2007年 5月 (3)。

大きくズレているのではなくて、*微妙に* ズレている、ということの大切。

Last Modified: Sun May 27 13:03:06 EDT 2007 (05/28, 02:03 JST)

May 27 [Sun]


(13:02)
今日も朝から暑いよ。もう昼だけど。

May 26 [Sat]


(11:30)
なぜ distutils やその他のちゃんとしたパッケージで配布しないのか? とよく尋かれる。 もちろん、これは わざと である。なぜなら、 インストールだけ簡単にしておくと、そのソフトウェアが実際には クズだということを隠すことになるからだ。 「なんでも configure で一発インストールできますよー」 とか言っておいて、いざ使い始めたら実際にはバグだらけでドキュメンテーションもなく、 困ったら自分でなんとかしろというのはひどく不親切である。 しかも configure でインストルーすると、uninstall が大変。 それはまるで売るときだけ親切で、いったん買った客には見向きもしない セールスマンのようなものだ。 新山の基準では、少なくともドキュメンテーション完備で、rock-solid であり、 完全にシステムと統合できており、 かつ 24時間体勢のサポートがないソフトウェアはクズである。 …まあ「24時間体勢のサポート」は冗談としても、 少なくともそれくらいの完成度までもってく覚悟がなければ ソフトウェアをパッケージ化してはいけない。 クズなソフトウェアはクズらしく見せておくのが 正直だと思う。もちろん、 世間のオープンソースソフトウェアのほとんどはひどい出来だけど、 べつに他人がだらしないからといって、自分を同じ基準に落としめる必要はぜんぜんない。 やれやれ、真面目な人間には生きにくい世の中だ。

(追記) しかし、真の問題は、UNIX のファイルシステム (/usr とか /bin とか) が 名前空間という概念をまったく考慮に入れてないことにあると思う。 こいつは、どうにかならないのかなあ…。

(13:03)
よく自力で考えるのがいい、とは言うけれど、 自分で考えるときに気をつけなきゃいけないのは 「自分にとって気持ちのよい結論ばかり出してしまう」とゆうことである。 これはかなり危険で、多くの人がこのワナに陥っている。 ま、とはいっても、他人の考えをパクってくるときにも 気持ちのよい結論ばかり取ってくる人はよくみかけるので、 これはどっちもどっちか。これを防ぐ方法はわかっているけど、 あまりに自明なことなので書かない。

いつでもやめられる

もちろんそんな奴は人間ではない。

ところで (てくるで、) オレが自分でやめられなくて困っているのは、なんだろう? 「くよくよと心配すること」かな。それからカフェインをとりすぎていること。 あと、それから、google でキチガイ的な単語を検索すること。

(13:59)
どうでもいいけど日本ではなんで電車の痴漢とか警官の暴力とか 学級崩壊の様子とかを隠し撮りして youtube で公開する奴がいないんだろ。 まあこれは幸福なことかもしれない。 著作権侵害ばっかり心配しててプライバシー侵害を心配しなくていいというのは幸せだね。
(15:18)
多様性は善、という考え方は絶対的なものではなく、個人の趣味にすぎないが、 これは平和なときにしか認められないだろう。戦時中にそんなこといってたら 殺されるのがオチっすよ。いや、そうすると、この時代に生まれてよかったのかもなあ。

つまり日本は戦争向きの国家なのだった。いやほんと。

(22:54)
シタールを弾くおじちゃん。インド料理屋にて。

May 25 [Fri]


(11:54)
またこいつか。。。
(13:52)
もし世界に創造主とか神様とか、そんなものがいるとすれば、 オレがなによりも感謝したいのは、世の中にかくも多くの矛盾をおつくりになったとゆうことさね。 あるいはトレードオフともいう。あるいはあちらを立てればこちらが立たず、ともいう。 もしも世の中がある方向だけに単調に進めるのであれば、 人生はもっとつまんないものになっていただろう。

もうひとつの感謝すべきことは、人間というものが、 疲れたり老化したり死んだりできるということである。 答えが出ない (決定不可能な) 計算プロセスにおいて、 唯一の答えらしきものが「プロセスを (外側から) 停止させること」なのかもしれない。 まあ、これは、実際には答えてないので「メタ答え」って感じだけどね。

(追記 5/26: もしかすると、人生が有限なのでトレードオフがあるのかもしれない。 だとするとこの 2つは同じことの両面をいっていることになる。)

