2006年 2月 (3)。

夢とは自分の中のプライベートな部分が暗号化されたものである。

Last Modified: Wed Mar 1 23:00:25 EST 2006 (03/02, 13:00 JST)

Mar 01 [Wed]


(13:59)
手が荒れる。
(14:26)
掃除機を掃除するのに箸は必要不可欠だ。
(14:44)
問題: 次の文字を使わずに日本語の文章を書け: の、は、を、で、に、が

例: 次なる文字ば使わね日本語な文章さ書け。

どうしてもトーホグ弁ぽくなってしまうだ。それか助詞使わないか。筒井ヤスタカもこれ難しいと思うね。

(16:33)
てくるで最近 Istanbul というものを知った。 これは画面の動きを録画するツールだが、どっかのアレとは違って動画形式に OGG Theora を使っている。 なるほど OGG にもそういうのがあったとは気づかなかったね…。 こういうオープンな形式を使うというのは、ポリシーとしては圧倒的に正しい。 でも実装的にはそのために GStreamer なんぞというデカくてバグ含み的な ライブラリを使っているところが気に入らない。

ちなみに新山は buzzword を得意気にふりまわす人々が嫌いなので、 くだんのソフトウェアのページには screencxst などという単語は 絶対に入れないようにしている。 あと 100年たっても流行ってたら入れてもいいけど。

どうでもいいけど新山はいまだに Gnome を信用できない。 同じように KDE も信用できないが、どっちのほうが好きかといわれれば KDE だる。 と、いうか、どっちも複雑すぎてオレの頭には理解できないよ。 そもそも、ウィンドウが複数出ているという状態がすでにダメなのだと思う。 はじめて Mac を使ったときはデスクトップの比喩はカッコよく見えたが、 よく考えてみるとあの「デスクトップ」って、ぜんぜん本物のデスクトップと違う。 そもそもオレは机の上にあんなに紙を重ねて置いたりしない。 一度にいっこの作業すればいいじゃん。 ところで (てくるで) 最近 Knoppix-4.0.2 と Ubuntu-5.11 (だっけ?) の live CD を それぞれ何とはなしに試してみたのだが、どういうわけか Knoppix のほうが圧倒的に 起動 (して使えるようになるまで) が早かった。なぜか知らん。

(17:04)
もう 3月なのにページを切り換えるの忘れてた。

それにしても 3月になってから寒くなるというのはどういうんだろうね…。。。。まったkkkhea

(22:40)
nycbug みーてぃんぐ。場所は Baruch College。 ここにくるのは 2回目だが、いいとこだよね! NYU周辺ほどゴタついてないし、 Lex Ave. からは新山の好きな Chrysler Building がくっきり見える。 さて、今日のテーマは systrace についてだった。 新山は systrace って使ったことはないが (なぜか OpenBSD と NetBSD ではサポートされていて、 Linux と OSX の移植もあるのに、FreeBSD の ports がない!)、 ようするにこれはシステムコールを監視してあやしい動き (たとえばブラウザが /etc/passwd を open しようとしたりなど) を 感知するとそれを事前にブロックする、というもの。 あやしい動きを定義する規則は policy file に書くことができる。 なかなかイイね…。権限保護のための仕組みとしては単純な nobody 実行から jail、はたまた Xen で完全仮想化まで大小いろいろあるのだが、 これはプロセスレベルの管理であるので比較的お手軽な部類に入る。 しかもオーバーヘッドは少ないらしい (基本的に、システムコールの回数に比例して遅くなる)。 でもカーネルにパッチをあてる必要があるんで、いますぐ試す気にはならない。 最近、SELinux とかが盛んらしいけど、アレよりはこっちのほうがいいんじゃないか?

そのご帰りになぜか吉野屋に寄りたくなり、Times Sq. をまわる。 あいかわらずここはアホみたいに明るく (まあ、新宿と同じくらい)、 観光客でゴッタ返していた。どうってことない風景なのにみんな写真をとりたがるので、 オレもついつい撮りたくなっちゃったよ。 でも、写真に撮るなら新宿や渋谷のほうがヘンテコでおもしろい。

今晩の 42nd st.

