2005年 12月 (1)。

○○を殺す人間は、○○に殺される。(お好きな抽象名詞をお入れください)

Last Modified: Sun Dec 11 00:09:34 EST 2005 (12/11, 14:09 JST)

Dec 10 [Sat]


(13:28)
a?

ああごはんを食うとねむくなる。。。論文書かにゃいけないのに実験もやり直さにゃいけないのに。。。 だれか助け

まあこういう場合はオレみたいな奴は死ねばいい。てっとり早く。

google://死ねばいい/ (63,200)

ちなみに、だいぶ前からあったが、 この殺そう!というページは じつは新山のお気に入りである。GUIのブラウザで見ると読みにくいけど、 むかしは結構こういうページあったよね…。

考えてみれば、「インターネット」というものが一番アヤしくておもしろかった時期というのは、 たぶんこのころ (2000年以前) までだったのだろうと思う。あれからネットはずいぶんと整備され、 (表面上は) 小ぎれいになり、詐欺やら脅迫やら逮捕やらが起こる「ふつうの社会の一部」になってしまった。 まだ面白いものは少しはあるだろうけど、基本的にこのページにあるような 「ここじゃー何を言おうがオレの自由だぜ、ケッヘッヘ!」という無法地帯っぽい雰囲気はもうない。 ツウちゃんねるでさえ人々は監視され、みんな何か言えばすぐに警察にしょっぴかれる時代である (まあ、この種の規制が世界でもいちばん厳しいのは日本だと思う、追記: ああ、中国のほうが上か)。 いまじゃこんなページ (「殺そう!」) はもう誰もつくらないだろうな。これがべつに悪いとは言わない。 新山はすでにオトナであるから (ホントかな?)、こういう変化は必然的に起こることだったんだ、 とわかったよーな顔して言うことができる。しかしどのみちオレは社会現象に興味がないので、 「ネット社会」にも同様に基本的に興味がない。だが世間はブログロとか ajax だとか騒いでるくせに、 あいかわらずローカルな終端では人々はバグだらけの PC を使って意味もなく再起動してそのうえ ウィルスに感染されてんだからお粗末なもんである。 日本なんかでは携帯電話が PC 端末を追いぬいてるのかもしれないが、 その携帯だってバグ多そうだし。 人はネット上ではとりあえず「臭いものにフタ」をするのに成功したが、 ローカルな状況は前とちっとも変わっていないどころか、 一部では逆に悪くなっているような気がする。 実はネットは人々を精神的に独立させるにはあまり役に立たないよね…。

(16:35)
どうでもいいけど大岡山にあったセイフーってつぶれたの?
(17:03)
言語処理屋のホームディレクトリについて。 新山だけでなく、おそらくたいていの人のディレクトリには すこしずつ、バージョンの違ったコードが大量に散在しているだろう。 なぜ版管理システムを使わないのか? といえば、うちらの場合は なにが改良で、なにか改悪なのかわからないからである。 もしかすると変更しないままのほうが性能がよかったりするかもしれないのだ。 だからあれこれ異なるコードを並べて「やっぱりこっちのほうがいいのかも…?」 とやったりする。とてもまともな方法論とは思えない。くそったれ。
(18:04)
バグがとれねええええええええええ
ちくしょおおおおおお

このバグをつくった犯人はもうわかっている。それはおれだ。 かといって壁に頭を打ちつけててもしょうがないので、うがががががga

(18:27)
ようやくバグ地獄から (どうやら) 離脱した。解脱はしていない。

Dec 09 [Fri]


(14:16)
むかし
むかし
あることろ

日本に帰って食いたいもの一覧:

育ちがバレますね。

どうでもいいけど日本ではまだクリスマスシーズンには山下達郎と相場が決まってるのだろうか。

(16:43)
きょうは 4時間もトークでつぶした。この 4時間があれば論文どれほど進んだことか、 などと妄想するのは無駄なことである。 なぜなら 4時間あっても、どうせたいして進みゃしないだろうから。

