2007年 2月 (0)。

いつまでやってりの?

Last Modified: Wed Jan 31 23:27:09 EST 2007 (02/01, 13:27 JST)

Jan 31 [Wed]


(09:03)
きょうは 1月最後の日である。つまりということは 2月最初の日ということだ…?
(14:20)
誰も知らないところで、だれかが、何かをやっている。それのくりかえし。
(17:53)
Jimmy Wales 講演。 混雑してて入れなそうだったのでブチキレて帰ろう…かと思ったら、最後にすべりこめた。 トークそのものは大したことなかった。 彼が現在やっている Wikia.com の紹介がおもで、 「Free Search」の話をしていた。彼がいまやろうとしているのは、wikipedia のような 誰でも自由に参加できるやり方で、完全に透明かつオープンな 検索エンジンをつくれないか、というものである。ようするに、Google の対極ね。 しかし、具体的にどうやるかはよくわからず。 検索システムってのは、誰でも wiki をつかってホイホイ書けるというもんじゃないからなあ。 そういえば一時期 nutch.org が似たようなことをやっていましたね。

(でも意外と知られてないけど google も昔はある程度、中身を公開していたんだよ。 この論文の 1.3.2. 節を見ると、

Up until now most search engine development has gone on at companies with little publication of technical details. ... With Google, we have a strong goal to push more development and understanding into the academic realm.
(現在まで、ほとんどの検索エンジン開発は企業がおこなっており、その技術的詳細は公開されていない。... Google によって、我々はより学術的な方向から [検索エンジンの] 開発と理解がおこなえる。)
とか書かれている。その後の経過を見るとまさに大ウソだったわけだけど。)

その後かれは「3月に東京へ行く」と言いだした。 なぜなら、彼いわく「日本語版の wikipedia は現在 英語、独語、仏語に続いて 第4位の大きさだが、 この中で何が起こっているか我々はまったく知らない」からというのだ。 そこで講演が終わってから彼のところへ行って、 「日本語版の文化を理解するのはたぶんとっってもタイヘンですよ」と言っておいた。 だいたいオレだって連中のやってることはよくわからんのである。 そのあとひとしきり「日本語版の問題点」と新山が思っているものを彼に話した (でも、こういう時間がおしてる所で要点をサっと英語で伝えるのは苦労するなあ、まだまだ修行が足りんよ)。 wikipedia 日本語版は、日本の社会と同じように、根回しと暗黙の了解、コソコソやるのはいいことだ、 そして「空気嫁」の世界である。 たぶんオープンな議論に慣れた人間からみると、日本人の「議論 == ケンカ腰」っていう感覚は ひどく perplexing だと思う。

でも知らなかったんだけど、彼の奥さんは日本人のハーフなんだって。 Jimmy 自身も日本語を学習していると言っていた。しかし日本語そのものを理解するよりも、 ツウちゃんねるやその他のダメコミュニティを知っておいたほうがいいよ、と言っておいた。 (ツウちゃんねるが情報収集の役に立つということは認めるが、 中立性や冷静な議論という観点からいえば、あれらは明らかにダメである。 同じように wikipedia 日本語版も情報源として役に立つレベルになっているのは確かだが、 あれが Jimmy Wales の望むようなオープンで中立な状態かどうかはなんとも言えない。) とにかく、彼は日本で wikipedia ユーザと理解しあおうとしたら苦労すると思うよ。

てくるで、彼の講演そのものよりも、彼がもってきていた OLPC の実機を見れたことはよかった。 まさにオモチャみたいにちっちゃい。が、ディスプレイをぐるっとまわせるようになっており、 それはなかなか楽しそうだ。ちなみにこのプロジェクトは $100 PC とよく混同されることが多いが、 この実機は $165 かかってるんで、$100 PC プロジェクトとは違うんだそうな。

ちなみに Jay はとーぜんのように講演に来ていた。 「お前、ちゃんと日本語版 wikipedia に Lisp の記事書いてるだろうな?」 だって。ワハハ、書いてねーよ。

(18:54)
そういや、ぜんぜん関係ないけど、むかし不二家だっけ? で 「ぱっ、ぱっ、ぱらそる・ちょこれいと♪」って CM があったなあ。

…いや、ただ思い出しただけ。

(19:07)
セキネさんの論文ドラフトを読んだ感想… ウソを書くな! ウソを!!