Feb 28 [Tue]


(07:58)
ちがうっっっていっってるでしょうが ! !
どうしてそんな簡単なことがわからないんですか

どうしてそんな簡単なことが
どうしてそんな簡単なことが
どうして

どっ どっ どっ どっ どっ ど ど ど ど ど どどどどろろろろろろ

どうして

     どうして
どうして
どうちえ (typo)
どうして
ど   ――――――


世の中 (戸の中) の人々がみんなオレと同じくらいアホだったら世界はとっくに滅亡しているものと思はれ
る。

(08:44)
「もえん・もえん」がページ情報の管理に SQL などのアホい機構ではなく 通常のファイルシステムを使っているのは趣向としては大変ケッコウなのだが、実装がちょっとな。 ページがひとつのディレクトリエントリになっているので、 ページ数が数百のオーダーになってくると旧来のファイルシステムでは 尋常じゃなく遅くなる。Traiss ではページ名の md5 ハッシュの上位 2桁 (16進) をまずとって、 ディレクトリを 2段階で参照するようにしている。いまんところ、 これはそんなに悪くない (このアイデアはいろんなところで使われてると思うが、 新山が最初に目にしたのは qmail の /var/qmail/queue だった)。 ただしこうすると名前とハッシュの対応づけが人間にとってはメンドくさくなる。 あちらを立てればこちらが立たずね。

しかし、ようするに、プログラミングの多くの部分はこのように 「どっからかパクってきた小技のつみ重ね」なわけだ。 だから、ネタ元を多く持っているほうが有利になる。 はっきりいって、小説を読むようにプログラムを読めなければ プログラマとしては一人前になれない (別に新山が一人前だと思っているわけではない)。 Python のいいところは、そのためのオープンソースな資料が たくさんあることだ。同じことは C にもいえる。C++ はどうなのかな? とはいえ、C++ や Perl はスタイルに個人差がありすぎてダメだ。

(なるべくキツい文体にするため「…と思う」と書いた部分を 3箇所ほど断定口調に直しました)

(10:40)
三拍子で歩くのはむずかしい。

世の中、ガ格は省略されている。

(13:38)
あのにまふ。(anonymouf)

昼間っからケーキ。しかもまずい。(おっとととt)

セキネさんにしてはめづらしくノドモト人生だよね、このごろは。 オレはもうあきらめたケド…

(16:07)
いままで、business というのは busy の名詞形だと思っていた。 ところが、じつは「忙しさ」という意味の busy の名詞形には busyness という単語が別にあるのだった。 My busyness is not your business.
(18:39)
というわけで、今年で人生 4回目の 「ACL に論文出そうとしてたけど結局出さずに締め切りを迎えたよ記念日」であるわけですが、 うすうす予定はしてた (予想してたのではない) んだけど、 やっぱり 3ヵ月弱で新しいネタをゼロからやるのは無理でござんした (はじめたのが今年になってから)。 それにしてもだな、他の学生はみんなかなり早いうちに ACL に論文通してるのに、 オレときたらまだ一度も出したことすらないってのは、どういうことよ? こないだそう言ったら Dan に笑われた。 とはいえ、正直なところそんなに必要だとも思っていない。 ようするにオレは「いやいやオレも ACL に出しましたよ、それで落ちましたよ いや〜〜ムズかしいですね〜〜 ACL わ」といいたいダケなのである。 ニヤニヤして頭かきながらね。それに 「NY からシドニーに行くには飛行機で 28時間かかる」と言われたことも 大きく新山のやる気をそいだことは疑うべくもない。 ふんげあ。そんなにかかるんですか。ようするに東海岸の人間にとって オーストラリアというのは日本でいうところの南米のようなもんなのだ。 とはいえ、シドニーに行かないとするともう一つの選択肢は 夏のブルックリンというものなのだが…。 Ralph から「MetroCard の回数券買ってやるから」と言われたのだが。 オレの場合はどっちにせよ手伝わされるんだから同じことだけど。 そういえば今年の EACL は Trento なのよねえ。 Octavian は元気にしてるだろうか。トクナガ先生は あいかわらず狙ってるのだろうか (開催地によって学会に出すかどうか決めるという この人の態度は圧倒的に正しいと新山は思う)。 まあいい、3月はやることが沢山ある。
(19:18)
支持率低迷「吉田茂は20%だった」 田中知事が反論
… 田中知事は28日の県会代表質問で、田中知事・県政の支持率が低迷している−との指摘に、 歴代首相やブッシュ米大統領の支持率が高くないことも挙げ「私と似通っている」と反論した。 …

べつに県政に興味ないし支持率なんてどうでもいいけど、 こういうのって反論っていうの?? ブッシュと似てると言ってしまう田中ヤスオがアホなのか、 これを反論と呼ぶ信毎がアホなのか。 (そもそもこの 2つは排他的でないので、こういっているオデもアホだ)

