2004年 3月 (1)。

Last Modified: Thu Mar 11 21:21:29 EST 2004 (03/12, 11:21 JST)

Mar 11 [Thu]


(08:57)
お。
(10:19)
Now, I'm nothing!

todo: variance を使ってみたらどうか?

(11:36)
人間らしくするのは時々でいい。
(11:46)
…オレは、自分の意見というものは、絶対にここには書かないようにしている。 今までもそうしてきた。これからもそうする。なぜなら、もし自分の意見を書いてバカにされたら、 恥ずかしいからね! だから他人の意見ばかりをここに書くことにしよう。 そういうものを沢山あつめてきて、ここにあげつらっておけば、 人はきっと「おお、こいつはなんて理知的で勉強熱心で開けた精神をもつ奴なんだ! すばらしい!」と 思ってくれるにちがいない。オレのことをね。 以上
(12:25)
SVM = Shared Virtual Memory

ケッキョキ、もう一本の論文も (ななめ) 読みおわった。 この授業のいいところは、「論文読むのが速くなる」ということだ…。 しかしぐりむ先生は意外と実装のこまかいところまで突っこんだいじわるな質問をするので 油断できない。たとえば、授業中に誰かが「これは空いてるメモリ領域を検索して…」などと 言ったとすると「どうやって検索する? この場合のデータ構造は? じゃあ擬似コードで言ってみよう、 はい、if …?」などとツッこまれることがある。だから OS の授業は眠くならないんだよ。

(12:51)
ほかにあけるとこ。1863/tcp (Windows Messenger)、554/tcp (rtsp)

しかしこれ、作詞: 糸井重里、だったのかよ。 (これって何? という人は参照が解決されていない)

(15:07)
また「ナイフ + フォーク」のパッケージが ひとつ増えてしまった。60個達成。

ときどき誰か「新山は大量のナイフや箸を持っている」ということを知る人々が もらいにくることがあるが、ちっとも減らない。

それと、やっぱり variance は効くことがわかった。 なんか、微分した結果に似ている。

(18:00)
それらに対しては何も新しいことは、ということだった。ということだ。とゆうこと。

そういうこと。

(19:08)
なんか忘れもんないかなあ?
(20:40)
間違いから学習しなくっちゃね!

あーさて。 いまは日本にかえっても牛丼が食えないというので、 きょうはかわりに Times Sq. によりみちして吉野屋でギュードンを食ってきた (これを日本語訳すると、「勤務地 (目黒区) から新宿経由でメシ食って大田区に帰ってきました」 ってのと同じくらいの距離だ、たぶん)。$3.74。 日本の吉野屋の牛丼との類似度: 0.83 (註: 1.00 を完全一致とする、 しかし同一種の牛丼間でも類似度は通常たかだか 0.95 程度であり、この値を inter-gieudony agreement とよぶ)。結論: 牛丼はギュードンだ。

おもな違いは、こっちの妖気が発砲スロチールでできていることだ。 そのため持ちあげるとフニャフニャして食べにくい。 なかでも困ったのは玉子をどんぶりの端でコツンコツンと割れないことにある。 そうそう! 今回は前回のときと比べて 明らかなる イムプルウブメント (= 善 改)  が みられた。 それは「ギョク (60c)」の追加が可能なことである! ということでギョクつき普通盛りを注文。 こっちの普通盛りはすでにこれだけで日本の大盛り近くあるので (逆に大盛りはでかすぎる、あれを馬喰わせという)、 これで十分であるということがわかった。つうか、たぶん日本の普通盛りだと こっちのアメリカンにとっては少なすぎて苦情がくるんだろうね…。 スターバックス日本も、あのサイズは日本でしか通用しないサイズだからな (こっちは最小が tall である、日本ではその下があるらしいが、行ったことないので知らない)。 客層はあいかわらず負け犬っぽい日本人 (Times Sq. あたりにいる観光客日本人はみんな負け犬っぽく見える、なんでかは知らない) が半分ぐらいと、 負け犬っぽいアメリカンのガキやら何やらが半分ぐらい。でも店員は日本人いないよね、あそこ。 まあどうでもいいけど。味はほとんど普通で、帰りの電車は眠くなってこまった。 帰りは、SGI の XFS に関する論文をよむ。次の OS授業ではファイルシステムについてやるのだけど、 オレは日本にいてこの回の授業は出席できないんだよな。たのしみにしてたのに。残念

Mar 10 [Wed]


(07:59)
今日もサムいよね…。

昨日からずっと「♪ ほぅら春咲小紅、見に見ぃに〜見に来てね」 という曲が (この小さい「」が矢野顕子に特徴的である) 頭の中でえんえんとかかっているのだが、 どういうわけだろうか。まだ外はうすらサムいのだが。

(10:11)
あさ早起きすると眠くてやる気がないし、朝寝坊すると (時間を無駄にしたことに) ショックを受けてやっぱりやる気がない。

つまり、規則正しい生活に勝てるやつはいないと。ところでセキネさんは今日も来れないらしい。

(11:01)
ところで渋谷は坂が多いですが、あすこは便所の臭いがするので嫌いです (ホントにそういうニオイなんだほ、ホントウに!!)。
(11:43)
ネムいので、死ぬほど濃い緑茶を飲み大音量を聴きつつ仕事。 こういうときにカフェインを大量に含んでて、おまけにいくら飲んでも腹にさしつかえない (ションベンはでるけど) 緑茶はすばらしいね! たった 4はいで夜もねむれず。 これがコーヒーとか紅茶だと腹にもたれる。
(13:08)
でも、ねむいで。
(20:50)
ふうーやっとのことでスライド完成。まったくノドモト。 (とっても、まだ本番まで 1週間以上あるじゃん…日本語の発表だから楽勝だね! wingit)

しかし、まだ、ろぬぶんがある。のだった。ふんげa

(21:53)
はらねったああああああ

(はらへったああああああ、と打とうとして間違いぇた)

つねに、ゴハンに感動できる人生。これが最高の人生だ。
をあなたにも!

