2006年 5月 (2)。

Last Modified: Wed May 31 23:48:37 EDT 2006 (06/01, 12:48 JST)

May 31 [Wed]


(07:20)







サガキタ!

(19:22)
大学から。 きょうは 5時間しかネてないので、かなりホゲホゲした気分だったのだが、 それでもなんとかコードを書いていた。C++で。地獄。 私用メールも私用サイト (?) もほとんど見ずだぜ。我ながらよくやるよ、と思う。 にもかかわらず、まだやんなきゃいけない仕事が 2つある。 いっこは原稿。もういっこは学会スライド。 ああ、地獄。

帰りの地下鉄の中で、中国人とおぼしきオバちゃんを見かけた。 服装は地味で、メガネをかけており、髪はショートカットで白髪が混じっているような、 いわゆる「そのへんにいそうな中国人のオバちゃん」である。 ところが彼女はやおら PSP をとりだすと電車の中でゲームを始めたのだ! ここに至って、新山は PSP って本当に売れているんだということを確信したね。

todo: 図書館の本返す。カフンショの薬。パスぽ更新。

(23:34)
忘れないうちに書いておく。 Javascript を使ったアホなインターフェイス (gmail など) を 使えば使うほどムカついてくることについて。 なぜあれがアホかというと、前にもちょっと書いたが、 ようするに「戻る」ボタンが使えないってことなのだが、 これは通常の web ナビゲーションの感覚を致命的に無視している。 たいていの webブラウザの操作に慣れたユーザは、 「戻る」ボタンを「とりけし / undo」のような意味で使っていると思う。 つまり「あ、やっぱやめた」という感覚である。 しかしこのテのインターフェイスではこの感覚が通用しない。 すべての操作が実際には同一ページ内で行われるから、 「戻る」を押すとメーラのに出てしまうのである。 こういう「お約束」を無視するってのはインターフェイス設計ではご法度だろ。 人類を不幸にする技術というのは世の中にいくらもあるが、 これはその非常にセコい形態といえる。Windows の 動かしたくもないのに動いちゃうタスクバーみたいなもんで、 毎日、すこしずつストレスをためるのに役立つ。 ま、コンピュータ自体がそんなもんか。

May 30 [Tue]


(07:38)






サガタ。

(21:14)
あ゛〜〜〜〜〜?
(23:04)
きょう、あるところで "An Inconvenient Truth" の話をしている人々をみた。 しかし、こういう映画を見ても 2時間後には平気でプラスチックのコップを ゴミ箱に捨ててるのがアメリカ人である。たぶん 99% ぐらいがそういうタイプだと思う。 彼らは、なんだかんだいっても自分たちの生活スタイルを 絶対に変えない。「CO2 出したって、その分だけ稼いで金払えばいいんだろ」って発想 (日本もそうか、基本的には)。あるいは、技術的にうまいこと工夫して環境問題だけを 乗り越えようって魂胆。ソフトウェアにバグがあるから、 「バグを自動的に判定する技術をつくろう」ってのと同じたぐいの発想ね。技術を技術でカバーするって最悪。 しかし、これが合理的であると信じているアメリカンはかなり多い。 結局、こいつらの楽観主義が世界を滅ぼすと思う。 そんでさ、いざ世界が滅びそうになったら絶対にヤツらはまた「合理的な」責任のなすり合いをするに決まっているよ。 ようするに、コイツらの病気は一生なおらないのだ。 でも、こいつらは太っているから、点5苦へ行けます。。。

アメリカって国レベルでもこういう無理な理屈を通すからな。ほんとタチが悪いよ。

(00:11)
あと一週間…、この一週間が勝負だ…。これさえ乗り越えれば…。バタっ
(01:47)
今からじゃ 5時間しか寝れんじゃないか。速く寝れよ。

May 29 [Mon]


