2005年 5月 (3)。

雲は曇らない。

Last Modified: Wed Jun 1 01:17:04 EDT 2005 (06/01, 14:17 JST)

May 31 [Tue]


(09:09)
Guido van Rossum のインタビュー訳が無事掲載された。 これでようやく Guido がオランダ人だということが (個人的には) 明らかになった。 ヨーロッパの人だということは知っていたけど、どこの国の人だかよく知らなかったのである。 ちなみに、これを訳そうと思ったのは「Python は特にマーケティングしていない」というくだりを読んだときで、 彼の「わかるやつには自然にわかるはず」という態度が、いかにも“らしい”と思ったからだ。 教祖みづからが煽りまくってるどっかの言語とは格が違うってわけだよ。 そしてこれは新山が好きなアプローチでもある。新山はこのページには悪口を書きまくっているが、 じつは「長所をのばす」生産的なやり方が好きだ。あるプログラミング言語を人にすすめるとき、 すでに別の言語を使っている人にたいして、機能の多さやメジャー度などで 無理矢理すすめるのは好きではない。 機能の多さやメジャー度で英語をすすめられてしゃべる人がいるか? むしろ、Python を使えば、どんな画期的なことが どれだけ自然にできるかを見せるのである。じっさい、unagi.py や WebStemmer や Traiss などは Python を使っていたからこそできたんであって、 Java や Perl で書いたらひどく大変だったと思う。 だから、今でもあまり Python を積極的に普及させようとしている人々には興味がない (まあ、PyJUG とか PyJUG とか PyJUG とか)。 「所詮わかんねえヤツに言ってもムダだよ」と思ってるからである。 これはもう生まれつきの美的感覚のようなもので、おかしな服飾感覚の人々やゲイの人々を 理解できないのと同じように、おかしな言語感覚の人も一生理解できない。 だから無理してすすめることもないと思う。

しかし Python は数少ない「ひとめぼれできる言語」のひとつだと思った。 Scheme にもそういうところはあるが、Python のほうがなんとなくフラ〜〜と自然に入っていける。 Perl や Ruby や C++ は好きになろうと努力しなければ おそらく絶対好きにはなれない言語だ。結局、日本で Ruby が異常に流行っているのは 「自分自身の感覚をアテにできない人が多い」というだけのことにすぎない。 彼らは他人からプッシュされたものでないと使う気になれないのである。 これはとても気の毒なことだ。 ま、ファッションも音楽もすべてマスコミに流行らされる国だからよ、あすこは。 しかしひるがえって、なぜ自分はそうならなかったのかを考えるとわからない。 やっぱ親の影響だろうか?

さいきん、美術館やギャラリーめぐりをしていてわかったのだが、 じつはオレは抽象絵画がわりと好きらしい。結局のところ美術館というのは、 美術作品を見に行くというよりも自分自身を見に行くところなのだという気がしてきた。

(10:02)
どーでもいーけど論文締め切りが延びたのよ。 さっさと解放されたいのになんで延びるんだ牛 (モウ)!

世の中を SF的にながめる人とマンガ的にながめる人。 オレは後者のほうだ。いや、降車のほうだ。

(10:41)
そんなことしてると MTO (= もったいないおばけ) が出るぞ!!
(13:38)
このことはとくに __強調__ しておきたい。

てくるで、日本じゃノーネクタイとか言ってるらしいが、 日本がどれほど CO2 を削減しようととなりの中国と米国からガッポガッポ出ているのに、 それって何なの? ただの誤差じゃん!

(17:27)
きょうの slashtod にょると、Google も機械翻訳をやっているそうだ。あやしさ倍増。 例をみてみたが、結局あれって固有名詞をちゃんと訳してるだけじゃないの? もっとも固有名詞の認識は重要なテーマであり、web のデータをつかって最新の固有名詞をちゃんと 取ってこれるというのは期待がもてる。が、しかし、それだけのものにしか見えん。 で、どーーーせそれもただひたすらデッカいデータを用意してきて数をかぞえてるダケだろ。 でもイメージ戦略としてはこれで十分なぬかもしれない。slashdot などをみると、 いまだに「Google == 最新技術」というハッタリ (今では、これがハッタリであることは明らかになった) を 信じてそうなのが多いので、彼らがこのイメージをどこまで保っていけるのかについては興味がある。 しかし結局、連中もまた傲慢な「アメリカ文化」の押しつけ企業にすぎないと思う。 日本人もまたぞろファービーを欲しがるような事態に感染しないといいけど。

どうでもいいが、Google News で「県別ニュース機能」ってのがあると便利なんだけど… (べつに Google News でなくてもいいのだが、誰か個人でそういうサービスをやるやつがいてもよさそうなものだが)。 Asahi.com のマイタウンや地方新聞の記事ばかりを集めるのである。オレは地方版のニュースに 興味があるんであって、全国版の記事なぞどうでもよいのだ。 しかし、いまの Google のやり方じゃ無理だろうな。データすくないし。 それに、米国版 Google でさえ実現されてない機能を日本で実現できるワケがない。 もともと米国の新聞は全国紙のほうがマイナーで (USA Today 以外にどっかある? CNN なんかは web だけみれば全国紙っぽいけど) 地方新聞が普通だから、 たぶんアメリカ人には「全国紙のなかの地方版」って考え自体が理解されなそうだ。