(01:23)
げーーーーーーっっっっt。いままでずっと間違ったロンブンを 読んでサマリーを書いていた。persistent な VM (ヴァーチャルマシンではない、 Virtual Memory のこと) に関するものだが、こりゃ 23日の課題論文だ。 ああこれは明日ぐりむ先生にバカにされること必至 (このヒトはわりと 皮肉キツい、とくに寝不足のときには)。でもいいや、送っちゃえ。

Mar 09 [Tue]


(09:43)
あれあれ?
(11:43)
アサカラコムキャスト。

に、電話。
なんか、navneet の laptop が、なんとかいう例のスパムるウイルスに感染たらしく、 うちのアドレスからどこかに spam が送られたんだと。プロバイダ経由で苦情がきた。まったくもうー。 しょうがないので奴には駆除ツールを入れさせ、こっちは 25/tcp への forwarding をとじる。 あ、でもこうすると彼がメール送れなくなるのかな。でも今はたいていは webmail だろう (てきとう推測)。

はっきりいって、一般人にはもはや 80/tcp と 443/tcp だけ通しておけば十分なのではないかと思う。 いやもとから十分だったんじゃん。

ところでてくるで、ニホンゴの「ウイルス」っていう言い方はだれが考えだしたのだろう。 英語だと virus は「う゛ぁいアルす」という感じの発音でウイルスとかなりちがうのに、 どっか別の言語からの派生か。でも昔はたしか「ビールス」という言い方もあったような気がするんだけど、 最近ではとんとなじみがない。 こっちのほうが英語の発音に近いし喋りやすいのに、なぜ流行らなかったんだろう。 「ニュー・ビーズ (花王の洗剤)」に近かったからか? ウイスル!

餅は屈み餅です。ところで「びっくり浮かし餅」はすごいネーミングサーバだ。l
(おもわず手が狂ってしまう、まったく節操がな位)

(13:08)
で、もって、

ウル (<ul>) とリー (<li>) のコンビはいつも最強!

(13:12)
せんたく用洗剤と、「せんたくじゃない用」洗剤は、ちがう。
「せんたくじゃない用」洗剤は、洗剤と呼んではいけないのだろうか?
たとすると洗剤のその洗剤性とは潜在的なかくあるのこのわけ訳のに依存せることにぬる。m
(13:29)
なぜ人々が結婚すべきか、というその理由
(14:49)
いえわたくしは、そんなこと信じてはございませんよ、いeわたくしめは。

まあそんなこたあね。

最近なぜか「さまよう目」がどこかに隠れていると思わするのはオレの気のせいか??
????

(17:42)
なぜか質問しに行ったはずなのに、気がつくと大学の computer store で PBG4 用のメモリ 512MB を衝動買いしている自分がいた。$135。 「ThinkPad T40 用」と書いてあるが、同じ PC2100 なので PBG4 でも動くという。 しかしこれでうちのマックはデスクトップ機 (現在 512MB) よりもメモリ持ちになってしまったが、 まあ世の中そういうもんだ。「これだけあれば Maya だって動くよ」といわれるが、 そんなもんやるかい!
(20:28)
パンツが緩いとなぜマズいのかということの数学的証明。 さいきん、とくにダイエットしてるわけでもないのに、ベルトがやたらと緩い。 おまけにパンツも緩い。新山が現在はいているジーンズはウェスト 28inch なのであるが (これが一番細かった)、 これにベルトを一番キツい状態にしてもまだ心なしかスキがあるような気がする。 そして、これがなぜまずいかというと、とりあえずズリ落ちなければいいのだが、 なんかいつもズボンの前チャックが開いているような感じがするのである。 普通のストレートなのだけど。実際には閉まっていても妙にスカスカするので、 しょっちゅう「やばい! もしかしてオレは開けっぱなしなのか!? (たまに本当に開いている可能性も否定できない)」とアセってしまう。 これは非常に精神的によくないので、したがってパンツはキツくすべきである。 証明終わり。

けさ Washington Sq. でみた、「牛歩クラブ」のナゾについて。 朝食を買って大学へ向かっていると、むこうのほうに行列ができているので、 「オヤなんだろうあれは? なにかうまい出店でもあるのかな?」と思って行ってみると、 そこには何もなく、ただ人々が曇り空の下で行列をつくっていた。 なんじゃこりゃ? と思ったが、よく見るとそいつらはただ突っ立っているのではなくて、 ノロノロノロと「歩いて」いるのだった。人種は基本的にさまざま。 なにやら手に仏壇の鐘みたいなのをもち、チーン…コーン…と忘れたように 鳴らしつつユックリユックリ歩いていくのである (秒速2cm ぐらいで)。 あれはいったいなんだったんだ? まああのあたりには何がいてもべつにいまさら驚かないのだが…

けんきゅう日誌
こないだ言語処理学会に出したネタで、いま日本語の実験をやってるのだが (あっちに出した実験は英語なのに、あとから日本語でやるってのもヘンな話だが)、 ほとんど文字レベルの処理しかしないので、非常に快適だ。 unsupervised なので、コーパスの形式がうだうだ…という必要もない。 日本語で形態素解析をしてないので、ある程度のノイズは入るが、 いちいち自分が手を出してない部分の性能にムカつく必要がないのである。 性能が悪くても、すべては自分の責任。いいっすね〜。ストレスなし。 これが、tagger を通して、parser を通して、IR を通して…うんたらかんたらやっていると、 まず tagger で精度を吸いとられ、parser でかなりの精度を吸いとられ…というぐあいで、 あとに残された空間はすげ〜少ない。まったくなあ、いい学会に論文通すには、 とにかく精度に「80%」とかいう数字が入ってないと駄目なんだよ! これじゃオレには絶対ムリじゃん! これはものすげくストレスがたまりますよホントに。 たとえばある parser には特定の文章で必ず解析をミスる箇所があり、新山はわざわざそれの 出力をもう一度 parse して、間違っている箇所を直すスクリプトを書いているが、 本末転倒としかいいようがない。言語処理は低水準なタスクにかぎるね! そのほうが科学っぽいし、ちょっとメトリックスを変えれば論文書き放題! さてと…

真面目な話、このまえスドウさんと、そういう「低水準な層で起こるミスの回避方法」について 話しあったのだが、ひとつのやり方は「低水準な層は完璧 (あるいはほどんど完璧) と仮定する」という方法がある。 当然、そのこまでの評価データはぜんぶ人手で作るわけね。 しかし新山はそういう仮定するのは好きではない。なぜなら、これはそもそも 「解こうとしている問題が、いくつかのサブ問題に (かなり明白に) 分離可能」という前提に もとづいてるからだ。これが物理とかならば、この前提はある程度あてはまると思う。 ミクロな系の影響は無視できる、というわけだ。でも新山の勝手な直感によれば、 自然言語処理はこんなにきれいな階層に分割できるはずがない。 表層だけを使った構文解析なぞ絶対ある程度以上の精度にはならないし、ロバストにもならないだろう。 これは、どうやってもまっとうな科学にはならんのよ。 もちろん「自分は科学っぽいことやってる」と信じたい人々はほうっておけばいいが、 オレはなるべくなら、そういうむなしい人生は避けたいね…。