つうわけで、つうわけで,

(21:17)
どうでもいいんだけどさ、米国の携帯電話会社の T-Mobile と ドイツの電話会社の Deutsche Telekom がすっごい似てるのはなんでなの?
(23:39)
ウツソトソ広場のクリスマス木。 実際には写真よりももっとキレイなんだが。

Dec 08 [Thu]


(09:37)
冬の世界へようこそ。
(13:13)
「UML インスタンス」と聞いて何を思いうかべるか。 これが user-mode linux の仮想マシン 1台をあらわす用語だとは思いもしなかった。
(14:50)
なにかがおかしいぞ!

e.v. の JAS Mart になぜかへれんと javier と昼飯を食いに行く。 ここは日本のコンビニのようなところだ (でも、おでんは売ってない)。 彼はコンビニおにぎりというものを (そもそも、おにぎり一般というものを) はじめて食したらしいが、 海苔はダメらしくすべて残していた。 そのあとへれんが下の食料品売り場で買い物したがクレジットカードが使えず、 新山がたてかえるハメになった。なんでお前はいつもいつも現金もってないんだよ? これで何度目? 少なくとも1度や2度ではない。オレはおマエの財布か! (といっても、べつに新山がオゴってるわけではない。) しかしどう考えてもオレは便利屋として扱われてるとしか思えない。 まあ新山を便利屋として扱ってるのは彼女だけじゃないので別に…よくない。

(17:47)
ああ論文かきたくねーーーー

とはいっても、今年の夏に出した (そして、落とされた) ヤツと違って、 今回の論文は (もし書きあがれば) 非常に「おもしろい論文」となるはずである。 つまり実験結果は非常によく、手法も十分なキチガイ性だ。 たんに「新しいアルゴリズムで精度が 1.2% 向上しました」とかいうモンではない。 なんしろ実装に半年以上かかってんだからな。 それでもなぜか文章を書こうとするとはてしなくストレスがたまる。 説明がややこしいなあもう。ここが正念場だよ。

(19:25)
人は二度死ぬという。まず自己の死、そして友人に忘れ去られることの死。
(Every person dies twice; first death of the self, and second death of being forgotten.)
-- 萩尾望都 『トーマの心臓』
(22:24)
くいすぎました。

godaddy.com に行こうとしてまちがって入力した名前: gogaddy.com

(01:48)
「あたしたちはかくれていたの。」
「あたしたちはかくれていたの。」

Dec 07 [Wed]


(12:25)
きょうは勝負に負けました。
(14:59)
JSQ の駅前に黒人のバンドがいた。 きょうは昼なのに氷点近いし風も強いしで、 「こんなに寒いのによくやるなー」と思いながら通りすぎようとしていたのだるが、 演奏がはじまってみたらビックリ、このヴォーカルがすっげえ歌うまいのである。 おもわず足を止めて聴きいってしまった。 だってさ、黒人帽子 (あの丸い袋みたいなやつ) かぶって、安そうな ヨレヨレのジャンパーきて、ポケットに手ぇつっこんでるんだぜ。 いかにもビンボーそうじゃん…。でも歌はうまい。すばらしい。 いいものを見せてもらいました。それにしてもなんであんな寒いし人通りも大したことない所でやってんのか、ナゾね。
(16:16)
この時期 Starbucks で Frappucino を注文すると、「この寒いのに!」と言われる。 ちなみにオレが飲むのではないよ。
(18:19)
ユーザと AIM でチャットする新種ワーム
goldseries いわく 「CNet の報告によると、ユーザとチャットしてウィスル入りのファイルを ダウンロードさせる新しい型の IM ワームが発見されたという。 このウィルスは自分自身を複製して、 それをそのユーザの『お気に入り』リストに入れる。 そしてこのウィルスは『lol no this is not a virus - これはウィルスじゃないよ (w』と応答する。 このウィルスがお気に入りリストのメンバーに送ったメッセージはユーザからは見えない。 ウィルスは進化しているんだ。いまや奴らは話しかけてさえくるようになった」