Feb 27 [Mon]


(11:56)
嘘をついてまで他人にホメてもらいたい人とつきあうのは疲れるっす。
(14:36)
風がひどくてまいっちゃうデ。
(18:56)
MIT Media Lab の人のトークに出席。激つまんな。 出て損した。なんつーか、日常の家具に機械を埋めこんでる人なのだが、 個々の“作品”とその基本思想はそれなりに面白い部分もあるのだけど、 トーク全体としては焦点がぼやけすぎ、ただの「オレはこんなことやったぞ自慢」に終わっていた。 おまけに時間も長すぎる。2時間やるつもりだったらしいが、 質疑応答に入ったところでアホらしくなり退出。ああはなりたくないもんだな。 どういうわけか Jacque Schwaltz がきてたけど。

こういう「うんざりする講演」に共通するひとつの特徴は、 焦点が一貫していないことだ。講演する側が「ああそうだ、あれも言わなきゃ、 これも言わなきゃ」といろいろなことを詰めこんでも、たいていの 聴衆 (おもに新山) はそんなに頭もよくないし、忍耐力もない。 それに個々のトピックを結びつける何かが全体として提示されていないと 個々の話がどうつながるのかわかんない。 つまるところ、こういう機会で聴衆が理解できるアイデアなんてのは、 せいぜい一個だけなんだよ。それを丁寧に説明すべきだろ。

(19:41)
英語のヘルプメッセージは iso-8859-1 でなくて ascii で出力してほしい。 なにげなく、
$ cdrecord -help
とやったら、
        -preemp         Audio tracks are mastered with 50/15 挙 preemphasis
という行が出てきてナンダ? こりゃ。といった状況。 これはじつは "50/15 μs" と書いてあるのだった。

Feb 26 [Sun]


(14:08)
ああ、しじみの味噌汁のみたい。。。(← シジマー、マジでシジマー)

きょうはビュー寒いので、家でアレしてる予定。 といっても、去年よりぜんぜんマシで、-8℃もあるケドね。

(15:31)
OpenSSH + VPN 経由で NFS を使っていると、ときどきネットワーク接続が固まることがある。 こうなるともう tun は ping にも反応しない。これは NFS の問題なのか、それとも ssh の問題なのか? -v -v オプションをつけるとネットワークの 受信ウィンドウ幅がだんだんデカくなっていくのがわかるが、これがなにを意味するのかは わからない。しょうがないので openssh-unix-dev に質問を出す。

しかし、VPN 経由 NFS の速度についてはおそろしいことがわかった。 linux のソースツリー (160MBytesほど) を自宅←(ケーブル接続)→大学間で転送すると、 なんと生で NFS したときよりも速いのである。 たぶん圧縮を有効にしてるためだろう。Cipher には blowfish を使っている。 どちらも tcp オプションつきでマウントしている。やるじゃねえか。 でも、圧縮つき rsync+ssh と比べるとどっちも10倍以上トロい。

ったく、オレはなにをこんなことに時間つかってんだろ?

(16:59)
そしていつか人は気づくであろう、 日本で売られているヨーグルトは、じつはみんな Fat Free であった ということに。はっきりいって、こっちの Fat Free でないヨーグルトは、 Jersey牛のミルクを飲んだことある人ならわかると思うけど、あの味。 「ウシの体臭」臭がキョーレツすぎてとても食えたもんじゃないのだ。 新山はこちらのチーズにはだいぶ慣れたけど、あれもダメな人が多いだろう。 だってアレみたいなニオイじゃん! まあそれを言わせれば納豆だってちょっとおかしいけど、 基本的に欧米人が刺身を食えなくて代わりにアボカド巻いて食ってんのと同じように、 日本の味に慣れてる人間には本物の乳製品はムリなんかもしれない。
(18:21)
nylug-list で、だれかが 「このミーティングに行きたいんだけど行けない、誰か録画して google video にアップロードしてくんない?」といっているのをみて、 そっか、画面を録画したムービーを配信するのに google video という手はいいかもな、と思う。 それならネットワーク帯域を気にしなくてすみそうだし。 しかし今のところこれは mpeg 形式しか受けつけてくれなくて、 .flv をじかにアップロードすることはできないらしい。 まあ、mpeg に変換することもできるんだけど、なんか効率悪いな。