(12:15)
おやすみなので寝坊。おやすみ寝。
(13:55)
大学オフィスの 4基あるエレベータのうち、1基がおかしな動作をする。 動きだすと左右に「がたがたがたがた…!」と異常な振動があり、すごくコワイのである。 このエレベータは以前にも暴走するエレベータとして名をはせており、 トチ狂うと何もないところでカベに向かってドアが開いたりした。なんかヤバそうなので、 「← DO NOT USE THIS ELEVATOR. IT'S FREAKISH!」とメモを書いて貼っておく。 それにしても、この「freakish」という形容詞もいつ覚えたんだかな。 英語の学習過程には、意識的な部分と無意識的な部分がある (あたりまえか)。 誰か他人が話すのを聞いて「あっ、これいいな」と思って自分でも使ってみるという 表現があるいっぽうで、自分でも気づかないうちに「知っている」表現がある。 しかし、そのこと自体に自分で気づくってのはなんかオカシイよね…? なんでだろ。
(19:03)
へれん (←このヒトも休日なのに大学来なきゃなんない悲哀組)、と 某日本食料品店に行き、弁当を買って戻ってくると「よたむ」にバッタリ遭遇。 おー久しぶりじゃん! てことでしばらく立ち話す。この夏はここにいるのか、と尋くと インターンでシアトルに行くという。2人して 「シアトル? ってことはマイクロソフト?」とハモり質問。 そしたら、Adobe なんだって。うっ、ちょっとうらやましいぞ…。 少なくとも新山はいまいる会社よりは Adobe のほうがよっぽど興味ある (まあ、会社自体は好きじゃないけど)。ちなみに彼は CG をやっている。 Adobe もいまや Macromedia を買収して、画像系の人も集めだしたってことなのかな。 というかもとからあそこは画像系か。 まあいいや。弁当食おう。
(20:37)
ふえええ。ad0 で DMA エラーがでる。もうこのディスクも寿命なのか??

きょうの笑えたニュース記事一覧:

これ、cgi にしたらウケそうだな…。

(23:36)
ねえ、なんで時間ってのは放っとくとなくなるんだろうね?
(01:27)
ブルーベリーのはちみつというものを買ってきた。他のはちみつと比べると、 色がドス黒い。怖い。ひとびん (450g) 買ってきたので、これでマズかったら最悪だな、 と思ったが、案外うまい。というか、かなりうまい。クローバーよりもいいかも? ブルーベリーのせいなのか (?)、 蜜そのものに酸味がある。ブルーベリーは花の段階からすでに酸味があるのだろうか。 へんなもんだ。きたいなもんだよ。

May 28 [Sun]


(11:32)
フィリフヨンカは、身動きすることもできませんでした。 ひしと瀬戸物のネコをつかみながら、彼女はそこに無言で立ちつくして、考えました。

「ああ、なんてうつくしい、ふしぎな、この世のおわりでしょう!」

-- 「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」 ムーミン谷の仲間たち・収録
(01:34)
H嬢がこんな時間に狂ったように実験スクリプトを走らせている。 どのマシンもまっ黄色 (unagi.py では負荷がかかっているマシンは黄色く表示されるので) だ。 あんたも大変だね。

May 27 [Sat]


(12:12)
ネボった。まだ洗濯してない。
(19:56)
きょうは Memorial Day で図書館が閉まっていてショック。 クソくらえ Memorial Day なんか。 そのおかげで衝動買い。
(02:15)
さいきん、あまりここに意味のあることを書いてない。 どうでもよくないことばかり書いている。これは、はっきりムカついているが、 「忙しい」とか「時間がない」とかいう言い訳をつかうのは最低だ。 そんなことを言いだしたら何もかも人のせいになる。

May 26 [Fri]


(23:30)
朝からひどい偏頭痛で、昼過ぎまで仮死状態だった。 午後になったらようやく治ったので、怒涛のようにコードを書きはじめる。 というか、コード量としては大したことないのだが、 あっちこっちのモジュールを使用するので頭が狂ってくる。 ちなみに使用言語は屈辱的なことに C++ である。 まったく、Python でもいい、なんていってたのはどこのどいつだよ! これがどれくらい屈辱的かっていうと、カラオケで上司につきあって 湘南乃風とかコブクロとかレミオロメンとかを歌わされるようなモンだ… (しかも上司はノリノリであるような状態、 これが 3ヵ月のあいだ歌い放題のカラオケボックスだと思ってください)。

ちなみに、上のアーティスト名はどうやって取ってきたかというと、 「カラオケ トップ」で Feeling Luckyである。 とーぜん、新山はどれも知らない。 たぶん今後、目にすることもないだろう…。