(21:56)
このごろヒルネが長い。30分ぐらい寝てしまう。ところで「ヒルネ」と「モルヒネ」は似てるなあ (字面が)。
(00:56)
ほかの人の博士論文を読む。つまんねーーー。つうか、 こんなんでいいの? こんならオレのほうが面白く書けらあ、と思うと (すこし) やる気が回復す。 もちろん、内容も、という意味だよ。しかし機械学習を使ってる人間はいいよなあ。 (どっかの教科書か論文からコピった) 学習アルゴリズムの数学的な話や証明で 数十ページも水増しできんだから、ずるい。こっちにゃーそんなオイシイもんは何もない。

May 24 [Thu]


(09:19)
ホント??
(13:07)
さいきん、(さいきそ) 文章を読んだり書いたりしていると 「[要出典]」 タグを貼りたくなってしまうことが多い。病気だ。
(15:56)
実験だった。
(19:53)
Edgar とかなり宗教的な話をしてしまった。こうゆうのは宗教的っていうのかな? ナゾだ…。こういう話はすんごく楽しいのだが、かなりうちとけた仲にならないとできない。 しかも、相手が少なくとも新山と同じ深度まで降りてきてくれないとダメである。 他の人と同じように、たいていの場合は新山も表面的なことしかいわないが、 どきときすこし深い方に行きたがるようなそぶりを見せることがある (べつに意識してやっているわけじゃないよ)。そういうときについてきてくれる人の場合は もっと深くまで行ってもいいが、たいがい人はついてきてくれないので、 その場合は「ああわかった、ここまでね」ということで了解して、 以後それ以上深くにはけっして行かない。 こういうとき、ああ、オレって人を選んでいるんだな、と思う。 こういうふうにして人の深度を測定するのはズルいやり方だろうか? いや、でもみんな、多かれ少なかれこういうことをやってるんじゃないかな。
(00:39)
うー
kinda drunk

May 23 [Wed]


(13:36)
会場のつるオカ8万gooってどこよ? たしかカマクリャーだっけ?? ってことはなんだか知らないけど神式なわけだ。 つまりガイジン牧師 (もどき) は来ないと…。 そりゃ残念だね。
(14:41)
もし単に新山がわかっていないだけなら、まだ救いがある。 こういうとき、オレはわかってないことを真に望む。
(15:18)
ニュアンスを日本語に翻訳できない文章:
There is Style, and then there is style.
-- The New York Times, Manual of Style and Usage

ニュアンスを英語に翻訳できない文章:

創ることと造ることは違う。
(18:59)
姿勢が悪いよ。

すべては姿勢です。

(19:15)
コーヒーとおやつを買いに外に出た。新山がおやつとして買うのは たいていマフィンか、パンケーキか、あるいはブラウニー (brownie) という種類の 不健康な菓子である。夏時間なので、まだ日没までにはけっこう時間がある。 花粉が飛んでいることをのぞけば、この時季はいいよね。

さいきん思うことだが、歳をとるにつれて、自分の中である部分は今までよりガンコになるが、 同時にべつの部分ではより柔軟になる。どうやらこれは同じことの両面をさしているらしい。 新山は、 10年ぐらい前は今よりもずっと偏った見方をしていた。しかし今ではそうでもない。 視野を広げることがなぜ重要かというと、いろんな人や状況を見ているうちに、 今まで自分の中で固定された部分だと思っていたものが、 実はいくらでも変化しうるという事実に気づくからである。 定数だと思っていたのにじつは変数だった、という。 にもかかわらず、ガチャガチャとあっちこっちの変数を動かしていくうちに、 いつまでも「変化しない部分」があることに気づく。こういった部分に関しては 今ではより (動かないことに自信があるので) ガンコに固執できる。 あまりにも早いうちにこれを固めてしまうとヤバい。 しかし、一生グラグラしているわけにもいかぬので… 正しいやめどきは一体いつなんだろうね?

(19:36)
悲しいのは、多くの人がコンピュータというものを、 「複雑怪奇で、ワケのわからない、信頼できない機械」とみなしてしまっていることだ。 家電じゃない。 コンピュータを長年使ってきた人間としては、それは不当評価だー、と言いたい。 でも、誰も信じてくれないんだろうな。
(22:08)
スペインでは 48枚のスイートからなる別のトランプがある らしい。 しかも、たいていの人はトランプを 2組 (英語圏で標準的な 52枚のやつと、スペイン独自仕様の Baraja) もってるらしい。 知らなかった。猪鹿蝶!