ほーーー。賢いね。

そして今日のバカスラはこれだ!! 初の犬用携帯電話

(19:23)
今日のライス長官。 この写真はわざわざ選んだのだろう、やっぱ。
(19:49)
文字はいくらでも拡大できるが、表現を拡大するのには限度がある。
(00:44)
いつもそうなのだが、論文を書きはじめるとそれ以外の作業が異常な速さで進んでしまう のはどうしてなのだろう? たとえば翻訳とか。ふしぎだね。いやまったくふしぎだ。

そういやー今日は NYCBUG のミーティングが (Apple Store Sohoで) あったのだが、行けなかった。くそ。 そういえば金曜日には面白そうなころきあがある。

LogTM: Log-based Transactional Memory

Mark D. Hill

Computer Sciences Department,
University of Wisconsin-Madison

Dec 06 [Tue]


(08:16)
起きてから 30分の間が勝負だ。また寝ないための。

(追記) しゃしん。どれも重いです

ホントは、もっとマトモなサーバ環境が手に入れば、 こんなチンケなサイズでなくてもっと大々的に公開できるんだが (robots.txt も書かずに)。 新山は日本の風景が好きだが、日本の風景写真を掲載しているほとんどのサイトには不満だらけである。 基本的に、連中はもったいをつけすぎるのである。ほとんどのサイトには しょうもないサイズの写真 (800x600 とか -- いつの時代だよ!?) しか置いてないし、1ページに1枚しか見れなかったり、 しかも MIDI がついてたり、詩がついてたり、最悪なのが Photoshop で激しく色修正してあるようなやつだ。 まあ個人サイトなんてしょせん自己満足だからいいけど、 オレが写真サイトを作るとしたらそんなもんは載せずにただひたすら画像ファイルを これでもかとばかりに置くがなあ。しかし、どのみち今はまだそんなことはできないけど。

(09:42)
アホなアルゴリズムとそうでない (とりたてて賢くもないがアホではない) アルゴリズム。

アホな方:

RANGES = [(a0,b0), (a1,b1), ... ]
for i in [でっかい配列]:
  for (a,b) in RANGES:
    if a <= i and i <= b:
      この範囲じゃ!

そうでもない方:

RANGES = [(a0,b0), (a1,b1), ... ]
dic = {}
for (a,b) in RANGES:
  for j in range(a,b):
    dic[j] = 1
for i in [でっかい配列]:
  if i in dic:
    この範囲じゃ!

先週、自分がアホな書き方をしてる部分を発見した (はっけそ)。 こういうのを見ると別に意味はないが速くしたくなってしまう。病気だ。 しかし、速くしたほうが見づらくなるのも事実。困った。

よぅ、めーん! よう!     面妖。

(14:11)
シャツにジャケットだけで外出すとさすがに寒いね。サムい。

…と書いてまた自分の「オレ的日本語感覚」を発見してしまった (はっけそ)。

「寒い」と「サムい」は次のように使いわけるである:

(17:03)
今年の流行語大将は「怖くて外出できない」に決まりだろ。 「○くて△△できない」というのは応用もききそうだし、文句なし。

(追記) さて、こういうときに必ず登場する ipadic でありますが…。

まず「○い」という形をもつ形容詞のうちメジャーな (品詞コストが低い) ものを集めましょう:

$ tr -d '()' < /src/nlp/ipadic-2.7.0/Adj.dic | awk '$5~/^.い$/ && $6<2000 {print $5}' > adj
$ head adj
難い
古い
痛い
...

同じくサ変名詞でメジャーなものを集めます:

$ tr -d '()' < /src/nlp/ipadic-2.7.0/Noun.verbal.dic | awk '$6<2500 {print $5}' > verb
$ head verb
指揮
企画
演説
...