(00:52)
Google Summer of Code のいいかげんさについて。 新山は LispNYC で、とあるプロジェクトの Mentor をすることになっていたが、 結局のところこの学生が落とされたのでナシになった。 LispNYC からは計 3人が選ばれている。 さて、この人数はプロジェクトごとに決められてるのだけど、 最初彼らは「LispNYC からは 10人まで OK」といっていたのだ。 それがなぜ 3人なのか。 うちらは「10人」のつもりでよさそうな学生をピックアップし、 各学生と具体的な話を進めていた。 ところが選定締め切りの 2日前 (20日ごろ) になって、 いきなり Google は「やっぱり 3人までにしてくれ」 といいだした。はっきりいって、 後知恵で考えれば 10人というのはやはり多すぎるし、 Lisp の知名度から考えても 3人ぐらいがせいぜいだろうと思う (去年はいっくらなんでも多すぎた)。 だけど締め切り間際になってそれはねえよなあ、と思うのである。 ちなみに Google からは人数変更の説明はいっさいなかったらしい (Heow は何も聞いてないといっていた)。

ようするに、ウチらは結構怒っていた。正直な話、新山としては、 そんなに好きな言語でもない Lisp の指導をしなくてよくなって 実はホッとしているのだけど、期待してた学生になんて言やいいんだ? 今回の件では圧倒的に Google に筋が通っていない。 じつをいえば、そもそも参加団体がどうやって選ばれているのかも定かではない。 そもそも LispNYC が選ばれたのは Matt に個人的な知り合いがいたかららしいが、 そういうルートで決められるのもかなり不透明な話だと思う。 ちなみに LispNYC では去年の Summer of Code で団体に対して払われた 金額をすべて温存していたので、実際には「Google 選外」になった学生を もう 1人、自前で雇えるので、いまはその議論になっているけど、新山の プロジェクトは無理そうだなああ。

Heow は「このイベントは実は慈善でもなんでもなく、 巧妙に仕掛けられた“Google の人材マーケティング”なんじゃないか?」 といっていた。去年の Summer of Code で学生の何人かが Google に引き抜かれているところを見ると、たしかにそんな気がする。 つまりプログラミングが得意そうなやつを選定するプロセスは 各オープンソースのプロジェクトの人間に任せておいて (これは 3ヵ月の「実地試験」も含まれる)、最終的に生き残ったヤツだけを Google が獲れば何千人もの人間をフィルタする手間がはぶけるんだから、すごく効率的だ。人材募集に 莫大なカネをかけているこの会社のことなので、本当にできるやつを見つける (+ 世間の印象もよくする) のに数十万ドルの PR 費というのはお得なのかもしれない。 Windowsマシンを買わせる MS の寄付金を思い出させる。 去年も思ったのだけど、こうやってできあがったソフトウェアは、誰が保守するの? 率直にいって、これがオープンソースに対する Google の 「見返り」だとすれば、かなりお粗末と言わざるをえない。 これについてはもっと詳しく書けるようになったらまた書く。

May 25 [Thu]


(22:56)
いま帰宅。 きょうは働きすぎではなく、インターンの集まりで (またか) Times Sq. 付近の大型ゲーセンに連行される。なんでゲーセンなの?? と思ったら、集団でやるゲームがあるんだそうな。 なんか亜空間にみんなで忍びこんでレーザー銃で撃ちあうヴァーチャルなゲームだった。 くっだんねーーー。30過ぎた人間のヤルことじゃねえだろちくしょうめ。 会社の 16階フロアには xbox だか ps2 だかが置いてあるが、 あれやってたほうがずっといいような気がする。まあオレはゲームやんないけど。 精神的にも肉体的にもぐったり。

そのあと、CMU からきた台湾人 (男) と話していたら、なぜか少女漫画の話になり、 「日本の有名なマンガで、歴史モノで、すんごく綺麗なプリンスを描いたやつってあるよね…」 といいだした。それってもしかして「日出処の天子」ってことですか? どうやら翻訳があるらしいが、山岸凉子ってところが地味で泣かせる。 今日の合計脱力は 873N。

May 24 [Wed]


(07:26)
nemu-
(22:11)
いやーーやっぱ、大学のトイレは落ち着くなぁ〜〜〜
(23:11)
さういえば、インターンを始めてからひとつの問題に気がついた。 それは「(コいンランドリーで使う) 25セント硬貨が集まらない」ということである。 なぜなら近所のデリで買い物するということがまったくないので (おやつや食事はすべて会社が提供する、オレはモルモットか!)。 こういうのってよくないなあ。

May 23 [Tue]


(22:53)
ふげーーー。 今日は朝 9時から 夜 10時まで会社にいた。 オレ、働きすぎ。 いくら給料が高いといっても、ここまでやるこたぁーない。 オレは大学の仕事もあるんだくぬ野郎。 きょうは隣の奴の「動かないよ攻撃」につきあってウダウダやっていた。 こいつは Mac ユーザで Linux のことはほとんど知らない。 疲れそ。
(23:33)
Linux で open できるファイルの最大数を上げる方法:
$ sudo sh -c 'ulimit -n 8192 && exec su yusuke'

May 22 [Mon]


(07:28)
た、たたた…
タオルが消えた!!