(20:30)
タイ料理屋でグリーンカレーを食う。 タイ料理のカレーってのは、ココナツミルクを使ったどちらかというと 甘いやつでインド系のカレーとは似つかぬのだが、新山はいまだに これどうやって作るんだかわからない。この甘さはどっからくるんだろ。 ココナツミルクってふつう、それ自体では甘くないよね?
(01:06)
しかし Guido の姿勢は好きなのだが、 Python にはさいきん深刻な問題を感じている。 それは「メジャーすぎる」ということだ。 オレにとっては、メジャーであるということは、それ自体がすでに罪なのである。 2001年当時の日本では Python は Scheme よりもマイナーに見えていたのだが、 その認識は新山がこっちへきてからすっかり変わってしまった。 新山は自分が本質的にマイノリティーに属する人間だと思っているので、 メジャーなものは「悪」というよりもむしろ「恐怖の対象」である。 なーんか、おんなじ色の人がずんずんとこちらに向かってせまってきているような場面を 想像してしまう。どうしたもんか

May 30 [Mon]


(12:19)
起きたげよ。
(12:28)
地獄で仏
天国で○○○○太郎

ところでさあ (ほろこでさあ (てくるで))、
「道草を食う」ってのは
まさに馬が道に生えている草を食って先に進んでくれないことからきてるんだね。。。 ・・・。

(21:31)
もーーーーー。最悪っすよ。今日は夕方になってから 某デンワがかかってきて、「ここと、ここと、ここと、(以下10240回ぐらい続く) …が ぜんぜんダメだから書き直せ」という。 そして、抽象的な注文がいくつかつけられる。こりゃ、きょうも徹夜同然か。 それにしてもスペース足んないよもう。どうするの。別のところを削れという。 あーはいはい。で、締め切りが延びないかとかいってるし…。 いつまでやらせる気?

ちなみに新山はこの論文が終わったら激ヒマというわけではない。 べつの仕事があるのだ。そっちを早くやんなきゃいけないのに、くそーーーー。っ

あまりモーモー言ってると牛になります。

May 29 [Sun]


(15:03)
ある本を開く。その中に書いてある内容を読み、閉じる。 ふたたびその本を開くと、今度はまったくちがった内容になっている。

私たちは科学的な人間であるので、このように物理的な本がたかが数秒でその内容を 変えたりすることはありえないと信じている。

つまり、あなたがこの数秒のあいだにすっかり変わったのだ。変わってしまったのだよ

(17:46)
フアン底なニホンゴ。
フアン底っなっニホっんゴ。

「ホっん」ってどうやって発音するんだ?

けっきょく (ケッキョキ)、いまだに論文を書いています。 あぁーーもうオレってば頼まれるとイヤといえない性格なのよねーーーこれ損。 しかしグチりたくなる欲求はとどこおるところを知らず (まちがい日本語)。 なにがムカつくかというと、結局 (ケッキョキ) この論文書いても だれも幸せにならないからだ。オレはこれがつまんない論文だと 信じているし、こんなの面白いと思うやつがいたらどうかしている。 去年 coling に論文出したやつは、まだごく一部の人にはウケるだろうという 確信があった。しかし今回の論文にはそれがない。誰も面白いと思わないのに投稿。 せめてオレ自身が面白いと思ってられりゃいいけど、それすらないのだ。 これが不幸でなくて何なのだろう。しかしもうひとつの「義理」という制約があるが、 いったい誰のための義理なんだよ?? 主催者のヤマモト先生は論文集まらなくて 困ってるらしいけど、人気ないもんはしょうがないんだから、 もうそういう結論にしちゃえばいいのに。わざわざ水増し用論文を 送ることがまともな解決策とはとても思えない (しかし、まー、社会に出たらこんなことはよくあるよ、と言われそう)。 てゆうか、この手の 学問領域におけるマーケティングって好きになれないんですよ。 伝聞によれば、言い換えについて最初にあれこれ騒ぎ出したのはサトウ先生らしいけど。 日本にいるときからそういうことは山のように見てきたが、 それで本当にスゴいものが出てきたためしってないでしょう。 ただどうでもいい論文が無駄に生産されてきただけだよね。それとも、あるの? あるいはこれは秋葉原でみんなどうでもいい電化製品を買ってるのと同じように、 これは経済活動の一種と考えればいいんだろうか。しかしほとんど税金でやってるのに 経済活動もねえだろうと。個人的に新山は (基礎研究をおこなう) 研究者というのは 生活保護を受けてる人と立場は一緒であり、それ相応のつつましさが必要と考えている。 まあ、もっとも自立して働いてる人がつつましくなくていいか、というと、 そうも思わないけど。でもアメリカからはいくらでも搾りとって OK だと思います。

(19:44)
それだろう、きっと。それ。
(02:00)
今日は 10時ごろに帰ろうとしたらへれんがオフィスに来て、 また30分ぐらい世間話をしてしまった。その後、夜更けの ビービー警報で追い出され、電車は hobokenized。

帰宅後、中華料理テイクアウトをむさぼり食いながら論文を手直し。 つーか、なんとか書き直したが (全部ではないが)、 あいかわらず自分で読んでも面白くない。なにより恥ずかしいのは、 基本的な手法が 2年前に出した論文とほとんど変わってないことだ。 ただ細かいところをうだうだやってるだけ。お前なあ、 そんなことをなあ、2年もやるなっつうの。 どうせインチキなんだから! と、おもわず自分に言い聞かせる。オレは聞いちゃいない。まったく

この前とって忘れていた写真など:

(03:46)
やっと書き終えた…。 8ページ枠ぎりぎりだ。後生ですからもう寝かせてくださいよ社長。

May 28 [Sat]


(12:02)
この週末はもう一切研究関係のことやんねーーからな。 と思ったら、じつにすがすがしい朝だった。 ちょい、暑いけど…。新山は暑いのがキライなので、これからだんだんと暑くなっていくと思うと 憂鬱だるが、まあ「ナンとかなる」と思いましょf。

ま、今までずっとそう思いつづけているのだけど。 これはナンとかなっているのだろうか? そもそも「ナンとかなる」って何がどうなるのよ??