まったくこういうのはひどいよなあ。 これが完全な捏造だらば新聞に投書でもすればすむのだが、 「肯定も否定もできないようなこと」を断定しているのでタチが悪い。(ある意味、かしこい。) 否定する証拠がないのをいいことに! でも肯定する証拠もないのである。あるのはただの願望だ。 そういうアマったれた態度が許されているのがこの分野の大いなる謎だる。 「水掛け学会」に名前を変更しろ!

(19:58)
ああ、ボクが何も知らないとでも思っているんですか? おあいにくさま! ボクは、すべてを知っています。 だが必ずしもそれすべてが知識のせいとはいえぬい。 以下楽。
(20:51)
帰ったら、W-2 が届いていた。やれやれもうそんな季節ですかい。。。

Jan 30 [Tue]


(22:54)
今日やったこと:
(00:02)
馬肉を使ったコロッケ「バロッケちゃん」だと??

Jan 29 [Mon]


(10:28)
そういやー rsync は 2G を超えるファイルを扱えないんだっけ? それともこれは FreeBSD の ext2fs のドライバの問題か?

(追記) やっぱり ext2fs がまずかったらしい (3GB ぐらいある cdb なのだが)。 ちなみにこういうデカいファイルを ad0 → ad1 にコピーしているとき、 vmstat をみるとおもしろい。

$ cp /grape/yusuke/news/ment2slots.tcdb /backup/yusuke/news/ &
$ vmstat 1
 procs      memory      page                    disks     faults      cpu
 r b w     avm    fre  flt  re  pi  po  fr  sr ad0 ad1   in   sy  cs us sy id
 1 6 2  114628 117412  206   1   2   0 258  62   0   0  335 1973 928 43  2 55
 0 5 1  114628  60108   18   0   0   0  46   0 224 248 1257 3049 5367  1 24 75     (←始まった)
 0 5 2  114628  22768    0   0   0   0 5179 7049 255 263 1358 2937 5710  0 25 75
 1 5 0  114628  29744    0   0   0   0 15828 17604 250 253 1339 3164 5680  2 31 67
 0 5 1  114628  21996    0   0   0   0 16056 15060 253 257 1322 2931 5568  2 39 59
 0 5 2  114628  26092    0  44   0   0 15684 17032 244 252 1295 2927 5501  0 30 70
...
 2 5 0  114628  18716    0   0   0   0 15815 14088 247 252 1287 2942 5462  4 31 65
 0 5 0  114216  30060  285   0   6   0 8080 10570 134 125  926 2915 3798  2 19 78
 1 5 0  114216  30044    0   0   0   0   0   0   3   0  378 2286 1587  0  1 99     (←終わった)
 0 5 0  114216  30044    0   0   0   0   0   0   3   0  341 2546 1549  1  1 99
ad0 → ad1 に全速力でデータ転送しているにもかかわらず、id が 7割近くもある。 単一ファイルでシークはほとんどないはずだから、データ転送だけでこの時間。 ようするに、ハードディスク使ってるときは CPU は基本的にほとんど待っているだけってことだね。

どうでもいいけど (どうでもよろ) mysql や oracle に raw device を使わせるってのは 昔から結構よくやられているんだって。

(14:13)
Jimmy Wales
Owner, Wikia, Inc.; Founder, Wikipedia; President, Wikimedia Foundation
"Free culture, Transparency, and Search"
Wednesday, January 31st @ 3:30pm - 4:45pm
Courant Institute,
251 Mercer Street, Room 109

ちなみに今日は Defective By Design と Bad Vista 主催で Vista 発売記念イベント をやるらしい。nylug-talk とかに「参加しろ!」ってメッセージが出ていたが、 オレは今日はいがそしいのよ。

(追記) 実際、こういう「政治活動」をやってもほとんど意味はないと思う。 だってほとんどの消費者は DRM にどういう害があって、 自分たちが何を買わされているのか知らないのだから。どーやっても無駄だよ。 それに、どーせ MS がいくらがんばってもいつかはボロが出るんだ…