どうでもよいが、google で「あかよろし」を検索すると なぜか「あのよろし」もハイライトされて出てくる。たしかにオレも「あのよろし」「みなしの」って読んでたけどさ。

May 22 [Tue]


(08:25)
今朝はおどろくべき早起きだった。 もう大学に来てる。

ところで (てくるで)、英語で「つらい目にあう」という意味をあらわす "come under fire" という表現があるが、 なぜこれは above じゃなくて under なんだろう? 火の下ならアツくないじゃん? しかしこれは "under ... circumstance" という言い方をするように、 なんらかの「状況下」にある、という意を表現したいのだ、と思はるる。 その状況がここでは fire だっただけだ。

(13:38)
ダカラッコ。 = だから + ラッコ。
(20:41)
ひさびすりに Python わーくしょっぷに出る。 Peter が、今日は「どじゃんご」をやろう、と言っていたので、 どじゃんごをインストルーしてとりあえずチュートリアル 1 を終わらせる。 感想: クーール! しかし新山にとって「クール」というのは、じつは「どうでもよろ。」というのと ほとんど同義である。ただそう言ったら間が持たなくなるときに、 とりあえず「クール」って言っておけ、というだけの話で…。 オブジェクト DB の部分はいいと思ったけれど、 その他の部分はどっちでもいいっつうか。新山がどうしても RDBMS を使った Webアプリを作れって言われたら使うかもしれないし、使わないかもしれない。 どちらにせよ「Webインターフェイスなぞというアホなものを作らなければいけない」状況におちいった時点で すでにもう「負け」なので、この後におよんで内部設計がどれほど腐っていようが、 肥溜めに額までつかるか頭までつかるかの違いみたいなもんだ。

いや、まじめな話、Web には (使い勝手という点では) 動けるスペースがほとんどない。 にもかかわらず、これに依存する量は増えつづけてるんだから、これはもう不幸としか言いようがない。 だから前にも言ったでしょう、インターフェイスという意味では世の中は退化してるって。 「なんでも再利用したほうがいい」というオタク的な (半端に機能主義的な) 考え方にしたがえば、Web ブラウザいっこで済むなら全部それに統一しちゃえ、ということになるのだが、 インターフェイス的にはこれはまずい選択なのだ (いくら Google がブラウザの枠からはみ出そうと必死になろうとも)。 ブラウザがいっこあれば用は足りるのに、わざわざ Gadget などというものをこしらえた Apple はある意味このことをよく理解してるのだと思う。 だって彼らの売り物は、究極的にはインターフェイスなのだから。 オレは使わないけど。

自然言語処理も「人間」が系に入っている限りユーザインターフェイス研究の一環として考えるべきだと 新山は思っているが (工学的な見地からいえば、最終的に目的を達成さえすりゃどんな方法だっていいのだから、 言語処理しないという選択肢だってありそうなものだ)、そう考える人はほとんど いないようである。みんな、ただ与えられた問題を解くのが好きなんだろう。

(22:53)
生の牛乳がどうしようもなくマズい国、米国にすむあなたにおすすめの対策。

豆乳を飲め。

これなら味は日本とそんなに変わらない。 (ただし、こっちで売ってる豆乳はデフォルトで砂糖が入っているので 必ず "unsweetened" を選ぶこと)

っていうか、なんでこっちの牛乳はこんなにマズいんだろうね? (どのブランドを買っても、ローソン牛乳と同じような味がする) 牛が違うのか、それとも殺菌方法が違うのか?

May 21 [Mon]


(08:29)
人生は iPod のようなものだ。どちらもすぐ壊れる。
(10:18)
R6RS への投票 が始まったらしい。 もちろん、新山にはどうでもいいのだけど…。だいたいオレは R5RS からして認めていないのだ (eval が入ってるから)。Scheme コミュニティの欠点は、実用指向の人と 理論指向の人がなんか完全に分裂してるように見えることだが、まあなんにせよオレの知ったこっちゃない。
(16:13)
あれ、牛 (もう)?
(06:52)
ようやく Allegra-D 60錠をゲットした。

これがそれ。写真ではデカく見えますが、実際デカいです。 このケースはこぶし大ぐらいある。

これは古いタイプの抗ヒスタミン剤だが、症状はピタっととまる。 いやー、クスリづけ最高。ただし副作用として唇が乾くんだよね。


Document ID: c367ea57e65926ba25f00109316f5f6d

Yusuke Shinyama