2005年 7月 (2)。

こんふぃギャーー-ッ

Last Modified: Wed Jul 20 23:04:37 EDT 2005 (07/21, 12:04 JST)

Jul 20 [Wed]


(07:06)
汗だくで目がさめた。もうやって蘭内。
(10:04)
ぴよぴん
(11:07)
明日のトぁーくは、お流れになったんだって。

tekurude.…
ニューヨぁークでいいところというのは、…
電車の中で群ようこの本を読んで 「(ニタニタニタニタ…) ぶっ、があっはあっはっはっっははっは!」と バカ笑いしてもそんなに変な目で見られることがない、ということかな。

(13:28)
外はクソ暑い。内は寒くて死にそう。ぶるぶるぶるぶる。 サーモスタットを最高温度に上げて窓も開けてあるのにまだ冷える。 ぶるぶるぶる。思うのだが、外が暑ければ暑いほど、 冷房が強力になってるようの気のする。こまったもんタ。 風邪えひかなきゃいいけどな。ひかなか。
(14:35)
いまトレーナーをきて、靴下をはいて仕事をしている。

さすがにこれくらい厚着してると快適だ。 まわりは寒いので、むしろ頭がシャキっとしてよろしい。 さっき、ラウンジ (このフロアで一番寒い場所) を通ったら、 まちあす先生が Tシャツにサンダル姿で飯を食っていた。 し、し、し信じらんない。

(23:03)
保証と保障はどう違うのか? 「保証」は「約束する」のような意味で、 「保障」は「護る」のような意味なのだろうか。げっもうこなな時間。

Jul 19 [Tue]


(10:22)
今日も朝からムシあつくて「うげぇーっ」という感じで目ざめた。 新山は寝るときに冷房を切るので、朝はたいていアツくて目がさめる。 冷房を切る理由は、うちのエアコンがアホでおやすみタイマーなんかついてないのと (というかそんなのついてるエアコンってこっちでほとんど見たことない、 ふつうに売っているエアコンも大抵そんなもんついてない)、エアコンをつけたままにしておくと ウルさくて眠れないからである。まあ、エアコンつけっぱにして 凍死しても困るしな。

さて、どうでもよろりい (→ どうれもよろしい → どうでもよろ) だが、 きのうもまたヘンな夢を見た。なんか、気づいたらもう 12月になっているのである。 「どひぇーー! もう 12月! 論文書かなきゃ!」というぐあい。 昨日の夢もそうだが、新山の夢は「時間がない!」「いつのまにやらこんな時間!」という ストーリーがよくあるように思える。オレはなにかに追いたてられているのだろうか。 そんなに焦る必要はないと思うのに…。米国の慣習でひとついいと思うのは、 日本のような年齢制限があんまりないということである。「いい歳して」という概念もない。 だから人生の一時期にあることをやろうと思ったら、思う存分それに時間をついやすことができる (もちろん、その全責任は自分にあるわけだけど)。そしてそのあとで社会に復帰することが できる、というのはある意味すごい。日本の場合そういうのはまず認められないが、 これは「遅刻厳禁!」という発想と同じで、時間や物事のコマかい部分に異様にこだわるため なんだろうか?

it と one についての違いについてさらに考察。 it というのは「それ!」と実際にユビで指せるものじゃないとダメなんです。 そう考えると、日本語の代名詞「それ」はクラスでもオブジェクトでも指せるのだから、 かなり便利ってことになるな。これについてはあとでもうちょっと詳しく考えてみよう (トイレの中とかで)。

(11:46)
オヒスの冷房がさみいです。
(13:56)
ヤバい。ヤバいよこれ。もう死にそうに寒い。つうか死ぬ。 ちょっと他の部屋へいってたら身体の芯まで冷えこんだ。 ハンパな寒さじゃないよ、だって手がかじかむくらい寒いんだよ? いったいアメリカニは何を考えているのか。 これで冬になると今度は暖房で暑くてボーっとするんだからな。 やってらんねえ。しょうがないので窓をあけ、手をだしてみたら、 ああ、あったけええ。
(15:30)
セキネさんが 3台のマシンで走らせているプロセスをこっそり renice した犯人はオレだ。 でもバレないだろうから大丈夫。
(18:01)
英語で生活していると「この表現は英語でどう言うのが自然なのか?」という 質問にひんぱんにぶち当たる。