(13:05)
自分の将来の計画は決して他人に話すべきではないという考え。 海外留学を画策していたころ、新山は自分が留学したがっているということを 周囲の誰にも喋らなかった。同じように今も自分の将来の計画を 決して人に喋らないようにしている。なぜかわからないが、 なんとなくまずいような気がするのだ。しかしこれは場合によっては ひどく不利に働くかもしれない。
(19:41)
ちゃいなタウン。まづ餃子。今日はいつものオバチャンは食事中だった。 なぜか今日はえらく愛想がよく、ギョウザちょうだいと言ったら、ニッコリ 笑って「はう まにい (how many?)」と尋かれる。店の中は暑かった。 その後、キュウスを新しく買いに Mulberry St. の雑貨屋へ行ったら、 6月2日までお休みとのことで、ざんねそ。なんか物足りないので、 イチゴ 1パックを買ってくる。金 $1.50 也ぜすよ。粒がめちゃデっっカい!! Little Italy では歩行者天国でゴッタ。そのあたりの道はさけ、 別のところを歩いて帰ってくる。とちゅう、公園のテーブルで 中国将棋をやってるじいさんの集団に遭遇。ああいう、 Yankees帽子をかぶって安物のジャケットをはおり、道端で将棋に熱中してる 白髪じいちゃんを見ると穏やかでいいよなあと思う。 中国で見た光景と同じだ。健康そうだし、歳はああいうふうにとりたいと考える。

まあ、はっきりいって、新山が中国人に親しみをもちだしたのは ニューヨークに来てからのことである。まえから興味はあったし中国人ともわりと話す機会はあったのだけど、 日本にいるとなにかと差異ばかりが強調されがちな 中国人や韓国人だが、こっちにいると白人や黒人とくらべて圧倒的に親近感を感じる。 それはなにか理屈をこえた感覚であって、ほとんど「血の近さ」とでもいったもののようだ。 いっぽう NY にいる日本人はみんな日本にいる「ふつうの日本人」のような カッコをしていないので (みょうに気取ってるか、黒人ファッションを真似てるか、 あるいはどっか狂ってるかのどれかだ)、チャイナタウンにいるとまるで日本の どこか田舎の街で見るような顔を見ることができ、そこがとってもいい。

さて、大学に来るとセキネさんから論文の内容に関するメール (というか、文句) がきた。 よーするに、「こんなんじゃダメだから全部最初から書き直せ」といわんばかりの 内容であった。締め切りは 3日後である。

でももうそんなのやりたくないんですよ。どうしましょ。

(20:20)
ふすくく。
(21:48)
とても恥ずかしいχ2検定のプログラミ。
a = [1,1,1,1,1,1,1,1,6,16]
b = [0,0,0,0,0,0,0,4,2,17]
sa = sum(a)
sb = sum(b)
ss = float(sa+sb)

t = [ a1+b1 for (a1,b1) in zip(a,b) ]

ea = [ t1*sa/ss for (t1,a1) in zip(t,a) ]
eb = [ t1*sb/ss for (t1,a1) in zip(t,a) ]

chia = [ (a1-e1)**2/e1 for (e1,a1) in zip(ea,a) ]
chib = [ (b1-e1)**2/e1 for (e1,b1) in zip(eb,b) ]

print 'df=', len(a)-1, 'chisq=', sum(chia)+sum(chib)
しかしこれだけじゃ確率は出ないので、けっきょく表をみて確認した (だせー)
(23:32)
ええっと、DNS 関連の RFC っていくつあるんだ?

ジツハコンナニアッタ。やってらんね

(23:45)
てくるで (ところで) いまふと思いついたのだが、「逆 Google News」というものを考えた。

つまり、記事をクラスタできなかった (=類似記事がみつからなかった) ニュースだけを集める。 こうするとマイナーなどうでもいい記事ばかり集まるニュースサイトができるに違いない! うわー、それってすげえ楽しそうに思えてきた。しかし実はこれは Google News よりも 格段にムズいだろう。なぜなら、クラスタしないってことは、それだけノイズが多く乗るってことだから。 これはほぼ確信しているが、Google News ではクラスタリングによってどのページが 記事かそうでないかを分けている。つまり 「複数の新聞サイトでより多くの類似ページがみつかるページ == 記事の可能性高し」 という判定方法なのだ。だから数が少ないデータに対してはおそらくかなり弱い、 というか、ほぼ無力だと思う。もともと Google って数の暴力に頼ってるダケだからな。 現在、地球上で使えるデータを好きなだけ使える立場にいてもあの程度、 というのを見せつけられると、まあいろいろ考えさせられるものがある。 たぶんもう精度的にはあれで頭打ちって感じなので、彼らの残る武器は JavaScript だけか…。

てゆうか昔は Google サーバいっぱいもっててすげえなー、と思ってたんだけど、 いまやどこの企業でも数千台のクラスタぐらい当たり前に持ってるということを知り、 にもかかわらず大したことやれてるわけでもないというのがわかって、結局これからはもう 「量で勝負」な時代じゃないんだ、ということだ。 まあ、新山はそんな世界にはもとから興味ぬいので、ある意味これは期待どおりであるが、 周囲にはまだ「量で勝負」な人々がいっぱいいる。これがアメリカンな方法として 世界じゅうに広まっているとしたら、あまりに罪な国だ。

(01:14)
RFID で電力供給するバッテリーいらずのワイヤレスマウス

へえー。こんなのあるんだ?