で、そのような仮定は敗北であると認定する(?)と、 あとに残されたものは「アプリケーションレベルでの評価」しかない。 しかしこのアプリケーションレベルでの評価っつうのが、じつに汚ない。 ようするに極端にいえばこれは顧客満足度だから、たんなる精度だけじゃダメで、 使いやすさ、安定性、値段、見た目、なんでもありだ。そもそもの問題をすり替えるという 反則技すらありうる。でも実世界ってそうゆうもんだよなあ。もちろんあまりに 極端になりすぎてもアレなので、研究者としてはどっかで自分の領分を 割り切らなければならないが、どっちにしても汚ない部分に手をつっこむ必要はあるんではないかと思う。 それがいやなら、負い目を感じつつ完全にブッとんだ抽象世界で遊んでるほうがまだましだ。 いつもオレは、どっちつかずなのが嫌いなのだね。

Mar 08 [Mon]


(10:42)
ドヨーンと曇ってます
(11:24)
またこぬところ寒くなったね。また

正しいの日本語をしゃべること。正しいの日本語をしゃべられない人間は日本人とは見さなさい。

(14:10)
ぜひともこのトークは聴かねば。さいしょ、これを「Patients 101」だと思っていて 「なんで医療関係のトークが言語処理に関係あるのだらう?」と思っていた。
Patents 101 For Engineers and Scientists

Jonathan T. Kaplan, Esq.

Friday, March 12
2:30PM
Room 102
Weaver Hall
251 Mercer Street
NYU, NYC, NYS

本日のものしり君。英語で "virus" の複数形を "virii" と表記することがあるが、 もともと "virus" はラテン語では集合名詞を意味していたので (like "moose" in English)、 One thousand virus といってもよかった。ところが、現在は virii と書く人が あまりに広まってしまっている。

(14:48)
なぜか今日はいつも使っていた「お茶入れ用こしあみ」が消えていたので、 発作的に机の整理をして探していたら、引出しからプラスチックの フォークやナイフ類が腐るほど出てきた。これはデリなどで食い物を買うときに くれるもので、たいていは「オレはマイ箸もってるからいらない」といって 断っているのだが、断るのを忘れてうっかりもらってきちゃった回数がこれだけあったということだ。 なんかもったいないおばけが出そうなので捨てられない。 あまりに多いので思わず数えちゃったよ。以下その内訳:

物品数量
「フォーク + ナイフ + ナプキン」のパッケージ 59
「箸 + スプーン」のパッケージ 11
箸だけ 41
ストロー 6
スプーンだけ 4
フォークだけ 4
環ゴム 3

で…金網はどこ行ったんだっ!

(15:05)
ミゾラーだ
(15:20)
ミゾラーがくるぞ

それは心理的寒さにぞ貢献するむgるe .gx irrg, ,

(15:52)
「坂のある街」へのあこがれについて語る。

新山は、どういうわけか、坂道の多い街がとても好きだ。 マンハッタンには坂がない (ほとんど)。きのう Hoboken のあたりまで 散歩したときにえもいわれぬ幸せな気持ちになったのは、 よく晴れていたということだけではなく、おそらく「坂道を歩いていること」が じつにうれしかったんではないかと思う。立ちどまって、街が見わたせるというのが なによりいい。うちから東に向かって歩くと見えてくるのはいつも Hudson 河をはさんで lower manhattan のビル群なのだが、べつにマンハッタンでなくてもいい。 大田区に住んでいたころは、はっきりいって坂だらけだった。 周囲の地名も大岡とか石川とか 雪ヶとか山あり谷ありなのばっかりだったし、 田園調布本町も坂だらけだった。風呂屋に行くにも坂。買い物に行くのも坂。 世田谷から目黒・品川にかけてあのあたりは坂ばかりで、 たしか東急雪ヶ谷大塚駅の近くには、うちらの間で恐れられていた 傾斜 40度近くにもなる「絶対に自転車で上がれない坂」、あるいは通称「壁」があった。 この坂はその傾斜のために上からは自転車が入れないようになっている。 あそこでコケたら死ぬんじゃないかね。目黒から自転車で帰るときも ゆううつな気分になったものだ。洗足・小山にかけてはわりとゆるやかだが、 それでも坂が多くつづいている。

でも、考えてみると、「坂のある暮らし」っていいよなあ。 とくにこの季節にはね…。年寄りにはつらそうだけど。

(19:11)
結局、金網は行方しらずになった。誰田犯人派。
(21:15)
ケッキョキ (結局)、新しい金網を買ってくる。このもったいないおばけ!!

そして雪が…。

雪が降ってきた。大きな雪だ (?)。ボタン雪である。 ボタンといっても押せるわけではないので某漫画のボスみたいに ボタンときくだけでなんでもかんでも押してまわらないこと。 あったかいので、カサに当たってカサカサと音を立てる。

(シャレじゃ
)

Mar 07 [Sun]


(12:36)
ドカーンと晴れてます
(18:15)
新山の机にあるハサミは、オレンジをむくのにしか使われてないような気がする。
(21:24)
きょうはよく歩いたああ。

Mar 06 [Sat]


(10:58)
たとえあなたが気づかなくても、つねに髪の毛は抜けつづけるということについて。 このところ、ずっと例のバラ色病が気になっていて、 シャワーをあびるときにもひたすら身体をぼりぼり掻いているだけで 終わっていることが多かったので (温まるとかゆくなる)、 はっきりいってあまりその他のこと (洗髪とか) に時間をかけているとは いえなかった。そんで、きのう久しぶりに頭をていねいに洗ってみたら、 もー、抜けるわ抜けるわ、おもしろいように抜ける。ドバっとね。 200本ぐらい抜けたんではないかと思う。 おまけにいまは髪の毛が長い時期なので集めるとすごい分量に見え、 「フンギョエー! こんなに抜けてる!!」と思ったのだが、 考えてみりゃ、これはこの 2〜3日のあいだに蓄積した抜け毛だったのだなあと。 つまり、オレが髪を洗おうと洗うまいと、つねに「抜け毛バッファ」には 毎日毎日一定の髪の毛がたまるわけよ。だからなんだって感じだが、 いや、オレの髪の毛は律義でスゲーなあ、ってことです (オレのくせに!)。 人間の身体の中では、じつにいろいろなタスクが進行中なのだ!