ぬんで?

  1. に吸い寄せられた。
  2. 地下にもぐった。
  3. だがいつまでもくすぶってるような俺達じゃあない。

どっかんこ

きょうの断言: 世界は擬音によって定義されている。

(21:47)
不潔。

今日はようやく具体的な仕事の話に入る。午前中はボス (正確には真のボスではなく、新山の面倒をみてくれる "mentor" という存在であるわけだが) と 1時間ぐらい議論して、昼食のあと講演を聞きに行く。ねむかった。 今週から新しいインターンが新山と同じ部屋に入ってきたのだが、 コイツがまあよくしゃべることしゃべること。新山はすでに一週間いるので あれこれ聞かれまくる。きょうは夕方になってインターンどもの歓迎夕食会が開かれた。 ちなみにインターンは必ずしも技術職というわけではない。営業部の見習いもいるし、 技術職でも研究開発をするのから、システム管理をするのや、いろいろいる。

今日から入ったインターンの中にひとり変な奴がいて (まあ、多かれ少なかれみんなどっかおかしいが)、 ルービックキューブがすんごい得意だという。実際に見せてもらったが、 どんな配列からでも30秒ぐらいで元にもどしてしまうのだ。これにはびっくり。すげえな。 実際にルービックキューブをいつも持ち歩いているというのがなおさら笑える。 なんでもこれの速さを競う「スピードキューブ」という競技があり、ギネス最短記録は 平均15秒? ぐらいらしいが、30秒でも十分すごい。 みんなで「ルービックキューブの解法は NP-hard のように見えるけど違うのか?」などと 質問攻撃を浴びせる。しかし彼によれば「標準的なアルゴリズム」を使うと、 これは NP完全でもないし exponential でもないという (最適解は依然として NP-hard なんかもしれないが)。 これは基本的には慣れの問題で、キューブを見てある特定の色のパターンを認識し、 それに従って機械的に手を動かしていればできるんだそうな。 そういうもんかね? ちなみに、彼はハンガリー人だったので、新山はかねてから気になっていた 「ハンガリー語とフィンランド語はどうちがうのか?」という質問をしていた (いつも新山はろくに相手の言語を知らないくせに言語の質問をしたがる)。 やっぱりお互いにもう理解できないほど違っているらしいが、発音をきくと 「なんとなく似ている」と思う程度らしい。 琉球語と日本語の違いようなもんかね?

どうえもよいのですが (どうべも夜露)、 新山のいるオフィスのフロアの便所の個室が、換気扇のファンがうるさくて 安心できないのですが、なんとかならんのでしょうか。空調はあいかわらず寒いし。

(00:37)
そうだ、そうだ、今日は非常にアホなものを見たんだ。 けさ Broadway が規制されてたので、またなにかのデモがあるのかと思っていたら、 向こうから巨大な“黄色い物体”がやってきた。 たぶん CM の撮影かなんかだと思うけど、あまりにもアホだったのでショックだった。

May 21 [Sun]


(10:27)
ヨオー、あのさあ…。
(18:28)
またもや大企業の都合で泣きをみる人が生産された。 あいつらってホントに横暴な。同情しちゃうよ。

新山は「公憤」や「義憤」といったものの存在をまったく信じていないので、 すべての感情は私的なものだと思っている。だからあんまり人が怒ってるのも 自分が怒ってるのも気にならない。一部の人にとって、 それは息をするようなものだ。オレじゃないぞ。

だけどデカい企業というのはそれ自体に目に見える悪意があるというよりも (Microsoft は別として…)、これはどんな大企業も絶対に逃げられない 必然のような気がする。大きな集団がコワいのはそこだ。

オレは一体何いってんだ?? どうも週末は頭がフワついて困る。 (いつもだけど)

(22:59)
つうか、
つー−か、
もう5月も
後半なのに、
なんでこんなに
寒いわけ??