(23:35)
きょうは、フロアじゅうの人々にミルキーをくばって歩く。 死人が出てもオレのせいじゃねえ。(だいたい、今回のアレはまだ実際の被害者出てないんでしょ?) そのあと夕刻から分散ファイルシステムの授業に出る。今日は NFS プロトコルの詳細について。 いやーこの授業は本当におもしれえ。しかし /usr/include/nfs/*.h をいろいろ のぞいてみたが、やっぱり NFSv2 と NFSv3 ではえらい差があることがわかった。 たとえば v2 では 32ビットまでのオフセット値しか扱えないし、 なにより v2 では write 一回ごとに sync するもんで、 書きこみのスループットが 200kbytes/s ぐらいになっちまう (ちなみにこの設問で当てられたのはオレだった。くそっ、よりによって、いちばん自信がない質問をうけるとは!)。 v3 では非同期 write を許しているので速い。 そんでセキュリティを重視した v4 は誰も使ってない、と。 まあ、そもそも NFS って Netwerk Failure System の略だかんな。

ちなみに mount.c なども見てみたが、RFC 1094 にある何も操作をしないメソッド "NULL" がなぜ必要なのかわかった。ようするにこれはプロトコルが v2 か v3 かを 推定するときに使うのだ! かなり、テキトー。

しかし OS をまともに勉強したい人間にとって *BSD はつくづくありがたいと 思う今日このごろ。BSD だらば /sbin/mount の中身を見たけりゃ /usr/src/sbin/mount/mount.c だけど、 Linux の mount のソースコードって、どこにあるか知らねーもん。

(01:30)
スゲー−ぇ
笑っちゃった
ワヨ!!
だワヨ!!!

(ulsn4 → xx.;4 - fu5mxrn, ,)

(01:48)
どうでもいいが、新山がすばらしく好きな日本語のひとつに「ヤキモチ」がある。 大辞林によれば「妬く」に洒落としてただ「モチ」をつけたのが語源らしいが、 このセンスには宇宙天才的なものを感じる。だって焼くモノだったらたくさんあるでしょうが。家とか。 そこに「モチ」を棚から出してくるという発想がすばらしい。しかも語感もいい。 「嫉妬している」というとなんかヤーな感じがするが、「ヤキモチをやいている」というと、 なんかほほえましい感じと装い。そういえばトリモチもなんとなく好ましい。 ようするに、「モチ」がついてりゃ何でもいいってこった。

Jan 28 [Sun]


(10:03)
それらは
それらも
それらで、
あっそうだ。タマゴ切らしてた。
(10:33)
set.intersection はそれなりに速いということについて。 いま Xeon 2GHz (Mem 512MB) のマシン 1台で 3億回ほどの intersection (各集合にふくまれる要素数は数百〜1000程度) をやってるが、1時間ちょいで終わりそうだ。

非力なマシンでディスク上の大量のデータを処理するにはちょっとしたコツがある。 わざと NFS を使って、入力・計算・出力用のマシンを別々にするのだ。 こうすると計算マシンはディスク操作で待たされないうえに (ほとんどのディスク上の情報は「ディスク読み用マシン」にキャッシュされる)、 バッファキャッシュでメモリをとられないので、ローカルなディスクを使うよりもかえって速い。

…というような、もっともらしい理屈をデッチあげています。

まあ生成されるデータは 10Gbytes ぐらいになりそうなんで、そのあとが問題なんだケドね。

(12:07)
5Gbytes ですんだ。しかしこれ、どうする? てくるで、NFS ってリモートごしに 4G 超えるファイル扱えたんだな (終わってから気がついた)。
(15:34)
おそろしい病気のことを「学会発表モノの病気」といってみよう。 するとおそろしくなくなる。学会! 学会! 学会サイコーーーーー!!

<p>
.