ここまでくればもうあとは簡単ですね。(注意: 以下のコードでは、unicode に変換せず直接 euc で扱っています)

#!/usr/bin/env python
# -*- encoding: euc_jp -*-
from random import choice
adjs = [ line.strip() for line in file('adj') ]
verbs = [ line.strip() for line in file('verb') ]
for i in range(10):
  print '%sくて%sできない' % (choice(adjs)[:-2], choice(verbs))

では実行してみましょう。

$ ./dekinai.py
低くて引退できない
怖くて指定できない
長くて卒業できない
ぽくて失敗できない
厚くて取得できない
熱くて承認できない
細くて表示できない
高くて協調できない
早くて設立できない
甘くて振興できない

(注意: この出力はヤラセではありません。)

なんだこの「ぽくて」ってのは。自立語だけに限定するのを忘れてた。 ちなみに新山はとくに最後の「甘くて振興できない」ってのがお気に入りです。 なんかお偉いさんが設立した「○○振興会」というようなところで、 当人たちは甘い汁を吸うのに夢中でぜんぜん会の目的が果たせてない、 という構図が想像されます。

ところで (てく) 「楳図かずお」ってのを「構図かずお」だと思っていた人間は オレだけではないようだ。 それとも別に「構図かずお」ってのがいるのか?

(17:50)
ML で「LL5 って本当にやるの?」といっているが、 今年じゅうには無理じゃないかな。たしかに、Ken Anderson の おかげでできていたようなものなのだろう。彼がいなくなった現在、 だれか後をつぐ人は現れるのか。
(19:07)
だぅーでもいいけど、今日ミーティングのときに聞いた話だが、 ツジイ先生のとこだかどっかで、 英語の PTB 互換パーザが開発されてて、85文/秒の速度なんだと。 それで、みんな「そりゃーすごく速いね」といっていたのだが、 オレの第一の感想は、

それって普通じゃないの??

とゆーことです。日本語の場合は KNP を最新のマシンで走らせれば きっとそれ以上に速いぜ。しかもこれは 10年前にすでにあったぜ。 英語では minipar が速いと聞いてたけど、あれは出力が PTB 互換じゃないらしい。 新山は構文解析にほとんど興味ないからどうでもいいけど、 英語の構文解析屋はこの 10年間何をしていたんだろうと思っちまった。 たぶん、機械学習のお花畑で踊っていたんだね。。。 (いや、まだやってるか)

(20:26)
Heow の家に英国から届いた往年の Lisp マシン、 Symbolics 3620。

http://www.lispnyc.org/images/lispm-3620-1.jpg

http://www.lispnyc.org/images/lispm-3620-2.jpg

いちおう動くらしい。

(22:34)
雪うさぎがいるんだから、カニうさぎがいてもおかしくはないだろうと。

いやおかしいよ おかしい

Dec 05 [Mon]


(11:38)
ゆうべの ssh攻撃。中国からのよう。
araran araya arito ast bayside butthead caesar caffe catch chonan
chutzpah curvirgo dellin dixyango etoh foo foosen fumiya furuchin
gengetukouya genmakrjp gniibe goto gunisoft gunji-k gunji guntsu
h-sakai hama haruki haruyama haruyosi hatada higuchi hiro
hiromitac hirosh hiroshi honda hondas i-kaori ...
(向こうがここまで試した時点で接続ブロック)

これは確実にどっかのアカウント名からとってきたものと思われる (しかし、 furuchin なんて使ってる奴は誰だ)。 h-sakai なんて、いかにもありそうだし。 もっとも、これらのユーザー名が一般的かどうかはなんともいえないが。 hiro とか hama, goto はかなりありそうだな。 しかし、はっきりいって、この手の名前はブログロサイトのユーザ名や /~なんとか/ という URL を集めればかなり取ってこれるように見える。 ここにこんなこと書いたらまずいのかしら? オレが書かなくともどのみち誰かが書くだろう。 ああ、でもそんならわざわざ書く必要ないか。