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May 20 [Sat]


(09:55)
いやーー、1週間はやおきしたあとの寝坊はまた格別だね。

(普段はネボりすぎているのでわからない)

(12:03)
なにげなく いなまい (伊那毎日新聞) というサイトを発見。 ここ、すげえよ! なにがいいって、圧倒的な見やすさ。 同じ長野県の新聞である 信毎市民タイムス長野日報南信州サイバーニュース と比べてみればわかる (なお、これらのソースは あめぞうニュース で みつけた、あめぞうってまだやってたんだね…)。 まず、サイドバーが右側に 1本しかない。このスッキリさを見よ。 ほかのサイトは両側にサイドバーがあるか、 あるいは長野日報の場合は右側のバーがやたらと太く、ゴチャゴチャしている。 それから信毎や南信州サイバーニュースの場合はウザい広告が ブチぬきで入っていて、これがムカつく。それからたいていの新聞サイトは、 おもに広告バナーのためだが、使ってる色数が多すぎる。 こういうサイトを見続けていると知らずしらずのうちにストレスがたまると思うよ。 「いなまい」には広告が入ってない。この控え目かつ気のきいた色使いを見よ。 右下に Tux がいるのも好感がもてる。 「アクセスランキング」が普段は隠れているというのもいい (Javascript が必要だが)。全国紙よりセンスいいよね? いやー長野もまだまだ捨てたもんじゃないな。 さっさとこんな国は抜け出して長野で働きたいです。

米国に来て海外コンプレックスが雲散霧消したら、 けっきょく新山の中にもともとあったのは強烈な地方ナショナリズムだということがわかった。 結局のところ、オレの性癖として「こぢんまり指向」というのが元からあって、 なにかスケールのデカイことを本能的に避けたがるのだと思う。 そうすると自然に「こんな騒々しいところはもういいから、 さっさと帰ってひっそり暮らそう」ということになりまさぁね。

まあ、ある意味で「自分さがしの旅 (かっこわらい)」と言えないこともない。

(13:35)
インターンの効用について。まだ一週間しかたっていないのだが、気づいたことがある。 新山が現在いる会社では MIT や Harvard など 東海岸トップスクールの学生がけっこうインターンとして来ているのだけど、 おどろいたことに彼らの多くはまだ学部生なのだ。で、思ったんだけど、 米国では本当にできるやつはたぶん学生時代の早いうちからインターンで企業文化というものを 経験してしまい、あとは卒業したらさっさと学者になってしまうんじゃないか。 インターンで比較的「アカデミックでない仕事」をやらされることによって、 「実務を知っている研究者」ができるので、 日本のように企業経験がまったくない人間が研究者になるよりもはるかに強い。 日本の企業ではまだインターンってほとんど一般的ではないと思うけど、 米国の企業はかなり小さいところでもみんなインターンをやっていて、 直接的な利益をめざすというよりも「企業全体で学生に対する教育の バッファオーバーフロー(いかん、skk辞書が…) 場を提供する」 という文化があるように見える。こういうところにも日米の格差はありそう。 しかしこれをそのまま日本に持ち込んでもうまく機能するとは思えないけど。
(17:02)
すっところんとんとん…

風が強いね。 空はまるで台風のあとのような灰色の雲が待っている。

(研究をやりに大学へ来たのに、頭がフワフワして仕事が進まない)

(18:54)
Banana Coconuts Frapuccino は甘すぎる。 きょうは 41丁目のブックオふへ行こうと思てたのにもう時間ないあるね (あるのか? ないのか? どっちなんだ!)。 まだどう考えても外は 7時とは思えないが、 日が長くなってきたせいで、太陽にだまされる日々だ。
(19:31)
きょうの教訓: あるところで 国分太一 という名前をみて「アレ? この人まだ生きてんだっけ?」と思ったら、 国分一太郎 とは別人だった。
(22:26)
なんでこんなに
すすしいの?
(23:54)
いま見たら「いなまい」落ちてんじゃん…。ダメなの。

May 19 [Fri]