(18:41)
その後この 5G のテキストデータをさらに 7G 近くにまで展開して、 さてどうやってソートする? こういうのはどのみちメモリに入んないから 分割してソートしてマージするしかない。すったもんだして、 やっとのことで集計完了。ふは、つかれた。できあがったデータは 最終的にたったの (?) 30MBytes である。いやーよかったよかった、 ここまでくれば awksort で遊べるね。

…こいつはなかなか貴重なデータになるやもしれない。 でも本当に使うにはもう一段階の精錬が必要。まためんどくさいんだこれが。

(20:38)
またへれんと世間話をしていてふと気づいた。 彼女は自分は言語処理の研究者になるしかない、ほかに選択肢はないというのだが、 じつは彼女にとって (もちろん新山にとっても、その他多勢の人々にとっても!) 選択肢は山のようにある。 ただこの人には (プライドのために) それが見えてないだけなのだ。そういう人は沢山いる。
(21:33)
言いかえの問題について。 いまだに「言いかえ表現」などという言葉を学術的な場で憶面もなく使っているヤツは 正真正銘のバカであることがわかる。たとえば "murder" についてみてみよう。


↑ 粗い区別 ↓ 厳密な区別

ほとんどの研究では、これらの区別は考えられてすらいない。 この区別じたいも主観的なものだし、どのように区別すべきか、それらをどうやって合意すべきか、 そもそもどういう場合に区別する必要があるのか、そういった方法論すら何も論じられていない。 ただ言われているのは「定義はアプリケーションによる」ということだけだ。 だったらその「アプリケーション」とやらをさっさと出せよ! というと、(ほとんど) 誰も出せない。腐っている。

ちなみに、もっともっと粗い区別もやろうと思えばできるよ:

いや、歳がバレますなあ。(どっちも新山はやったことないので、実際似てるかどうかは知らない)
(00:49)
人が自分を理解してくれないことに腹を立ててもしょうがないよな。

Jan 27 [Sat]


(16:14)
Linux では md っていうと通常 RAID のことだけど、 FreeBSD では md は Memory Disk (ようするに Ramdisk) なのな。 この手のデバイス名の違いはけっこう混乱することが多い。 たとえば IDE ハードディスクの名前は Linux では hd なのに対して、 FreeBSD では ad だし、OpenBSD では wd だった。
(17:44)
数日前に買ったんだけどモッタイなくて今だに開けていないもの。
(19:19)
きょう買ったもの: さすがに売り切れじゃないのね。

しかし、アジが食いたいと思えばアジが入手でき、 ペコちゃんが食いたいと思えばペコちゃんが入手できるとは、 我ながらなんと恵まれた生活だることか。 なにしろ NY は大都会ですから、それこそ何でもありますからね! 世界の・中心!!! ですから!!!!!!! あー疲れた。それにしても「コスモポリス」を「コスポリ」と略すと、 なんかまるで看護婦の制服着てる警察官みたいだと思う。

(ps. 上の文章に不適切な貂がありました。正しくは「看護師」です)

…いま考えたのだが「政治的に正しい google」ってのがあったら怖いと思う。 たとえば「保母」とか「産婆」「片輪」で検索すると、勝手に検索キーワードが 「保育師」「助産師」「身体障害」に変えられちゃうの。 って、似たようなことはすでに google 中国がやってるか。

(22:03)
webmin。敗者の印。
(23:10)
まっすぐを生みだす力は
まっすぐではない
曲がりくねり せめぎあっている
-- 谷川俊太郎
(00:04)
オレが「それ」のことについて考えているとは、あんたには想像もつくまいね。

Jan 26 [Fri]


(20:09)
たいていの論文に欠けているもの:

たいていの論文が求めているもの:

ある人が「この論文はおもしろい」と言うとき、 一体どんな基準でそいつを「おもしろい」と信じ込むに至ったのか、 その理由を尋いてみたくなることは多い。

人類で最初に「蝶」なる生物を発見した人は面白がっただろう。 しかし、そのあと 「赤い蝶」 「茶色い蝶」 「うす赤茶色い蝶」 「#dd3322の色した蝶」 などを発見した人が本当にまだ面白がっていたかどうかは謎である。

ああ、しかしよく考えてみりゃ、似たようなプロットのドラマや映画やアニメを 手を変え品を変えいつも売ってる人々っているよなあ。 だから、論文 == 娯楽作品と考えれば納得がいく… おい、娯楽にしてはちょっと質が悪すぎないかい?