ところで髪の毛は自律したスレッドとして制御可能なのだろうか (もう意味不明)。 だとすると、こいつらはいつ抜けるかを知っているということになり、 人間の「髪の毛サブシステム」には 10万かそこらの並列スレッドがあるということになる。 もちろん、優先度はまちまちだろう。でもそんなこといったら細胞いっこいっこが 自律したスレッドであるともいえるわけで…。

おや、雨だ。パラパラパラ (景気づけ)

(11:34)
そういえば

(まだ上げ初めし前髪の)
林檎のもとに見えしとき
という詩に出てくる「林檎」は倭りんご (「やまとりんご」と読むこと) であり、 現在一般に流通しているりんごと違って非常に小さかったのではないか、という憶測がある。

まあ洋モノかぶれしている人々にはどうでもいいことでしょうがね。

(12:27)
親愛なる死神様 (ドラフト)

あなたからの熱意のこもったお誘いをうけたことについては、 大変光栄に思っております。しかし、願わくば、わたくしは もう少しのあいだ人間界にとどまることを望んでおります。

敬具 (ドラフト)

(12:47)
もはや Amazon.com に行くとおすすめ商品が台所商品しか紹介されないという オレのプロフィールって。

web を公的な領域と私的な領域に分断することについて。 オレはなるべくそうするようにしている。不特定多数の人間に 見られるかもしれない、というのは、危険性としては考えておくべきだが、 それはべつに、いつも必ず不特定多数の人間に見られる、ということを意味しない。 なにかそのへんにズレがあるような気がするなあ。

(14:07)
どうも土日はいつも頭がボヘーー〜っとしていて気づかぬうちに 「どにち」を「どちに」などと入力してしまったり CapsLock が入っているのに 気づかず丼ぃTぬどと入力せたりするが、こういうときこそアレかもしれない。 なにがだって? うは
(15:04)
ふーむ、どうやら彼はほんとに putftpd に興味をもってるらしい。 suid-root な ftpd はとにかく信用してないんだと。 しかし、これを作ったころにくらべると、現在の新山はだいぶ「djbセキュリティ的」に堕落した生活を送っている。 あいかわらず qmail は使っているけど、redhat なんか使ってるし…。 もともとこれは「作業ファイルのアップロード用」に作ったので anonymous ftp 専用だし、 「アップロードはできても、ダウンロードはできない」という致命的な制約がある。 まあ、わざとそうしたのだが…いまと違って当時はまだ P2P-file-sharing tools が 一般的でなかったので、anonymous put が可能な公開 ftp (ftp.cs.titech.ac.jp は そうしたポリシーを持っていた) はこうしないと違法ファイル置き場にされる危険性があった。 おかげで ftp プロトコルについてかなり覚えてしまった。 しかし今は誰も ftp なんか使わないのかなあ。わからない (すくなくとも中国人は映画の交換に使っていたぞ)。 とにかく、現在のネットワークセキュリティは範囲が広すぎてダメだと思う。 ftp や ssh なんかのことを知ってるだけでは十分でないのだ。 P2P をはじめ、各種 PDA +携帯電話とか、MMORPG とか、unix のネットワークを 横断しそうなプロトコルはほかにも沢山ある。DNS の問題もある。 セキュリティ屋というのは、こういう最新の動向に対してつねに構えていなきゃいけないんだから大変だよ。 とゆーか、Windows の詳細な知識ぬきにしては語れなくなってるし、 そればかりでなく「若者 (=バカモノ) 文化」についてもきちんとした知識が必要だ。 わたしゃもう疲れました。

個人的には Risks のような計算機災害について日本人の意識が非常に低いのは こまったもんだと思う。これに比べりゃ blog とか orkut とかオープンソースについて うんちくたれてる連中は、気楽でいいよな。日本人で comp.risks の講読を勧めているのは、 新山が見つけたかぎり力武さん一人だった (この前本人にメールしたときそのことを言ったら、 あの人は 7、8年近く前からチェックしてたらしい、恐れ入りました)。 にもかかわらず、日本はハイテク依存をますます強める傾向にあるのだ。 電子政府にかかわるプライバシーとか検閲に対する懸念はあるとしても、 それよりも計算機を実世界に適用することの物理的な危険というもっと切実な 結末があることを忘れちゃいけない。といっても 2000年問題のときにアホが騒ぎすぎたせいで、 この種の危険性が過小評価される傾向にあるんじゃないかと思う。

これはひとり言です。

(15:23)
きょうは暗いなあ。 (空が)

どしゃぶり (心が)

(16:09)
どうでもいいけどネットラジオ、やりたいなあ。しかも新山はトーク番組がやりたいのである。 しかも音声チャット経由で。Python のすばらしさと Ru(略) の変態さについて、 24時間ひたすら語り倒すという企画で。これは両方に精通してないといけないから大変だよ。 ついでに編集後のやつは Ru(略) の部分がピー消されてるとアヤシさ抜群でさらによし。
(17:00)
あかるくなった。夕刻なのに

OSX の「時報」機能を設定しておくと「It's fifteen hours.」などとしゃべるが、 これは「おお、もうこんな時間か」と思い出させてくれるので、なかなかよい。 ところで MacOSX ってスペースの入っている表記と入ってない表記があり、 Google で検索するとき不便でしょうがないんだけど、なあ。

(18:02)
くらい雲がたなびいていてきれいだ。雨上がりが一番すきだな。
(20:11)
それは相手にスキを与える余地がある!
(23:36)
きのう一生懸命バッファをきれいにしたため、今日はほとんど抜け毛がなかった。 あんまり毛が一度に抜けてもビックリするが、ぜんぜん抜け毛がないと これはこれで洗った気がしなくてつまんないのだ。 これでこうしているうちにある日気がついたら突然 「新山君、最近ちょっとヤバくなってきたね」とか言われるようになるのだろうか。 しかしうちのオヤジはなぜか 55 すぎのくせに真っ黒くろのフサフサで (染めてもいない)、 あの歳であれだけ濃いと逆に「カツラじゃないの?」というあらぬ疑いを かけられるんじゃないかと思う…。