しかし最近の google のやってることを見るにつけ思うのだが、 この会社が成長すればするほど「ネットでできること」の限界が あらわになってくるのは皮肉である。つまり、google があくまで http と 情報検索まわり (それと広告) だけをやっている限り、 この会社はますます手づまりになっていくだろう。 たとえこのさき世界の全人口がネットを使うようになって、 google が web上のおもな検索整理サービスをすべて吸収したとしても、 たいして面白いことになるとは思えない。 基本的にインフラだから。インフラは作るの大変だけど、そのさい動ける空間は基本的に限られている。 一度できてしまったらもうあとは保守しか残ってない。これは重要だけど、退屈な仕事だ。

ネットが出現したのがここ 10年ほどなので、一部の人々はこの新しいオモチャのために 「コンピュータができること ≒ ネットができること」のように考えがちである。 そういう人は、世の中にはそれ以外の仕事のほうが多いことを忘れているみたいだ。 たとえば、ネットは家の掃除を手伝ってはくれないし、 買い物もしてくれない (だったらウマそうな秋刀魚を楽天で買ってみろ)。 情報に限っても、たとえば計算機はどうやったら人間がいい文章 (あるいは、いいプログラム) を書くのを手伝えるのかとか、 会計のミスを効率よく発見するにはどうしたらいいのかとか、 パソコンがおかしくなったときにどう自動的に対処するかとか、 まだ問題は山のようにある。ネットが“集合知”として役に立つのは認めるが、 個々の問題には役に立てないことのほうが圧倒的に多い。 そういう意味で Google と MS を比べた場合、MS のほうが動ける空間がはるかに広く、 多くの可能性にめぐまれている。 なぜなら、これらの問題のほとんどはインフラの外の問題だからだ。 ただし今までのところ MS の動きがどうしようもなくアホいので、 いまだに PC はしょせん「ネットができりゃいい」程度の不便な 「インフラのみの機械」のままである。

新山はここが気に入らない。計算機には検索と通信以外のこともやってもらいたいと思う。 といって、こいつらに人間より賢くなってほしいとも思わないけど、 純粋な「情報のための情報処理」にはもう飽きた。 いまやってる研究に興味が持てないのはそのためだ (と思う、たぶん)。 情報を (狭い意味で) 検索したり、収集したり、整理したりするのは、 商売としては悪くないのかもしれない。でも、こんなん カネほしさのためでなきゃやってらんねーよ。 情報検索やってる人間をみると、彼らにとってはこの分野全体が まだ退屈じゃないと思ってるらしいので不思議だ。 「儲かるから楽しい」というのなら理解できるけど、たいして進歩もないし、 それ以外の理由があるとしたらオレには理解できんね。 ま、連中の勝手ですけど。「なにか新しいことをやってる」という気がまったくしないんだな (たとえ手法そのものが新しいとしてもだ)。 自然言語処理をつかってさえ、世の中にはほかにもっともっとおもしろい巨大な (というか、新山の価値観では“重要な”) 問題があるでしょうに。 もちろん、彼らにそんなことを言っても酷だけど。とにかく、 サッサと自分の研究を完成させて卒業しないとな。

(20:36)
おおかたこんなもんだろう。(何が?)

(追記) いまこれを読み直してみたら、自分の書いた文章に自分でムカっときた。 オレって才能あるのカモ?

Feb 25 [Sat]


(12:42)
さいきん、いたるところで勝ちすぎているので、 さらなる頽廃と停滞のためにはぜひとも負けを知る必要がある。 どこかに落ちていないかな、すばらしく素敵で、ナチュラルで、環境にやさしく、民族差別をしない、 男女平等な、悪玉コレステロールを増やさない“負け”が!

ばばがぬーし。

どうでもよいが (どうでもよろ, DDI)、ニューヨークでは Falafel、 Hummus と同じくらい有名な 中東料理の「ばばがぬーし」 (このうちのどれも日本ではほとんど知らなかったが) は、どう綴るのが 正統なのだろうか。NY でも、店によって綴りが違っていてよくわからない。