しかし、ツマんないものばっかり見せてりゃ、いつしか人は感覚が麻痺して どうでもいいようなものに対しても反射的に笑うのかもしれない。 それが“やさしさの時代”というもんだ。

(20:32)
多くの人々は、途中で引き返してしまう。
(22:16)
いまさらな感じだが、こんなものを書いてみた。ネット上で日本語によるまともな説明がないので。 (ちなみに翻訳ではない)

もちろん、オレはこんなことをやってるヒマはないぞよ!

どうでもいいけど (どうでもよろ、) djb が syn cookies を提案したのは 25歳のときで、 qmail を書いたのは 26歳のときである。フケてるよなあ!! (考え方が) これはホメ言葉。

(02:52)
そういやー、これ ssh 本に書いたっけ? あとで確認すっこと:

HostbasedAuthentication で、以下のようなメッセージ:

could not open any host key
ssh_keysign: no reply
key_sign failed
が出るときは、/usr/libexec/ssh-keysign が setuid root されてないことが原因 (のこともある)。

(追記) ああ、7.4.5. に書いてあった…。 しかし FreeBSD では ssh-keysign がデフォルトで setuid されてないので、 インストール後に

# chmod u+sx /usr/libexec/ssh-keysign
しないとダメなのだ。なんでだろう?

Jan 25 [Thu]


(16:08)
コメ研いでくるの忘れた…。

つうか、最近、ロクなこと書いてないじゃないか! いや、ロクなことしか書いてないのか? どうでもいい。てゆうか今日は頭痛がする (原因はおそらく寝すぎたためである)。 ふんとに、もう…

(21:49)
Google News 日本語 はタイトルから文字を削るのを本当にやめたほうがいいと思う。 これを見よ。 ITmedia の記事だが、元のタイトルが

「ファッショナブルでかっこよくて機能満載、そして薄い──ソフトバンクモバイルの孫正義社長」

となってる記事が、Google News では「──」を削ってしまっているために、

「ファッショナブルでかっこよくて機能満載、そして薄いソフトバンクモバイルの孫正義社長」

に表示されている。そりゃあ、 たしかに孫正義社長はファッショナブルでかっこよくて機能満載かもしれないが、 ひとこと余計ってもんだろう。言葉の多義性って怖いね。

どうでもいいけど ITmedia ってロクな記事のってない (まあ、それをいいだしたら CNET もそうだけど)。 新山の予測では、こういうサイトの読者とスラッシュトッド日本の読者はけっこうカブっていそうな気がする。 「他人の芝生が気になってしょうがない人」が喜んで見そうな記事っていうか (で、そういう人々の言いわけは、 たいてい「いやあ、最新トレンドを追っていないと職を失いますから」という趣旨。アホか)。 ちなみに新山も The Register はときどき見るけどね。 だいたいニュースばかり追っている人って (こっちだと Chen とか Javier とかがそうだったけど)、 「おまえ、ニュースを読む前にまず読むものがあるだろう?」と言いたくなる人間が多い。 しかし彼らにそれを理解させるのはムダというもんである。 まあ、こういう連中は結局のところ (ケッキョキ) 一種の ADHD といえる。 自分の目標が見つけられない (というか、目標を見つけても、こらえ性がないので、 すぐに他が気になってしまう) のである。とりわけ日本には多そうな気がする。 国民性がそもそもレミングスなので。ああ、自然言語処理の研究者もかなりレミングスですがね。 いやーー、それにしても、人のふり見てワガフリ直せ、って言いますよね…。 オレも気をつけなくちゃ。

(22:31)
けっきょく FreeBSD に戻したが、やっぱり FreeBSD でも SYSCALL close は 6 じゃないか。

Jan 24 [Wed]


(11:50)
さて、とりこし苦労は治ったのかい?