昨日書いた「世の中にはソフトウェアのアップデートなんてしない奴が多い」 という事実と、最近の DSL やら光ファイバー (幸運なことに、米国ではマダ) の普及、そしてこの ssh の攻撃を考えると、人類の未来はたいへん暗い、といえる。 そもそも、アップデートしない奴って全体のどれくらいの割合でいるのか? かなり多いとは思う。もしかすると数十% はいるんじゃないか。 こういう人の心理ってのは、「ちゃんと確定申告すればバイト代からさっ引かれた数千円が還付される」のに、 手続きを面倒くさがってそれをしていない学生と似ているかもしれない。 いや、カネが返ってくるのさえ面倒くさがる奴がいるんだから、ましてや 一見なんのメリットもないアップデートなど誰がやろうか。(いや、ない。)

きょう大学に来る途中に考えていたのだけど、 世界はまだ本当の意味での「まともなPC」を手にしていない。 と、いうか、たいていの (デスクトップ) PC メーカーや Microsoft は ユーザが本当に必要としているものをわかってないように思える。 世の中の人はべつに PC に「かしこい機能」など求めていない。 一般人が欲しいのは、ただ単に 「簡単で、安全で、しかもちゃんと動く PC」なのだ。 これが安ければさらによい。どう考えても Windows は 簡単でもないし安全でもないし、おまけにちゃんと動かない。 PC-UNIX はちゃんと動かすことはできるが、簡単ではない。 Mac は“使い勝手”という意味では理想に近いが、リソースをくだらん グラフィックスで無駄使いしているので、遅いうえに高い。 だれか Mac のようなマシンを、まるで Xaw のごときダサい線画のグラフィックスで全部書き直して、 64MB ぐらいのメモリしかない PC でもサクサク動くようにしたら、たぶんすんげーー売れるだろう (周辺機器をサポートしなきゃいけないからこれは大変、 おまけに安くしなきゃいけないから、あんまり利益は出なさそうだけど)。 じつは System 6時代の Mac はこれに近かった。おかしな INIT さえつっこまなければ 安定してサクサクしてたし、プリンタも AppleTalk もつなげばすぐに動いたし、 アプリケーションのインストールもただアイコンをドラッグするだけ。 「ウィザード」などというアホなものは一切なかった。質実剛健。 そもそも昔の Mac ユーザは AppleTalk を使っていても「クライアント」「サーバ」なんて 単語知らなかったし、plug-n-play とか、「ドライバ」なんて単語モ知ラナカッタ。 (おや、なぜ片仮名?) そんな概念を知る必要もなかったのである。 あのころの Mac のほうが今の Mac よりも優雅だった。 基本的に SingleFinder なのが唯一の欠点だったけど、 あれで困る人はそんなにいないだろう。新山は Aldus FreeHand が 好きだったが、べつに通常のビジネス書類なら SuperPaint あたりで じゅうぶん用が足りるだろう。おまけに、昔の Mac のアプリケーションは、 たとえカラー対応でも、基本的には白黒をベースに設計されていた。 で、ほとんどの業務では白黒の書類で十分なんである。カラーを使うとどうしても パレットを出さなきゃいけなかったりしてインターフェイスが複雑になるし、 メモリも食う。あの決定を最初にしたヤツは誰なんだ。ジョブズなのか? だとしたらやはり奴は天才というしかない (個人的には、好きじゃないけど)。 でも、世の中には「カラー対応は必要です! そのほうがカッコいいじゃないですか!」 みたいなことを言うバカが絶対いるんだよなあ。 もしかすると、その人種はプログラマーというのかもしれない。 こういう機能追加ばかりにこだわる連中というのは、 (将来的な) 同業者としてみるとかなり恥ずかしい人々だ。 (まあ、皮肉な見方をすれば、彼らは他人の仕事を増やしてくれているので、 GDP の発展に貢献しているのだろうけど。)