Google のスペルチェッカーも、もとから表記があいまいなものについてはどうしようもないようだ。 でも中東系の名前では、こういう表記のゆれは結構よくある (いま米国の自然言語屋での注目は中東関係のニュース・言語なので、これを研究してる人はたくさんいる)。 いちばんひどいのが、 "Koran (コーラン)" と "Quran (クルアーン)" だ。 これは日本語でも分かれているが、最近では "Quran (クルアーン)" のほうが原語に近いとされているが、 大手の新聞 (NYT とか Post、Reuters など) はいまだに "Koran" を使っている。 中東やインドの英語新聞だと "Quran" を使っていることが多い (Google News で検索してみればわかるよ)。 しかし、この「原語に近い表記ほどイイ!」っていう思想も、 すでにこれほど有名になった表記をいまさら変えることが許されるかっていうと、謎だよな。 いくら原語に近いからといって、いまさら「ウィルス」を「ヴァイアルス」に変えるか? (むかしは「ビールス」って表記もあった) コマンド名の "mv" を "move" に変えるか? QWERTY を DVORAK に変えるか? (いや、これは別の話) なんにせよ互換性を重視しないヤツはダメなのだ。 まあオレは重視しないけどね。

さらにどうでもよいが (沙羅-どうでもよろ, SDDI)、新山が勝ち負けを問題にするのは どうでもいいことだけである。どうでもよくないことについては、 そもそも勝ち負けを問題にする時点であの世に片足つっこんでる、 という気がしてならない。

(13:32)
くそーーーセンタッキがあかねーーー。土曜日は洗濯するまでなんにもできないのに!!

ところで、日経のニュース見出し「仏の七面鳥の鳥インフルエンザ、H5N1型と確認」

というのをみて、 「ホトケのツラの島? それとも、仏頂面の島? どっかの島に“仏面鳥”ってのがいるのか? それともホトケのツラを 7度まで見れる島があるのか?」 と思った。しかしその感覚は 2秒ほどで消えた。

「仏」という文字のちかく (右側) に「面」という文字があると どうしても「仏頂面」という単語を連想する。 しかも「鳥」がまさかこんな短期間で 2度くりかえされるとは思わないので、 2度目の「鳥」は「島」に見えてしまうのか。

(15:17)
「テーゼ」とか「エクリチュール」とか「クリシェ」とかって。
(01:16)
ネット上には 3種類のトリがいます。
  1. 人気とり
  2. 挙げ足とり
  3. うっとり

さあ、あなたはこのうちどれ??

(01:34)
学科のサーバ上で維基 (wiki) をつくってくれ、 と Adam から頼まれたので、使いなれてる MoinMoin (いつのまにか 1.5.2 なのな) をとってきて作業してた。 このような要求は今後もあるだろうということなので、 wikifarm にして独立した宇宙をいくつもつくれるようにした。 しかし、これが、おそい。 マシン (5年ぐらい前のモデルの Sun) が遅いせいもあるのだが、 Apache の htdocs うんたらが全部 NFS で、 しかも別のサブネット上のマシンに置いてある。 おまけに新山はこのマシンで root になることができないので、 httpd.conf を書き換えるときもいちいち管理者に オネガイせねばならない。URL に /cgi-bin/ を入れずに http://なんとか/wiki/foo/FrontPage でアクセスできるようにしたいが、 宇宙をいっこつくるたびに毎回 ScriptAlias を追加するよう オネガイするのはめんどくさいので、ScriptAliasMatch を使ってくれ、 ということにした。こうする:
ScriptAliasMatch /wiki/([a-z]+)(.*) "/home/apache/cgi-bin/moin/$1.cgi/$2"

そんで /cgi-bin/moin/foo.cgi が宇宙 foo への config を参照しておくと。

しかし仕事とはいえ「あぱーしぇ」なんかをいじるのはムカつくぜ。 とりわけ、このように設定ファイルに正規表現を使うのなんざは 罪悪感を感じる。 このために毎リクエストあたり一体何サイクルの CPU時間が無駄にされてんだかと思うと夜もねむれない。

どうでもいいが、この「維基」って翻訳は へれんによると名訳だそうである。中国人はまだそういう才能をもっているんだろうな。 なんでもカタカナに甘んじている日本人からは、すでにこの能力は失われた。

Feb 24 [Fri]


(11:38)
某学会では自然言語処理をやってる博士学生があつまって何やらやるらしい。 それってさあ、ACL の student session のマネ? アホらし。オレは行かんぞ。タダ飯が出ない限りは。 ACL ではいちおう食いもんが出たので、新山はそれダケにつられて行った覚えがある。 PhD にもあるとおり、 タダ飯が食えないイベントなぞ学生にとっては意味がない。
(12:14)
Python のインデントについて。 新山は emacs を使っているときはもっぱらスペース 2個 だけど、 vi でスクラッチから書くときは 1 になる。 でもどちらも多数派じゃないと思う。 たぶん 4かな? 8 ってのはちょっとやりすぎだよな。 7 とかの変態インデント幅を使ってる人はいるんだろうか。 ちなみにたしか K&R ではインデント幅は 5 だったはずだ。 3 がいてもおかしくはないと思う。 9以上のインデントは天然記念物だ。 0 は Python では原理的不可能だが、 C とかだと「絶対インデントしない人」ってのが この広い宇宙の中には存在するのかもしれない。