形容詞の語順の違いというのは、認知的な要因に基づくものと、 言語に固有の習慣によるものがあると思われる。

たとえば英語で large と red という 2つの形容詞を同時に使いたい場合、 ほぼ必ず "red large なんとか" の語順になる。 "large red なんとか" とは言わないのである。なぜか知らないけど。

日本語では「赤い大きな…」も「大きな赤い…」もどちらも OK な気がする。といっても差はあるようだが。

てくるで (ところで)、日本語では「ベスト3 のひとつ」という言い方をするが、 英語だと "one of the three best" のほうが普及しているらしい。

(19:55)
あぢーーーーーーー。そろそろ日暮れ時だがまだ 30℃ を大きくこえている。 ふんげあな雰囲気。ビルの中で手足がつめたくなっていたので、外へ出た瞬間は 大変あったかくてよろしかったのだが、まもなくでろでろとこの暑さがこたえ出した。 やってらんない。

最近、アパートに置いてある花よりオフィスに置いてある花のほうが元気になっている気がする。 やはり家だと暑さがよくないのだろうか。というわけで、今日はアザミ (thistle) を買ってきた。 なんか、もとがカラカラした植物なので、暑さや乾燥に強そうじゃない? (← 偏 見)

(22:04)
最近おそろしい勢いで増えつつある ssh の brute force 攻撃。 もう 1日に何千回は当たり前になってしまった。うちのマシンには 50人ぐらいのユーザアカウントがあるが、いま見てみたらそのうち 6人ぐらいは ユーザ名の推測が当てられていた (うち日本人の名前は 3人)! 心配になったので、注意喚起のメールをみんなに出す。 ほんとうは password 認証は禁止したいのだけど、新山以外のダレも 公開鍵認証を使った形跡がない。これってひどすぎない? しかも、どうせみんな最初の一回は何も考えずに「yes」を答えるんだぜ (新山はうちのマシンの公開鍵の指紋を書いた紙をいつも持ち歩いているが、 こんなことまでするキチガイはオレだけだ)。

「1234」なんてのまで試しているのにはまいったよ。
(22:47)
毎回、過去の日記を参照するのは面倒くさいので、 独立したページをつくっちゃた。

というか、lisp.tech.coop とかに書いたほうがよかったのかな。

(00:46)
あちーーなあチクショウ。気温はまだ 29℃ をさしている。激熱帯夜。 これじゃ、眠れたもんじゃない。てくるで、きのうスーパーであるものを買ってきた。 桃である。入ったとたん、桃の匂いにフラフラと引きよせられていた。 しかし今日桃をむいていて思ったのだが、桃を剥くという行為は どことなくイヤらしい感じがする。ロリコンっぽいというか (ちなみに新山はそういう趣味はありません)。これは、どういうわけだろ? 自分の中に「桃 = エロい」という摺り込みがあるのかもしれないが、 なんかこの甘ったるい香りといい、弱々しい皮膚の表面 (桃の場合は“皮膚”という表現をついついしたくなってしまう) といい、 イメージ的にちょっと…。桃をむきながら一人で照れてる奴がいたら そいつはヘンタイだと思うけど、まあそういう人生もいいかもしれない。 が、昔の人が「禁断の果実 (forbidden fruits)」という言葉を使ったのは、 なにも言葉のアヤではなく心理学的な根拠があるように思える。

一部に適切な表現があったことをお詫びします。

Jul 18 [Mon]


(10:27)
こわい夢を見た。中学か高校あたりの同級生と会うのだが、 みんな、すごいフケてるのである。 もうなんか 50代半ばって感じのフケ方。そんじゃ、オレもフケてるのかな? と思って鏡を見ようとしたが、いつも新山の夢の中には鏡は決して出てこない (あるいは、出てきても新山の姿がうつらない!)。 自分で感心するのだが、オレの夢はなぜこういう罠に満ちているのだろう。 起きたらねんとねく寝不足で暑かった。
(18:55)
アップタウンで打ち合わせ。けっきょく計7時間ぐらいかかってた。 もう今日は疲れててダメだな。
(21:03)
ll-discuss での 「Guido の偏見」と名づけられたスレッドの ゲリラ的翻訳:

明日につづく…かも。

(23:12)
そういえば it と one の違いについて再考。 まえに ATHF で、 Master Shake が宇宙人 (Oglethorpe と Emory) のいる 宇宙船に連れさられたときに言っていたセリフで、 "I am a guest here! But you don't treat me like one! (オレは客なんだぞ! なのにお前らは客として扱っていないじゃないか!)" というのがあった (うろ覚えだが)。 この "one" の使い方は日本人にはなかなか思いつかないと思われる。