このページは「新山ゆうすけの抜け毛日記」でも 「新山ゆうすけのバラ色日記」でもありません。

おっと、自分は日記をヒトさまに無断で公開したりするほどのバカではなかった。

これは「ブログロ」です。

(99+1/√2)% の嘘。

(01:06)
幸せのひととき、音楽を聴きながら、 コーヒーとチーズをかたわらにおいてプログラミングする。 アルゴリズムを考えたり、本を読んだり、論文を読んだりする。 優雅。あまり飲みすぎると眠れなくなるよ。

ふいに、今日洗濯でまた靴下の片方をなくしたらしいことに気づき、激怒する。 ぜんぜん優雅じゃねえ。

Mar 05 [Fri]


(11:56)
行ってみたら日にちをまちがえていたというアホ発覚。

それにしても、例のバラ色病はなかなか直んないな。 もう新しい斑点の増加はないのだが、いっこうにカユミがおさまらないのだ。 まあ薬でごまかしてるからいいのだけど、もうすこしスピードアップできんかね。

(12:24)
なぜか WebExhibits を見る。 ここもまた、どえらいサイトのひとつだ。擬似科学についてや、 「ブッシュ政権は意図的に科学的事実を曲解しているのではないか?」というページなどがあるが、 なんかデザインがすごく凝ってるの。そしてこれが読みやすい。
(13:19)
ガンバレば、証明したいことはなんでも証明できるのだと思う。

ガンバレばね。

(15:26)
アイデアが blog 経由でどう伝わるかを、HP はほんとうに研究しているらしい。 マァ、だからどうしたって感じだけどね。アイデアが伝わるっていうよりは、 実際にはただリンクが伝わってるだけだと思うけどね。 日本語のサイトで新山がまず見ないようにしているのは、次のようなやつだ…

棒月 暴日

小泉淳一郎首相、三女を出産だそうです。 なるほどblogより。ふーん、そうですか。 山の神さんの日記によると、 成田空港に謎の緑色円盤が着陸とのことですが、これと関係あるのでしょうか。 こわいですね。円盤といえば円楽師匠と談志のデスマッチが延期されたらしいですが、 「サンショウバエと西ナイルウイルス」のLD化決定とのことですので、 ファンの人はもうすこし待ちましょう。どうでもいいですが、 opopkの観測日誌経由で、このblogが ガンジー同盟リンク集からリンクされているということを知りました。うれしいです。

この記事に対するバックトラック (2N-1 回)

あー、書くんじゃなかった。

こういう人間が世の中に沢山いるのだとすれば、オレは友達少なくていいような気がする。

思うに、ただの「動的リンク集」あるいは感想文としてしか 機能してないようなページは、べつにやるのがそいつじゃなくてもいいわけだ。 お前、一般論しか書けないなら黙ってろよ、と思う。 オレの場合はその用途には google で十分だ。 にもかかわらず、人間というのは人生に意味を見いだしたい生物なわけですよ。 はっきりいうと、この手のネタを毎日探して日記を書いてる人々ってのは、 「自分の人生のつまらなさ」に対して延々と言い訳しているようにしか見えないのだが、 かわいそうに、毎日を培養器のビンの中ですごしているんだろうね…

そんなオトナにはなりたくないなあ。

(19:08)
まったく意味不明なことに、なぜか Russ Nelson からメールがきた! なぜいまさら putftpd を?? どう考えても使ってる人いなそうなのだが。
(20:02)
行間から漂う小物くささを微妙に表現する。
(20:42)
よくわからんけどまた vnc2swf がどっかのブログロ経由で広まってるらしい…。 この 2、3日でひんぱんにメールがくるのだが、なぜこうも広がり方が不連続なんだ?

このページ もかなりためになります。 Time Series 分析じつはおもろい。以外とオレは統計すきなのかも。

ところで、統計学の教科書は Freedman, Pisani, Purves にかぎる。 すぐれた教科書はどうやら人名で呼ばれるという特徴があるやうだ。 日本にいたころは化学の教科書が「アトキンス」とか「バーロー」とか呼ばれることは 知っていたが、計算機科学のすぐれた教科書はほとんど知らなかったなあ。

(22:21)
あれと同列に扱われてたらシォックだよ。
(23:03)
blog ツールの新しい呼び方を考え出した:

評論家作成ウィザード EZPundit 2004 DX へようこそ!

ここでは、あなたの個人属性に「評論家」という項目を加えるための作業をおこないます。

「次へ」をクリックして、以下の簡単な質問に答えてください。

 

思うのだが、ブログログロブロばっか言ってると、 なんかオレが必死で blog を批判してるように思われて心外だ
な。なんつうか、思いついてしまったからしょうがないんで書いているが、 本心では、はっきりいってどっちでもいーのだ。 もともと語感がただ嫌いなだけだし、かといってケロッグではどう考えてもカエルを連想するし、 「web コミュニティ (かっこわらい)」や「オープンソースコミュニティ (かっここっかわらい)」と かいう単語を打ちこむことに人生の時間を費やしてはいけない。そんなのより 「ラーメンと中華そばの違い」を真剣に議論したほうがまだましだと思う。 あるいはスネ夫の髪型の非線型性についてでもいいよ。 blog の(不)可能性について楽しげに論じだしたらその時こそ 「私は、本当にネタ切れました」宣言してるよーなもんだ。 オレはもうちょい楽しいことに時間を割くようにしなけれゃだめだよ。な ほんとーに

ほかに書きたいことは山のようにあるだ。

ついでに思いついた法則をひとつ。これを第二万七千三百五十四法則と名づけよう (それ以前の27353個は、すでに誰かが考え出していた)。

真の暇人は、暇ではない。

Mar 04 [Thu]


(09:26)
あの疑り深い目でニラまれて、耐えられるかどうかオレには自信がない。
(12:30)
ぶぽっく (bpok)。

新山にショックを与える方法・ぞの 1: 「いや〜、『たべすぎ・ねっと』見てますよ〜!」と言う。
この方法で失敗したやつぁまずイナイね!