May 27 [Fri]


(14:01)
google://人の住めない/
(15:30)
最近あることを見て思ったのだが、新山は若いうちにある程度名の知れてしまった人間は、 その後ろくな人生を送れない (日本、米国にかかわらず) ということになんとなく気づいているのだが (理由はなぜだかわからない)、それをわかっていない人も世の中にはいるらしいということだ…
(16:40)
オフィスでは論文がちっともすすまないので、大学のカフェ (じつは入っているのは Starbucks) に来たが、うぎゃーー! ここでもワイヤレス通じんのね。

しかし、集中できないときにはどこに行こうと集中できない。

(16:53)
その後 Washington Sq. に出てきた。ら、ここでも Wi-Fi が通じる。 これ、学内ネットワークのはずなのに、いったいどこにアンテナがあるんだ!? やっぱりこの公園は大学の一部なんだろうか。??

りす君が目の前の木でもそもそやってる。こいつはシッポがでっかいので、 そしてそいつがモサフサと動くので、さしずめ木の上に巨大な毛虫がいるかのように 一瞬見えるあなたはきちがいだ。

(00:52)
いま、帰宅。今週ほどストレスのたまった一週間はざらになかった。 ゴミのようなプログラムを組み、ゴミのような結果。そしてゴミのような論文を書く。 ウソは何もついてないが、 はっきりいって、こんなダメ仕事させるならもっと給料くれ ってとこですね。そうでなきゃ納得できない。 この 2週間は人生のなかでももっとも価値が低かったと思える。 っていうかこんなの提出したくないんだけど、なんとかならんのか。 こんなの通る学会だったらオレは通っても参加しねーーーぞ、バカヤロ。 もっとも通らなければそれはそれでいかなくて済むので、一石二鳥だが。 いちばん簡単なのは出さないことだ。しかしもう無駄になった時間は戻らない。

May 26 [Thu]


(11:39)
首は変数ではありません。
(23:32)
きょうは激寝坊したあと、 まず近所の 100円ショップ (正確には 99¢ ショップ) で お裁縫セット (針と糸) と小型ドライバーを買ってき、大学に行って 折りたたみ傘を修理しはじめた。まえに強風でブッこわれたので。 でもなぜなの? なぜ今やるの? なぜならやりたいから。 そのあと OpenSSH のページを翻訳する。なぜ今やるの? なぜならやりたいから。 ほかにも買ってきたままの文庫本をいきなり途中からむさぼり読んだりした。 なぜなの? なぜ今やるの? なぜならやりたいから。 夕刻になると、いーかげん現実に戻って来れなそうな気配がしたので、 しかしやる気はでず、しょうがないので Bobst 図書館にこもる。 ここは自習室がすっかり新しくなってチョー高級なお部屋になっててビックリ! いつのまに! 2時間ぐらい論文を書いていたがさすがに集中力の限界があり、 電車がホボケナイズドされるまえに帰ってきた。そしていまは身体に 悪い (味の素たっぷりの!) 中華テイクアウトをむさぼり食っている。 意味もなくメール書いたりとかね…。

ズーっとなにを悩んでいるかというと、いま書いている論文における 「一貫したテーマのなさ」についてである。…

ほかの研究者が何と言おうと、新山はすべての学術論文には一貫した主張というか、 問題に対する筋のなにかとおった切り口、あるいはスタンスのようなものが必要だと感じている。 つまり、なぜ、いま「その問題」を扱うのか? その問題はどこから生まれてきて、 なぜそれが重要で、そしてそれを解くことによって学問分野にどのような 貢献があるのか? こうしたことをふまえて、論文の結果をこの分野において特定の部位に 位置づけるようにしなければならない。そしてその立場は一本の論文の中では 一貫していなければならない。でないとうまく文章に流れが出ないのだ。 実験結果が出ても、ただその方法と結果を 書くだけではだめで、それに正しい意味づけを与えてやらねばならないのである。 すくなくとも、そう努力はすべき。前はこんなこと気にもしなかったのだが、 さいきんとくにそう思うようになってきた。この日記と同じように、 論文にも「オチ」が必要なのでありますね (まあ、この日記のオチがわかる人が この世にいるかどうかはおいといて)。そして、それはなにか 「新しいこと」でなければならない、と思う。だけど今回の実験には とくに新しい切り口なんてないのよ〜〜〜♪ (こう書くと歌っているように見えるが、実際そうである。ウソ) だからすでに出てしまった結果に対して後からこじつけを考えねばならず、 それが大変に後めたい。経済学者と同じで、はっきりいってこんなもんは 後から解釈しようとすればいくらでも言い訳は考えつくものだ (オット)。 でもオレはそういうのはイヤなんだよ〜〜〜““““。今週はかなりこのせいで ストレスがたまっていた。あと数日間せいぜいグレてやるから。

(01:15)
どぅーーーでもいぃーーーけど、なんで朝日混のレイアウトはあんなにアカくなっちゃったの?