新山は大変なことがあると「大変だぁ!」とすぐに他人にふれてまわるクセがあるようで (ようするに同情を求めていたのね)、 きのうはだいぶ周囲の人々とか親とかに心配をかけてしまったように思う。 しかし今日になったらだいぶ落ちついてきて、 「手術でもなんでも受けてやろーじゃねーか (くそったれ)」という気分になっていた。 新山の場合、やはりアタマではわかっていても、 現実を受け入れるには (生理的に) 時間が必要なんだなあということ。 こういうときはそれがよくわかる。

結局のところ (ケッキョキ)、何がショックだったのかというと、 新山はいままでなんとなく「きちんと生活していればいつもカンペキに健康でいられる」というふうに 思っていたのだと思う。だが同時にこれは危険な思想だということも感じていた。 実際には世の中そんなに甘くなく、不条理な病気や障害をもってしまった人はたくさんいるわけである。 それに「カンペキな健康体」がいい、とも思わない。そういう人は完璧主義の人間と同じで、 いざというときにモロそうだし、人間、どっかに欠陥があったほうがいいと思う。 なんの制限もないプログラミングなんて、楽しくないでしょ? (もちろん新山の人格は欠陥だらけだが、 肉体的にはいままで深刻な問題がなかった。虫歯さえ一本もない。 唯一あるのはド近眼だが、こんなのはぜんぜん深刻ではない。)

(00:58)
Vista の画面写真 (実物はとーぜんまだ見てない) を見て思うこと。

今度はアイコンを右側に移したんかい? (これでまた一歩 Mac OS のマネに近くなった。)

それにしてもだな、なんでこういう見慣れたインターフェイスを左右変えるのかね? 同じことは Mac OS X のときにも思ったが、Mac は何をしようが信者がついてきてくれるからいいけど、 Windows は…寡占だからいいのか。

どうでもいいけど今日のアホなこと: また Lakshmi の授業の日を間違えた。水曜かと思ったら、明日だった。 この授業は先週も間違えたような気がする。

Jan 23 [Tue]


(09:52)
さいきん、ほとんど wikipedia への間接リンクとしてしか google を使っていないようの気のする。
(14:09)
そうか、そうか、そういうことか…。

どうやらオレは病気だったらしい。しかも手術しないと治んない病気らしい。 なんか、おかしいと思った。そうか先月からのアレは実はそういうことだったんだな。 なんとなく自然治癒することを期待していたのだが、「自然には治癒しない」と言われたので、 これで一気にズンドコへたたき落とされた。今はかなり落ちこんでいる。 新山は健康「だけ」がトリエだったのに、なんてこったい! 今日は病院へいってきたのだが、34丁目にある大学付属病院 (NYU Medical Center) へいったら、 いきなり 2時間も待たされるし、もー散々。

それにしても、こんなことで落ちこんでしまうとは、よくないよなあ。 べつに死ぬわけでもないのに (しかしあるサイトをみると「最悪のケースではガンになる」とか書いてある、 もちろんオレは自分の信じたいものだけを信じる権利があるので、こんな記述は信用しないが)。 慣れない所で病院へ行くだけでもタイヘンなのに、手術までしなければならないとはね。どうでもいいけど、 健康保険はおりるんだろうなオイ。あーもうこれでいろんないろんないろんな 面倒なことが一気に目の前に展開されてきたような気がする。ふげー最悪。 っていうか、局所麻酔で済むヤツなんでしょ? そうじゃなかったら… 入院中に餓死って死に方はヤダぞ。

(追記: しかしこれでまた「テロ遭遇」「襲われる」「ゲイにナンパされる」に続いて、 ヘンテコな体験談がひとつできてしまう。こんなにいらないよ)

(20:38)
今日はだいぶつかれた。へれんからは 「こういうときのために彼女を作っておかないのが悪いのよ!」とか 好き放題言われるし。でも、まったくそうだな。数年前にもだいぶひどい状態に落ちこんだことがあるが、 そのときはルームメイトがいたので助かってた。いまは一人暮らしなので、こういうときは たしかに精神的にだいぶきついよね。まあしょうがないけど。 ゆっくり考えるいい機会かもしれない (しかし、アンマリゆっくりしすぎてると、 死んだり卒業できなくなったりしそうなので気をつけたい)。 「弱気になってるときの自分」というものをよく観察せよ!