しかしさすがに毎日見るような暇人はこの世にはいないと思う。

オレ自身、毎日見てないしよ (見ずにどうやって書くんだ、という詰問は却下する)。

(12:43)
ちょっと気になったことだが、
(13:05)
時系列分析の参考書について調べていたら、 NIST の Engineering Statistics Handbook とゆー ペエジをみつける。すごい! じつは NIST ってのはこの手の資料はけっこうオニのようにあり、 各種のデータやソフトウエアまで公開している太っ腹機関なのである。研究者や学生にとっては、 宝の山だね。日本で NIST と同じような位置にある (と思われる) 産総研 を比べてみると、もう目を覆うばかりの 落差が…。日本のサイトにはほとんど何もない! あるいはあるけど外に出せないのか。どっちにせよセコい。 いま考えてみたけど、日本の研究機関のサイトで研究者 (あるいは大学院生) 向けの 情報をばりばり提供してるところってあるのかなあ。 新山はほとんど知らないのだが、これはオレが勉強不足なためだろうか? 大学にしても、組織の概要ばかりでほんとに引きこまれるような内容を提示できているところなんかほとんどない。 たまーに「何々大学がコレコレなデータベースを web 公開!!」とかいうニュースが大々的に 宣伝されることはあっても、いざ見てみると以外とヘボかったりするし、 そもそも米国ではそんなの当たり前すぎてニュースにもならないという状況。 そうだよなあ、そんなのが珍しいと思われること自体そもそもおかしいんだ。

思うけどさあ、日本ってほんっっとにパブリシティ下手だよね。 これじゃ研究してないと思われてもしょうがないじゃん。 これは恥の文化だからそうなるのか? もちろん、本当はしてるのだろうが、 お役所的な広報とか報告書だけ出してあとはそれを見てくれ、ってのは傲慢すぎると思う。 まあ米国に比べて予算もないんだろうけど、ヘンな web デザイなヲ雇ったりする金はあんのかね。 ヘンなの。その前にやることあんだろうに。というか、今までは紙媒体だけ出していれば 誰もわからなかったのだろうが、web が普及したことによって、この手の研究機関の 落差がもろに一般人に見えるようになってしまったというのはイタい。しょせん山岳共同なんて 名ばかりだしよ。まあいいや。

さて、いずれはオレもこういう役にたつ情報をばんばん公開できるようになりたいものである。

(17:18)
Flash と Frame ばっかり使ったサイト (≒ アホな web デザイナーの典型) のことを 「F&F サイト」と呼ぶということを知った。

"speling adn grammer"

(18:12)
おっと。ある企業では、電子メールを個々人に配送する時にわざと typo を 仕込むのかもしれない、という話。電子的な透かしとしてね。 そうすれば、文書がリークしたときに typo を調べることによって、 どの個人に送られたメールから情報が漏れたかがわかるという。 頭いいな〜。

I-20 の travel signature はいまや有効期限が 6ヵ月になったらしい。 U.S. の入国ポリシーはどんどん厳しくなるなa。このぶんだと、 さ来年あたりにはみんなエリス島で並んで身体検査を受けさせられるんではないか? 新山の F-1 ビザは 5年間有効なのであるが、まだ「面接」がなかった時期にとったのだが、 こういう長期のビザも昨今では難しくなってるんじゃないだろうか?

todo: あしたは 11:30 からで、+ パスポート持参

(20:49)
セキネさんの XP からフロアのプリンタ (lpd) に印刷できなくてムカ。 まったく、Windows でつくづく腹が立つのは、なにかトラブルがあったときに ほとんどの場合の選択肢は「再起動する」か「もういっぺん同じことをやってみる」の 2つしかないことだ。 そのさい多少順序を変えてみたりする程度のことしかできない。 そして、この調子で、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も同じことを繰り返させられる。 自分は本当に何もできない正真正銘のデクノボーであるということをいやというほど思い知らされる。 拷問だね。まあ、尊厳のある (別名ヒステリーな) 人ならキーボードにガツンガツンコと 頭を叩きつけても許されるわけだ。人間が機械に使われるのは耐えられないってわけ。 もうすこし人生敗北的なやり方だと、今日の新山のように「ダメです、あきらめてください」といって さっさとあきらめる、というのがある。人生の時間は有効に使おう。

で、帰りに、日本人ってのはもしかするとプライドが高すぎるんかもしんないと思った。 ら、何もかもがうめく説明できるように思えてきた。考えてみればこれって引きこもりのそれに似ているよな。 引きこもりってのは、本来プライドの高い人々らしいのだが、変にプライドが高すぎるために 何もできなくなってしまうらしい。アメリカと日本を比べた場合、日本人はかなり引きこもりのそれに 似ているよ。つまりアメリカンが勝つためならなりふり構わない、どんなことでもするのに対して、 日本人は「そこまで必死になるのはカッコわるい」と思う。オレもそう思う。 にもかかわらずプライドは高いので負けを認めるのはいや、というのが現在の日本の ヘンにアンビバレントな対米感情なのだろう。でも、キレイに勝つなんて絶対むりなのだぜ。 イラク (割り込みとは何の関係もない) の件を見ればわかるように、この国はほんとに「勝つためならなんでもやる」んだから! 中国人もなりふりかまわない連中なので、たぶんそのうちに負かさるんだろうな。 まあオレは負けててもいいんですがね (もう負けているか…)。ここであくまでカッコつけていれば 「慎ましい」とか「武士道を重んじる」とかアメリカンからは言われる (まあ実際はバカにされてるのかもしれないのだが)。 日本人の慎まさを助長しているもうひとつの心理的要因は、「勝ち負け」に対するイメージが米国のそれと 比べてはるかに重いことにあると思う。つまり日本人にとっては、「負け」という概念についてまわる 屈辱的なイメージが米国のそれに比べてはるかにデカくて重そうなのだ。一度失敗した奴はもう 二度と社会的に復帰してはいけない、という印象さえある。末代までの恥、ってやつだ。 裏を返せばこれが完璧主義というわけなのだろう。これでも日本はまだガキ大将がお友達にいるから いちおう社交的な世界に連れてってもらえるけど、これがさらにひきこもり度が高くなると これは北朝鮮になって、ひとりでヨカラヌことをたくらむようになる、と。

あんまり人間のアナロジーを国に適用しちゃいけないよな。

(21:37)
さらにつづき。そう考えると、日本人が一番なりふりかまわなくて コワかったのは、戦争に負けて文字どおりプライドも何もなくなっていた頃なのかもしれない。 しかし、これがまた再び起こるかどうかはなんともいえないなあ。 戦争直後はアメリカが何も知らなかったから成長できたとしても、いまではもう アメリカは「日本人のプライドの高さをうまく利用する術」を身につけてしまっているような気がするからだ。 ま、なんだかんだいって、ウチらはこれからもうまいこと翻弄されつづけるんだろうなぁ

いやあ! オレは自分自身で考えていたのよりもずっとアイコク者じゃないの!