で、同じことを自分のやっている情報検索やら情報抽出にあてはめて考えてみると、 はっきりいってほとんどの人は「賢い検索エンジン」など求めていない。 すくなくとも、「デフォルトで使っている」ような人にそんな余裕はない。 まず第一に重要なのは「ちゃんと自分の意図したとおりに動く検索エンジン」なのである。 たとえば google にしても、あれが普及したのはひとえに 「ちゃんと動いたから」という理由につきる。 いままで何人かの人から「最初に google がイイと思ったのはなぜか」という 理由を聞いてきたが、そのほとんどが「速いから」「余計なものがついてないから」 「複数キーワードを入れたとき、それらをちゃんと全部含んでいるページを真面目に返すから (いまではこれは常識かもしれないが、むかしはキーワードを複数入れると そのうちの全部が入っていないページが返されることがよくあった)」 というものだった。PageRank のうんぬんは、人気が出てから 「そういやそんなのもあったね」と認知された程度の機能でしかない。 なによりも google は「簡単で、ちゃんと動く、世界初の検索エンジン」だったから売れたのである。 検索の 1位になにがくるか、などということに異様にこだわるのは ある種の研究者だけだ。まあ彼らにこういうことを言っても決して理解しないだろうけど、 それはしょうがないと思う。かれらの|在|存|を否定するような言動はつつしまなければね。

(15:34)
コンヤも雪かあ。
(16:02)
新山がトシをとってきたという証拠: ティッシュペーパー、じつは買う必要なかった。

これをもうすこし詳しく説明しよう。

じつはきのうオフィスの机のうえにあるティッシュペーパーの箱がきれた。 そんで、「ちくしょう、買ってこないとな」と思っていたのだが、 今朝大学に来る途中にも買ってくるのを忘れた (日本だらばいっぺんに 5個入りのパックを買うところだが、こちらでは新山は小口にしか買わない)。 ところが、いま急にヒマになってからふと部屋の中を見回したら、 未開封のティッシュペーパーの箱が 2個も新山の机の横に 置いてあることを発見した。それでいきなりすべての記憶をとり戻した。 じつはこのうちの一個はかなり前に買い置きしたやつで、 もう一個はすこし前に、買い置きしてたのを忘れて買ってきたやつだった。 もしこれで今日もうっかりこのまま外出して買ってしまったら、 「2重の買い置き忘れ」という超ドアホチャンな現象をひき起こしてしまうところだった。 あぶない、あぶない。

結論ふたたび: ティッシュペーパー、じつは買う必要なかった。

(これで実際に検索すると「ドア」がキーワードに反応して扉の広告が現れる)

(17:19)
ミーちィング、終了。頭ボケボケしてるのでもう帰ります。
(00:15)
だれかに
似ている

Dec 04 [Sun]


(13:52)
さて出かけるぞー! と思ってニベアを手にぬったら、 「まだおコメ研いでなかった」ことを思い出し、 泣きながら手を洗って、米を研いだ。 そういえば戸井田は元気かな。ヤツはいまトウキョウにいるのか? またどうでもいい脱線を書いちまった。出かけよう。
(21:45)
ふんげあ。気づいたら締め切りまであと 12日しかないぞ。 こんなんで大丈夫なのか??
(00:33)
世の中には、自分のマシンがいくらウィルスに感染しようが、 動作が狂ってこようが決して気にしない人がいる (新山がこういう言い方をするとき、たいてい“その人々”というのは非常に近いところにいる)。 Firefox をインストールしたが、デスクトップのアイコンが変な位置にできてしまったので、 あいかわらずたまたま便利な位置にある Netscape 6 を使いつづけている人とか。 誰とはいわねいけれど。つまり、すべてはデフォルトで決まってしまうのだ。 こういう人に、なにをいっても無駄である。この状況を打開するためには 無理矢理そいつのパソコンをうばいとって適当に掃除しちまうしかない。 うがっ
(02:10)
たしかに、エリート主義っぽい人々のあいだでマイペースを通しつづけるのは疲れるよね。

Dec 03 [Sat]


(11:28)
それがどうしたbqdremn.
(12:16)
いまおそろしい (おとろしい) ことを発見 (はっけそ) した。 p と q はどちらを先に並べてみても左右対称になってしまうのだ! 見よ:

pq

qp

うわああああ〜〜〜〜〜!!