Jul 17 [Sun]


(10:44)
去年のいまごろ、Pacmanhattan というゲームを やっていたことをいまさら知った。これ、すんげーーーアホだな。 しかも Washington Sq. が「モンスター駐在所」になってるとこが笑える。 でもオレはやりたくないけどね (やたら疲れそう)。 だいたい、あんなとこで走りまわったら車にひかれるよ。のののん
(13:31)
ゴキブリホイホイって、英語で "roach motel" っていうのな。
(21:25)
げーーーっ。こんな時間かよ。今日は午後ずっとコーディングしてた。 今日の作業は「プログラミング」というよりも、純粋に「コーディング」だった、と思う…。 帰ろ。
(23:02)
帰ってきたが、ヒジョーーーにむしあつい。 おまけに今日は電車が激おそで、uptown でなにやら警察沙汰があったらしく、 遅れに遅れた (もちろん hobokenized である)。 そんで駅もすげーあついの。もう死ぬ。 立ってるだけで汗がダラダラ流れてくるほどいのである。 やっとかえってきたが、もう何もやる気なし。
(00:51)
あのですね、定名詞句とか代名詞はインスタンスしか指せないんです。 つまり the phone とか it ってのは実際にその物体があるときに使うのであって、 phone がまだ概念の段階で実体化されてないときには a phone か one を 使わなきゃならないんですよ。ようするにコブジェクト指向なんてのは しょせん西洋人の発想だってこった。 ってオレはいったい誰に向かって話してるんでしょう? まあどうでも
よろ。

Jul 16 [Sat]


(13:09)
Scribus 1.3 が出たらしいよ。Windows, Mac版 port 有。

今日は図書館いってこよー

(15:02)
原爆実験から60年: 上のほうはしょうもないコメントばっかりで、ダメな記事だな、と思っていたら 下のほうではそれなりに読めることも書いてあった。 どうでもいいけど、たぶんふつうのアメリカ人は広島や長崎の名前なんて知らないんだろうな。 中国人はみんなじつによくこの 2つの地名を知っているけど。

新山は、高校生ぐらいのころは、原爆を作った人間が悪いと考えていた。 けれどいまはそれほど悪いとも思わない。たとえオッペンハイマーが 原爆開発をやらなくても、どうせ他の誰かがやっていただろうから。 もしかするとその結果できたのは原爆とは別のものだったかもしれないが、同じことである。 効率化、合理化、大規模化といった現代の美徳のもとでは、 より「お手軽に」「大量に」 目的を達成できる道具がよいとされるので、 いずれ何かほかの原理で大量に殺す兵器ができていただろう。 そしてそれは「せっかく手間ヒマかけて作ったんだから使わなきゃ」って 流れになるよね。結局のところ、

この 2つの目的があるかぎり、原爆ができたのは必然でしかない。 原爆を作った人々なんて、その枝葉末節にいるダケじゃん。 悪の根源はもっとずっと深いところから流れてきており、末端を批判してもしょうがないと思うわけだ。 元をたたなきゃだめだ! かくして効率主義に嫌悪感をおぼえる人間の できあがりである。「戦争をしないように」ってのは、やりようがないので、 とりあえずオレとしては効率主義に反対しておく。

結論:

あーこれはちょっと放送できないね。

追記: ぜーんぜん関係ないが、きみはファインマン物理学を読んだことがあるかっ。 あれは、ショックだった。なぜならタイコ叩いてるから。

(23:36)
きょうは、洗濯をすませたあとトチョかン (Donnell) へいった。 一回、大学に寄って、そのあと N線で行こうと思ったら、 どういうわけか今日は uptown 行きはスルーなのな。 工事かなにからしい。くそったれ。つうわけで Astor Pl. から 50st. で降りつ。(あれ、まちがえた)

こちらの地下鉄は、日本の電車とちがって「車掌室」というものが最後尾ではなく、 列車のほぼまんなかにある (ちなみに PATH の場合は車掌室すらなく、車掌は 先頭車両のすみっこに「車掌用の立ち位置」というものがあって、車掌は そこに立っている。そして駅などでは窓から身をのり出して確認する)。 まあどうでもいいけれど、今日の Astor では目の前に車掌が止まった。 ちなみに、最近やたらと「不審物を見かけたさいには報告せよ」ってアナウンスがウザイ。 そんなのいまさら言うなっての。この手のキャンペーンには「春の交通安全運動」にも似た アホらしさを感じる。さて、きょうは Lex. から歩くのだが、なるべく五番街に 滞在する時間をみじかくするために 53丁目まで上がる。 週末はこの通りは混んでてキライだ。そうして図書館に着く。