May 25 [Wed]


(10:25)
さいきん、自分の独り言がヤバくなってきたのではないかと真面目に心配している。
健全な生活は、健全な独り言から!
(12:45)
さいきんになって、カカクコムというサイトを知った。 知ったときはすでに閉鎖されていたのだが、復活したらしいので見てみた。 Microsoft-IIS/6.0 使っていて「ハッキングされた」もねえだろベケヤロが。 ようするに、お安いシステムだったのね。いちばんおかしいのが、侵入されていたにもかかわらず 穴をふさがずに手でサイトを直していたというところである。 これだけ見ても、この会社がどうしようもないウソツキ企業だということはわかるのだが、 状況を想像すると笑えてしょうがない。まあそれはきっと 窓をあけっぱなしで「ああ、またきたあああ!」とかいって 蚊をペシペシたたいてる人のようなもんだ。 しかしなぜいわゆる「セキュリティ専門家」はこのことを指摘しないんだろう? たぶん Windows を批判すると仕事干されるんだね…。

でんでん関係ないが、「カルザイ (Karzai)」と「ザルカウィ (Zarqawi)」の区別がつく人います? いや、いませn.   英語でもつかねえ

さらに関係ないが、ザルカウィのヒゲ面写真をみて「泉谷しげる?」と思った人はオレ以外にも500億万人ぐらいいるはずだ。

(14:33)
勝手に決め付・・・
(15:53)
キートップに何も書かれてないキーボードというのが発売されたらしいが、 個人的にはアホかと思うのだが、これって日本で HHK (ふhふhく) の会社から出てたよな。 思うに、何も書いてないキーボードというのはべつだん美しくもない。 ただ気色悪いだけだ。
(18:13)
ふいに、しじみのみそ汁がムショーーに飲みたくなったのだが、 しじみってどっかで売ってるの? ここ。
(01:12)
このサイトをご覧るためには、コッキイ (cookie) をオンにしてください。<Br>
コッキー (cockie) でもクッキイ (kooky) でもありません。

「コッキイだって?」
「うん」
「コッキイか…」
「うん」
「そういえば君は云ったね?」
「うん、そう」
「それだと。」
「それか…」

(ここで雨が落ちてくる、1杯2杯と)

「明日は曇り空だな」
「ろが曇りと曇り空は同じでないそれはよく考えてみればわか」
「どうしたんだい? かっこ疑問。」
「どうしたんだい? かっこ疑問」
「きみが ACK を送信するまで待っていたらずぶぬれになったじゃないか! どうしてくれる羊羊羹羹」
「この開けたヨウカンを…」
「明日も曇り空か…」
「さてみなさん」
「とりもなおさず」

だけども金がなかった。鉛もない。 それは明け方になればわかるかもしれないが、どのみち今日はもう日が暮れている。 あいかわらず時計の梁は吹きつづけているので、きょうは家全体で時間を計らねばならない。 これが炊き上げに要する影響を加味するには時間が必要だ…つまり、時計がってこと。 ケーブルからもれ出る電磁波が紫色に見えたとしたらそれはあなたにとって責任です。

だけれども、ただ余興が見たいがために狂っているのではないよ! だって右手首からはすでに出血しているから。

ひさしぶりに有意味なこと書いちまった

(06:28)
あーーーーーー論文書けねーーーーー。 というか書く気力がないんだから当り前だ。いまや新しい (まともそうな) アイデアを思いついてしまったので、今までやってたことを 続けるのはなおさら時間の無駄に感じる。 こんなもん、あと何年やっても物にならん。 もうこうなったら提案書を適当にコピっちゃおうか、ということを じつはかなり真剣に考え出している。どのみちこれはまだ発表してないわけだし、 この路線でいくら実験やってもこれ以上面白い結果なんか出てこないに決まってる。 どーーしょーもなくヘボい結果をさもスゴいことのように誇大宣伝するのは もう飽きた。こんなのを「研究」と呼ぶのが恥ずかしくてしょうがない。 今になって考えてみると、そもそも最初から本当にうまくいくという 直感のない方法をずっと試してきたのが大きな間違いだった。 これはたいていの研究をみて感じることだが、基本的に新山は 既存の路線をちまちま拡張する仕事というのが楽しくないのである。 そんなのは給料もらって仕方なくやらされる「労働」だ。 すくなくとも、大学の研究者としては、なにか新しいことをやらせろ! と思う。どのみちこの分野は既存研究たって底が浅いのばっかなんだからさ。 奥が深まっているかのように見せかけるのはもうやめようや、と思う。

May 24 [Tue]


(14:10)
きょうは朝起きたらすでに 9時半で、目をつむって開けたら今度は 11時20分で、 はっきりいって涙が出るほど自分にムカついたのだが、ミーティングが終わる前には ギリギリ到着した。さんざいじめられましたよ。そんで先週末に思いついたアイデアを 説明したのだが、ヘンテコな考えなのでなかなか理解してもらえず。 一応、ちょっと実験はやったんだけど、Ralph はもうちっとましな結果が 出るまでは論文にはしないほうがいいという。まあ、そうかもね。 しかしこれは完全に新山の研究テーマを変えるかもしれない。なぜなら: そしてなにより である。いまやっている研究よりもじゅうぶんキチガイ的だ。 こりゃあいいぞ。この夏は楽しくなりそうだね。 しかし、さしあたっての論文は過去のつまんない結果を使って書くほうがいいらしい。 いやはや、オレも研究結果の出し惜しみができる身分になったとは!