恐しい。おそろしい。キミにはこの恐しさがわかるかっ。 似たようなことは b と d にもいえる。たとえば

bd

db

うわああああ〜〜〜〜〜!!

アルファベット小文字はなんて恐しいんだ。 これは悪魔の文字である。こんなものを使っている連中は 頭がおかしいか、あるいは…・・・

オレが頭がおかしいか、のどっちかだ。
(13:25)
朝おきて、シャワーをあびてけら、またネムくなり 「いいや、また寝ちゃえ」と思ってまた寝ると確実に頭が爆発する。 なかなかカッコいい (← キチガイ的)。

きょうはまたもやスカーっと晴れた天気のよさなので、 外に出かけなければもったいない気のする。 こういう冬の日は NY ではよくある。東京でもあったが、 長野ではまったくといっていいほどないね。 日本にいたころ、年末に東京から帰省すると、 横川を越えたとたんに「冬な雲」というものが ワキワキとお出ましてきて、いかにも「帰ったなあ」という感じを 思わせさせられるた。だからなに? いや別に。

オレが感傷的になることは 1日に 0.35回ほどある。 平均よりかなり少ないのか多いのかわかわんない。

おもしろいのは「わかんない」を「わかなんい」とか 「わかわんない」と書いても人間は理解できることである。 しかしいっぽうで、これはときに正しい表記を読み間違えてしまう原因にもなる。 そうすると、いままで考えてもみなかったが、 じつは人間の錯誤行為というのは誤り回復の昨日と表裏一体なわけだな。

(13:49)
ゴルフ傘とふつうの傘はどう違うのよ?
(18:43)
よくあるミスだよ。
Traceback (most recent call last):
  File "./readpats5.py", line 627, in ?
    if __name__ == "__main__": main(sys.argv[1:])
  File "./readpats5.py", line 618, in main
    mc.show_table()
  File "./readpats5.py", line 350, in show_table
    print c, ', '.join( '%d:%s' % (col,slot) in enumerate(self.table[c]) )
TypeError: sequence expected, bool found
(20:12)
そしてキミらは t だけ離れているという可能性に気づかない。

どうでもいいけど この記事 によればハリケーンの名前にギリシャ文字を使いはじめていまや Hurricane Epsilon まであるそうな。 今年中に Hurricane Zeta ができるのかね?

(00:25)
帰りの電車はおっそろしく混んでいた。 よくわからんが、どっかで架線事故った? らしい。 そのため電車が 30分以上こなくてそのあいだに乗客がホームにあふれかえり、 その結果、スシづめ。 乗客が「これは犯罪だ、これは犯罪だ!」とさけぶ。 たぶん朝のジャマノテ線なみに混んでたと思う。

そしてこの記事。 さ < す < が < だ。

Dec 02 [Fri]


(11:43)
あれっっ? 12月2日が 2つある。 ちなみに 10月はふたつある。 藤枝先生。
(13:52)
キョーはキョー風注意報。 むかつ木。
(16:16)
〜 カエルのため息が聞こえる 〜
(19:50)
ガガーリンいわく「地球はヤバかった。

やばいよあそこわ! 絶対ヤバいって!」

なにがなんだい? とあなたは尋くであろう。 そしてそのあと目がショボショボするであろう。冷房のききすぎで。 これは必ずしもオレの頭が実験疲れしているわけではないことを意味するが、 そんなことをいってもヤマイダレが五重の塔にひっかかるくらい 鳥が飛んでいてもヒラメは山にぶつからないようにできている。 それがどうした? (空腹)

(02:41)
すいません、今帰ってきました。っていうか、遅すぎ。

今日の占いウッキー:

The secret that leads to many goals is tenacity.