そこそこ本を選んだあと、追い出されたので (土曜は 5時閉館) その足でロッケふぇれぁ・せんてァへ行き、紀伊國屋へ。 あとここに来る理由はもうひとつ、公衆便所があるのだ (トイレの近い日本人にとって、 便所の場所をしっかり頭にたたきこんでおくことは NY では 命にかかわる大事なことである)。 さて、たいていいつも紀伊國屋へ行くときは覚悟を決めてから行くのだが (ついつい買っちゃうから)、でもきょうはそんなにめぼしい本が 見あたらず、何も買わずに出てきた。まあそういう日もある。

それにしても、紀伊國屋の文庫本コーナーのあたりは 完全に日本の本屋の雰囲気なので、そこで小説やエッセーなどを 立ち読みしていると自分がほんとに東京のどこかの本屋にいるような 気分になってしまい、外に出るとあいかわらず騒がしい ニューヨークなので (あたり一帯 観光地だから とにかく家族連れなんかがうるさい)、 一瞬現実に戻されてクラクラする。そのあと大学にもどってきてちょっと仕事。

(01:06)
親とチャット。

「あんたまだそっち土曜日?」
「そう」
「いいわね」

親子ながら、なんつーバカな会話だ!!

Jul 15 [Fri]


(09:21)
オレはその手の人々を「その手の人々」と呼ぶよ。
(10:49)
多くのコプロセッサやライブラリでは、sin(x) の値はどうやって計算しているんだろう? 昨日、Bezier 曲線の式をあれこれいじっていたら、じつは弧を描くときの 座標はパラメータ t に対する sin(t), cos(t) の値と ほとんど (誤差は 10-5 以下) 一致していることがわかった。 だから以下のような式で sin(t) の近似値が計算できるのである。
K = (math.sqrt(2)-1.0)*4.0/3.0
def sin(t):
  tt = 1.0-t
  return 3*K*t*tt*tt + 3*t*t*tt + t*t*t
ただし、ここで t に与える数値はラジアンではなく 0.0 <= t <= 1.0 の範囲である。 これを見て思ったのだが、たぶんこれは sin(t) (を4/pi だけ横に縮めた関数) を 3次のテーラー展開したものになっているんだと思う。実際に計算して確かめてないけど。 で、コプロセッサではどうやって計算しとるんかいな、と思ったのだった。 たぶん速度だけを求めるなら、あらかじめ数百ぐらいの要素をテーブルに格納しておいて、 そこから線型補間するほうが速そうである。こんなこたぁーどっかの数値計算の教科書に 書いてあると思うけど、いまここにはもってない。

追記: glibc のソースを見てみたら、glibc/sysdeps/ieee754/dbl-64/s_sin.c などに その方法が書いてあった (64 ビット double 用、float では異なる)。 IEEE の浮動小数点表現を直接いじって近似値を計算するらしい。 このソースには戦慄をおぼえた。だってこんなんだよ?

...
        u.x = x;
        m = u.i[HIGH_HALF];
        k = 0x7fffffff&m;              /* no sign           */
        if (k < 0x3e500000)            /* if x->0 =>sin(x)=x */
         return x;
 /*---------------------------- 2^-26 < |x|< 0.25 ----------------------*/
        else  if (k < 0x3fd00000){
          xx = x*x;
          /*Taylor series */
          t = ((((s5.x*xx + s4.x)*xx + s3.x)*xx + s2.x)*xx + s1.x)*(xx*x);
          res = x+t;
          cor = (x-res)+t;
          return (res == res + 1.07*cor)? res : slow(x);
        }    /*  else  if (k < 0x3fd00000)    */
/*---------------------------- 0.25<|x|< 0.855469---------------------- */
        else if (k < 0x3feb6000)  {
          u.x=(m>0)?big.x+x:big.x-x;
          y=(m>0)?x-(u.x-big.x):x+(u.x-big.x);
          xx=y*y;
          s = y + y*xx*(sn3 +xx*sn5);
          c = xx*(cs2 +xx*(cs4 + xx*cs6));
          k=u.i[LOW_HALF]<<2;
          sn=(m>0)?sincos.x[k]:-sincos.x[k];
          ssn=(m>0)?sincos.x[k+1]:-sincos.x[k+1];
          cs=sincos.x[k+2];
          ccs=sincos.x[k+3];
          cor=(ssn+s*ccs-sn*c)+cs*s;
          res=sn+cor;
          cor=(sn-res)+cor;
          return (res==res+1.025*cor)? res : slow1(x);
        }    /*   else  if (k < 0x3feb6000)    */
...