というよりは、まあ、むしろオレはきわめて「地面-bound」な人間なんだと思う。 つまり自分が生まれた周囲の原風景や原体験に束縛されており、それらを一生忘れることはないと。

あなたはいまでも自分の故郷が夢に出てきますか?

(22:47)
そういえばきのう機械学習の授業には PBG4 をもっていったのだが、 近くの席にいた jinyuan から (この授業はなぜかシステム屋の連中も多勢出ている) 「PBG4 でも OpenBSD が動くぜ! どうよ?」といわれた。 システムグループにおける OpenBSD 稼働率はきわめて高い。 しかしオレはさすがにそこまでは…

どうでもいいが今日の OS の授業では Carl が NT カーネルのダンプが印刷された「青画面 T シャツ」を着ていた。 こんなんばっか。しかし彼は実はこのまえ主催された「Columbia 対 NYU プログラミングコンテスト」で 2位につけていたということが判明 (でも 1位は Columbia の人間にとられたらしいが)。 個人的にはあまり好きな奴じゃないのだがあなどれない。

(01:30)
うー。
ひさしぶりに navneet と 2人で飲んでいた。 かれがインドに帰ったときの写真を見せてもらったが、 彼の実家はヤバイくらいの金持ちだということがわかった。 なに、オヤジが建設会社を経営していて、家は 3階立てで、ファミリーバーがあって、 雇い人が 2人いて、彼の部屋には彼個人用の風呂とジャグジーがあるだと??? 鬱になりそうだ。どうりで趣味がいいわけだ。身分の違いとでもいうようなモノを感じる。 なんで彼はオレのようなニポン人の平民と同居しているんだろう? ナゾだ。

きょうは NIST のハンドブックをひとしきり読んでいたが、 めちゃ役に立つと思った。NIST いいなあ。まあ、うちらは NIST といえば MUC-6 の本家なわけですが…

Mar 03 [Wed]


(09:52)
ネボったが、まだ間に合う。
(13:23)
ちょっとおくれましたが。今日は DNA コンピューティングの話ししししししだった。 塩基配列を流しこむと 2次元構造の安定したグリッドを勝手に作るような分子マシンの話だが、 こういう研究はバケ学のバックグラウンドがない計算機屋だけだと弱い。 しかし学生にこーゆーヘンテコな研究をさせてくれるってのは偉いなあ。

St. Marks にある「Kim's Video」という変態なビデオレンタル屋にいったら、 かなり変態だった。なにがどう変態かというと、マニア向けなのしか置いてないのである。 まずフロアは国別に分かれており、Eastern Europe とか、Korea とか、 Queer (これはゲイ用ビデオのことであり国ではないが…) とかに分類されている。 そしてとーぜんこのようなワケのわからない国の中では日本はトップランクの扱いであり、 新山のような真人間はその名前すら知らない映画ばかりであった。 「ドーベルマン刑事」って何だ? 「大阪エレジー」って何だよ? 「北京原人」って?? しかも英訳されてるわけではなくて、パッケージから何まで日本語だる。 日本製エロビデオらしきものもある。女教師なんとかかんとか。どうでもいいけどこれらはすべて 日本語であると思うのだが、ここにくる長髪オルタナ負け犬ファッションの毛唐どもはこんなの 見て理解できるのだらうか。日本リージョンの DVD も置いてあるというけど、そんなのいったい誰が見るんだ?? そしてカウンターのそばには「New Type 米国版」が置いてあった。 これはいわゆる「ビニ本 (ビニール袋に入れられている)」扱いなので中身を 見ることはできないが、日本のアニメ雑誌であることは表紙をみれば確実だ。 しかしアメリカにも日本にいるような「ウルトラC級映画マニア」ってのはいるんだなあ、 と思った。おわり

(14:20)
despair.com の商品はオモロイ。
(15:35)
またきましたよ、やつが…

それにしても Lush はキチガイ的変態言語だ。まさに「数値処理用の Perl」というにふさわしい。 Lisp のキレイさが好きな人間は使わないほうがいい。 どこがどう変かというと、これは ベクトル/行列/テンソル(って何?) をあらわす型が 組みこみで入ってるのだが、そのための関数 (idx- で始まるやつ) が 100個ぐらいあるのである。こいつがしっちゃかめっちゃか。 ベクトルの内積から、行列の積から Convolution からぬンでもかんでもが入っている。 たとえば 2つのベクトルの dot product は (idx-dot v1 v2) といった具合。 ところが、こいつが変態なのは、(idx-dot v1 v2 v3) などとすると v1 ・ v2 → v3 といった破壊的操作を行うことで、つまりここでは 3番目の引数だけは call by value でないのである。このド変態!! しかも、内積だから得られた数は 1個の数値なのだが、 この数が「無次元行列 (undimentional)」という特殊な行列型で、 これは端末上では [@ 3] のような変態表記で表示されるのだが、 こいつをふつうのスカラー血に変換する方法がわからない。さんざんヘルプを調べたりソースを読んだりしたあげく、 これは n が無次元行列型であるときには、 (n) とすればスカラー血が 得られることがわかった。そんなのわかるか〜〜!!! おまけにふつうのスカラーを 無次元行列に変換する作業も頻出なのだが、[@ 3] という書き方は数値定数にしか使えないらしく、 変数 x を変換しようと思って [@ x] と書くと「数字じゃない」といわれる。 クソっっったれ。サンプルにもドキュメントにも書いてないんで、またソース読む。その結果、 ある無次元行列 x があるとき (x) だとその値が取り出されるが、 (x 3) などとやると代入になるという恐るべき事実が発覚。 こうして ([@ 0] x) とすることでめでたく x を無次元行列型に変換できることが判明した。 もうイヤだ。こうしてどーにかこーにか動く関数ができあがったが、自分が正しい言語の 使いかたをしたという自信はまったくない。

きょうはやたらと「変態」という単語をつかっているなあ

(16:04)
関数の戻りたまふ値。
(19:03)
いや今日もションベンしたくてつらかったです。
(22:02)
♪キャンプまであ〜と五十六億七千万マイル、
♪あ〜るいってや〜すめっば五十六億六千九百九十九万九千九百九十九マイル、
(以下略)
(22:48)
そうだ、明日はアレがどうなったかを見るんだ。見届けなければならない。 namedroppers なんかを読んでいる場合ではない。あれだあれだ、あれ

だ!