ぺるみっと (permit)。

(13:11)
/etc/rc.d/sshd の中で、 /usr/sbin/sshd のかわりに /usr/local/sbin/sshd を 起動させたいのにどうしても /usr/sbin のほうを見てしまう。 いろいろ調べていたらこれは /etc/defaults/rc.conf の変数 sshd_program で定義されていることがわかった。 このファイルの中身はひととおり目を通しておいて損はないと思う。 システム管理の仕事はつねに rc を理解するところから始まる。 といって、オレはぜんぶ理解していないけど!
(13:17)
いろいろな時計の秒針の音を文字で模倣してみるの試み:
(13:33)
きょうは早くサボって MoMA をただ見に行こうと思っていたら、 いつのまにか Pixarの展示 は終わってた! ガーソ!
(22:14)
腹が下っ手っす。

Feb 23 [Thu]


(12:20)
自分の言葉で理解できないうちは、物事を本当に理解したことにならないね。
(16:43)
とろぴかる半環に関するトークを聞いてきた。 ほとんどわからんかった。 そもそも、出ていた人達が違う。CS の連中がほとんどいない。 数学科の連中ばっかりだった。

(追記) Tropical Semi Ring というのは S(R+{-∞}, max, +) という半環で、この枠組み (っていうのかしらん) を使うと、 多項式によってヘンテコな (カクカクした) 形のグラフを表すことができる、らしい。 たとえば f(x,y) = y+max(x,a) などとすると、これは x=0 のところで 45度に折れ曲がった グラフになる。で、なんでここで -∞ が実数の集合に入っているかというと、 これは代数における零元というものらしく、グラフ上ではこれが普通の幾何学でいうところの 原点の位置にある。ヘンなの。で、今日のおじさんはこの Tropical Semi Ring をさらに 拡張して、よりこみいったグラフを表現できるようにした。 まず、実数が 2種類ある。T = R' + R +{-∞} で、max (これはふつうの数学における + に相当するらしい) と + (これは × に相当する) を、なんか場合分けの入ったヘンテコな演算で置換する。 たとえば「a $ b」は、a≠b ならば max(a,b) なのだが、 a=b のときは a ←→ a' で数直線上の反対側に行くとか (基本的にわかってないので、適当に書いているけど)。 そんで、グラフに書くときは零元 (-∞) をまんなかにして、両側に R' と R を描く。 零元はマイナス無限大なので、実際には原点と座標軸のまわりは「…」で省略されているのである。 ヘンなの〜〜。生物学などの組み合わせ理論に応用がきくかもしれない、 といっていたが、いまのところアプリケーションは未定らしい。 つまりほとんど純粋数学なわけだ。ほとんどの CS とは関係がないと思ったが、 数学屋ってこういう世界をいじってるんだな、というのがチョッと垣間見えた。 これほど別世界の話を聞くとなんだか逆に頭がリフレッシュされる。 これって代数幾何?

そして帰ってきてみたら、またもやあやしいトーク (ぺるりん先生主催) のアナウンスが…

Monday, February 27th, 2006 at 5pm
719 Broadway, Room 1221

"Context-Aware Computing: Understanding and Responding to Human Intention"
Ted Selker
Associate Professor, MIT Media Lab
はっきりいって、大学では毎日のようになんらかの講演やら セミナーやらのイベントがあるので、毎日出ていたら研究できない。 それはわかっているのだが。どうでもいいけど、 MIT のメディアラボって 「なんかアヤしい人目を引くことばっかりやってる」って印象があるよな。 ただのアヤしいことを研究するのは結構なのだが、ここに「人目を引く」が加わると それは本当に信用できなくなる。今日のトロピカル半環はまったく人目を 引かなそうな研究だが、問題意識はちゃんとあるので好感がもてるよ。
(18:10)
maa, ちゃんと今日中に送ってきたところはホメてやる。
(18:29)
vp-marketing って "Vice President Marketing (マーケティング副社長)" って意味かー! ちなみにこの近所の人々に VP というとほとんどみんなそれは 動詞句 (Verb Phrase) のことだと思う。ちなみに NP は名詞句 (Noun Phrase) ね。 PP は前置詞句 (Prepositional Phrase)。NP完全問題とは完全な NP を文中から見つけるという問題である。 うそ。職業病。
(00:21)
コーヒーをのみながらゆでタマゴを食うのが大好物な変態はオレだけか? この場合、コーヒーはつねに砂糖なしのブラックでなければならぬい。 とくに黄身の味とコーヒーがまざるとえもいわれぬ香ばしさになるのよね、 やっぱりそういう変態はオレだけなのだか???