x の領域によって何種類もの異なる計算方法を場合分けして使っている。 テーラー展開を使っているのはある一部分の領域だけだ。 対象が浮動小数点なのにビット演算しているあたりが戦慄。 どうやらこれはキチガイ的な精度キチガイ的な速度の 両方を同時に達成するためのようである。いやはや、キチガイだ…。 この手のことはもう何十年も研究されてきているとはいえ、 常人に理解できないコードというのは、こういうのをいうんだな。

(14:34)
電子メールは手紙ではありません。 手紙とは中国語でトイレットペーパーのことなのですから、 あくまで「拭けるもの」に文字が書かれていなくては手紙とは呼べないのです。

ところで (てくるで)、日本語でトイレットペーパーのことを、 いちいち「トイレットペーパー」などという長ったらしい名前で呼んでいる日本人は、 新山の知るかぎり、この世に 3人しかいない。ひとりはオレと、あとのふたりは オレの両親である。普通の人々は「べんじょがみ」と言う。 使用例: 「べんじょがみ切れたよ」等々。

このやうな驚くべき事象の中で、あらたなる人間をアレしているような人間にはなりたくない、 新山の意思に反して、それらは生まれる前に参照されている。

Jul 14 [Thu]


(10:53)
また dedicated server から ssh 攻撃が来ている。 しかも、今回は逆引きも甘美完備だ。 米国内のどっかの collocation から来ているらしい。 これほど素性のはっきりしているサーバから来ているんだから、 管理者はきっと何も知らない素人なんだろうなあ。
(11:30)
昨日みつけて面白かった論文: 3次のスプライン曲線を 2次の曲線で近似する (Flash MX)

Flash が 2次の曲線しかサポートしてないとは知らなかった。そもそも、 新山は Flash のデータ形式はあるていど知っているものの、実際のオーサリングツール (Flash MX) を 使った経験はほとんどないのである。Director ならあるけどあれもだいぶ昔だしな。 Adobe 界 (PDF、PostScript などでの描画モデルを勝手にこう呼ぶことにした) では 3次の曲線がふつうだ。 そういやー TrueType のグリフは 2次だったんだっけ?

ところで、世の中には spline 曲線と bezier (ただしくは Bézier) 曲線を混同してる人が多い。 新山が習ったところによれば、表現力はどちらも同じだが、 bezier というのは節点における速度ベクトルを直接指定する方式であり、 spline は「制御点」を指定する方式だ。そして bezier のほうが ユーザにはなじみやすいが (だから Illustrator などはみんな bezier である)、 spline のほうが計算機的には扱いやすい。なぜなら spline では、 曲線がかならず制御点を結んだポリゴン内に含まれていることが保証されるから。 と、こういうことは CG の授業で習うんだよ、ふつーは。 (追記: と思ったら、Illustrator なんかでも spline だったらしい)

ところで (てくるで) 新山は、ドローイングツールなどにある 「ベジェゴン」 の意味がいまだにわからない。たぶん "bezier" + "polygon" って意味なんだと思うけど、 新山としてはこの語感が忘れられないのだけど、これは「ベジエ曲線でできた閉曲線」ってことなんだろうか? だったら bezitour と呼べっての。「ゴン」の部分が気になってしょうがないんだよ!!

(12:37)
UML なんかの仕様で出てくる "OMG" っていう名前を見るたびにワラっちゃうのはオレだけ?
(15:34)
夏休み中なのにころきあがあるらっし。なんぜ?