どうでもいいけれど。(いや、よくない)

実際にはもう楽しくもなんともなくなったものを、 惰性で楽しいと思いつづけている人を、新山は嫌悪する。 ここには自分も含まれているわけで、自分は本当 (「ほんとう」と読むこと) には 楽しくないことを無理に楽しいと思ってるんではないか、と、ときどき思うことがある。 そして、本当 (今度は「ほんと」と読むこと、ちなみにうちの skk では「ほんと」で変換するとこれが出る) に 楽しいことはもっと他にあるんじゃないか、と。もちろん仕事ならばこれは必要な努力だが、 趣味でこの点において妥協するようにはなりたくないよな。

todo: あした travel signature をもらうこと。死にたくなければ。

Mar 02 [Tue]


(07:52)
いつのまにか 3月になったのを忘れてた! ぬんてことを。
(09:35)
さて、あそこであんなことを書いたが、むしろ本当に好きじゃないのは もとから少ない Python ユーザの集団がさらに「内輪ウケしている」ように 見られることなのだ。決定が民主的とかそんなのどーでもいい。 あんな程度のニュースならどこにでもありうる。なぜアレにかぎって紹介される必要が? どうせ周囲からは「同じ奴ばっかり出てくる」と見られてしまう。 まえに 2ちゃんねるでグレてた奴がいたが、ああいうふうに一般に見られるのはよくないと思う。 いや、「よくない」という表現はよくないな。オレは個人的に嫌いといっておこう。 ああいうところではストイックに技術的なことのみを話さなければならない、 というふうに自分では思っている。こういうこといってるから友達少ないんだろうな。 まあそれでいいんだけど。

でも、実をいうと、かの文書は翻訳にもわりと手をかけたというか、結構こまかい 新山のこだわりを表現したつもり。たとえば訳語が一定ではないが、これはわざとである。 USENIX の文書では "Computer" は「計算機」と訳し、SCO のほうは「コンピュータ」と訳してあるが、 これは学者が「計算機」という表現を好むからだ (日本の学者の話だけど)。 それから "General Public License" という用語も、USENIX の文書ではわざと 「一般公衆利用許諾契約」という固い用語で書いているのに、SCO のほうは「一般公共ライセンス」という テキトーっぽい用語を使っている。ほかにも、SCO の議員向け文書のほうは出だしが 「Honorable,」なのだが、これを直訳すると「閣下、」となって日本の感覚ではヘンなので、 悩んだすえ「皆様」にした。「私ども」と「我々」もかなり悩んだすえの表現である。 もともとの文では、McBride 個人が訴えていることになっているので、 彼は一人称の I を使っており、会社や米国民をさすときだけ we になっているのだが、日本の感覚だと企業の人間として喋るときに「私」という一人称を 使うのは不自然なので、I および SCO の社員をさす (と思われる) we については 「私(わたくし)ども」とし、権利や安全保証などで米国民をさす we については「我々」とした。 でも「私ども」ってのはあまりに和風すぎるかなあ。よくわかんない。新山は一度も 社会人であったためしがないので、やはりそういう感覚がいまいち弱いような気がする。 でも翻訳っつうのは一種の演技みたいなもんで、それを訳してるときには本当に 「それを書いた人の気分」になっていないとダメだと思うので、SCO の文書ではわざと SCO 側にとって聞こえのよい単語を使い、 Linux をおとしめるような書き方にすべく苦労した。

機械翻訳なんて絶対できるわけねーよ。ワハハ

(11:11)
いままで、 avant-garde を「あvaんと=ぐれーど」ト読んでイタコトハ秘密デス
(11:58)
というか、もともと技術屋が政治的理念についてウンチクたれるのは好きじゃないんだな。 技術屋は技術的な視点から物事を語るべきで、それ以外のことは自分が 「ひとかどの技術屋」になれてからはじめて意味をもつと思う。ろくにまともな仕事もできないのに (つまりそれは技術屋としては世間に対して何の影響力もないことを意味する) 政治的な意見を言うなど 恥ずかしくてできるか! と思う。だから新山はいまのところ CSPR とかの各種政治的な活動に まったく興味がない。もちろん、ひとりの市民として政治的であることはできると思うけども、 自分がまともな生産者になれるまではそれも個人的にひとまずおあずけってことにしておく。

といって、チョムスキーみたいに自分の有名さを政治的に利用するような人間になりたいわけでもない。

(16:51)
ふうーー敗北したね。

とりあえず、新山の研究のなにが弱いかというと、 あまりにも依存している「基盤技術」が多すぎるのである:

基本的に、ものすごいアプリケーション層な仕事をしていて、 こいつらの上に乗ってるもんだから、ぐらついてしょうがない。 下のほうのちょっとしたダメさ加減があると、こっちの性能がもろに影響されてしまうのだ。 で、その結果「もう誰も信じない」という状態になりつつある…しょうがないなあ。

(20:32)
本当にキライなんだよね。

(新山がキライなものは無数にありるので、これだけではどんな情報ももった文章にならない、 おまけにオレはきわめて文脈を無視する男だ)

(21:00)
さっき (今朝ここに書いたこと) のつづき。 うまくいえないが、日本のユーザグループのようなものが 昔から好きじゃないのは、どこかそれらがいつも「堕落している」ように 見えるからである。個人的には、技術的なことに関してはとことん議論する、妥協しない、 という雰囲気が好きだ。でもこれは日本人どうしの間では不可能かもしれないとさえ思う。 日本人どうしでは、ほんとに親しい友人じゃないと相手の言ったことを 真っ向から否定することはできない。どうしてもカドが立ってしまう (スラッシュトッド日本を見ると、いつも必ずケンカ腰のやつがいて笑える -- って、ごくたまにしか見ないのだが)。しかし研究してるときには、 へたに相手に遠慮すると相手のためにならないことがある。 このことは日本のオープンソースがぜんぜんダメなのや、あるいは情報系の 学術研究がぜんぜんダメなのと何か関係あるのだろうか? わからない。

で、話は変わるが、おかしなことに日本人どうしでも米国にいるとわりと 平気に話せることがある。まあこれは個人によるか。

ちなみに新山がスラッシュトッド日本を見るのはどういうときかといいますと、 Slashdot でなにかデカいネタが持ちあがっているときに、 スラッシュトッド日本をチェックしてそのギャップの大きさを測定する、という たいへんに性格の悪い使い方になっております。

(23:56)
SCO セキュリティフィックス出してんのか…。裁判要員以外にも人がいたんだ…
Yusuke Shinyama