Lucky Numbers: 34, 22, 15, 7, 33, 2

うらっかわ:

LEARN CHINESE: Bank

Yin-Hang 銀行

Dec 02 [Fri]


(00:14)
きょうは激寝坊し昼すぎに大学へいったら、すでに Washington Sq. において 陽が頂点から傾きかけていてショックだった。

普段はあんまり盛り上がっていない lispnyc でやや面白い議論が起きている。 誰かが「視覚的なプログラミング言語ってのは今までに誰も成功していないよね? (オモチャみたいなのはあるけど、真剣には使われてこなかった、という意味で) Lisp がそういう方向に行くことができるかな?」ということを言いだし、 それに Conrad が "display-time macro" なるものの実装を提案している。 つまりいままでの Lisp には runtime macro や compile-time macro はあったが、 この範囲をさらにエディタ上まで拡張しようという発想だ。こいつはなかなかおもしろいね (彼はミーティングでもわりとヘンなことを言うので面白い -- っていうか lispnyc にいるのはそんなのばっかりだけど!)。 display-time macro を使うとコードに「視覚的なコメント」のようなものをつけられる。 もちろん、このためには当然 Common Lisp と統合されたエディタを しかも SVG なんかの図形サポートつきで作らなければならないが、 これができればプログラムの流れを一発で理解できるようなコメントも つけられるかもしれない。しかしこれって Knuth が昔 WEB でやろうとしていた ことに似てないだろうか。

(00:29)
机の高さに関する考察。というよりただの愚痴 (もともとこの日記はぜんぶ「ただの愚痴」だばよ、もしかして気づかなかったかもしれないけど)。 新山がいまの自分のオフィス環境で気に入らないのは、自分の机の高さ (=標高) である。 高すぎる。オレはディスプレイをやや見おろすような姿勢が好きなのだが、 いまのはそうなっていない。イスを高くすると今度は足が地面に しっかり着かなくなり落ち着かなくなる。新山はうちのフロアの ラウンジにあるようなテーブルがちょうどいいな。だからときどき ノートパソコンを持っていってそっちで仕事をしていることがある。 でも、やっぱりデスクトップの環境は捨てがたい。 とくにいいキーボードを持っていると、自分の指が勝手に はねるようにタイプしているときがある。…というようなことを 喋っていたら、"お前は too picky だ!" とバカにされちまった。 くそ。オレはそういう物理的感覚にはコダわるんだよ! もっとも、今の状態でも十分恵まれすぎてるとは思うけど。のののん
(00:59)
クラスタりんぐについて。ある項目が複数のカテゴリに属するようになると、 くらすたリングはものすげく複雑になる。きのう、きょうと いろいろ試行錯誤してみて、あらためてその難しさを実感した。 基本的にある点がひとつのクラスタにしか属していないと、そのクラスタは 他のものを吸収するか、あるいはもっとでかいクラスタに吸収されるかの 2通りしかないわけだが、複数のクラスタに属する場合だと クラスタ内のある点は別のクラスタとかぶっているのに、 それ以外の点の集合は近隣では近いが (なに言ってんだオレ?)、 別のクラスタとは「互いに素」のような状態になっている。 そしてこれを表すためにとーぜん新しい制約を導入する必要がある。 が、こうしたクラスタリんぐはまったく敬虔がないために 一般的には何をどうするといいんだかわからん。 コレさえなければ話は簡単なのだ…。が、

ねむいっす

オレきょうはまだ晩飯くってないんだよね。 ああ、すこし前までは健康的なペースだったのにどんどん乱れてく…

(01:59)
どういうわけか頭がサエてるので (目がサエてるの間違いだろ?) まだ書く。 最近、なんか「コンピュータセキュリティ」という分野の存在が どうもだんだんあやしくなっているような気がする。つまりそれは 「“コンピュータだけの”セキュリティ」という境界がもはやなくなって、 「コンピュータ以外のものも巻き込んだセキュリティ」になってきているという意味で。 以前から一部の世界ではそうだったのかもしれないが、いまや一般人にもそれがあてはまる。 いまではコンピュータのセキュリティは、実生活のセキュリティそのものになってしまっている。 それらは統合されていてもはや単独では切り離せなくなった。 これがなにを意味するのか?
Yusuke Shinyama