COMPUTER SCIENCE COLLOQUIUM

Thursday, July 21, 2005 - 11:00 a.m.
Room 1302 Warren Weaver Hall
251 Mercer Street
New York, NY 10012-1185

Speaker: Assaf Schuster, CS, Technion
Title: Data Mining in Large-Scale Distributed Systems
(16:05)
あるとき私は Python で関数を定義しようとしていた。

def 、と入力しようとしていた。

反射的に入力された文字列は

defun

 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓

 ↓
 ↓
 ↓


 ↓
 ↓
__↓__

(この物語はフィクションです)
(20:27)
きょうは一日じゅう数式とライブラリをいじるのだけで終わった。
(22:20)
きょうのバカなニュースはこれ。 それでも訴える。笑った。

でもほんとうにおかしいのは、パレスチナ関係のニュースであった。 けっきょく、また、「…そして 1. に戻る。」をやっちゃったんだな。

(23:45)
てくるで今日はムラカミさんが開発中の (らしい) 「総合情報検索システム」などというものの デモを見せられたのだが、いやあ、なんといったらいいか…無理あるよなあ。 でもあれも未踏だっていうから、彼もまた スーパープログラマー認定されちゃうんだろうか。 まあどうでもよろ。今日わかったのは、まわりの日本人の誰も 「フランスの国王は禿である」を知らなかったらしいということだ。 ギャグで言ったつもりだったのに…。

さいきんさ、ちっともここに、まともなことを書いていないよな。 よくない。オレはこんなにつまらない奴だったとは認めたくない。

Jul 13 [Wed]


(11:56)
出張でシカゴに来ている人から「ニューヨークは世界で一番遠いので遊びには行けません」という便りがきた。 まあ、そうでしょうよ。たしか地理的 (なぜかこれを打とうとして「理知的」と打ってしまう、 まったく節操がない) には、ニューヨークとシカゴって地球の真裏にあたるんじゃなかったっけ? つまり、電子一個がリンゴ大の大きさにまで拡大されると仮定した場合、 人間一個は広島県の面積にまで縮小させられる。つまり、ニューヨーク - シカゴ間の距離は Times Square と、わし座のアルタイル (ヒコボシ) の間の距離にも匹敵するのである。 ま、どうでもいいが。

ときどき、こういった web ページにまったく事実を確認せずいいかげんなことを 書くバカがいるが、そういう人間はこれ以降サンマを食ってはいけないことにするか、 あるいは助詞「の」の使用を禁止すべきである。このページは世界じゅうの生き物たちに あまねく平等に、否応なくすべてが公開されているのであるからして、 どんなときでも、絶対的な真理のみを書かなければならない。 それ以外に日本語の生き残る道はありえない。 ちなみに真理とは、たとえばそれは google で検索したときに 49番目に表示されるページである (google にはじつは隠された機能があり、49番目にはかならず真実を表示するように設計されている)。 ま、どうでもいいが。

こんな日記お書くくらいで疲れてはならないだ

(14:37)
"chrom-" という語にはだいたい色に関係する意味があるようだが (chromatic: 着色性の, chrome: クロム(メッキ), chroma-key: クロマキー, chromosome: 染色体)、 これは color の語源とは関係ないんだろうか??
(16:36)
a--、書こうと思ったことがあったんだけど、忘れたよ

ああそうだ。gnews日本語版を見ていたら、どっかのサッカーの記事で 「鹿の角が見えてきた」というタイトルがあったので、 「はて? 『鹿の角が見える』ってのは、どういう諺なんだろう?」 と思ってみてみたら、この場合の“鹿”ってのは「鹿島アントラーズ」のことだったのね…。

google news で気に入っているのは、記事や新聞をランダムに読める (というか読まされる) ことだ。 基本的にこちらにいると日本のニュースなぞほとんどどうでもいいのだが、 ランダムに記事を見ていると、ふだん自分が読まないような分野にも 意外な発見があることがある。それに、自分が日常的に読んでいる以外の新聞を読まされるのもいい。 はっきりいって、新山はほとんど Google のサービス全般を、検索というよりも 「ランダムリンク」として使っているような気がする。ヘンテコなキーワードで検索ばかりしているのも、 べつに何か特定のものが見つけたいわけではない (というか、見つけたいのだが、 それは『自分の感性に合った電波ページ』という、とても規則化できない条件であるので、 特定のキーワードに結びつけられているわけではない)。

どうやら、新山は「偶然見つけたもの」に非常に感情移入する傾向があるらしい。 それで、できれば、その発見プロセスにはあまり自分の意志が入らないほうがよい。 旅行するときに下調べをほとんどしないのも、こういった傾向によるものだと思う。