(08:05)
外はドシャ降りなのにオレは傘を大学に忘れてきた。死んでしまへ
(21:36)
あーー。目がショボショボする。もういや。 きょうも資料を読む。お昼ごろに、「なんとか・コード」のタダ券が配られるとかで、 社員のほとんどは映画を見に出払ってしまった (なんつー会社だ!)。 オレは映画には興味ないので居残り。 そのあと夕方になったら会社の大ボスの一人 (ぼそぼそしゃべる方) が 来ているということで、なぜかホールに集結させられる。 彼はホントにぼそぼそ喋っていた。日本語の文字で表すと、 「ぼそぼそぼそぼそ…、ぼそ? ぼそぼそ…ぼそ? (社員からドっ、と笑い声) ぼそぼそぼそぼ…」っていう感じである。 あれがウケるわけ? そのあとまた帰ってきて画面とにらめっこ。さすがにみんな金曜の夕方になると サッサと帰ってしまうが、オレはこんなことで大丈夫なんだろうか。

今日はとりあえず、実家から緑茶が届いた (大学の住所に)。 あと、新しい非常階段を発見したのでショートカットがひとつ増えたことになる。 (オレにとっちゃ、こういうことのほうが重要)

(23:13)
ところで (てくるで、) 以前 NYU の卒業衣裳がダサくて高いといったが、 Columbia のはさらにダサく、さらに高い ことが判明した。なにこれ? 看護婦のコスプレか? こないだ仕事場へいくときに、Times Square の駅でこの服の集団をみかけてビックリしちゃったよ。 服についてる紋章から Columbia だとわかったのであるが、 なんかもしかしてウチらはまだマトモなんだろうか? 他人と比べることによることの安息降参。 (やべ、オヤジ化してき田)
(01:53)
TODO: パスポ更新。

May 18 [Thu]


(07:35)
がっつんこ。そういや、昨日カミソリ買ってくるの忘れたよ!
(21:56)
カミソリ買ってきたデ。 これを封筒に入れて、アノ人のもとへ贈るのさ! おまけに Gillette だから 5枚刃で安全です。 ただし、まだ夕飯はくってないけど。

きょうもほとんど一日じゅう文書を読んでいた。 そのあとミーティング (というか、トレーニングというか) がふたつ。 新山は記憶力が非常にヨワイので、大量の文章を理解するときは いかに「圧縮」するかが重要になる。 つまり「あ、ようするにこういうことね」と抽象的な一言でまとめて、 頭につめこんでおく。オレはこういうのがけっこう得意なので (と、自分では思っている)。 新山がいつも奇抜なアイデアを知りたがるのは、こうした 「概念の語彙」をいっぱいためこんでおくと、あとで再利用がきくからである。 なぜならほとんどのアイデアというのは、既存のアイデアをいくつか組み合わせたものか、 あるいは「既存のアイデア + 差分」なわけで、 「既存のアイデア」を自分がいっぱい持ってるほど「+ 差分」の部分は少なくてすむ。 しかもなるべく平易な言葉でシリアライズしておくほうが好きだ。 それと、なにが重要でなにが重要でないかを見分けるカンのようなものも必要。 「うまい説明を考えようとする」という訓練は、こうした部分でとても役に立つ。

それにしても、この手のものを画面で読むのは、とーーーっても疲れる。 印刷すると紙がムダになるし企業機密なのでやらない。 まあ、大方のところはだいたいわかってきたが、それにしても この会社はキライだな。なぜわざわざこんなところに来たかというと、 ここしかひっかかんなかったからですよ。 しょせん新山のようなアホな日本人にはこの程度ってことだろう (といっても、日本人であることが考慮されたわけではないと思うけど)。 まあ、これも修行だ。

(01:36)
他人の批判をすることで自分を落ちつかせられる人ってうらやましいですね。

May 17 [Wed]


