で比較、厚労省初集計
特許権訴訟:東芝勝訴  来月1日発売
賃金:女性は男性の7割弱  中野は4位 世界フィギュア第5日
カーリング:女子世界選手権  本校舎で卒業
外為・株式:LDN=16時  PSE問題で経産省
岐阜城北  ASEAN特使が到着
イオン、 東芝子会社を13億円で買収 ニュース配信強化
交通事故:除草作業に車  韓国ハイニックスの販売差し止め
報道への秘密漏えい捜査  富士重社長
サッカー:ヒディンク監督がチーム退任へ  AVソフトを自社製作・開幕日に1弾
把瑠都、 午前7時16分ごろ
ヤクルト石井弘、 千葉県警が現行犯逮捕
5月設立、 オウム松本被告弁護団
五輪招致で協力要請  今月末で
来月18日から越共産党大会  米教授ら発見
「郊外暴動」の再燃懸念  執念サヨナラ勝ち
巨人・岡島  国税が告発
「郊外暴動」の再燃懸念  設置義務付け・国交省、全列車に
トリノで人気  和解から10年・患者終りなき闘い
■ 周辺住民が情報開示要請  本校舎で卒業
独立運動家ら、 女性4人死傷 - 長崎・佐世保
NY円、 国内メーカーは冷静
地方公務員給与、 』春旅立ち
英BP  衆院懲罰委
外為・株式:LDN=16時  仰木さん見てて「命懸ける」
■ アラーム気付かず乳児死亡  IT投資、21%増見込む
香取悟空  脳出血で意識不明
ミュージック・ビデオ・アワード決定  強制排除事件で野党指導者
賃金:女性は男性の7割弱  27日開業・学研都市浮揚に期待
第78回センバツ高校野球  ウエット…開発に意欲
ひと:ルービンさん  神奈川県警、巡査長処分
社説:原発差し止め  武見議員らは介入自重を…武部幹事長
小千谷東山小、 グアム移転経費30億ドルの融資を提案
カーリング:女子世界選手権  新会長に永山氏 大久保氏の兼務解く
猪口担当相:上智大教授を退職、 居酒屋で歓喜
マキタ、 琴欧州散々
警視庁警部補が痴漢  損保参入・あいおいと共同会社
タレント・松本竜助さん脳出血で倒れる、 連覇で“恩返し”誓う
モリゾー、 1$=117円65-75銭
社説:原発差し止め  中野は4位 世界フィギュア第5日
仏通信機器アルカテル、 スペースシャワーTV
東京・六本木で店舗火災  1$=117円40-50銭
痴漢:警視庁警部補を逮捕  依然「活発な状態」
六本木交差点近くで火事  今月末で
社説:原発差し止め  1人が煙吸い不調
青森県、 防衛庁が異例の刑事告発
業務上横領:酒販組合・元事務局長を追起訴  教諭らに精神的暴力か
堀江被告の保有株「将来、 2月は前月比10.5%減
大相撲:白鵬12勝目  「個人情報」過敏症例報告続々
アキバ文化:「猫耳」「メード」を映像化  公務員共済積立金で、政府
大友みなみ  東京地検

ちなみに 10秒間ぐらい笑ったのが “痴漢:警視庁警部補を逮捕  依然「活発な状態」” ってやつである。活発な状態じゃねーだろ。

Mar 23 [Thu]


(10:12)
うっそり。
(21:57)
きょうのトーぁクだけどね、やっぱり寝言だった。 というか寝言度は 39% ぐらいだが…。

(あらすじ) Query Incentive Network というものを考える。 これは Yahoo! Answers や Google Answers をもっと分散的に拡張した、 質問・回答用の P2P ネットワークのようなもので、ネットワーク上の 複数のノード (ユーザ) が特定の質問 (検索要求といってもいいだろう) の 回答あるいは仲介にかかわるようになっている。 まず、ユーザがネットワーク上のあるノードから質問を投げる。 このときユーザは質問に対して価格 U を設定する。 質問はここから他のノードを伝播していくのだが、 最終的にどこへ行くかは途中のノードしだいで、前もってはわからない。 で、質問の中継をするノード (他のユーザ) は最初に与えられた価格 U から、 すこしずつ「分け前」をもらっていく。これがなくなる前に 回答に到達できればラッキー、できなければ質問は取り消され、 中継ノードは全額をもとの質問者に返さなければならない。 さて、ここからがミクロ経済っぽい話なのだが、各中継ノードは 自分の分け前を最大化しようとする。いっぽう最初の質問者は なるべく多くのノードに質問を拡散させたい (拡散するノード数が少なすぎると、 Not Found になって、中継したほうも全額返済しなければならない)。 このとき、各中継ノードが最適化する「分け前」のとり方はどういうものか? …というのが問題。 なんか、すげーー恣意的。で、ぜんぶのノードが合理的に (ほかのノードが合理的であるということも知っている) 行動しようとすると、これはナッシュ均衡になるのだそうな。 ところがこの均衡には 2パターンあって、ネットワーク上の branching factor が b < 2 と b > 2 のときでは ユーザの行動がまったく違うものになるらしい。 これは数学的にこういうことが判明したのか、あるいは シミュレーションによってこうなったのか聞き逃したが、 とにかく b < 2 のときには質問者が n ノード先まで 質問を飛ばそうとすると、そのとき払わなければいけない額は U = O(exp(n)) で 指数的に増えるが、b > 2 のときだと U = O(n) ですむ。だから…? branching factor を増やすようなネットワーク構造を考えないとね。それだけ。 しかしこの b というものが実際にはどうすれば増えるのだか明らかではなかった。 しかも実際のネットワークは単純な木構造や lattice をしていない。 だから実際にはどうだかわからん…というのだが、 なんかあきらかに同じような論法が「うぃニーーーーーーーーー」にも適用できないかな? と新山はずっと考えていた。ま、どうでもいいけど。 てくるで (ところで、) 聞いた話だが、韓国では質問応答型の検索サイトのほうが ふつうの検索エンジンよりも人気あるんだそうな。ホントか?