それにしても。

このアイデアは Saltzer の論文を読まなかったら出てこなかった。 やっぱ偏った分野の論文しか読んでないとダメだと思う。現在のたいていの自然言語屋は

といった論文しか読んでない。そんなんじゃ面白いアイデア出るわけねーよ。 OS やセキュリティやデータベースの授業をうけて、 あっちこっちの論文をムリヤリ読まされたのはとてもいい経験だる。 せめて他の分野でも代表的な論文ぐらいは読んどくべきだ。 結論: よかったね。

どうでもいいが、例文を説明するときに他に人名が思いつかなかったので (Alice, Bob, John, Fred はすでに使用済だった)、 おもわず "Ami" と "Yumi" を使ってしまった。敗北だ。 これ以上の敗北がありえようか (“いや、ない”・大合唱)

(14:48)
さふいへう゛ぁ (= そういえば) 世の中にはフレンドラーな人 (= 必要以上にフレンドリーな人) っていますよね? あれどういうんでしょう、一体。

アメリカ人は総じてフレンドラーだが、中にはそうでない人も沢山いる。 フレンドリャーは名古屋人。

google://パーターピン症候群/ (0)

(17:09)
悲しさを埋められるのは空しさだけ!
(18:26)
あれーおかしいな。循環参照をもったオブジェクトが pickle できない。 できるはずなのにおかしいな。単純な例でテストしてみるとうまくいくのに、 本格的(?) な例では maximum recursive limit といわれる。なんでだろう?
(19:44)
さびーーーーーっ。なんでこう寒暖の差がハゲしいですかね? きょうは半袖で薄着ったのだが、まわりはみんなコートを着ていた。 風もつよいし、めちゃサビーー! まいるなあ、もう 5月も終わりだっつうのに。 5月も終わりといえば論文の締め切りまであと 1週間なぬですが、 あいかわらずちっともアセっていません。大丈夫でしょうか。 (ひ と 他・人・事)

ところでハンソデとハンソロって似てるよね? 語感が。

(21:12)
まもなく

ドアが閉まります

マモナク

ドア

(22:31)
現在 9℃なんですが、なんなんでしょうかこの涼しさは…。
(01:04)
酒をのまないのであいかわらずレモネードで仮想ヨッパ (来)。

あれからちっとも Traiss のソースが公開できないので、いいかげんはがゆい。 とりあえず現在のスナップショットを公開しておく。 ドキュメント一切ないのでまだ他人が見ても動かないと思うけど、 まあ一応 proof-of-concept ってことで。 まだセキュリティ的にあやしよなあ。 cgi-httpd に依存してるとこあるし…そもそも cgi 動かすのに chroot してるやつはどれくらいいるんかいな? まえに Apache でやろうとしたらタイヘンすぎて挫折したんだけど。

May 23 [Mon]


(11:36)
寝坊とファイル共有は関係あるか? とくに関係ない。 ゆうべ、新山が何もしてないのにどういうわけか内向きのパケットが じゃんすかじゃんすか送られてきていたので気になって調べてみると、 4662/tcp へ向かう大量のトラフィックが…。おんどりゃ eDonkey とか WinMX とか 使うなって約束したろがああああ!! フンヌ。これは階下の中国人である。 まったくもう。新山は、べつに「普通の」使い方をするぶんには 自分のワイヤレスをタダで他人に使わせるのに抵抗はない。 「普通の」使い方ってのは web 見たり IM やったりする程度ってことね。 しかしファイル共有となればこれは話は別だ。うちは「上り帯域貧乏」なんだからさー。 たのむよ本当に。 とりあえず関連ありそうなポートを閉じて寝たが、それと寝坊とはまったく関係がない。 あいかわらず。

てkurude, 金曜日の停電は通知不徹底だったらしい。 我々計算機屋にとって、停電の日時はすんげーーー重要ですよね。 コンピュータなんてもろいもんだ。21世紀は平和な世の中になるかもしれないが (でも、ま、少なくとも今のところそんなに平和でもないが)、 まちがいなくこれは歴史上いちばん脆弱な世の中になるだろう。

もしかしてうちらは世の中をより脆弱にするために働いているのではないか? いつも思うのだけど、オレは「単純でうまくいく」ものを見つけたいんであって、 「複雑でうまくいく」ものには興味がないのだ。

一部の人びと (元ユナボマーとか Bill Joy とか) が心配するような 「機械の人間に対する優越」などということは将来にも決して起こらないだろう。 むしろ、複雑すぎるシステムが勝手に崩壊していく可能性のほうが大きい、 というかこれはほぼ確信としてある。そうなったときに、もしオレが 万が一 (?) 生きのびていれば、いったいどんな責任のなすりつけ合いを見ることになるんだろうね?

(15:02)
必要以上に楽しみになぞしないこと!

どうでもいいが次の adblock リストはかなりよく効きますね:

http://ad*
*adserv*
*adServ*
*/ad/*
*/ads/*

新山はうざい flash や javascript もぜんぶ adblock に入れてしまっているが…。

(15:34)
この週末に、うちの親宛に「論文ができないのでもう死にそう」とメール書いたら、 父から「お前が死にそうだっていうから、ハハが心配しすぎて寝不足になってます」という返事がきた。

しかし実際には、この寝不足は F1 中継 を見ていたため だということが判明。 (ハハが見てたのか? 実際には父につきあってただけじゃないのか?)