(08:43)
出社前に大学に寄って、NYU印のマグカップや花瓶をもってくことにする。 あすこの連中はみんな紙コップやプラスチックのフォークなぞを使っていつも一回きりで捨てているが (つうか、米国では基本的にみんなそうだ)、 そういうのは我慢ならないのだ。 あと自分用の箸ね。 とーぜん会社からは日記は書かないし、私用メールも見ませにょ。
(20:58)
ふーーー。今日もまたミーティングが時間変更になり、 通知不徹底でうだうだ…。とゆーか、この会社ではこういうことは よくあるのだろうか。今日もほぼ一日、資料ばかり読んでいた。 この 3日間で新しいボキャブラリーが数十個増えているので かなりキゃパシテぃの限界だ。しかし、どうにか大まかな状況はわかってきたような雰囲気 (ふいんき)。 どうでもいいけど新山のいる部屋は前にいた人が出ていってしまったので、 いまんところオレ一人で一部屋まるまる独占してるのだが、いいのかな? ほかの人々はみんな 2人部屋とか 3人部屋なのに。 まあどうでもよろ。というか、どうでもよくねえけど、この部屋って 空調がサムいんだけど、どうにかなんないの? 大学のオフィスでもそうだが、キーボードを打っていると そのうち手がカジかんでくるのです。 しかし大学では温度調節をするツマミがあるのだが、このビルにはそれがない。 おまけに窓があるのはいいのだが、西日がモロに真横から当たるので なんか身体の片側だけミョーに日焼けしそう。 いちおう、ブラインドはついてるのだが、 アホなことにロール型の「完全遮断ブラインド」なので、 ブラインドを閉めるとまっ暗になってしまう (これってオフィスで泊まる人のための配慮?)。 明日からはセーターと手袋 (とニベア) 持参だな、こりゃ。

そういや、きょうは久しぶりに Javier と話した (といっても、IM上でだが)。彼は秋にまた NY に来れるのかな。

(22:28)
どうやら「複数キーワードを入れるとぜんぜん見当ちがいのページを返す」という問題は google 英語版でもあるらしい。くそったれ。新山はよく英語を書くときに、 どれくらいありがちな表現かを調べるのに「英語をフレーズで検索する」ということをやるのだが、 これが今回はヒット数からしてぜんぜんデタラメなので、まるでアテにならん結果。 オレの使っているサーバだけワザとそうしているのかな…? (電波、伝播) いや、大学からやってみてもそうだったしな (結構まえからこうなってた)。 検索の正確さうんぬんを言うのは、 まずちゃんと検索できてからにしろと思う。いや、しかし、 「google の検索結果はつねに正確である」という命題をよくよく考えてみると、 これは「∀ x. google で x を検索する ⇒ x の検索結果は正しい」という 述語論理に変換できるわけで、 間違った前提からはどんな結論を導いてもいいから、そもそもの検索自体が不可能であれば この命題はすべての x に対して正しいことになってしまう。 そうかそうかそういうことか? いやさすが google 様は頭がイイなあ〜

自分が見たことを書いているダケなのに、なぜいつもこうグチっぽくなるのか? オレはきっと他の人に比べてきわめて運が悪いので、 いつも悪いところばっかり見せられているに違いない。 世の中はもっとマトモで善人ばっかりのはずだ!!

May 16 [Tue]


(07:12)
今日も早起きたば。
(19:14)
ふう。とりあえずきょうは 10時間ぐらい「ヒマをつぶした」ぞ。 まだぜんぜん生産してないので「働いた」とは言いにくいが、 これでも働いたって言えるのかな?

きょうの合計脱力は 927N ぐらいだった。すさまじい脱力ぶりだが、 新山の場合はこういう場合ただひたすら笑うので、まあ今日も乾いた笑いをありがとう、と言うしかない。 まず、2つ予定されていたインターン用の ミーティングのうち、ひとつはキャンセルされ、 もうひとつは時刻が変更になったにもかかわらずウチらには知らされておらず、 おまけに場所もわかんなくてあっちこっちの会議室をウロウロ。 そもそもなー、担当者が休暇中だったことに 誰も気づいてなかったというのがアホさ全開なんだよ。 こんなんでいいのか、この会社は? まあどうでもいいや。 なんか緑茶とか飲んでても問題なさそうなので、 大学からマグカップとか自分用のお箸とか持っていくことにしよう。 まあ、とにかく、日本茶さえ飲めれば新山は幸せよ。

(21:16)
あー腹へった。腹へって死にそふ。Sunrise mart でシメジと魚の切り身を買ってくる。 やっぱオレの身体は日本食が合ってるみたいだ。体調がぜんぜん違うもんね。 新山はだいたい朝食がいつも不本意 (コーヒーにマフィンとか、そんなもの) なので、 晩ご飯ぐらいちゃんとしたもの食わないと…。しかしまてよ? いまいる会社はコリアンタウンに近いんだから、 じつは昼飯として韓国料理も結構イケるんじゃあ…ないかな?
(21:50)
てゆうか、このところ雨ばっかじゃねえかよ。ここわ日本か?

Document ID: 7ab5786c5f75b0db1aa2a465841085c4

Yusuke Shinyama