まあ、しかし、日本語版は性能が悪いよね (たぶん同じことは中国語版などにもいえると思われる)。

(19:02)
まえまえから気になっていたのだが、Linux で Firefox を起動すると netstat が起動されるのにはどういう理由があるのか?
$ ps lx
F   UID   PID  PPID PRI  NI    VSZ   RSS WCHAN  STAT TTY        TIME COMMAND
0  4194 17295 17288  15   0  45996 30904 -      S    pts/3      1:44 /usr/local/firefox/current/firefox-bin
1  4194 17299 17295  16   0  45996 30904 -      S    pts/3      0:00 /usr/local/firefox/current/firefox-bin
1  4194 17300 17299  16   0  45996 30904 -      S    pts/3      0:00 /usr/local/firefox/current/firefox-bin
1  4194 17302 17299  15   0  45996 30904 -      S    pts/3      0:00 /usr/local/firefox/current/firefox-bin
0  4194 17310 17295  18   0      0     0 exit   Z    pts/3      0:00 [netstat] <defunct>

こういうことだった:

mozilla/security/nss/lib/freebl/unix_rand.c:

    static char netstat_ni_cmd[] = "netstat -ni";
    ...
    fp = safe_popen(netstat_ni_cmd);
    if (fp != NULL) {
        while ((bytes = fread(buf, 1, sizeof(buf), fp)) > 0)
            RNG_RandomUpdate(buf, bytes);
        safe_pclose(fp);
    }

ようするに netstat -ni の出力を乱数の初期化として使っているのである:

$ netstat -ni
Kernel Interface table
Iface     MTU Met   RX-OK RX-ERR RX-DRP RX-OVR   TX-OK TX-ERR TX-DRP TX-OVR Flg
eth0       1500   0  445161      0      0      0  331208      0      0      0 BMRU
eth1       1500   0   17009      0      0      0   27136      0      0      0 BMU
lo        16436   0    1100      0      0      0    1100      0      0      0 LRU

しかしゾンビになって残っているというのがなんか気に入らない。 ちゃんと wait しろ、と。 こういう場合、/dev/urandom ではだめなのかな。 Linux だったら /proc/net/dev もあるんだけどな。 まあいいや。

(20:37)
下ったら寒い
下ったら寒いよ
下ったら寒い

Jul 12 [Tue]


(12:53)
時間をまちがえていたせいで、とァーくを聞きのがしたよガッカリ。 まあネボったせいでもあるのだが。gngngggngngngngngggn
(14:17)
ゲーーソ!! emerge world したら Acrobat が 7.0 になっちまったダ。 激しくムカつきます。なぜなら、トロイから。 おまけに JavaScript はデフォルトでオンになっている。 で、オフにすると終了時に「JavaScript がオフになっていると文書を正しく表示できないことがあります。 オンにしますか?」とか尋いてくるし。ウザいよ。

やっぱ 5.0 にもどそう。見られない PDF (とバッファオーバーフロー) があることは知っているが、 そんなの必要ない。ということは、別に xpdf 使えばいいんだな。

(18:14)
てくるで、いますごい悪知恵を思いついた…。 ふつう、Adobe や MS 製品のバージョンは上がれば上がるほど改悪されていくが、 新山のように「なかなかアップデートしたがらないユーザ」もいる。 こういった連中に無理矢理アップデートさせるには、セキュリティホールを 最初からどのバージョンにも意図的に埋めこんでおけばよい。新しいバージョンに ユーザを移行させたくなったら、それを声高にアナウンスすればよいのである (できればリモートのやつなら効果絶大)。 以前のバージョンはサポート停止にすれば、セキュリティホールを 直したいユーザはアップデートせざるを得ない。

なんつー悪魔的なアイデアだ!! というか、MS とかは本当にやってそうだな。

(00:53)
帰ってきた。

vi と emacs 論争が勃発したので参加してきた。

きょうは summer-of-code に参加している学生も来てたのだが、 彼は vi で Lisp コードを書いているのだという。 で、だれかが「Slime を使うためだけにでも Emacs を習う価値がある」といいだし、 宗教戦争が勃発した。しかし欧米人はほんとに vi しか使わない人が多いのである。 emacs 派でも、みんな「最初に習ったのは vi だよ」という (さいきん unix を始めた人々ですらそうだ)。 まあ、こっちの人は vi でメールもwebページもふつうに書けるんだからな (メーラでは pine ユーザがすごく多いが、古い人だと mail + vi だ)。 新山も「日本語が入力できる」というメリットがなかったら、emacs なんか使わなかったかもしれない。 覚えにくいしさ。やっぱりアルファベ県の人はいいよなあー。