親子そろって大ウソつきな家庭です。

(20:30)
家へ帰ってみると、階下の中国人から「オレが使ってたのは eMule で、 上り 6kbytes/s に帯域制限してた、だからポート開けてくれ〜い」というメールが来ていた。 懲りねえ奴だな。なんだかんだいってなるべく対応してしまうオレは 親切すぎるのか。でも eMule はダメよ。 長年の慣れにより、どうも eMule ってきくと emacs となんか関係あんのかと思ってしまうが…

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てくるで、彼のメールでひとつだけ許せないのは、ヤツが二人称として "you" のかわりに "u" を使うことである。一人称の "I" を小文字で "i" と書くやつはいるし、 それはまだ許せるんだが、"u" はいかん。なんか知らんがムカつく。しかしそういうヤツも 実際に面と向かって喋ってみるとべつに普通なんだが、とにかく文字には文字の事情があるのだ。 新山は日本語でも英語でもメールの文面をみてヒトを判断するが (べつに文章のキレイさや句読点を 見ているわけではない)、「ここまでなら手を抜いていい」という一線があって、 "u" はそれを大きく超えているように思はるる。つまりそれは「私」という一人称のところを つねに「 σ(^_^;) 」と書くようなやつだ。これは実際にはやられたことないけどかなりムカつくよ、きっと。 こんなこというと日本の一部の人々とは意思疎通が不可能なんかもしれないが、 別にオレは疎通しなくてもいいっす。

どうでもよろい (=どうでもよろしい) が、しかしオレはこんなふうに略語をいちいち カッコ註釈付きで書くんなら最初から略語なんか書かなきゃいいと思うのだが、 それはどうでもよろい (=どうでもよろしい) が、えーと、何書くんだっけ? そうそう、新山はどういうわけか「一人称」「二人称」を「ひとりしょう」「ふたりしょう」と 読んでしまうのだ (⇔ 読ろんでしまふ)。でもふつうこれは 「いちにんしょう」「ににんしょう」と読むのが正しいと思う (= 正統な読み方なのだと思う)。 まあどうでもよろ (= どうでもいいが)。はて? 最後の「が」はなんだ? なぜ勝手に「が」を含むんだこの野郎この野郎前置

詞。

google://どうでもよろ/

もうも (← 「どうも」の typo) 最後が「ろ」で終わっている単語に親しみがあるようの気のする。

google://…の気のする/

いや Google ってすばらしいですね。 (さいきん、日本語の検索はほとんどこんな用途にしか使ってないような気がするが)

(22:56)
ヨノナカにゃあいくつかそうゆーコターあありますよね?
(23:59)
きょうの slashdto : (アホじゃない)

曲名を教えてくれる新しい電話サービス

これって曲をパターン認識してんのかね? ためしてみたいが、オレは携帯もってないのでできない。

(02:20)
来ました。バカスラです。これはかなりバカです: アルミホイル帽子一家

もうそろそろいいかげんに寝ろって? うんもう寝るよ。おやみす

ろそろそ

May 22 [Sun]


(14:43)
きのうから今までに起こったこと。
  1. ハラ (→ 一般名詞) が緊急状態 … きのうの四川料理 (よがわりょうり) が影響したらしい。いつものことだが。
  2. 蚊を退治 … どっから入りこんだのかわからんが、 夜中に耳もとで「くぃ=======ん」といういやな音がして目がさめる。 すでに顔面を 2箇所さされていた。アッタマにきたので電気をつけて じっとすわりこみ、蚊が接近するのを待って攻撃。やはり吸っていた。 この時期、蚊にやられることはほとんどないのだが (というか NY にきてから蚊に刺されること自体が少なくなった)、どっから入ってきたんだろう。 その後安心して寝る。
  3. 朝から偏頭痛 … まあ、そういうわけだ。そろそろ 1ヵ月になるし、また歯が原因か。ったく、よくやるよ。
  4. キュウスがかけた … 注ぎ口の薄くなってるところ。チャイナタウンで新しいの買わなきゃな。
そういうことです…。

ところで (てくるで)、きのう「軽蔑」という言葉を使ったが、 「軽蔑」というのは「こっちが正しい」とき (あるいはそう思いこんでるとき) に はじめて使用できる言葉であって、新山のほうには正当性など何もないのだから 他人を軽蔑する四角などない。こういう場合はただ 「ムカつく」というべきだ。まあ、しかし、この感情は重要である。

(16:39)
まだちょっと頭が痛いのだけど、研究しなくっちゃ。 この週末、研究上の方針で、あるひとつの決断をした。
(17:08)
ところで、 てくるで、 computer security の授業で A がきた。 やったね! あのハードな内容でいい成績がもらえるというのはとてもうれしい。 しかしやはり自分はセキュリティの研究者にはなれないと思ったが…。 でも、こんなこといったら怒られそうだが、これで今後 10年くらいはセキュリティの 勉強はしなくていいと思った。なぜなら現在起きているセキュリティ上の問題というのは ほとんど 10〜20年ぐらい前の研究ですでに提起されてることだからだ。 けっきょくのところ、ここでも人はあんまり学習せずに、いつも同じ誤りをくり返している。
(20:27)
メチャ焦っているときに Python を書くとこうなる:
return [ ev in (ev,nents) for events.iteritems() if 2 <= nents ]

まあさ、実際にはアセってどうなるわけでもないケドね…。 らっちょもねえ (方言)。

May 21 [Sat]


(09:13)
もうしわけありませんでした。(最初にあやまる)

ある事情で久しぶりにアクセスログ (IP 一覧) を見てみたのだが、 さいきんまたロボットがおそろしく増えている (とくに inktomi)。 ほかにもワケわかんないところから大量 GET があった。 これがロボットの仕業なのかどうか知らないが (user-agent などはとってないので)、 試験的にページのクロールを禁止してみることにした。 これでロボット類がどのくらいまで減るのか興味ある。

ところで、IP 一覧におかしなものを発見した。以下はここ数日間の記録である:

     49 128.122.140.70 (← 新山のマシン)
     30 128.122.140.231 (← ?)
     33 128.122.140.251 (← ?)