きょうも ssh のマニュアルを訳す。やってらんない度 1729%。 いちばん大変なのが「どこの部分が本当に変更されてどこの部分が移動したのか」をつきとめる作業である。 はっきりいって、全部最初から訳したほうが早いんじゃないかっていうくらい。 オレは GIZA++ じゃないぞ!!

(01:33)
きょう Traiss 翻訳から学んだ英語表現: The shoe is on the other foot. (形成が逆転する)

http://traiss.tabesugi.net:8080/lwn/5a9e3c762ddb949cc8fb09de98877a18

さいきん Slashdot のほうに全然手をつけられない。 いろいろ忙しくってねえ。

きょうは結局、Firefox は 1.0.7 にもどした。 1.5.0.1 はどうしてもアウトラインフォントを使いたがるので。 オレはアウトラインフォントなんかいらねえって言ってるだろ! トロ遅くなるうえに、ボケボケしていてかえって見づらい。

Feb 22 [Wed]


(08:37)
もしかして同社のサーバは「逮捕されればされるほど安定する」のかもしれない。 だったらもっと逮捕されろ!

どうでもいいけど、目覚まし時計へ: キミ、人間でなくてよかったね。 律義に鳴っても新山が寝ているときだと無視され、 起きているときだとムカついてひっぱたかれるんじゃ たまんないよね、ふwa

(12:10)
セキネさんのデスクトップ PC (running Linux) がこのところオチマクルので、 とりあえず中をあけてホコリを掃除しろ、といっておいたのだが、まだ落ち続けるんだって。 どうも話を聞くにメモリがあやしいような気がしたので、急拠 Memtest86 を cd に焼いて 実行してみたらバッチリやられていた。ある部分をアクセスした瞬間にパスっと電源ごと落ちてしまう。 こりゃー、ダメですよ。それにしてもうちのマシン類は呪われているとしか思えない。 まあこいつはもう 3年近く使ったからそろそろガタが来るんかもしれないが、 前にもハードディスクが 2度(!) やられているし。新山が使っている PC は 2台とも この 4年間でどこもおかしくなっていないというのに。 やっぱり、神様はちゃんと見ておられるんですよ、ね! ちなみに神様って誰だブッシュのことか、この国では。 あんなやつが見てるんじゃたまんねえな。
(15:44)
どうでもいいが (どうでもよろ; ddy)、nycbug のサイトにある dmesg database は非常にクールだ。ハードウェア名や dmesg の中身で検索できるし、 submit しても dmesg に含まれているメールアドレスや ethernet アドレスなどは自動的に xxxxx で隠してくれる (と、いうことに、送信してから気づいた)。 これがあればどのマシンで *BSD が動いたかわかるじゃん!
(18:39)
まあ「有名な人 (あるいはモノ) にくっついて有名になる」っていうのは、 有名になるための安全かつ確実な方法だよね。 カッコ悪いけど…

しかし正直いって、オリジナリティのあるやりかたで人に認知されるのは、 一般的にかなりむずかしいと思う。(犯罪者になることを除けば)