(22:24)
ノドいたい。カゼかな。

Mar 22 [Wed]


(06:56)
ある人 (っつうか前野さん) から 「これってどうよ?」 というメールが来る。読んでみたら「うわっ、アホだね!」 と思わず声に出して言ってしまった。そもそも提言うんたらの前に、 ただ流行りの事件をあつめてきて一方向からまとめられると思っている時点で まともなメディアとして終わってる。こんなんさあ、「週刊宝石」とかで そのへんのアホな妄想オヤジががなりたてているレベルじゃん (新山の中では、うらぶれたオヤジのための週刊誌といえば「週刊宝石」ということになってる)。 これじゃまずいよ…。 つうか、まじめに仕事しろ! と思ってしまう。 しかしまあ「書けと言われたんで書いてみました」っていう感じのやっつけ仕事なんだろうな、 これは。それにこういうデカい妄想じみたことを言わないとお偉方は反応しなそうだから、 その意味でもセンセーショナルにする必要がある。 でも、そうまでしなきゃいけないって時点ですでに何事かを物語ってるよね…。

おまけに「ソフトウェアで問題が起きたんだからプログラミングの教育すりゃいいだろう」というこの単純さ。 そもそも日本でアホなシステム事故が多いのは教育のせいばかりとは思えない。 土建屋体質はどうなのよ? あれも教育が悪いせいなの? いや、悪いのかもしれないが、「プログラミングの教育」でなんとかなるレベルじゃないだろう。 問題はもっとずっと深いところにあるという気がする。 米国だって小学校のころからプログラミング的なものの考え方なんてやってるとは思わない。 高校だって普通はそんなのやらないだろう (まあ、Scheme や Squeak を教えている中学校があるという話は聞いたが、全部の中学でやってるわけねーよ)。 そもそも、日本人はほんとーに「システム的な考え方」がまったくできてないのか。だとしたら、 あの日本の鉄道システムの完璧さはどうやって説明するんだ。あれこそ世界のどこも真似できねーぞ。… それに、計算機についての知識を身につけるのが大卒からでは遅すぎるとも思わない。 そもそも「こういうことは小さいうちからやらないと…」っていう認識が間違ってるのである。 自然言語じゃないんだからさ。なんでみんなそんなに英才教育が好きなんだろ。 日本と米国とのほんとうの違いは、 たぶん「歳くってからもちゃんと学習する人は学習する」ってことだと思うんだよ。 「ソフトウェアは若い奴にやらせとけ」という感覚自体がおかしい。 だいたいベテランになるってのは時間がかかるもんだろ。 医者とか弁護士とかの専門職を見ると、かれらはちゃんと 30歳になっても 40歳になっても それなりに学習して成長していると思うのに、 それに対して「アイテー業界」の方々は、35歳でさっさと現場から引退させられて、 あとは一体何をやってるわけ?? 理解不能だる。 ようするに 50歳になっても 60歳になってもプログラミングしろってことだよ。 こっちで「歳くったカッコいい中年プログラマー」は沢山見ているから、それが可能だということは知っている (でも、おばさんプログラマーはあんまり見ないな)。 「もうトシだから新しいことを覚えるのが苦手で」とかいう人間はこの業界には向いていない。 というか、そんなやつはどの業界でも基本的に向いていないと思うんだけど、その点日本は年寄りに甘いのだ。 「トシだから」という言い訳がしにくい雰囲気が社会全体にある 米国のほうがいい面もあるとは思うね。

まあ、オレは日本に帰りますケド。(こういうときはまったく個人的な理由を使ってよい)