128.122.140.70 はいつも新山がつかっているマシンで、 日記をかくときにここからプレビューしているから、そこからのアクセスが多くなるのはわかる。 しかしそれ以外の IP はなんなんだろう。NYU からのように見えるのですが、きっと 誰かが IP 偽装をしてるんだね! いやー不思議だなあ。

べつにこのページがどこかの知らない人から見られてコケにされる分には いっこうにかまわんが、日頃からすぐ近くにいる人間がさらにネット上でも こちらの一挙手一投足を監視しようとしているという感覚は、 まあ、率直にいって「ウゲーーーーーっ」って感じです (といっても、見られて困ることは書いていないが)。 いやいやもちろんこれは IP 偽装のせいで、実際に同じフロアからだれかが 見ているなんてことはあり得ませんけど!

ちなみに、新山はこういう人々に対して (そういう人々がもし仮にいたとして! これはあくまで仮定の話ですけどね!) アクセス制御したりとか 見ないようにお願いするなどというバカなことはしない。 こういった人はなにをやってもどうせこっそり見るだろうし (web公開をやめない限り)、 そもそもこういう人々は小物なのだから、ニッコリ笑って軽蔑しておくのが正しい対応だと思う。

まあ、これだから、アクセスログなんてもんはできれば取らないほうがよいのだ。

(12:30)
そんなところで、slashdot のこの記事: (アホじゃない)

Lycos ドイツがIP情報を保管しないことを決定

それにしても、ロボットを除いてもなんでこんなにアクセス数があるのか謎だなあ。 個人からのアクセスは全部で 30hits/日 ぐらいが理想なんだけど…。 あいかわらず referer をとってないのでどっかでサラし者にされている可能性はあるが、 このサイトは既存のブログロとちがってバックトラックも何も受けつけないし、 他人にリンクしてるわけでもないので (そもそも見てすらいない、例の 2箇所を除いて)、増える理由がみあたらない。 このページはあくまで「誰の意見も聞かないし、自分の意見もたいして語らない」のが ポリシーなのである。もしみんな Google でヘンテコなキーワードから検索して来てたとしたら コワいよ…。というより、その場合は人々の感性にむしろ感心する。 新山が望むのはそのような世の中です。

(13:30)
それからついでに、これもおもしろい: (けどアホじゃない)

家庭に電力を送る潮汐発電

「潮汐発電」って近未来って感じがするよなあ。 たしかグスコーブドリではクーボー博士が開発した未来の発電方式として潮汐発電が出てきたが、 宮澤賢治の時代は今以上に SF 的だったろうと思う。

(14:04)
善意や公平さ、中立性というのは強調されればされるほどウソくささを帯びていく。
(17:34)
なんだ雨降るっていったのにカラッカラに晴れておまけに暑いじゃねえかよ。 しかし空はぽこぽこと雲が浮いていてうつくしい、かったんだが…

オフィスに来てみたらいつのまにやら停電が起きていた。こんなろ〜〜〜!! 昨晩どうもサーバにつながんないのでおかしいと思ってたんだよね。

事前に何もアナウンスなかったので、なにかが事故ったらしい。 フロアの一部はいまだにブレーカが落ちているらしく、部屋のなかでも 動いているコンセントと動いてないコンセントがある。サーバ類は全滅だが、 ファイルサーバをふくむ 2、3台のマシン (全部ではない) は 自動的に復活してた。しかし新山にとってはだいじなデータの入っているディスクが イカレてて、fsck でしばらく研究できず。くそったれ。しかもディスク自体に すでにエラーがあるらしく、-a をつけると 「ヤバいエラーがあるよ〜ん、手動でやってね!」とおこられてしまう。 こういうときこそ yes の出番だっ! と思って yes | fsck /dev/hdc1 などどちゃると 「-a をつけないときはちゃんと端末から起動してください」とか言われるし、 ムカつく。なんか次第にホワホワした気分になり、頭ん中でレゲエが鳴りだした。

悪態、悪態、悪態、悪態、

どうでもいいが、今日はこのドサクサのため図書館 (= テョチョカン) に行けませんでいた。 明日は休みなので、月曜いくかね。

(18:22)
分散 torrent を分散的に検索・配布するツール, TSN

またもや Python か。

ようやく fsck は終わったが…大量のファイルが lost+found にお亡くなりになられた。 しかし見たところ、新山所有のファイルはいっこもないようなのでとりあえず放置。 Web サーバも死んでるのだけど、こまるのはオレじゃないから別にいいや。 「こんだけ複雑な環境に依存してるのに、ちゃんとした管理者を雇わないと いまにひどいことになりますよ」とは再三言っておいたのに聞かなかったほうが悪い。 新山がいなくなったらどうなんのかな〜〜ここ。

(00:03)
どっかの中華料理屋にアブダクられました。

きょうの占いcookies.txt :

The harder the fall, the higher the bounce.

Lucky Numbers: 16, 24, 27, 8, 36, 41

うらっかわ:

LEARN CHINESE - Fruit

Shui-guo   果子

オイ! 間違ってるじゃねーーか!


Yusuke Shinyama