ふとそう考えた。事例を見ることは、いろいろと参考になる。

(21:07)
(張ひさしぶりの) NYLUG みーちぃんぐ。いままで毎回行こうと思いつつ時間をのがしていた。 といっても今日もかなり遅れてしまったのだが。 きょうは MapFS とゆー ファイルシステムを作っているおじさんの講演だった。これは基本的に read-only な ファイルシステムに変更可能部分を「かぶせる」ことによって、 ほとんどを共有しつつ一部だけを書き込み可能にするというもの。 変更した部分は別のファイルに保存され、仮想的にmapされる。 すこしずつ違った構成のクラスタをつくるときなどに便利だろう (/ をまるごと共有しておいて、/var だけ書き換えるとか)。 しかし新山はすこし (≒かなり) 遅れていったため、技術的な部分のほとんどを 聞きのがし、あとはほとんど質疑応答だった。かなり技術的に踏み込んだ話をしていたみたいなので ザンネンだ。誰かが「*BSD に移植する計画はあるの?」と尋いていたが、基本的に いまのところは Linux でしか動かないようだった (しかし、とくにポリシーや 技術的制約があるわけではなく、たんに今のところ誰もやる人がいないということらしいが)。 なんか疲れてたので終わったあとは飲みにも行かずに帰ってくる。 どうでもいいが、場所はいつもの IBM 57st. ビルだったのだが、 ここのトイレはおそらく新山が見たニューヨークのトイレの中でも一番キレイなところであり、 布団引いて寝れんじゃないかと思うくらいキレイに掃除されているので、 いつも必ずトイレに寄るようにしている。どうでもいいがね。
(22:47)
よーーやく 4.3p2 のマニュアルを日本語に訳しはじめたが、 変更点がすっげー多いのでまいっちゃうよ。 4.1 から 4.2 への変更はたいしたことなかったが、 4.3 はものすごい。diff をとると、ssh(1) と sshd(8) の diff が本体より大きいというケシカラヌ事態になる。 計2000行以上。ふんげーー。もっとも、unified diff なので 半分以上は context が食ってるわけだし、大量に移動されてる部分があるので デカくなってるんだが、diff は基本的に「追加」と「削除」しか認識せず、 移動した部分はマークしてくれないので、ここを目で見つけるのはやっかいだ。ほんとうは、理想的には リビジョンごとの diff を全部分けておいて翻訳するのが一番効率的なんだろうけど、 手でそれをやるのはちょっとな。そういうのを自動化するツールを誰か 作ればいいのだろうが、オレ以外の誰が使うんだ? そんなの。 あと 3、4日はかかりそうだな。

Feb 21 [Tue]


(12:00)
花が咲きはじめると花瓶の重心が変わるため、倒れやすくなる。 いや、倒さなかったけど。

chuckle, chuckle.

(13:42)
どうでもいいけど、社長が逮捕されてからライブドアをだいぶ見直した。 なぜなら、今みたらサイトはちゃんと動いているからである。 1年ぐらい前はひどかったよ。たいして客が多いわけでもないのに、 サイトのトップページでも全部の画像が表示されずに、 (イメージが見つからないときに表示される) あの欠けたアイコンが ぼこぼこ出てきていた。まともなネットワーク管理者を雇ってない時点で 終わった会社だと思っていたが、今はまともに動いている。 「私たちは役員が全部逮捕されても、株券がチリ紙同然になってもサーバを走らせます。by ライブドア」 ってな感じの CM を打てば絶対ウケるぜ! 少なくともオレには。 とくに日本人は悲愴な覚悟をしている人々ってのが好きなんだから! (悲壮な覚悟ではないところに注意)
(14:07)
setf の返り血を式中で使うのわゆるせん!
(16:42)
きょうの教訓。組み込み関数の名前を上書きするのはやめよう!

あほな例:

def cmp*1((x1,(y1,z1)), (x2,(y2,z2))):
  return cmp*2(len(x2),len(x1)) or cmp(len(y1),len(y2))
items = sorted(dic.iteritems(), cmp=cmp*1)
ここで定義した関数 cmp*1 の中で呼び出している cmp*2 は、組み込み関数を意図していた。 ところが実際にはここでもまた cmp*1 が再帰的に呼びだされてしまうため、 unpack non-sequence になる。
(21:00)
きょうは甘いモノをとりすぎだ。 グレープフルーツジュースとアップルジュースをそれぞれ 1本ずつ飲み、 さらにチョコレートを 2列食った (1列 = 4セル)。 新山は甘いモノが嫌いではないが、自分の身体は甘いモノが苦手なのだと思う。 甘いモノを食うのは 1日にせいぜい 1度までにすべき。 でないと舌がヒリヒリしてくるし腹ももたれる。 コークを飲みながらチョコレートケーキを ばむばむ食えるような民族とは身体の構造が違っているのだ。 ついでに辛いものも嫌いではないが、自分の身体は辛いモノも苦手だ (胃腸にキてしまう)。ようするに、どっちも食べすぎられないという 不幸な制約をかかえている。まあ、まったく食えないわけではないから いいんだケドね。
Yusuke Shinyama