あと、日本はどうやっても教育はよくなんないという気がする。 たとえば「ゆとり教育」にしたって、あれがダメかどうかはどうでもいい。 問題なのは、あるポリシー (たとえそれが間違ったポリシーであっても) を決めても、 すぐにいつもの海外コンプレックスで他と比べてしまい 「ああ、ダメだあ!」といって、それを貫けないでいることだ…。 つまり、どんなポリシーを決めようと、結局最後まで実行できないのである。 とにかく「ある思想をもって、それをガンコにつらぬく」ということを馬鹿にする国だからしょうがないよな (おっと、そもそも日本国においては自分の思想をもつことは法律で禁じられているのであったか)。 ま、どーでもいいけどね。新山はこういうトップダウンな「政治」を変えることで、 何かが目に見えて変わるということをほとんど信じていないので、ひたすら地道にゲリラ的にやっていくほうがいいと思う。 それで時間切れになったらそれまでだったということで、あきらめりゃいーじゃん。

ちなみにオープンソースが日本でぜんぜん開発されてないということについては、 むかしタナカ先生が言ってた「日本人はフリーソフトに対して感想をよこさない」という傾向が 関係してると思う。たぶんフリーソフトのダウンロード数と作者に寄せられたコメント数の比率を計算すると、 日本人しか使わないソフトウェアのコメント数比率はたぶん欧米の平均に比べて目立って低いだろう (これはアジア全体がそうなのかもしれない、わかんない)。この差は新山が実際に体感している。 ただし直接コメントはできなくても、ツウちゃんねるを介した匿名でならコメントできる人は 多いと思うんだけどね。なんでだろうね?

だいたい、日本では昔から「個人で意見を言っても相手にされないか、カドが立つだけ」という傾向があるよな。 だから意見を言うなら集団でワっと言うのが普通である。 たとえ言っているのは一人でも、背後にはそれを見守っている人がワラワラといることが多い。 ブログロで大仰に意見している人はほとんどそれだと思う。 しかし新山は「自分の背後に支持してくれている人がいる」っていうそぶりを見せるのが、 なぜだかすんごくキライである。 それはなにも一匹狼じゃないとカッコ悪いという意味ではなくて、 そうした印象を人に与えようとするのは「暴力」だと思うのである。 馴れ合いが嫌い (より正確には、馴れ合いを人に見せつけるのが嫌い) なのも そのせいじゃないかな。オレは平和的な人間なのだ。 「これは自分一人の意見であって、背後には誰もいませんよ」ということをいつも相手に わかってもらうようにしなければならないと思うし、実際、へんに支持されるのは迷惑だ。 もちろん、こういうスタンスは日本じゃ嘲笑されるだけだろうけど、 こういうところは我ながらガチガチの個人主義に毒されていると思う。

そろそろ大学いくか。

(10:09)
「フワフワ太郎 (勝手に命名)」をよーやくみつけたので機嫌がいいっすよ。 本当の商品名は "Swiffer Dusters" と呼ぶのだとわかった。 これはようするにフワフワしたホコリをとるヤツだが、把手の部分からはずれて とりかえ可能だ。PC 掃除には欠かせないすぐれものであるのだが、困ったことに この国ではあまり売れてないらしく、どの店にいってもないし、同類の製品もない。 それに日本ではどこでも売っている、棒つきの「静電気猫っ毛君 (これまた勝手に命名)」もない。 きょうは駅前の Duane Reade の隅のほうに 2個だけあったので、 2個とも買い占めてきた。そのあと花を買ってオフィスに来る。今日も風がつよいね、 チクショウ。
(11:53)
お世話になります。担当の X です。
さきほど記載もれがありましたので、ご連絡いたしました。
Y 様はこちらでお待ちしております。

これ、テンプレを使って生成してるのか?

(14:53)
「自分はこのように他人から理解されたい」と思って、 他人から実際そのとおりに理解される人間なんて、 この地球上には一人だっていやしない。 一人だって。

どうでもいいけど (てくるで、)、きょうの昼はまた kebab にしたのだが、 今日店に出ていたのは若僧の見習いで、いつものあんちゃんは横にいるだけだった。 あきらかに手つきがアブナっかしい。ちなみに新宿にいたケバブ屋もこんな感じであった。 やっぱり腕の差はあるんだなー。と、思う。さいきんどうも頭が 完全に休まるときがない。べつに大したことをしているわけではないのんだが!

母「炭坑のほうはどうだい、ケン?」
息子「ああ、悪くないよ、母さん。ぼくらは採炭切羽で予備的な採掘作業に 新しいタングステン・カーバイド・ドリルを使ってるんだ…」
父「タングステン・カーバイド・ドリルだと!? なんじゃ一体全体そのタングステン・カーバイド・ドリルってのは??」
息子「石炭を掘る道具だよ、父さん」
父「“石炭を掘る道具だよ、父さん”だと? お前はロンドンを出てからそんな世迷い言ばっかりだ!」

ディリクレの引き出し論法。

Mar 21 [Tue]


(13:35)
そう、新山は信じている。(UNIX の) セキュリティを守る究極のカギは 複雑なソフトウェアでもなく、ガチガチの作業規則でもなく、 システム管理者の気配りにあるということを。 性格悪いヤツに計算機の管理などつとまるわけがない。オレのことかな?
(00:47)
毎日、これしかできてないということにふがいなさを感じるね。 オレは「忙しいフリ」をするのは嫌いなんだよ!!
Yusuke Shinyama