しかし、いくら健康的 (に見える) 生活をしていても、運が悪きゃビョーキになるわけだ。へへん! このことがわかっただけでもよかったと思わなけりゃいけない。 もちろん、こんなのはただの強がりである。

(22:23)
今日いちばんウケたもの:
ジャスティスが正義であることから類推するに、ジャスラックはたぶん正義の欠如を暗示する何かなのであろう。
-- 小田嶋隆

Jan 22 [Mon]


(09:17)
最近あんまり元気ないよなあオレ。 なぜかというに、理由はいくつかわかっているのだが、 それはそろそろ論文を書き始めないと卒業できない (=留年する) とか、 歯茎の奥のほうの出血が止まらないとか、 どれも大したことじゃないのだ。にもかかわらず、 それらを「大したことじゃない」と思えないってことは、 それだけ免疫が弱っているということなのね。 このぶんだといずれ目が疲れてきただけで「白内障だ!」とか、 髪が 2、3本抜けただけで「ハゲた!」とか言いだしそうである。 誇張症候群。(あるいは胡蝶症候群)

まあ、しかし、「そろそろ逃げ出したくなってきた」というのは、 確実に理由のひとつとしてあると思う。しかもだんだんデカくなってきているから。 さすがに 5年間も不毛なことをやっていると疲れるよ。 しかもその不毛度は増しているしね。新山はいまだに博士課程というものを 「趣味でやる教養のひとつ」だと思い込んでいて、学位をなんらかのかたちで 将来の実生活に役立てよう (博士ばっかり集めてる某企業に就職するとか大学に行くとか) というつもりはさらさらないのだが、 海外で生活できるという「おまけ」を考えても、趣味をやるにしては 5年間は長いと思う。 ホントに。おかしくなる人がいても無理ないよな。 それでも、5年ぐらい前の状態のほうが今よりはるかにひどかった。 アレと比べりゃあ、今は気楽なもんよ。 それほどでもないのは自分が成長したからなのか、それとも 実際それほどでもないからなのかはわからない。ま、どうでもよろ (ddy。)

やっぱり、FreeBSD に戻すか。

(14:18)
PawSense という、ネコよけソフトがあるんだって!
(19:50)
そういや Anabela の子供が生まれたらしい。きょう Cristina から聞いた。 3,700グラムだそう。デケエな、おい!

ちなみに新山の生後体重は 3,070g だった。なぜオレがこんなことを覚えているかというと、 体重を測定していた瞬間の記憶があるからだ! それはウソですが、しかしあれから質量比で 20倍近く巨大化したわけだが、身長は 3.5倍ぐらいにしかなっていない。 質量がほぼ身長の三乗に比例すると仮定すると、もしあのときの体格のままで成長していたら きっと今ごろは 120kg 以上の図体になっていたわけだ…。デブだったんだな、オレって。 たしかに 1歳ごろの写真を見ると、ブタか何かの親戚にしか見えない。

(20:44)
Jinyang の Distributed Storage System の授業に出た。すごいオモロそう。 演習は分散ファイルシステムを段階的に作るというものである。 どうでもいいけど今日彼女が授業中に放った衝撃的な発言は、 カーネルの trap について解説しているときに、 「BSD の close システムコール番号は 73 ですから…」 という部分だ。カーネルのシステムコール番号なんて、知らねえよ! 正直これには参りました。

しかしオレはいつもいつも授業が始まると元気になるらしい。 こういうときって、学生やめたくないよなあ。

(追記: しかし今しらべてみたら、73 は munmap になってるぞ? どういうことだ、こりゃあ。OpenBSD は番号が違うのかな?)

(23:13)
調子がノっている時は大学に何時までもいられるが、 そうでない時は、「いやー、やっぱり家はいいね!」という気になる。 帰ってくると落ちつくし。こんな家でもね。

Jan 21 [Sun]


(13:57)
どっどど どどうど どどうど どどう

まだ零下だよコノヤロ!

どっどど どどうど どどうど どどう

唇があかぎれで切れている。

(01:34)
ビル・ゲイツに言わせれば「現在のロボット産業は 30年前の PC 産業と同じで、これから大爆発する」 ということらしいが、オレはそうはまったく思わないね。実際には、PC産業も規模では たしかにデカくなったが、これを…と呼ぶかどうかは難しいところだ。オレはまったくそうは思わないね。 しかし一体何してんだろ。

Document ID: 5dcafd8932f80e7170b3d8910ea5a467

Yusuke Shinyama