Jul 11 [Mon]


(10:58)
宗教じゃなくて、鳥の「オウム」を検索したいときにはどうすればいいんだ! 「真理教」というキーワードを除いてもかなり宗教関係が入ってしまう。 「オウム 鳥」とかで一応は出てくるけど、なんかちがうなあ。 この手の曖昧性があるキーワードをどうやって検索させるかは検索エンジンの今後の課題だろうな。 と、いうか、teoma みたいにクラスタリングしてくれればいいんだと思うけど…。 日本語でクラスタリングする検索エンジンって今はあるんだろうか。 これは人から聞いた話だが、じつはむかし ODIN という日本語の検索エンジンがあり、 これは今の潮流よりもはるかに早くからクラスタリングをサポートしていたらしい (新山は使ったことがない)。google は内部ではぜったいに pagerank を クラスタリングしているに違いないのだが、その結果は検索には出てこないし、 内容ではクラスタリングしていなさそう。

ある意味、「バカな検索エンジン」がほしい、と思うときがある。 新山はもともと検索エンジンをほとんど (google が想定するような使い方では) 使っていないので、「関連する結果をざーっと見る」という目的では google みたいに下手にランキングしてくれるよりも完全にランダムな 順序で並べてもらったほうがありがたい。

(13:18)
きょうは、予報だときょうは 35℃ と書いてあったが、そんなに暑くはない。 まだ 30℃ いってないようなの気のする。あんまり湿ってもいないし、 木陰に入ればそれほど苦にもならない。お昼はまたいつもの kebab 屋で shawarma にしてみた。shawarma と kebab ってどう違うのよ? この店では、shawarma というのはとくにヒツジの肉を使っているように思える。 鶏肉を使っているやつは chicken kebab と呼ばれる。新山はだいたいいつも chicken のほうだが (臭みが少ないので)、本場のほうはやっぱりラムなんだろうな。

ところで (てくるで)、root beer って、正露丸みたいな味がするよね。。。

todo: あす 7pm, Lisp みーちぃんぐ, いつもの場所。

(14:20)
Stroustrup、C++ の未来について語る
/ASCII いわく「C++ の父、Bjarne Stroustrup が来たる C++0x 標準の特徴に関するエッセイ [PDF] を書いている。 このエッセイで、かれは新しい機能はできうるかぎり 言語そのものにではなく標準ライブラリに含めるべきだが、 この言語は初心者にも簡単になるようにいくつかの荒いカドを落とす必要があると述べている」

やあ、newdelete演算子として 言語に組みこんだアホはどこのどいつだ?

(16:19)
ポラーノの広場を プロポーショナルなフォントで読むと、非常に読みにくいということを発見(はっけん)しましたた

のです。ひらがながみんなくっついているように見える。 あるいは Mozilla のこの行間のせいかも知れぬ。等幅だとまあよし。

(17:34)
いま外に出たらやっぱ暑かった。31℃ ってとこか。 大学のカフェテリアはどういうわけか冷房してないためさらに暑い。 しかしあえて熱いコウヒイを買うのは、冷房してるオフィスではこれがちょうどよいためだ。

いまは夏時間なので、じつは暑さのピークは 4時〜5時ごろにくるのかもしれない。

(22:25)
きのう、きょうと、かなり開発がすすんだと思う。 1日に使う時間はだいたい 2つに分けられる。ひとつは仕事で、もうひとつは研究 (これも仕事だが) である。 しかし研究は不毛なクラスタリングの処理に費やしていたのであまり進んでいない。 もういっこのほうは、じつに楽しくなりつつあるが、解法に懲りすぎないように 注意せねばならない。"just enough" 解でいいのだ。 なんつうか、PDF と FreeType と OpenGL と Quartz 2D と CommonLisp をいっぺんに学習している感じ。 OpenGL はむかし The Red Book を読んだのでだいたいの基礎はわかっているが、あらためて見ると 自分がぜんぜん知らなかった機能もある。Quartz 2D は以下略。 てくるで PostScript の仕様書も Red Book て呼ばれてなかたけ? あとはアホ (Aho) とウルマンの本も? ありゃあ Dragon Book か。

さーー、もう帰ろ帰ろ。

(23:59)
ふと、おすろしいくと (恐しいコト) をはっけそ (はっけそ) した:

なんだヨ?こレ。。。

あつぢです。夜になっても音頭が下がりません。 こりぁあつかれたね。


Yusuke Shinyama